我が魔王のなんか違くねアーマータイム   作:エンドン

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ナイト編
青い鎧のコウモリライダーは・・・ナイトだ!


番外編:秋山蓮リリィゲイツリバイブ疾風

 

クジゴジ堂にて秋山蓮の話が終わり次のアナザー龍騎の出現場所を教えられ向かおうとするゲイツ

だが秋山蓮に話があると言われ近くの廃工場に連れてこられていた

 

「それで、話とはなんだ」

 

ゲイツは少し苛立ちながら蓮に話しかける

対して蓮は、背を向けながらゲイツに問いかける

 

「ゲイツ、とか言ったな。お前が未来からジオウを倒しに来たというのは本当か?」

「ああ、本当だ。俺はその使命を背負ってこの時代にきた」

「そうか………、なら何故まだ奴は生きている?」

「……それは」

 

ゲイツの口が止まる

その様子を見て蓮はどこか懐かしそうに笑みを浮かべた

そしてゲイツの方へ振り向く

 

「お前はあの時の俺と同じだ。だから、俺と戦え」

「貴様何を……!?それは……ライドウォッチ!?」

 

蓮が懐から青いライドウォッチを取り出す

そしてリングパーツ『ウェイクベゼル』を回し起動させる

 

〈ナイト〉

 

音声が鳴り終わると同時に蓮の腰にベルト_____Vバックルが出現する

そして手に握られていたナイトライドウォッチがナイトのカードデッキに変化する

そして右腕を左側へ勢いよく持っていき体をひねる

 

「変身!!」

 

左腕に持っていたカードデッキをVバックルに装填、すると奇妙な音と共にいくつもの残像が蓮に重なり変身が完了する

 

仮面ライダーナイト

 

かつて龍騎と共にライダーバトルを勝ち抜いた最強格の一人だ

 

「さあ、お前も変身しろ」

「どうやら、本気のようだな」

 

〈ゲイツ〉

 

ジクウドライバーにゲイツライドウォッチを装填させロックを解除、両腕を前に出し腕ごと半回転させる

 

「変身!!」

 

〈ライダータイム〉

 

〈仮面ライダー!ゲイツ!〉

 

ジクウドライバーを回転させると同時にゲイツの体を時計のベルトが包み込み顔に『らいだー』の文字がはめ込まれる

 

「悪いが、俺には遊んでる暇はない。本気でいくぞ!」

「それはこちらも同じだ。全力で来い」

 

〈ジカンザックス!〉

〈おーのー!〉

 

ゲイツがジカンザックス斧モードを、ナイトが翼召剣ダークバイザーを構える

先に仕掛けたのはゲイツだった

ジカンザックスで正面から斬りつける

それをナイトはダークバイザーで捌きゲイツに一撃を加えた

少し怯んだところにまた斬撃が飛んでくるのにゲイツは反応し斧で防ぎ鍔迫り合いになる

 

「お前は迷っているな」

「…!何を根拠に……」

「お前は本来倒すはずだった男に絆されたんだろ、だからいつまでもジオウを倒せずにいる!」

「違う!!」

 

〈ゆーみー!〉

 

ゲイツの叫びと共にナイトを突き飛ばしジカンザックスを弓モードに変形させナイトめがけて矢を放った

ナイトは火花を散らし後退するが同時にデッキからカードを引き抜いた

ダークバイザーの柄の部分を展開させカードを読み込ませる

 

〈トリックベント〉

 

音声と共にナイトが三人に分身した

三人はゲイツを囲み三方向同時攻撃を仕掛ける

ゲイツはその動きに翻弄され反撃出来ずに攻撃を受け思わず膝をつく

 

「ならば、範囲攻撃で!」

 

〈ドライブ〉

 

すぐさまドライブウォッチを起動させジカンザックスに装填する

 

〈フィニッシュターイム!〉

〈ドライブ!ギワギワシュート!〉

 

「ハアァァッ!」

 

ゲイツが弓を引き上空へ撃つと空中にタイヤ型のエネルギーが生まれる

タイヤが回り始めるとゲイツのいる場所以外に小型タイヤエネルギーが爆撃し三人のナイトに直撃する

二人のナイトが消滅し本体のナイトが息を切らしながら立っていた

 

「ふっ、なかなかやるな」

「貴様こそ、さすがはレジェンドといったところか」

 

ゲイツがジカンザックスを構えるが対するナイトはVバックルに手をかけ変身を解いた

ゲイツは少し驚くも同じく変身を解く

 

「お前はいずれジオウと戦うことになる」

「………ああ」

「だが、本当は奴と戦いたくなんかないんだろ?」

「……それは」

「いや、全てを言わなくてもいい」

 

蓮は息を少し吐き出し昔を、ライダーバトルをしていた時の事を思い出す

そして意を決した様にゲイツを見る

 

「俺も、昔はお前と同じだった」

「…そうだったのか?」

「ああ、俺は龍騎を、城戸を倒せなかった。お前のように一緒に戦う内に奴に絆されていたんだ。あいつは本気でライダーバトルを止めようとしていた。たとえ自分が傷ついたとしても、城戸は他人の為にどこまでも一生懸命になれる奴だったんだ。今思えば俺はあいつとは友情を感じていたのかもしれない」

 

蓮はまた一息つくと話を続けた

 

「だが、そんな俺も最後には覚悟が決まった。城戸の死をきっかけにな。城戸は、死ぬ直前までライダーバトルを止めたがっていた。あいつは最後まで自分の信じるものを突き通したんだ」

「自分の、信じるもの……」

「そうだ。お前もいつか、そう遠くない未来にわかる時がくる」

「……………」

「だから、経験者としてお前にアドバイスする。その時が来たら、お前の本当の気持ちを伝えろ。そうでなければ、お前は後悔することになる」

 

その時だった

二人の耳に金属が振動したような甲高い音が鳴り響いた

蓮が舌打ちをしながら回りを警戒する

 

「チッ、思ったより早かったな」

「おい、これはなんなんだ!」

「お前達でいうアナザーライダーだ!しかも俺の力を持っている!数日前から奴にずっとつきまとわれていたんだ!」

 

蓮が言い終えると同時に窓からコウモリのような怪人が飛び出た

アナザーナイトだった

鎧とコウモリが一体化し無機質なナイトのボディと比べて生物的な体になっており腕から脇腹まで翼が覆っていた

 

「変身!」

 

〈ライダータイム〉

〈仮面ライダー!ゲイツ!〉

 

ゲイツが再度変身しアナザーナイトに突っ込もうとするがその肩を蓮が掴む

 

「待て、これが必要だろう?」

 

その手には『ナイトライドウォッチ』が握られていた

 

「だが、俺に渡してもいいのか?未だに自分の進むべき道がわからないこの俺に」

「ああ、お前にしかできない事をするんだ」

 

その言葉で覚悟を決めたのか、ゲイツは無言でライドウォッチを手にしてジクウドライバーに装填しロックを解除、回転させる

 

〈アーマータイム!Advent!ナイト!〉

 

ゲイツの周りにいくつもの残像が出現、それが入り乱れるようにゲイツに重なりナイトアーマーが装着され顔の『らいだー』の文字が『ないと』に変わる

その姿はまさに騎士だった

顔には騎士の兜のようにスリットがはいっており背にはマントが装着されていた

肩にはダークバイザーの柄部分を模したものが付いている

ゲイツは肩のダークバイザーに手をかけその能力を起動させる

 

〈ソードベント〉

 

音声と共にゲイツの手に大型の槍『ウイングランサー』が握られる

ゲイツはウイングランサーを手にアナザーナイトへ突っ込む

アナザーナイトは迎え撃つがウイングランサーの重い一撃により怯んでしまう

ゲイツはその隙を逃さず堅実に攻めていった

ゲイツの猛攻に耐えきれずアナザーナイトは口を開き超音波攻撃を放つ

音波に苦しむゲイツだがなんとか肩に手をかけダークバイザーを起動させた

 

〈ナスティベント〉

 

鏡から飛んできたダークウィングがアナザーナイトと同じく超音波を出しその攻撃を相殺する

体制を整えたゲイツは勝負をつけにいく

 

「これで決着をつける!」

 

〈フィニッシュターイム!ナイト!〉

 

ゲイツがウイングランサーを片手に必殺の体制にはいる

そしてジクウドライバーのロックを解除し勢いよく片手で回す

 

〈ファイナル!タイムバースト!〉

 

ゲイツがアナザーナイトめがけて走り出しダークウィングがそれに追従する

そしてゲイツの背中にくっつくと一際巨大なマントとなる

そして高く飛び上がりウイングランサーの切っ先をアナザーナイトの方へ向けるとマントがゲイツの体全体を包み込む

それはまるで漆黒のドリルだった

 

「ディヤアアアァァァァァァ!!!」

 

『飛翔斬』

ナイトの必殺技だ

ダークウィングに包まれ回転する事で破壊力を倍増しているのだ

ソウゴと違いゲイツはレジェンドの技に近い形で放つ事ができる

 

ゲイツの飛翔斬がアナザーナイトの体を突き破り爆発する

アナザーナイトウォッチが爆発からこぼれ落ち砕け散った

 

 

 

 

 

「え、じゃあそっちにもアナザーライダーが出たの?」

 

ソウゴが驚きの声を上げる

クジゴジ堂に先に戻っていたソウゴとツクヨミ、真司はゲイツと蓮を待っていた

特に真司は「蓮のやつ急にどっか行きやがって……」と愚痴っていた

二人が帰還し事のあらましを伝えたいのだ

 

「もうこれで終わったのかな?」

「さあな。だが、誰が何度来ようと倒せば済む話だ」

「その時は手伝ってくれるよね、ゲイツ」

「……フン」

 

ゲイツがそっぽを向きまたソウゴが返事を聞こうと絡むのを真司は笑顔で見ていた

 

「なあ蓮、ライダーバトルをしている時の俺達ってどんな関係だったんだ?」

「………今と何も変わらないさ。下らない喧嘩ばかりだった」

「……そっか、なんか、安心した」

 

二人はお互いの顔を見合わせ、笑いあった

 

 




蓮がライダーバトルの事を覚えているのは龍騎最終回の最後のシーンにおいて演者である松田氏は記憶を保持しているように演じたと言っていたのでそれを採用させてもらいました
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