モブになりたくて   作:冥々

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読んで面白くなかったとしても自己責任ですので。

面白かったら感想くだちぃ。続きを書きますので


プロローグ的なやつ

二次小説に出ているオリ主は、小説や漫画などに出ている主人公より色々面倒だなと思ってしまう。なぜそう思うのかというと、オリ主って描写されてないところもあるけど、原作キャラ救済や原作に出ている出来事を覚えてなきゃいけない事など、色々と頑張らなきゃならない。

 

それに比べてモブは楽な部類に入ると思う。だって主人公やヒロインの周りで騒いでりゃ良いだけだし、ただ気をつけないといけないのは、巻き込まれて死んでしまう事だろう。それを回避するには色々頑張る....のではなく原作に関わってない場所などに行けばいい。それはバトルインフレ率MAX系以外のジャンルにも適応する。それは学園ラブコメ系もそうだと思う______いやそうだと思っていた。

 

 

___目の前の人物(メインヒロイン)に出会うまでは。

 

 

会ったのは幼稚園の入園式時だった。親同士が知り合いで仲がいい事からの繋がりで知り会ったというわけだ。でもまぁ会ったとしても、関わらないぜキリッ(フラグ)と思ってたが、まぁその相手の子にマジで身に覚えのないくらいに懐かれた。いや好意っぽいものを持たれた。どうしてだと某柱の男ばりの泣きたくなるぐらいまでになったが、原作が壊れぬよう主人公がいる場所にいればいいなと思ったが、ここでハプニングというか避けれない事にぶち当たった。

 

それは両親とヒロインの両親にある場所に連れられて来たことだろう。そもそも六歳の子供が抵抗できる訳ない。最悪なことに原作でも最も重要な場面に立ち会うはめになったのだ。しかも、俺もその場面に深く関わることになってしまった。....言い訳して関わらないようにすればよかったなぁと思うのだが、あの時の俺はどこか浮かれてしまったのだろう。滅多にない息抜きができたから。

 

そして現在俺は中学三年生で皆は高校受験の為、必死こいて勉強しているが、俺は家業を継ぐ為、高校受験は受けずに、修行をしないといけない。で好意を持たれたヒロイン___というよりその友達をどうすればいいかを考えていた。_____だってそいつは変に勘が鋭く、俺と彼女を恋仲にしようと画策しているのだから。

 

 

ここまで自分語りをした訳だが、自分のこと言うのならばこう言おう

 

 

______転生者(前世持ち)であると!

 

 

まぁ気がついていただろうけど、俺は転生者であるが、特典持ちではなく、気づいたら転生してた系の人間である。そして転生した漫画はニセコイだ。

 

 

 

 

 

 

 

中学の三学期は、一、二年生は、もう少しで進級して、三年生は受験がもう間近でラストスパートを掛けている時期だ。俺は家業である懐石料理亭森ノ谷を継ぐために進学せず、卒業してすぐに修行が始まる予定なので、教室でまったりと読書をしていた。

 

「お気楽そうだな、タケ?」

「ん?まぁ今だけだよ。卒業したら、休む時間が無くなる程に扱かれるしな」

「確か、継ぐ為に修行するんだっけ?」

「まぁ、な」

 

小学校から付き合いのある古田が話しかけてきた。

 

「そう言えば、お前んちに田辺さんだっけ?姉弟子がいるから継ぐことはできないんじゃないの?」

 

古田に言われて、俺は首を傾げて答えた。

 

「いや、なんと言いますか。父さんは俺が継ぐべきと言ってて、先々代___爺ちゃんは田辺が継ぐべきと言っているから、まだわからないんだよね」

 

と古田に話した。

 

  

ティロ~ン

 

 

ポケットの中にあるスマホが鳴った。

 

「ん?誰からだろ......って、父さんからだ」

 

父さんから送られてきたメールを開いた。

 

 

 

 

 

 

 

宮本side

 

私の友人は恋をしている。その相手は天才でも、顔が整っているのでもない。何処にでも居そうな平凡な人___とまでは行かないものの、それなりに優れた人物(料理人)である。そんな彼に、友人はそれとなくアピールはしているのだが、彼はあえて(・・・)反応せず、流しているように見える。

 

「.....はぁ~」

 

友人__小咲はため息を吐きながら、想い人である。森谷武広(もりやたけひろ)に視線を向けていた。

 

「小咲、ため息ばっか吐いてないで、告ったら?」

「む、無理だよぉ~。るりちゃん!」

 

顔を朱に染めながら、根性のない事を言う。そんな友人に危機感を煽るように言った。

 

「そんな調子じゃ、卒業までには付き合うことなんて、夢のまた夢でしょ」

 

小咲は顔を赤くしながら、真っ直ぐな眼を向けて答えた。

 

「るりちゃん、私決めたよ。放課後、森谷君に『よっしゃー!…やっぱり無理だよ~。るりちゃん

 

小咲の台詞に被せるように、古田君の大きな声が教室中に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

古田side

 

俺の友人は、地元では有名な老舗の一人息子で、そして俺の悩みの種でもある。___悩みって言っても、俺に関係している事では、ないのだが。その友人に熱い視線を向けている女子(小野寺)がいる。悩みというのが、片思いしている女の子と友人が中々くっつかないことだ。

 

「声、でっかいわ!」

「あ~、悪い悪い。」

 

因みに、先程のメールの内容は『お前、進学しろ(意訳)』。もしかすると、来年も一緒に遊べるかもな。

 

 

 

 

 

 

森谷武広side

 

 

放課後。何処にも寄らずに帰宅し、昼休みに送られてきたメールの意味をあの二人(父さんと爺ちゃん)に聞かねばならない。

 

「父さんと爺ちゃん!急にこんな内容を送ってきたの!」

 

炬燵でまったりとしている二人はあぁとそう言えば送ったなみたいな顔をして、父さんが話し始めた。

 

「親父と後継者について、話していたんだが。思い返してみれば、武広と田辺君にこの店の事ばかりで自分の事を放ったらかし状態で、青春らしいことをやれてないのでは?と思ったから、あのメールを送った」

 

まぁ家の事を考えず、落ち着いて考える時間を貰えた事だし。まずは高校進学の為、勉強や自分に合った高校を探すか……いや担任の先生に聞いてみるか。

 

 

 

 

 

 

 

小野寺side

 

はぁ~、どうしよう。森谷君と一緒に学生生活を送れるのも、約一ヶ月半しかない。その内の五割強は自由登校で、告白する前の段階____会って話すことができるのかな?

 

「それにしても、良かったなぁタケ!俺と同じ所へ行けば、また三年も楽しく過ごせるな!」

「……そうだな」

「おいおい、なんだぁ?その間は」

「いや、ただ父さん達が猶予を与えてきたのが、ちょっと怖くてな」

 

森谷君と古田君の話を盗み聞きをしていた私の耳に聞き逃せない情報が入ってきた。

 

「で、結局どこに行くつもりなんだ?」

「俺の偏差値で行ける学校で近い高校の、凡高にしたよ」

「……偶然だな。俺も凡高を受験するんだよ。ちょうどいいな」

「何がちょうど良いんだ?」

「そりゃ、毎年の期末テストを全教科平均41位の天才様に、ご教授をお願いしたいと思いまして」

「……馬鹿にしてる?」

「そんなことありませんぜ、旦那!」

「絶対に馬鹿にしてるだろ」

 

ど、どどど、どうしよう!?こ、これはるりちゃんに相談しなきゃ!

 

 

 

 

 

「るりちゃん!私!凡高を受験します!」

 

食堂でお菓子を食べている。るりちゃんは、呆れた顔したかと思えば、何かを察したようで、含み笑いしてきた。

 

「………ふ~ん、なるほどね。いいわ……でも、弱音を吐いたら、怒るわよ」

「うん!わかった!」

 

これで安心とまでいかないものの、また森谷君と同じ学校に行ける可能性が出てきた。これから、頑張るゾー!

 

 

 

 

主人公side

 

合格発表の今日。俺は自分のやれる限りのすべてをやったし、後は祈るしかないね!お願い、神様!俺の受験番号の‘464A’は何処かな~っと、お!有った。よしよし、これで落ち着いて寝れるってもんだな。

 

「……」

 

ん、彼処に居るのは、小野寺さんじゃん。顔が青ざめた、足取りがふらついているし、大丈夫か?ちょっと気になるし、追いたい気持ちは山々だけど。こっから先は、主人公(一条楽)の出番だしな!____でも、ちょっとくらいは話し掛けてもいいでしょ。

 

 

 

 

 

小野寺side

 

終わった。何もかもが意味がなくなった。るりちゃんに助けて貰ったのに。落ちたとか、向ける顔がないよ。

 

「小野寺さん、こんな寒い中で何してんの?」

「森谷君、どうして此処に?」

「(質問に質問で返された)……まぁ家に帰る際によく使う道だからかな」

「へぇ~、そうなんだ」

 

こんな風に話す事が出来るのも、後少しになっちゃったなぁ~

 

「なぁ、俺から見て右ポケットが揺れてないか?」

 

言われてポケットに手を入れてみると、携帯がぶぅぶぅと音を出しながら揺れていた。

 

「あ、揺れてる」

「んじゃあ、俺は帰るけど、小野寺さんはどうすんの?」

「私は、ちょっと考えたいことがあるから、気にしないで」

「そう言われると、気になるんだけど。まぁいいか、体冷やしすぎて、風邪引くなよ。じゃまた(・・)

「うん、またね」

 

帰る森谷君の背が見えなくなるまで、見ていた。怖いけど、送られてきたメールを開いてみるとお母さんからの、着信が6件、メールが11件来てた。新しいメールを開くと、繰り上げ合格したことを伝える内容だった。

 

やった、合格できたんだ

 

思わず呟いてしまったが、合格したという実感が沸かない。お母さんに念のため聞くため、電話した。すると、待ってたかのように、すぐに電話に出て説教されたけど。森谷君と同じ学校に行けると思うと、心がウキウキする。

 

 

 

 

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