モブになりたくて   作:冥々

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まぁ一応不定期更新とタグを付けているし、別にいいよ
ね?(威圧)


本編開始。そして俺のモブへ道が開かれた(多分)

皆は春といえば何を思い浮かべるだろうか?入学式や卒業式?まぁ、出会いと別れの季節だし、俺もちょっと前(前世)はそれなりに出会いと別れを繰り返したもんだ。(最終的にボッチになったけど)そんなことより花見だ!という人もいるだろう。確かに花見場所にある屋台や桜は良いものだ。(家族としか行ったことないけど)___前置きは此処までとして一つ言わせて貰おうか。

 

 

席の隣がヒロイン(小野寺小咲)ってどういう事?

 

 

……こほん、少し動揺した。で、話を隣がヒロイン(小野寺小咲)であることに戻そう。「ちょおま、ヒロインと席が隣なんてくそ羨ましい!」っていう人も多数いるだろう。だが俺はこの世界(ニセコイ)でモブになるという、人生最大の目標があるから、目立つ人間の近くにいるのは、相当不味い。さらに、明日に原作で二大メインヒロインである。

 

 

桐崎千棘が転校してくる!

 

 

落ち着け、俺。原作通りで小野寺さんは、あの日(・・・)の事は原作通り忘れてたし。桐崎さんだけが覚えてるってことはないだろう。これで覚えてたら、モブになる道が遠ざかるから、忘れていて欲しいなぁ~。ていうか、今何時だ?もうこんな時間か。早く寝ないと、授業中に寝たら、キョーコ先生が怒るし、後は怖い。だから、さっさと寝よ。

 

 

 

__翌日

 

まじで学校行きたくねぇ~、だってさ今日から原作開始するだぜ?巻き込まれるかもしれないしさ。話は変わるけど。まだ納得出来てないんだよな、余ってたからって飼育係にほぼ強制的に入れるとか、マジないわ、本当にない。でも、まぁ飼育係の仕事って言っても朝の餌やりだけだし、放課後の餌やりは主人公がやるから、彼とも交流が、あるとしても彼と担任の呼び出しによるものくらいだろう。…………まだ呼ばれてはないけどね。

 

 

 

朝の餌やりの為、皆より一時間くらい早めに登校しているから、登校中は朝のマラソンをしている爺さんや散歩している婆さんがいるだけで、俺と同じ学生はいないな、いるとしても運動系の人達だろう。

 

う~ん、やっぱりさ。原作を読んでいた時もおもってたんだけど、動物の種類多くない?よく見ても、多いな。洒落にならない位多すぎて、餌やるのも大変過ぎる。これ以上増やされたら、登校する時間がもっと早く来ないと行けなくなっちゃうだろうな____後は青山ストロンガー大輔(ゴールデンハムスター)にひまわりの種をやれば、終了だな。餌やりの後は、手洗いしとかないとな。一日中臭い手で過ごすのは嫌だからな。………よし。てか、そろそろ早く教室に行かないと、ホームルームが始まりそうだから、小走りで行くとするか。

 

 

何とかホームルームが始まる前に教室に着いた。何とかギリギリ間に合ったな。

 

「今日もギリギリだったなぁ、タケ」

「あぁ、間に合って良かったわ」

 

息を吐きながら、自分の席に着いた。すると前の扉から、キョーコ先生が入ってきた。

 

「よし、休みはいないな?今日は目立った予定はないが、転校生が来てるぞ」

 

“ハイハイ!その転校生は女の子ですか!”

 

「それは…自分の眼で確かめるんだな。入っていいぞ

!」

 

キョーコ先生の呼び声で、入って来たのは桐崎千棘__この作品(ニセコイ)のメインヒロインである。

 

「初めまして!アメリカから日本に転校してきた。桐崎千棘です!これからよろしくお願いします!」

 

彼女は元気な声で自己紹介をした。そんな彼女にクラスは「可愛い」とか「スタイルがいい」と、彼女を褒め称えていた。

 

 

___お前、朝の時に!

 

 

後ろの席から馬鹿みたいに大声出す主人公に、反応するヒロイン(桐崎千棘)

 

「(遂に始まったか……)」

 

周りの眼を気にせず、言い合いする主人公とヒロインを見ている俺は、はぁと息を吐いた。

 

「(……最終的に主人公(一条)ヒロイン(桐崎)が結ばれるんだよな。序盤のところを読んでた時も、この二人、最後結ばれるっぽいなぁと思ってたしな)」

 

 

 

_放課後

 

たまたま、キョーコ先生の近くに居たからって、雑用を任されるとか、付いてないなぁ。……そう言えば、確か主人公の重そうなペンダントを探しているだっけ?ちょっと見てみたい気持ちはあるけど、よくある二次小説で偶然俺が見つけてしまうとか、原作キャラから手伝いを求められるとかありそうだからな。パパっと帰る支度をして、校舎から出ないとな。

 

 

あ、森谷君!

 

 

フラグ回収はや、一級フラグ建築士かよ、俺。

 

 

 

神様は言っている「ここで、ヒロイン達(桐崎と小野寺)の好感度を稼げ」と、そんな事を言われた気がした。が、モブになると言う目標があるから、適当な事を言って、この場から去ることにしよう。

 

「何か用か?小野寺さん」

「うん!ちょっとね探し物をしてるから、手伝って欲しいんだ!」

 

頬を赤らめて、上目遣いをしてくる小野寺。

 

「(上目遣いやめろ、つい手伝ってしまうだろ。)」

「で、どうかな?手伝ってくれる?」

「(落ち着け、俺。勘違いするな、俺。)…あぁ、悪いんだけど、今日は家の用があるから、じゃあ!」

「…そっか。家の用事じゃ、仕方ないね」

 

 

 

__数日後

 

おかしい、絶対にとは言わないけど、俺の記憶の中では、多分何らかの反応をしていたはずなのに、それが無いなんて、俺というイレギュラーがいるから?いや、それは無いな。俺は自意識過剰の電波野郎かっての、でもおかしい。何で

 

__想い人(一条)恋敵(桐崎)が付き合ってて、しかもデートをしたのに、無反応だと!?

 

どうして、主人公に熱い視線やショックを受けた雰囲気を出して無いんだ?もしかして、表に出してないだけで、内心は、めちゃ反応しているのもかもしれないな。そうだな、そうに決まってる。俺が勝手に反応するものだと、勘違いしているだけだな。…………よし、モブっぽく過ごせた気がするぞ!(多分)

 

 

宮本side

 

焦れったいわね。さっさと告ればいいのに何でしないのかしら?………こうなったら、私が舞台を整えて、結ばせようか。……でも、どうしようかしらね。……ううん、そうね。あれ(・・)にしましょうか。

 

 

 

 

 

 

番外編:手料理

 

小野寺side

 

今日は調理実習は、ケーキを作ること。ちなみに、私が好きなケーキはショートケーキ。だから、ショートケーキを作ろうと思う。

 

「ん?どうしたの?るりちゃん」

 

此方に来いと、言わんばかりに手招きをしているるりちゃん。その手招きに、応じて行くと。

 

「小咲は誰にあげるの?」

 

と言ってきた。私がその言葉の意味を理解するまで、少し時間かかり、その意味に辿り着いた。瞬間、顔が熱くなってきた。

 

「なな、何を、い、いい、言ってるのかな!?るりちゃん!!」

「何って、クラスの女子たちは、誰かにあげるから。小咲も誰か(・・)にあげるかな~と思っただけよ」

 

私、わかってるわよと言わんばかりの、ドヤ顔を決めているるりちゃん。

 

「それって、普段お世話になってる人に、あげてもいいんだよね?」

「いいんじゃない?別に。誰かにあげるのを、決めるのは自分自身だしね」

「そ、そうだよね?別に、お母さんでも良いわけだし?でも___

 

 

 

森谷side

 

今日は調理実習で、ケーキを作ったけど。何故か、ほぼ全部古田の野郎に食われて、一口しか食べれてなかったからなぁ。……帰りにケーキ屋に寄って、行こうかな。

 

 

も、森谷君!!

 

 

 

「うおぉ!びっくりした!」

 

さすがにあんなに大きな声で、呼ばれたら、びっくりしたって言ってしまうわ。

 

「あ、ごめんなさい!緊張して、つい」

「そ、そっか」

 

何をどもってるだ俺、緊張でも移ったか。

 

「何か用か。小野寺さん」

「あの、その、これあげる!」

 

卒業証書を受け渡すかのように、両手で小さな箱を渡してきた。

 

「これは……もしかして」

「そうだよ、今日の調理実習で作ったケーキ。もしよかったら、家で食べてくれるかな?」

 

「うん。食後のデザートとして食べるね」

「じゃ、私。もう帰るね。また明日!」

「ああ、また明日!」

 

 

 

__帰宅後

 

う~ん。これ(ケーキ)をどうするか。見た目的には美味しそうなんだけど、確か小野寺の料理って‘見た目善し、味悪し’だったと思うだけど。まぁ読んでた時は、どんな味で、そうなるん?と思ったけど、実際はそんなことないだろう。念のため、口直し用として、牛乳がある。いざ、実食!

 

………………………っは!食べた記憶が無いんだけど!?どれくらい、意識を飛ばしてたんだ。何時だ、最後に見たのは、午後の8:00くらいだから、今は……午前の5:00だって?9時間も飛んでたのか。やべぇな、今後貰いそうになったら、気をつけないとな。

 

 

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