本編に一切関係のない訳ではないですが、書いたので載せちゃお程度のノリです。
こんなん書いてる暇があるなら、本文さっさと書けよお前。
世界経済新聞の者です。
この度は我が社の企画にご協力いただき誠にありがとう御座います。
それでは、早速インタビューの方に入らせていただきます。
早速ですが、お二人の出会いについてお聞かせ願えますか。
「おう、あれはオレが旅でたばかりの頃だ。一人航海をしていたら海賊に囲まれたアイツがスゲー強さで立ち回ってんだよ」
「其処にオレが助太刀して、礼にと飯に誘われてな。そこで意気投合してオレが仲間に誘ったのさ」
なるほど、何やら噂に聞く
「まぁ~、癪だけどよ“運命”っていうのをよ初めて感じたぜ」
確かに、お二人の息のあった立ち回りは世間でも有名ですからね。
実際、お二人が組んでの戦闘では被害が甚大で、自然災害にカウントされているとかいないとか。
「会った当時から、既に戦闘に関しては一級品だったよ」
その後、順調に成り上がっていかれて様々な事件の果てに今に到っていられる訳ですが、かの海賊万博でも何やら自慢されていたとか。
「ま、兎に角よ人脈がスゴいんだよ。アイツ自身を賞品にしたレースでそれを痛感させられたというか。オレ達の飛躍の要因の一つではあるな。後、無駄に胆が据わっているからこっちがハラハラするようなこと平気でやりやがるんだよ。それで最終的に勝ちまうんだからな」
そういえば、以前当社から写真集を出させていただいた際も、売上も発行部数もシャッフル海賊団が一位でしたが、その後の個人発行でも一位になられてましたね。
「そうなんだよ、アイツが一番モテるんだよ。ウチの女共も大半はアイツ好きだしよ。だけど、アイツはオレの右腕だからな。其処んとこ忘れないで欲しいぜ」
確かに“白馬”の登場で一時期は人気に陰りが見えましたが、未だに当社に届くファンレターの数はトップですからね。
「その話、絶対にウチの女共に言うなよ。嫉妬でボコボコになるのを見てると不憫でならねぇ」
そこは、まぁ社長の判断ですから。
そういえば、何やら感謝されていることがあると聞きましたが?
「それ聞くか、まぁ“感謝”なんて大袈裟なもんじゃないんだけどよ。アイツが居てくれたから、今のオレ達があるっていうか、この世界で誰かが愛してくれてるって実感できたことかな」
以前、噂がたっている女性を集めて似たようなインタビューをさせていただいた際には、ホテルの一室が半壊になる大喧嘩をされましたからな。
「“誰が正妻か”みたいな奴だろ。お陰で1週間は毎晩絞り尽くされたアイツが不憫でならなかったぜ」
イヤイヤ、誠に申し訳ないことをいたしました。
最後に、一言宜しいでしょうか。
「まぁ、兎に角よ。オレがここまで来れたのは間違いなくアイツのお陰だ。色々と迷惑掛けるけどよ、これからもヨロシクな」
本日はありがとうございました。
短期連載:王の右腕
第一回
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折を見て削除する予定です。
作者なりに頑張ってますので気長に待ってやってください。