モブになりたくて   作:冥々

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文、短め。

(エイプリルフールネタは)ないです。

早朝投稿だから許して、許して


恋は乙女を変えるらしい

目の前にこれ以上ない程のフラグが立ちそうな場に遭遇した事がある人おる?.....まぁ、俺なんだけどね!

詳しく話すと、如何にも〝自分不良です!〟そんな集団が凡矢理高の女子生徒をナンパをしている場に遭遇してしまった....此処で、さっと助けると変にフラグを立ててしまいそうなので、スルー....したいが、後々さらに面倒なフラグが立ちそうだから、此処は普通に助ける事にした。

 

「お嬢ちゃん。かわい~ね~、高校生?」

「学校なんていいから、俺達と遊ばない?」

「(あわわわわ~、せっかくあの人がいる高校に来たのに...!)」

「お巡りさん!こっちです!あそこに悪い人たちが!」

 

不良集団の後ろから大きな叫び声を上げた。〝お巡りさん〟に反応した不良集団は、その場から脱兎の如く走り去って行った。

 

「ふぅ、なんとか追い払えたな」

 

先程の言った事は、ただのハッタリでそれっぽく演技してみたら、意外と上手くいったのでホッと息を漏らした。絡まれていた女子生徒の方へ視線を向けると、そこには気を失った小野寺春が倒れていた。

このまま放置するのも人として問題があるので仕方がなく背負って、自分のと小野寺春のバッグを両手に持って学校の保健室へと足を進めた。

 

無事に?小野寺春を保健室へと連れて行き、面倒を保険医さんに頼んで教室に向かう道中に茶髪の三つ編み女子生徒とすれ違った瞬間、その女子生徒に既視感を覚え考え込みながらも、何とかホームルームには間に合った。

 

「二年生になっても、ギリギリだな!タケ」

「まぁ.....進級早々に面倒事に巻き込まれたからだな」

「ほう?ナンパされてた女の子でも助けたのかい?」

「エスパーかよ。正にその通りだよ」

 

そんな事を古田と話してたら、チャイムと同時にキョーコ先生が入ってきたので席へと戻った。

 

 

 

 

 

何気なしに廊下をぶらぶらと歩いていたら後ろから話し掛けられた。振り向くと両手に大量のプリントを抱え込んでいる小野寺春がいた。

 

「森谷先輩!」

「ん?.....春ちゃんか。どうした?」

「見かけたので声を掛けてみました。では、このプリントを職員室まで持っていかないとならないので」

「半分持とうか?」

 

流石にこの量のプリントを持っている女の子を放っておけないしな。

 

「え!いいんですか!お願いします!!」

「あ、あぁ」

ない

食い気味に来たのには驚いたけど、手助けするのは抵抗はない......にしても、小野寺春のクラスメイトの誰かしらは手助けしようとかしなかったのだろうか?

 

「一年生時に楽しかった行事って、何です?」

「え?.....強いて言えば、林間ぐらいかな?」

 

職員室に向かう間、春ちゃんから話題を振られたので思った事をそのまま返した。

 

「へぇ、そうなんですか。林間では、どんな事があったのですか?」

「山登り、カレー作り?それと......肝試しだったかな。春ちゃんはホラーって苦手だっけ?」

「そうですね。......あまり得意ではありませんね」

「話してたら、職員室に着いたな」

「ですね」

 

話を中断して本来の目的であるプリントを職員室に届ける為に中へと入った。小野寺春の担任の先生に無事に渡す事が出来た。上級生の男子である俺が付いてたのには驚きつつも褒めてくれた。

 

『失礼しました!』

「あれ?武広君と.....春?どうして二人が一緒に?」

 

俺と小野寺春が職員室を退室している所を小咲に見られたようだ。目撃した小咲はどことなく困惑とした表情を浮かべていた。

 

「あぁ、それは__」

「森谷先輩にプリントを運ぶのを手伝って貰ってたからね?」

「っ......そうなんだ~、ありがとうね?武広君」

「ま、まぁ....ね」

 

俺の発言に被せるように話しながら腕に抱きついてきた。...........え?何?急に抱き着いて来たの?君達(小咲と小野寺春)は自覚してないようだけど美少女なんだよ?人目を集めやすい廊下でこのような事をされると_____

 

〝あれって.......?〟

 

〝え?......修羅場?〟

 

〝可愛い女の子達囲まれて、羨ましい!!〟

 

好奇の視線を向けられるんだって!周囲にいる人達に噂をされてモブになるという目標が遠のいてしまうのだが?これ以上、場に留まるのも更に悪化し兼ねないので二人を人気のない屋上の入り口まで引っ張って行った。

 

 

 

 

_屋上入り口前

 

 

如何にかあの場から離れる事には成功したものの、二人の様子がどことなく可笑しい。......ていうか、二人を何処かへ連れて行くのは拙いのでは?いや!あの場の空気はヤバかったし、この判断は間違って...ない....と思う。

 

「急に引っ張って、ごめん!ただあの場にいるのもマズいと思ったから」

「.....う、うん。大丈夫だよ」

「それはよかった。教室に戻ろっか?」

「だね!」

 

小咲も異変に気付いたのか......己の妹の変化に。俺が感じ取ったのは、屋上の入り口に辿り着いた瞬間だ。

 

「春ちゃんも戻ろう?」

「..........そうですね!!私も自分の教室に戻ります」

 

今まで見た事ない無表情だった小野寺春が、取り繕ったような笑顔を浮かべて自分の教室へと戻って行った。ぶっちゃけて言うと、幼い頃から小野寺家と関わりを持っていた俺と身内である小咲も俺と同じように不気味さを感じざるを得ない。俺達の知らない所で、彼女を大きく変える何かがあった事は分かった。学校のチャイムが鳴り響く音がはっきり聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..........お姉ちゃんには負けない」

 




終わり方が前回と同じだって?

仕方がないだろう!思いつかなかっただから!!(素直)

次話今すぐ上げれるかは分からん。

次話について

  • 1.原作通りに正月
  • 2.話を飛ばして、席替えとバレンタイン
  • 3.お好きにどうゾ
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