パソコンが死んだため、スマホとマンガ喫茶で書いています。
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観光地も兼ねた海賊島。
そんな場所にあるとある酒場にて5人の若者が食事をしていた。
「っかぁ~、たまに食う酒場の飯は旨いな」
特徴的な帽子を首から後ろに下げひたすらに食事をかっ込む
「おい、エース。今オレのエビフライ盗ったろ」
目を離した隙に皿に乗っていたメインをかっさらわれ、立ち上がる
「黙って食事も出来んのかお前らは」
そんな光景を呆れたように見ながら、追加で注文した酒を楽しんでいる
「♪♪♪♪」
鼻歌を口ずさみながら愛しい人が淹れてくれた珈琲に舌鼓を打っている
「・・・・・はぁ」
そんな中、ただ一人手帳とにらめっこしては景気悪そうな顔をして溜め息をついている
「どうしたのレイズ?何か問題でも?」
極力相手を刺激しない声色でレイズの横の席をもぎ取ったカリーナが問いかける。
なお、丸テーブルなので席順も何も本来はないはずだがカリーナが先導する形でいつも席順が決められていた。
「あぁ、金が底ついた」
「「「「はい?」」」」
今月は元々出費が重なりに重なった。
止めにこの島に来ての爆買い。
金がないんだよと言う状況になった。
「よし、エースを売ろう(労働力的な意味で)(シュライヤ)」
「仕方ない、シュライヤに稼がせよう(軽業師的に)(サガ)」
「頑張ってサガ(ヤのつく自由業みたいな)(カリーナ)」
「カリーナ済まない(ホステス的な意味で)(エース)」
「「「「ふざけんなよ、コラ」」」」
「お前ら仲良いな」
4人に注目が集まるほどに口喧嘩が加熱していくなか、突如見知らぬ男性が話しかけてきた。
「あんら~、其処にいるのは“レイちゃん”じゃな~い」
「ん、この声は」
レイズが後を振り向くとそこにはバレリーナを思わせる見事な姿勢をキープした大柄なオカマが笑顔で回転していた。
「“サッちゃん”、久しぶり」
「おひさしぶ~りねぃ、あちしったらビックリし過ぎて思わず二度見しちゃったじゃないのよう。「オカマ拳法“あの初夏の夜の二度見”」だったわよぅ」
キャラが濃すぎるオカマの登場に誰しもが言葉を失っていたところに透き通るような声が聞こえてきた。
「あら、“Mr.3”。知り合いでもいたの?」
「あらヤダ、“サンディ”ちゃん。あちしったら久方ぶりに会ったダチに興奮しちゃっておいてっちゃったかしら」
キャラの濃いオカマの後ろから現れたのは、健康的に日焼けした肌とエキゾチックな色気を漂わせる美女だった。
「あれ、サッちゃん一匹狼じゃなかったっけ?」
「んがっははははは、じょ~だんじゃなぃわよぅ。あちし今就活中なのよぅ。サンディちゃんはあちし”達”の上司なのよぅ」
レイズと話す大柄なオカマに興味がいってしまっていたが、後ろから現れた美女にレイズ以外の男は見惚れていた。
そして、”彼女”の存在に気が付いたレイズは一瞬だけ驚きの表情をのぞかせるが、誰にも気づかれることなく普段の笑顔を顔に張り付けた。
「なんだよ、レイズのダチか立ち話もなんだから良かったら座れよ」
エースの言葉を受けてレイズのダチを自称するオカマと女性は笑顔で席に着いた。
「ちょっとレイズ、このオカマと女は誰よ」
途中だった家計簿を記載し終えたのか懐に仕舞うのを見計らいレイズに詰め寄るカリーナ。
自分の知らない女をレイズが知っている気配がしたのか少し苛立ちを隠せないでいる。
「こっちのあやふやな存在は”プリマバトラー”の二つ名で知られる賞金稼ぎ”白鳥のベンサム”だ」
「よろしくねぃ」
バチコンと聞こえてきそうな勢いでウィンクする謎存在に若干腰が引けているカリーナ。
「そんでもって、こちらはサンディちゃん。あちしの今の職場の上司なのよぅ」
「うふふ、仲良くしましょう」
「「はい、喜んで」」
アホ二匹(エースとシュライヤ)は本能レベルで返事を返していた。
「それにしちも、レイちゃんたら難しそうな顔して、一体全体どぅ~したっていうの」
「あぁ、実は・・・」
レイズはベンサムに今の状況を伝えた。
賞金稼ぎ5人で旅をしていること。
現状金欠であることも包み隠さずに。
「それだったら、あちしに任せなさ~い」
「ちょっと、Mr.3」
サンディを名乗る女性が慌てて黙らそうとするもテンションが高く上りきったベンサムには間に合わなかった。
「レイちゃんとそのお仲間達。あちし達と一緒に“DEAD END RACE”に出ましょう」
「「「「「(よっしゃ、釣れた)」」」」」
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「居場所が解らないたぁ、どういうことだジジイ」
シュライヤとサガを諸悪の根源へと連れ帰り、これからの話となった時だった。
ガープ中将から今回の標的であるガスパーデの居場所が解らないという事実が告げられた。
「どういうことも何も、今回奴がわしらの動きに気付いて“DEAD END RACE”の開催地までの道のりを複雑化させよった。
何とか、開催地である島までは解ったがそこから先が一切解らんのだ」
「恐らく何らかの割符のようなものが存在していると推測されますが、こちらでは場所までしか捜査することが限界でした」
「なるほど、そこで
「しかし、そこからどうしようというのだ。まさか我々に海賊のフリをしろというわけではあるまいな」
ガープとシェパードの説明で事情を察したレイズ。
レイズ同様に事情を理解したサガが刀に手をかけながら手立てを聞こうとする。
それをシェパードが片手をあげて待ったをかける。
「そこまでしなくても構わない、レースは何でもありが売りとなっている」
「となると、中には”同盟”を組もうと画策する奴らが出てきても不思議じゃないな」
「そして、そういった輩は自分達も何らかの焦りに追われている、となれば」
「そいつらを釣り上げてレースに参加すれば良いってことだな」
「??????」
「エースにはあとで教えてあげるから座ってようね」
シェパードの発言にシュライヤ、サガ、レイズは瞬時に当たりをつけた。
エースは義弟が困ったときのような顔をしていたがカリーナが確りと教え込んだ。
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「(当初の予定とだいぶ違ったが良しとしよう)エースどうする」
自身の内心などおくびも出さずにエースへと声をかけるレイズ。
全員の視線が必然的にエースへと注がれる。
「レイズのダチなんだろう、宜しく頼むぜ」
腹を決めたエースはベンサムに握手をしようと手を差し出すが、それはベンサムによって遮られた。
「何をすっとぼけたこと言っているのよぅ。ダチとそのダチが困っていたら手を差し伸べるのは、男の道を逸れたとしても、女の道を逸れたとしても、決して逸れてはならぬ人の道。あんたたちは“レイちゃんのダチ”。つまり、あちしにとっても“ダチ”なのよぅ」
その言葉に衝撃を受けたような顔になるエースとシュライヤ。
「お、オメエ」
エースの声が震える中、エースとシュライヤが勢いよく立ち上がる。
「「良い奴だな」」
「にん!」
次の瞬間、3人は肩を組んでラインダンス宜しく踊り始めた。
「「「ジョーダンじゃないわよ、ジョーダンじゃないわよ、ジョーダンじゃないわよ、ほほほほほほほう」」」
まるでずっと一緒に育ってきた親友のようなその姿に知らず知らずの内に回りも巻き込み、大騒ぎの大宴会となっていった。
“DEAD END RACE”まであと3日。
今回二人を出した理由ですか?
好きなキャラだから絡みたかっただけです。