遅れた原因は、難産だったのと現実の方が忙しかったからです。
では、どうぞ。
十二月といえば何を思い浮かべるだろうか。社会人ならば、恐らく仕事納めで頑張って働いている事だろう。幼稚園児は、サンタさんからのプレゼントに何を貰えるのか期待しているだろう。カップル達はクリスマスに合体しまくってるだろう(偏見)。
そんで学生である俺は舞子集プレゼンツである『クリスマスパーティー』で〝プレゼント交換会〟が行われるのだが、自由参加制と舞子はそう言ってはいるけれど、参加しないと『え、お前(プレセントを)持ってきてないのかよ』という目で見られてしまう未来が頭に過るのは、
話は〝プレゼント交換会〟の事になるけれど、そこでクリボッチ族だった弊害が出てしまった。.....それは『プレゼントを何を買えばいいの?』問題だ。よくある....ていうか、漫画とかアニメで見る出来事だが、なんとなく予想できるパターンとして、『トンチンカンな物を持って来て、白目で見られる』パターンと『高い物買って来て、白目で見られる』パターン......どっちにしても、プレゼント選びに失敗したら白目で見られてしまう未来が待っている。その打開策として『俺と古田でプレゼントを買いに行く』という
その代わり.....というか、棚から牡丹餅と思っていいのか。まぁ、要するに、古田とは別の相手が出来てしまった。その一緒に行く相手が、ここ最近一緒に行動することが多い小咲だった。
普通は行く日をそれぞれ別にすれば問題なしと思うじゃん?宮本はそうは思ってないらしく、古田と約束を握りつぶされてしまい。結局は『クリスマスパーティー』開催する前の週の休日に、
閑話休題
俺は待ち合わせ場所である
「(このカフェラテ、マジおいしいな)」
そう内心で呟きつつ、小咲の姿が見えないか窓ガラスの方へ視線を向けていた。すると、急いできたのか若干息を乱した小咲が見えた。俺は小咲に声を掛ける代わりに手を振ろうと身体を、小咲の方へ向けると窓ガラスを鏡代わりに髪の毛を整えている姿を見てしまった。
「(何、この可愛い生き物は.....)」
そして、ある程度髪を整えた小咲は、窓ガラス越しに俺を捉えて、つい先程の自身の行動を思い返して顔を赤らめながら店に入店した。
「......で、.....では早速。クリスマス会用のプレゼントについてだけど」
「(....先程の事は、無視して欲しいんだな)」
小咲は店の席に着いた瞬間、机に顔を伏せながら本題へと入った。
「ん~、まぁ取りあえずはどういう物を買うつもりか、言い合うとするか」
「そうだね。....私から言ってもいい?」
「いいよ」
「私は、無難にマフラーや靴下とかの身につける系がいいなと思ったんだ。武広君は、どう?」
「うん。俺も似たようなの考えてたよ。(.....魔法のカードでいいやと思ってました!)」
話し合った結果、身につける系の物を買う事に決まったので、そういった物が売っている店に向かった。
まず、向かった店である『ウニクロ』で、冬物がある商品棚でお互い別々で見回ることにした。
「(買う物の色は、灰色っぽいのとか、青っぽいのがいいよな。男女どちらに当たっても問題はないと思うし)」
そう考えながら、見て回っていると急に背筋に悪寒が走った。
閑話休題
宮本るりside
カフェテリアから小咲達を
「ちょっとあいつらをいやらしい雰囲気にでもしようかしら」
「はい!ちょっと落ち着こうか」
小咲達がいる方へ行こうとした私を、古田君が肩を掴んで静止した。
「......離してくれないかしら?古田君」
「いや、宮本さん。このやり取りさ.....二回目なんだけど、落ち着いて見守る事出来ないの?」
古田君に掴まれている肩を離すように言うと、正論を切り返してきた。
「どうして、そんなに落ち着いていられるのかしら。
「いいや、別に」
「.......はぁ、じゃあ
私は古田君に
「....それよりも、追わなくてもいいの?」
「何を言っ____ちっ」
古田君が話を逸らしてとある方向を指した。私は文句を言いつつ、指された方向へと向けると、先程までいた二人が何処かへ姿を消していたのを見て、思わず舌打ちをした。
閑話休題
___クリスマス当日
先週の
「あ、宮本さん。聞いた?」
私が、これからの事にほくそ笑んでいた時、同級生である中野さんに声を掛けられた。
「何をかしら?」
「小野寺さんが風邪で寝込んでいるって」
「......っ!?」
思わない所からの事に、思わず息を呑んでしまった。
「(何をやってんの、小咲!!)」
小野寺小咲side
「(はぁ、何をやってんだろう、私。)」
今日の朝、妙に体が重かったから、念の為に熱を計ったら〝37.4℃〟だった。その後、病院で診て貰って、薬を飲んで、つい先程まで寝ていた。
コンコン
今に至るまでの事を考えていると、ノックした後にお母さんが扉越しに話しかけてきた。
「小咲、起きているかしら?」
「起きてるよー」
「そう、よかった。小咲にお見舞い客が来ているわよ。部屋に入れてもいいかしら?」
「別にいいよー(るりちゃんかな?風邪を引いたって、伝えられなかったけど、クラスの人に教えて貰ったのかな)」
「じゃ、私は店の方に戻るからふふっ」
そう言い終わったお母さんが店の方へと戻る足音ともに、聞き覚えのある声とともに私の部屋に入って来た。
「小咲、体調は少しは良くなったか?」
「た、武広君!?どうして」
クリスマスパーティーに行っている筈なのに!
「あぁ、それはだな。菜月さん....小咲のお母さんから『小咲が風邪引いちゃったのよ。でも、店番しないと行けないから、面倒みてくれるかしら?』って、頼まれたんだけど」
「そうなんだ。(お母さん。余計....じゃないけど、余計な事を....)」
恨むべきか、感謝すべきかの瀬戸際に悩んでいる私に、武広君が持っていたバッグから包装された物を出してきた。
「クリスマスパーティーには風邪で行けなくなっちゃったけどさ。せめて、パーティーでやる筈だったプレゼント交換でもしない?」
「.......うん!」
この後、私と武広君の二人でプレゼントを交換した。
_____翌日の二人
「(風邪の熱で舞い上がっていたけど、あれって傍から見たら、もう////)」
「(昨日は、やらかしたなぁ。歯が浮きそうな臭い事を言ってしまった.....)」
1.内容はほぼ完全オリジナルになるので、今年中の更新は絶対出来ない
2.比較的に書きやすいので夏までには、更新できるはず。
アンケートの結果と作者のやる気しだいでは、更新は早くなるかもしれません。
次話について
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1.原作通りに正月
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2.話を飛ばして、席替えとバレンタイン
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3.お好きにどうゾ