立花響に勝利したい   作:うみうどん

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七話

 リディアンに少し近い地下鉄。

 そこから帰ろうとしていた時に鍵音はノイズと遭遇した。

 

 なぜか鍵音の心がもやもやしていたので、取り敢えずノイズを殲滅する事にした。

 鍵音はその右手にガングニールを纏う。

 鍵音のシンフォギアは右手にしか作用しておらず、左手で殴ったら炭化し死亡してしまうことも今の鍵音には冷静に理解できていた。

 

 しかし、冷静になっても鍵音の心は晴れることはなかった。

 

「オラァ!」

 

 鍵音の咆哮が地下鉄に響き渡る。

 シンフォギアにより身体能力が上昇した鍵音にとって鈍間のノイズなど相手になりはしない。

 そのまま右手で殴り飛ばしながら進むと、そこにブドウの形をしたノイズがいた。

 

「なんだ? けったいな」

 

 ブドウ型のノイズが、その体につけていた実を鍵音に向かって放つ。

 その実が鍵音の近くに来ると、一斉に爆発した。

 

「!? くっ、天井が!」

 

 鍵音の頭上から爆発の影響で崩壊した天井が降ってくる。

 しかしそれを鍵音は右手で殴り、瓦礫を爆散させる。

 

「ふ──っ」

 

 ブドウ型のノイズはその姿を見るや否や鍵音に背を向けて走り去る。

 

「待てコラァ!」

 

 鍵音は右手を変形させ、槍を作り出した。

 それと同時にブドウ型のノイズを追いかける。

 途中で出てきたノイズも槍を一振りするだけで炭化し蒸発した。

 

「ああ……お前らが……お前らがいるから……」

 

 鍵音は向かってくるノイズを槍で一刀両断する。

 

「お前らがいるから! 無垢な人間が地獄に落ちる!」

 

 その姿は歴戦の達人を彷彿とさせる戦い。

 何故、女子である立花響にこの男は勝てないのか不思議でならない。

 

Death()だ! テメェら全員 Death()だ!」

 

 それほどまでに圧巻。

 

「うおおおおお!」

 

 それほどまでに強力。

 

「Death! Death Death Death Death Death Death Death!」

 

 それほどまでに最強。

 

 そう思わせるものがその男にはあった。

 

 しかし

 

「なっ!? またか!」

 

 ブドウ型のノイズはその実を数個鍵音に飛ばして目の前で爆発させる。

 

「撹乱!? あ! 待て!」

 

 ブドウ型のノイズが上に実を放つ。

 爆発した天井が外までの道を切り開いた。

 

「逃がすわけねぇだろ!」

 

 鍵音がその飛躍した身体能力で飛ぶ。

 地上に出てきた瞬間、鍵音はブドウ型ノイズを捕捉し、槍を投げる。

 その時何故か、槍に電気が走り光り出した。

 

【秘槍・雷】

 

 その槍は雷を纏い、ノイズに突き刺さる。

 そのまま、ノイズは炭化し消滅した。

 

「はあ……はあ…………」

 

 鍵音は肩で息を切らしながら、地面に突き刺さった槍を抜く。

 

「地獄に落ちやがれこの野郎」

「鍵音君!?」

「……」

 

 鍵音が無言で後ろを向くとそこにはシンフォギアを纏った響が立っていた。

 

(……この力なら立花を)

 

 鍵音は無言で槍を響に向かって構える。

 しかし、そのガングニールを構えた鍵音の顔は血の気が引いていた。

 

「鍵音君! シンフォギアはそんな風に使っちゃ!」

「うるせぇ! 立花響! 勝負だ!」

 

 鍵音が響に向かって槍で突く。

 響はまだシンフォギアでの戦闘に不慣れなようで、危うくかわすので精一杯だ。

 

「やめろ! 鍵音ぇ!」

「立花! 離れろ!」

 

 奏と翼も到着したようで、奏が鍵音を抱きしめ動きを封じ、その隙に翼が小さな剣を取り出し、街灯に照らされた僅かな鍵音の影に突き刺す。

 

【影縫い】

 

「くっ! 動けん!」

 

 鍵音はその場で動けなくなり、静止する。

 

「立花、立てるか」

「ありがとうございます、翼さん」

「鍵音……お前どうしちまったんだよ!」

 

 奏は鍵音を抱きしめたまま、鍵音に問いかける。

 鍵音は見開いた目をそのまま閉じ、息を吐き出す。

 

「……すまん」

 

 人に止められたことで幾ばくか冷静になる。

 この力は大変危険なものでもある。

 それを人に向けるとなると殺し合いに発展する可能性すらあるのだ。

 

(なんだ? さっきのドス黒い感情は)

 

 鍵音が沈痛な顔をした時だった。

 

「なんだぁ? 戦わねぇのか?」

「誰だ!」

 

 翼が叫ぶと、草むらの影からトゲのついたシンフォギアらしきものを纏った女が出てくる。

 

「ネフシュタンの……」

「鎧!?」

 

 奏と翼が驚愕する。

 そこの立っていた女は不敵に笑っていた。

 




オッス!我シェムハ!
カーッ!やっぱシャバは最高だァ!
とか思ってたらおかしな連中に詰め寄られて大ピンチ!

次回シンフォギアXV
「平気へっちゃらよりも〇〇HEAD-CHA-LA 」

絶対見てくれよな!

クソワロタ

これも笑ったし9話も笑う
シンフォギア のOTONAが戦うシーン史上最強の弟子ケンイチの達人級思い出しました( ◠‿◠ )

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