大分長くなっていますが、どうぞゆっくり、読んでください
待たせた人にはごめんなさいです。
そして増えるオリキャラたち・・・。
時は遡り、クライムはレイナとセバスと共に娼館での八本指幹部を捕らえるという大捕物を終えた所だった。
どうやって探したかはわからないが建物内にいた構成員はレイナとセバスによって無力化されて幹部諸とも身動きできないミノムシの状態だ。その頃には戦士団から派遣された者たちも来たので後は彼らに任せることになった。
完全を確保すると、3人とそしてもう1人は捕らえられ無理やり働かせられていた女性たちがいる場所まで来る。
何が起きたのかわからない彼女たちはさ騒ぎが収まり、入ってきたセバスと自分を見ると恐怖に震えるが、すぐに入ってきたレイナの姿に落ち着きかけて、その後に続く人物を見て驚いていた。
「えっ?うそ・・・アンナさん?」
「本当にアンナ・・・なの?」
彼女たちが驚き本人か疑うのも無理はない。その声で彼女たちの前に出たのは、一番始めに貴族に暴行を受けていたのが信じれない黒い長髪は艶を取り戻し、それが良く似合う妙齢の美女。今の彼女は貴族にボロボロにされる前、いや、ここに働かされる前くらいの健康な姿になっていたのだ。
「アンナさん・・・ごめんなさい!私が怯えるばかりでいたから・・・」
「大丈夫。大丈夫だからね」
全員から心から心配されている声色を向けられるアンナと呼ばれた彼女は、慕われているらしい。中でも彼女たちの中で小柄の女性は彼女だとわかると泣きながら抱きついてきたのを優しい微笑みを浮かべて抱き返していた。
ここに来る前に丁度目を覚ました彼女は自分がいた方が信憑性が増すと同行を申し出た理由がよくわかった。アンナはかなり長く娼婦たちのまとめ役であった。そのため励まし合ったり、時に怪我が酷い者を皆で庇うなどしていて信頼されていたようだ。
それでも貴族の過剰な暴行の数々に死んでしまう子や捨てられてしまう子がでるために、彼女は心を痛めていた。
そんな彼女が長い間死なずにいられたのは、先祖から受け継いできたこの珍しい黒い髪だけではなく、普通の人より頑丈で怪我が治りやすいらしい。それもあって八本指が経営する違法な娼館でやってこれた。
そして今回、本当ならば貴族に暴行を受けるはずであった、彼女の腕の中で泣く女性であり、あの貴族が品定めに来て、他よりも、その貴族の趣向を知っていた皆が震える彼女の壁となるも、決めあぐねていた貴族に八本指の輩が、横に並べと無慈悲な命令に逆らえず、その努力も虚しく彼女を指名された。
が、さすがといえばいいのか、上手いこと貴族に自分を売り込みという誘惑をし、身代わりを引き受けたそうだ。しかし、予想外な事態は起きるもので。あの貴族はやたら興奮していたのか。今まで数多くの暴力を受けて耐えてきた彼女でさえ、死んでも可笑しくないほどの暴力を受ける羽目になる。そこへ偶然にもセバスが助けにくるまでが、事の
信頼しているまとめ役が怪我がないどころか、無事に戻ってきたことに喜ぶ彼女たち姿は微笑ましい筈であった。クライムは腐った貴族への怒りに
そこにレイナが前に出る。彼女の後ろ姿にクライムは期待に胸が膨らむ。アンナは受けた傷も、自身の油断から負った傷も治した彼女ならばと。アンナが女性を泣き止ますと、後ろに近づいたレイナに気付き振り向く
「レイナさん。こんなこと頼むのは・・・厚かましいかもしれません。もし、お金がいるのでしたらこれから一生をかけて払います!どうかーー」
「もちろんよ」
アンナの言葉に一にもなく了承で答えた後に「でもお礼の件は後でゆっくり話し合いましょう」と苦笑する彼女は噂に聴く女神そのものだった。
「キュアプラムス。オーディナリーシェイプ」
聞いたことのない言葉が2度紡がれ、傷付いた彼女たちに伸ばされた
光りに当てられても僅かに目を開けていた彼女たちは、羽が吸い込まれた胸の次に恐る恐る自分達の姿を見て、大歓喜に震えた。
世間一般に知られている回復魔法はここまでの効果はない。各地に教会を持つスレイン法国のお膝元なら、一生をかけても払えない費用を払えばあるいはと呼べるくらいだ。
それに匹敵、いや越えるとも言える彼女の回復魔法はかのアダマンタイト級冒険者であるラキュースが師事を乞うほどである。未だに夢なんじゃないかと互いに確かめ合う彼女たちの姿をーーー。
☆○▽◇▽!!?
彼が気づいたときにはもう遅かった・・・出かけた悲鳴を飲み込み慌てて目をそらすも肌色ましましの桃源郷は瞼に焼き付いてしまった。これが回復前の痩せこけた姿なら良かった(いや、良くないが)。だが、回復後の彼女たちの姿は健康的に膨らみ、ボロボロだったが髪もサラサラ、肌もツルツルで着飾るのはボロ布なのに、それがかえって、とても扇情的でさえある。
これが連れてきた当時の彼女たちならば貴族も倍額の金を払ってでも希望するだろう。無理やり娼婦として働かせられていた理由も納得がいく。振り払おうと頭を振るも、余計に記憶が残ってしまい、敬愛するラナーと何故かレイナにも謝りたくてしょうがない気分になる。
「・・・・・」
「・・・・・」
自分はこんなに誠実ではなかったのかと軽くショック受けるクライム。そんな彼は反らした先にいた、もう1人の御仁の姿を見ると彼はちゃっかり後ろを振り向いて回避していた・・・。出来れば教えてほしかったと一時的に修行を課してくれた恩人に向けるには、無礼な視線を向けてしまっても致し方ないだろう。
セバスの言い訳としては、彼でさえも咄嗟であったし、その速度でクライムの顔を物理的に
「んんっ!」
そんな自分の視線に耐えられなかったのか、彼は背を向けたままらしくない咳払いをして、自分達の存在を伝えると彼女たちもやっと御仁2人の前だと気付いて、体の見せ合いはお開きになった。
「ごめんなさい。私も迂闊だったわ・・・」
「貴女様のせいではありませんよ・・・回復して驚くことを身をもって知っていた私の注意が足りなかったんです・・・すいませんでした」
「い、いえ・・・」
クライムが謝る前に逆にレイナとアンナが本当に申し訳なさそうにして頭を下げる姿に、情けない気分でいっぱいになる。ああなる状況を想像し対処できなかった自分の未熟さをこんなことで痛感する日がこようとは思わなかった・・・。
「まぁその・・・彼女たちも自分が悪いとわかってますから、助けていただいた
「コクコク\\\・・・」
「かっ勘弁してください!!お願いします!!!」
それとなくフォローしてくれたアンさんとそれに恥ずかしそうに頷く一同にクライムは焦りに焦り、よく見れば冷や汗を掻くセバス同様に、彼らしくない言葉で叫び全力で頭を下げて遠慮した。
こんなことをもしもラナーや蒼の薔薇の皆さんだけでなく最近世話になっている戦士長やその部下たちに知られればどうなるかわからない。
『・・・うん。クライム君も男の子だしね』
『はっはっは!!よかったじゃねぇかよ。一つ壁を越えたんだなんなら今夜こそ俺と・・・』
『なにそれうらやまけしからん私と変わってほしかった』
『ノーコメント』
『これを機に女遊びをしないか心配だな・・・』
蒼薔薇の皆には生暖かい視線と一部の嫉妬か羨望をいただき。
『ふむ。腑抜けたか?今日は倍の訓練が必要だな』
『お、おいお前ら落ち着け、彼も男なんだし、功労者なんだこれくらい多めに見i『うるせぇ!』グハァ!!?』お前ら久しぶりに
『『『『うおおおおおおぉぉぉ!!!』』』』
戦士長からも丁度いいと見放され、最後の良心である副長が殴り飛ばされ退場し、屈強な戦士たちが波のように襲いかかってくる。
『俺はそういうのはよくわからんが、まぁたまにはそんなのもいいんじゃないか?これも役得の代償とでも思えよ』
『アハハっ・・・御愁傷様』
『大丈夫だ。誰のお前を責め・・・いや、すまん。元気出せよ・・・』
ガゼフの次に自分をよく
戦士団一同の私怨が大方含まれた
ここまでリアルな幻も、付き合いが増えたせいか、想像すればするほど地獄の様相にクライムの顔は青いどころか雪のように真っ白だ。確かにそれらも恐ろしいだがそれ以上に・・・。
『クライム・・・』
あのラナーが背を向けた幻影まで見える。だが、その背で物語る彼女の姿は威圧してくる。ピシィッと彼女の手の方からそんな音が・・・。徐々に振り向く彼女が嫌に恐ろしかった。嘘だあのお優しい姫様がそんなことするはずがない!これは弱りきった心が見せるただの幻影だ!そう思うも幻のラナーは遂に振り返り・・・。
「クライム君顔色すごいことになってるわよ!?大丈夫!?」
どうやらぼーと立ち往生していたらしい、不振に思った彼女が態々来てくれたようだ。目の前には回復魔法を唱えようか手を
やっと場が落ち着くと、ここから出るために自力で動ける者とそうでない者に別れる。
中には逃げられないよう足の腱を切られたりしていたものもいたが、レイナによって治療されるも、何せ久しぶりに自分の足で歩くのだ。動きが危なっかしく放っては置けない。動けるもので肩を貸すか、それでも不安ならば両手に抱えなければいけないだろう。所謂お姫様だっこというやつだ。
「ふむ、顔が赤いですが大丈夫ですかな?」
「い、いえ大丈夫です\\\」
「不安だろうけど安心してね」
「すみません重いです・・・よね?」
「これくらい平気よ」
「かっ\\\」
「え?」
「な、なんでもないです(すごい。軽々と運んで・・・カッコいいなぁ\\\)」
レイナやセバスは順調だが、やはり自分がネックになった。先程の件が尾を引いており、からだが固くなり段差があるところで転倒しかけたりしてしまう。
「あ、あの大丈夫?」
「お、お気になさらず!」
「そ、そう?きつかったら言ってね。私も頑張るから」
心配してくれるのは嬉しいが、ラナー程ではないが充分綺麗な顔で純粋な笑みを浮かべて、今の台詞はやめてほしい。何故か邪な感情を抱く事に申し訳ない気持ちでいっぱいになるから!
キツくはないキツくはないのだ。クライムは元々努力家であり、鍛え抜かれた筋力は一般人を大きく越える。なんなら、街中で子供に乱暴していた者たちも数に苦戦はしても撃退は十分できたのだ。さらに、戦士団に混じり、多くの経験をし、サキュロントを退ける力を持っている。
だがしかし・・・筋力の問題ではないのだ。筋力の。それに関しては余裕があるくらいだ.。
決して彼女が悪いわけではないのだ。
そう肩を貸すにしても両腕で抱えるにしても、体は密着してしまい女性特有の柔らかさといい匂いに服越しとはいえある人物に捧げた筈の忠義が揺れそうになる。
今は肩を貸しているが、彼女は背は少し自分より高いので歳上だろうか?痩せていたときは気づかなかったが、かなり立派な物を持っている。それがただでさえ薄い服?布?の上から押し付けられるのだ。
心配してくれる彼女には悪いが、顔を覗くのもやめてほしい。そんな気はないのはわかるが、余計に密着度が上がってしまう!心配させた自分が悪いのだ!こればかりはどうしようもなく、気が気ではない状況に、どこかの死の王がこれを見れば、たっち・みーと同じくらいの妬みを彼に向けることになるだろう。
色々四苦八苦しながらだが、彼はなんとか役目を全うする。外で彼女たちと捕虜たちを(当然別けているし、捕虜は頑丈な檻付きだ)乗せる馬車で彼女たちが乗る方をセバスが、クライムと合流した
城に戻ってくると、セイランは捕虜を連れて独房に向かい、クライムはその足でラナー王女の元へ報告するために向かう。仮にも王国の騎士を勤めるので、急いでいても身綺麗にする必要がある。それも慣れたもので素早く身支度を整え、白甲冑に身を通す、向かう際に早足になってしまい、通り過ぎる貴族やメイドに変な目で見られたが、気にしておる場合ではない。
ラナーの部屋の番をするメイドに至急伝えたいことがあると無理を通して部屋に上げてもらった。中には丁度、蒼の薔薇も滞在していたので、手間が省けると此度の八本指関連の娼館襲撃を報告する。・・・少しあの幻影の前半組と後半のラナーが揃ったことに嫌な汗が流れたが・・・。
「さすがレイナ様ね!八本指幹部を見事に捕まえるだけでなく。治療も行うなんて!あっクライム君もお疲れ様」
「やるじゃねぇか!これでお前も一皮剥けたって訳だな!」
「なにそれ羨ましすぎ私も近くでレイナ様の勇姿見たかった何故私はそこにいなかったの変わってほしい」
「かわいい男の子はいなかったの?」
「ふむ、彼女ならば救った娘たちの事は任せられるだろう。お前もご苦労だったな。ガガーランじゃないがよくやった」
あのハプニングの事ははぐらかしつつ、大体の流れを話すと
皆が自分の健闘(やはり2人ほど自己中だったがそれも信頼の現れか?厳しい口調が目立つイビルアイも、この時ばかりは仮面の下で笑みを浮かべていそうである)を讃えてくれる。
サキュロント戦での失敗もあり、素直に受け取れないが、やはり悪い気はしない。そして、最後にラナーからの言葉を待つ。
しかし、一向にいつのも天真爛漫な姫様の声がかけられない。不思議に思いそちらを見ると・・・。
「・・・・・」
彼女に仕え初めて見る俯いたまま顔をあげず、しかし、しかと見られているとわかる気配を漂わせたラナー王女がそこにいた。
☆
事の顛末を話すクライムにラナーは訝しげに見ていた。彼が嘘を言っていることはないと思うも、なにか隠していると断言できる。それは時々彼の目が泳いだり、不自然な汗を顔に滲ませるなど、観察力のあるラナーが見逃すはずがなかった。
話が終わり、最後にクライムはラキュースたちに誉められ、私の言葉を待っているのだろう。いつもの輝く瞳を向けてくる。がその瞳に怪訝さが現れて、やっとラナーは自分が一言も話していないのに気づき、慌てて弁明しながら、これからの事を話す。
今回の襲撃で八本指報復に動くのは間違いないだろう。すでにレイナから王や蒼の薔薇を通して、その対応の準備を進めてきた今ならば、こちらの動きを警戒する前に叩くことができると。
捕らえた幹部の情報を洗い、目標を更に絞る。人数も多くなったことで、余裕はあった。
しかし、今のラナーの心は大いに荒れていた。それは大切なクライムの瞳の奥に自分以外の女の影があったからだ。彼に気付かれないよう言葉巧みに誘導すれば出てきたのは、例の白銀の女神と呼ばれる女の名前。彼女を呼ぶときの彼の顔が喜びに変わるのが、少し・・・いや、かなり気に食わなかった。
話の中で、元娼婦たちの事を話す時も彼の目が泳ぐことから何か他にもあったのかもしれないが、それよりも泥棒猫が大事だ。
落ち着け落ち着くのよラナー。正直すぐにでもあの泥棒猫を殺したいが、それは早計だ。彼女は強い。あの実力
今までと同じ
より情報を集めて念入りに仕掛けなければ、ならない案件だ。
今は駄目だ。出来れば今すぐ取りかかりたい。これからもクライムとあの女が出会わない保証はないし、それでクライムの心が完全に向こうに傾く可能性もある。今死ねばクライムは当然悲しむのだろう。それも許せない。どうにかして、彼の中にいる彼女も殺さもなければならない。
そんなラナーの心の中など誰にも知られずに、会議は順調に進んでいき、遂にラキュースは立ち上がり、八本指一斉検挙に乗り出した。
「それじゃ私たちも動くわね。いくわよ皆」
「わかった鬼ボス」
「了解。ボスリーダー。大活躍した私はこれが終わったら女神様に沢山甘えるんだ」
「よっしゃ!張り切っていきますか!」
「張り切りすぎて、失敗するなよ」
「どうかお気をつけて、ラキュースに皆さん。クライムも」
部屋を後にするラキュースたち。残されたのはクライムだが彼もすぐに向かうだろう。そこに例の女がいると思うと腸が煮えたぎる。
(大丈夫。まだ慌てる時間じゃないわ・・・)
確かに今は手を出せない。だが、それも今だけだ。そもそも彼女は旅の商人を名乗っていた。王国に遣えるなどしなければ、彼女は再び帝国か法国か何処となりでも向かうだろう。物理的にクライムと離れるならば、その間に彼女だけでなくその身の回りの情報を集めて、対策はできる筈。排除といかなくても何かしらの手を思い付くはず。
幾分か調子を取り戻して腹黒い事を考えていたラナ―。そうして、いつも通り
「ラナー様。どこかお加減が悪いのですか?」
「・・・え(!?)」
扉に手を掛けたクライムが振り向いて掛けられた声はラナーの思考を乱し、小さく声が洩れてしまいそうになり、片手で口元を隠す仕草をしてしまう。気づかれた?慌てて鏡の前で表情を調整したくなったが、そんなことを彼の前ではできない。
ラナーはなんとか自分の表情を意識しようとするが、全く上手くいかずに醜態を晒してしまいそうになり、絶対にバレないと自信があったそれにヒビが入った。
「すみません。なにやら表情が思わしく無さそうでしたので・・・ですぎた真似をしました。私もそろそろ行きます」
普段見せたこともない表情を浮かべるラナ―。クライムはそんな彼女を不思議に思いながらも、今は急いでいることを思い出し、早々に頭を下げ、部屋を出ていった。
(クライム。私・・・は・・・)
ここでやっとラナ―は自分の気持ちに気づいた。扉の向こうに消える求めてやまない彼の背中。彼の喜ぶ姿と他とは違う自分を見る純粋な瞳が好きだった。
それが自分から永遠に離れていくようで・・・伸ばしかけた手は閉じられた扉の前で虚しく空を切った。
心のまま見せた悲しみがこもった顔は彼女自身は気付かず、今の彼女は、籠の中に閉じ込められた小鳥のようだった
そうして時は戻り、八本指の本拠点で、レイナとセバスが無血降伏させたあと、ほとんどの者を檻を引く馬車に捕縛し、移動していたクライムたちも、天に昇る火柱を目撃したあと、大量に現れた悪魔の対処に追われていた。
「くそっなんで王国の中にこれほどの悪魔が!?」
「わからん!だが録でもない事なのは確かだ。この様子では王城だって悪魔の襲撃を受けているだろう」
「そ、そんな!」
今回一緒に行動していた元オリハルコン冒険者でレンジャーであるモックナックの言葉にクライムは嫌な汗をかいた。
想うのは城に残してきた忠義を誓ったラナーについて。
城には多くの兵士が駐留しているが、やはり心配するのは当然であった。
「少年っ!」
「っ!?しまっ」
不安に考え事をしていたのが不味かった。3体の悪魔がクライムを囲むようにして飛び掛かってくる。モックナックは別の悪魔を相手に戦っていたので、呼び掛けるのがやっとだ。
彼の悲痛な声にハッと我にかえて、対応しようとするが遅い。2つの凶爪がクライムに迫ったその時。
キンッーー。
離れたところから剣を納める音が聞こえた気がした。
襲いかかってきた悪魔の動きが止まり、その体に横一線の切れ目が現れ、悪魔の爪はクライムに届くことなく。体がズレると地面に落ちた。
「クライム君!危なかったな!怪我はないか!?」
もうダメかと思っていて助かったことに呆然とするクライムにかけられたのはそんな言葉だった。現れたのは別の拠点の制圧を任されていたブレインであった。彼は数人の兵士を引き連れ、拠点を瞬く間に制圧すると、クライムたちとの合流を図っていたのだ。
そして今回、彼がクライムを助けるために放ったその技は帝国からの風の噂で知った斬撃を飛ばす武技を知っていたブレインが、レイナの助言を元に修行で編み出したもので、出来た当初は厳しい彼女も手放しに誉め、今回の八本指の関係の施設を制圧するのに活躍した新武技であった。
名付けるならば"風斬り"だろうか。
予定よりも早い合流に面をくらうクライムであったが、エンリたちが城に通うようになり、特に関わりが多かったのが彼で、何度か模擬戦を重ねる内に、その実力を知っていたことや、彼についてきた兵士からの一騎当千ぶりを話されて納得する。
モックナックも合流し、城への道中で次々と襲ってくる悪魔をブレインは瞬く間に切り捨てる。その早業にクライムたちは見惚れそうになるが、首を横に振り、足を急がせる。
彼の横にブレインが来たときに、彼の姿が城に来ていたときとは違うのに気付いた。彼は昔使っていたボロの服を装備としては能力もないものであったが、今は胴着に下は袴と、彼らは知らないが、日本の侍が着ていたという着物だ。
その下にはやはり鎖帷子を着込み、利き腕を庇うようショルダーアーマーと繋がるように胸当てもある。最初はヒラヒラして戦う装備にしてはどうかと思ったが、体と服の間に余裕がある分、動きが阻害されずにスムーズに次の動きへと移れる。
「あまり見かけない装備ですね」
「ああ、そうだろう?俺も知らなかったが、刀を持つのならばこれだといって師匠・・・レイナ師匠がこの作戦の前に渡してきてな。ここに来て・・・いや、ここにくる前から服が訓練でボロボロになってたからな。その時は、どうとも思わず、丁度良いとありがたくいただいたんだが・・・これがひどく俺に合う」
「そう、なのですか?確かにブレイン殿によく似合う気がしますね」
自分の装備を一瞥して、迷いなく頷くブレイン。レイナから貰ったときいて少し羨ましく思うクライムに彼は笑いながら答える。実際、この装備はブレイン用といえた。今の彼が着ている鎧もなかなか高価そうだが今自分が着ているものがそれに劣っているとは思えない。
「なんだったら、クライム君だったらお願いすれば師匠は作ってくれると思うぞ。今度お願いしたらどうだ?」
「そうですね。戦士団の装備も彼女が作ってくれたものはどれもすごいものでした。誰でもとはしないでしょうが君なら・・・っと!」
共に走るセイランもそれに同意しながら、剣を振るい一撃で悪魔を両断する。彼が今つけている武器と装備も彼女が作ったものらしい。今までは個別に使いやすさを重視していたが、常駐する一般兵の装備よりも個人毎に工夫することで使いやすくしてたくらいの彼ら戦士団の装備は、一新されだけでなく個人に合わせて製作されたオーダーメイドであり、真に王国の精鋭部隊の様相となっていた。
当然、クライムもレイナが作る装備に興味津々だ。しかし、恩ばかりのある御方に、これ以上は迷惑なのではと遠慮する気持ちの方が大きいし、今の装備も王国からひいてはラナーからいただいた物で、当時は自分が持つには不相応だと思ったものだが今でこそ大切な鎧だ。
「・・・いえ!この鎧も最初は着慣れないものでしたが、今こそ愛着もありますし・・・それに、ご迷惑なのでは・・・くっ!」
「そうか?まぁクライム君がいいならいいが、鎧が駄目なら武器とかな。頼むだけならタダさ。ダメならハッキリ断るぜ。師匠はな!」
首を振り今の装備があればと言いながら、クライムは向かってきた悪魔の攻撃を避してから反撃する。・・・がやはり、彼女が作った装備に興味はあるのだろう。彼はブレインたちの装備を羨ましそうに見ていた。
「まずはこの危機を乗り越えてからになりますが、ねっ!しかしキリがありません!」
「その通りだっ!」
2人はクライムよりも各々の研ぎ澄まされた動きで悪魔の攻撃をいなしつつ屍に変えながら器用に会話を続ける。その姿にモックナックは驚きを隠せずにいた。
「聞いていたがブレイン・アウグラウスここまで強いとは・・・それに戦士団の副隊長も!・・・あまり目立たないと聴いていたんだがなぁ」
戦力が合流し、彼らの実力に余裕ができたからか、結構失礼な事を言うモックナック言葉は、幸いセイラン本人には届いていなかった。
悪魔はブレインとセイランのおかげで問題なく排除できているが、街で暴れる悪魔の数はまさに底なし、民間人もいるなかで、彼らを襲う悪魔を見逃せるはずもなく、戦いながらの行進はなかなか目的のお城に近づけないでいた。
その時、城の方から多くの兵団が来るのが見えた。その先頭には馬に乗ったランポッサ王とその護衛のガゼフと戦士団員が群がる悪魔を蹴散す姿があり、さらに奥には王族用の馬車が見え、両隣には第1王子バルブロや第2王子ザナックまでが並んで悪魔相手に牽制しながら、兵士たちに指示を出して近づく悪魔に対処している。
それよりも気になったのは彼ら以上に守りが多いその馬車に、クライムは目を引かれると同時に嫌な予感が生まれる。そして案の定、そんな彼の視線に気づいたのかわからないがひょっこりと馬車の窓から顔を覗かせる者がいた。夜風に金髪が流れ、遠目なのにクライムに向けてしかと手を振り、同じ馬車に乗っているどこかで見たことのある女性と護衛の者に注意されるその姿はどこからどうみても。
「なぜランポッサ王だけでなくラナ、姫様もここに!?」
ラナー王女その人であった事にクライムの絶叫に近い声が響くのだった
☆
レイナに出会い、命だけでなく村まで救ってくれたあの時まで、自分が故郷を離れるなど想像していなかったカルネ村出身のエンリ・エモットは、飛びかかってくる悪魔を振り下ろしたクレイモアで縦に両断し、次にくる悪魔を振り下ろした軌道を力任せに横への斬撃に変えて、悪魔の上半身と下半身を泣き別れにする。
ただの農家で生まれた村娘だった過去の自分とは想像できない結果が、悪魔を倒していくことで実感していく。
横ではガガーランがバトルハンマーで近付く悪魔数体を次々に怒濤の連撃を浴びせて地面の染みにしている姿。その活躍を見ていると、どうしてあんな通り名なのかと思う。
最初はどんな意味なのかわからなく、その場でレイナに聞いてしまい。周囲が吹き出すなか小首を傾げていると小声で「また後でね」と言う彼女に不思議に思うも、寝静まる夜にだいぶ濁した形で教えてもらい理解した時は後悔してしまった。
正直、もっと他にいい通り名はなかったのかなと忍者姉妹の通り名共々そう思う。その片割れはその呼び名の通りに、レイナほどではないが、エンリにまで積極的にアプローチしていたのを思い出す。正式に自己紹介するときにあのガゼフ自らが、仲介しての紹介だったのだが、彼が果たして言っていいのかと言い淀んで、結局は無難に名前で紹介していた。あの時のラキュースが心底恥ずかしそうに俯く姿はとても印象に残り、不憫に思えたものだ。
レイナは白銀の女神と
いつか自分もどんな通り名で呼ばれるか少し怖い気がする。
「もうすぐ王国の壁だぜ!気張れよお前ら!」
「あのダークエルフの少じ・・・少年と少女が殿を引き受けてくれたから、結構楽に移動できたな。脱落者もいないが・・・彼らは大丈夫だろうか?」
シオンが、自分達が姿を現すと余計に騒ぎになるとして、殿として残った2人の事を心配する声を出す。綺麗な衣装を着ていた少女はかけれるだけの強化を
エンリも残った彼らが心配だったが、逃げる途中で見た最初に悪魔を粉砕した彼は巨大な植物を操りながら、近づく悪魔を捕らえて身動きを封じて再び粉砕し、それを援護する少女が、すこし昔の自分が見れば、腰を抜かしそうな巨大な虫たちを武器にして闘っていた。
強者の雰囲気のあった少女はともかく最初の印象にあったオドオドしていたのが、嘘のようにあの場に留まり、悪魔を相手に無双しているダークエルフの少年の姿は、同じ雰囲気を持っている友達のンフィ―とは全然違った。
そうこうしているうちに王国へと繋がる門が見える。門では兵士が果敢に悪魔を相手に闘う姿があった。急造で作ったバリケードの間を盾を持った兵士が防いで、後ろから槍を持った兵士が攻撃しているが、刺突での攻撃は悪魔に対して有効とはいかずに、その生命力の高さもあって苦戦を強いられ、このままでは陣形も崩壊しそうだ。
皆がそれに気づいて、目配せしたあとに、悪魔の背後から奇襲するように殺到する。
ガガーランがハンマーで今まさに盾の防波堤を突破しようとした悪魔を殴り飛ばし、シオンの弓矢が上で、獲物を見定めていた悪魔を数体同時に射抜き、私は一塊になっていた悪魔の数体凪ぎならう。残った悪魔を八本指の男たちが徒党組んで、ヒルマと出てきた護衛の男を筆頭に打ち倒していく。わかっていたが、ヒルマは戦うことはしないが、足を引っ張らないようについてきている。あっでも護衛の男たちの死角から来た悪魔を知らせた上で、拾った石での牽制をしていたが、その眼差しがシオンに向いたときに、顔を赤くしているのは何でだろう?
「こ、これはガガーランどの!救援ありがとうございます!しかし、そこの者たちは・・・」
「礼と今は彼らのことはいい。今はこの異常事態の方が優先だ。なにか王国から来ているか?」
「は、はい。王からの伝令が先ほど来て・・・」
悪魔を退け、居合わせた兵士にはガガーランさんが、事情を説明。協力した八本指の拘束は後回しにして、全員が悪魔討伐に参加する。
このときには、すでに王から伝令を持った兵士が駆け込み、これからは、王国の各所に作られた兵士の詰所や頑丈な作りの建物を避難場所にして市民を誘導することが伝えられる。
「伝令を出すまでの判断が早いな。これもあんたらのリーダーの影響かねぇ」
これでやっと王国の先行きも明るくなるねと感心するように言うガガーランさんの言葉に自分の事のように嬉しく感じる。
村で剣を振る姿。一緒に旅をしてつけられた厳しい稽古。そんな厳格な姿だけでなく。料理を作る家庭的な姿や稽古以外で自分が先生になり、この世界の文字を教える時は、私なんかがと緊張はしたが新鮮な気持ちで、この時ほど両親に教わる文字の勉強を頑張った甲斐があったと喜ぶ自分がいた。
一緒に服の買い物を楽しんだりしたのも記憶に新しい。羨望だけじゃない、親しみの気持ちも大きくなっていく。彼女はただ憧れるとは違うのが共に過ごす内にわかった。
「くそっやっぱり数が多いな!」
「でもやるしかないよ!まだまだ避難できてない人が多いもの!」
話がまとまり、避難所を守るのと逃げ遅れた市民を誘導するのに別れた。避難所を守るのはガガーランさんと他の兵士。弓矢が心許なくなってきたシオンも、悪魔を百発百中で当てる彼の腕前が認められ、国が置いていた弓矢をいつでも補給できるそこに残った。私は他の兵士の人とともに市民を誘導するのを買ってでて、未だに混沌の渦中にある王国内に飛び込んでいく。
全力で走りながら多くの悪魔と戦い疲れてきたが、悪魔の数も少なくなってきている。このままなら・・・。
「あ、そ、そんな・・・」
そう考えたのがいけなかったのか、再び空に魔方陣が浮かび、先ほどとは比にならない数の悪魔が召喚される。それに兵士も市民も絶望に染まる中、私も戦士の心を忘れ、昔の無力だった村娘に戻りそうになるのをグッと
「ま、まっだまだぁぁ!」
また数体斬っても悪魔の数は増えていく。
戦いは終わりをみせないでいた・・・。
☆
「ここまでくれば大丈夫でしょう。走れますか?」
「だ、大丈夫です。ありがとうございます。あ、あの・・・」
「言わなくてもわかります。私もすぐに戻るつもりです」
ウルベルトの魔法の余波で崩れた街が離れた所で、抱えた青年を降ろしたセバスは、青年のなにかを懇願する表情に頷いた。
しっかりと自分を見つめ返してくる、真剣な彼の顔にひとまず安心したのか青年は頭を下げると走り去っていく。
あの場に残ったレイナを助ける。確かに自分はあの御方に対して戦えるかも怪しい。しかし、肉壁くらいならできるはずだとセバスは震えそうになる自身の体を律して、さっきまでいた瓦礫に埋まるその中心で
離れたあとに、懐かしい気配も彼女の横に現れた。安心するもつかの間。恐ろしいほどの数が現れたのも感じた。あのような力をセバスは知らないし、これが御方の力と言われれば納得してしまいそうになるが、なにかが違うと自身の勘が告げている。
ポケットからソリュシャンの装備の残骸を取り出す。彼女がどうなったのかはわからない。だが、ウルベルトという御方は味方に手をあげるような存在だっただろうか?
よく衝突することが多い自身の創造主のたっち・みーも、1度だけを除いてなかった。
なにか良くないことが起きている。早く戻り・・・。
「やぁセバス」
「っ!?デミウルゴス様・・・」
向かおうと足に力をいれようとしたした時に、不意に嫌でも聞き覚えのある声を掛けられた。
そこにはセバスが行こうとした方を
何故ここに・・・ウルベルトの異変もあり、セバスの中で警鐘が響く。・・・此度の件、彼も関与しているのだろうか?
「そんなに急いでどこにいこうというのかな?セバス」
「それは・・・残りの八本指の残党を倒すためです。デミウルゴス様こそ、ここで何を?この悪魔たちはあなたが?」
「だが、それも終わったのだろう?なぜ君はあの女についてまま行動しているんだい?・・・まったく天下のナザリックに所属する君が人間の小娘に下る、いや飼い慣らされる異形なんて何の冗談だね?」
理由を聞かれ、言い淀み既に終わった事を苦しい言い訳にする自分への口調は普段の彼のままだ。だが、こちらの質問には答えず、ぞんざいに言わなくても解れと責める言い方だった。
彼の頭脳は自分を凌ぐのはわかっている。このまま問答を続けていればどれ程時間がかかるかわからない。
「話は後にしましょう。私はーー」
「行かせないよ」
"悪魔の
ゴウッと眼前に迫る巨大な拳。
「っ!?」
自分が攻撃されたことに気づくが反応に遅れて避けることができなかった。咄嗟にセバスは腕を固めて防御の構えをとるも、衝撃には耐えられず、後方に飛ばされる。
だがダメージは低い、同じレベルだということもあるが、彼が前衛タイプではなく、後衛タイプであることも大きい。
大きく飛ばされたが、空中で体を捻り、難なく着地すると、目の前の下手人・・・デミウルゴスを睨み付ける。
「・・・どういうつもりですか?」
「そう睨まないでくれたまえ、これもナザリックのためさ。彼女は危険だ。どうやってアインズ様の信頼を得たのかは知らないが、それは君もわかっているだろう?」
「・・・まさか今回の事を知っていたのですか?」
「さぁね。でもウルベルト様の指示で私は君の足止めを任されたのは事実さ」
君がさっさと目的を果たして
彼はソリュシャンがウルベルト様に討たれたことを知っていて協力しているのだろうか。
人格は問題ないどころか、善性のセバスやユリにして好ましい人間だった。はじめはヘロヘロ様の敵であったが、次に会えばそれは誤解で、御方の再開の機会を与えてくれた恩師。王国で要らぬ騒動に巻き込んだというのに、恨みごと1つなくなく協力してくれた。いつの間にか、御方と同じくらいに大切にも思える女性。此度も共に戦い、あまつさえ仲間と言ってくれた。
そんな彼女を危険だからと討つという彼と、仲間を手に掛けたかもしれない御方。どちらを信じるかは決まっている。拳を強く握り締める。
「今ここで
それは彼なりの最後の忠告だ。彼の言う通り、彼女はあまりに危険な存在ではある。しかし、だからと言って彼の言葉に素直に従い、おめおめとナザリックに戻ったら、彼は次にどう行動するだろうか?
・・・決まっている。今でさえ激しい攻防が繰り広げられている信じられない程の力を発揮したウルベルトと彼女とたっちの戦いに加勢しに行くだろう。
そして、取り返しのつかないことになれば、自分はどうなるのか。何度も共に戦い、自分の至らない所を助けてくれた彼女を捨て置いたなどとなれば!
ーーーならやることは1つ。
「そこを通してくれませんか?」
「ふむ、無理だね。そう答えるということはそういうことだね?少し期待した私がバカだったか」
もう言葉では退かないとわかっていても、そう問うがデミウルゴスは呆れて首を振り、やはり退くことはしなかった。
「君相手に1対1では勝負にならないからね。卑怯だなんて言ってくれるなよ?」
少し上げた手の指をパチンッと弾く。こんな時も格好いい演出に
鳴らした瞬間、いつの間に召喚したのか、いや、最初からか気配を消し姿も隠していたのか流石用心深い彼らしい。デミウルゴスの両隣に上級悪魔が並んでいた。どっちも体が大きく前衛向き、カンストレベルのセバスが無視できない気配を漂わせた巨大な斧と剣を持つ上級悪魔が2体。さらには、相手にはならないが数だけは多い下級悪魔がこちらを逃がさないよう周囲を飛び交う。
「まぁ正直君のあり方には前々から不満に思っていたんだ。同じナザリックに所属する者として見逃してきたが・・・これもいい機会なんじゃないかなっ!」
「わたくしも同じ想いですよ。そこをどいてもらいます!デミウルゴス!」
「呼び捨てたな!階級守護者であるこの私を!第9階層の最後の砦を任されているとはいえ、ただの執事長である貴様が!?セバス!ただで済むとは思わないことだ!」
互いに気に食わないと思うも、同じ使命を持つ者として協力してきた両者がここで遂に衝突した。
助けられた女性たちのリーダーであり、セバスによって助けられたアンナさんですが、多分黒髪かなぁとアニメで見て思ったのですが、どうですかね?
今回レイナさんが使った回復魔法も状態異常回復魔法それぞれ特化されており、両方の効果がある大治癒と違い消費コストも低く抑えられている。
体力回復はほぼ全快な上にある効果を含めています。
状態異常回復の方はワールドアイテム以外の効果を無効化できる。
魔法効果範囲拡大化(ワイデンマジック)なくても任意に範囲も指定できるもので、うまくいってレイナさんもホッとしています。出展はヴァルキリープロファイルからです。
緑と青の光は朧気な記憶に捏造した想像です。ゲームとは違うかもしれません。