LoveLive! Anotherstory   作:神崎あやめ

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Chapter1-6

真姫、穂乃果と代わり観客席の方へと移動した梨子は、曜に対し質問をし始めた。

 

「どうして高海さんとあなたは能力を使えるの?」

 

「真姫さんから聞かなかったんだね?私と千歌ちゃんは、ここに入学する前に1年くらいかな、私は海未さんとことりさんに、そして千歌ちゃんは穂乃果さんに指導を受けてたんだ。それでここに入学するために3人のもとを離れたんだけど、その後も私達は鍛錬を続けてた。その結果がこれだね。まあ千歌ちゃんのあの力に関しては私も想定外なんだけどね…」

 

「そんなことが…でもどうして高海さんが首席じゃないの?」

 

「多分さっきの千歌ちゃんの言ってたことからして、2年前に最後に穂乃果さんと模擬戦してから一度も異能を使わなかったからだね。異能も使わずに平均あたりにいられる時点で規格外もいいところなんだけど」

 

「?その異能を使わない理由は?」

 

「千歌ちゃんはあまり力を使いたがらないんだ。自分の力の持つ強さと使うことによる被害がわかってるから」

 

「でも今回は使った…」

 

「そうだね。千歌ちゃん、自分のことは何も気にしないふうにしてるけど、自分に関わる人のことになるとすぐ熱くなるから。桜内さんの言葉が悪かったんじゃないかな?」

 

「そうね、売り言葉に買い言葉。私も熱くなりすぎてた」

 

「それに私も桜内さんが千歌ちゃんの勧誘を断った理由がわかったからこっちも申し訳ないなって思ってるよ」

 

「そう。私がちゃんと理由を説明しなかったから渡辺さんが怒るのも無理はなかったわ。それに、もう断る理由も無くなったもの、この戦いが終われば私もあなた達の仲間として戦わせてもらうわ。よろしくね」

 

「こちらこそ、よろしくね。でも今はあの3人の戦いを見ていよう」

 

「ええ、おそらくこの国で最高峰の戦いだもの」

 

こうして千歌の知らないところで曜と梨子の仲が直っていた。

 

その頃、μ'sの残りの面々がいる砦に緊急通信が入った。

 

「こちらμ's。どうしたの?」

 

「大変です!駿河湾の南約80キロ地点にて災厄獣(ビースト)が発生。クラスはSです!」

 

「このタイミングで…さて誰を出しましょうか」

 

団長代理をしている絵里が思案しているとμ's内の個人回線から連絡が入った。

 

「もしもし、絵里ですか?」

 

「海未?どうしたの?」

 

「そちらに情報がいったと思いますが、Sクラスは私達に任せていただいてもいいでしょうか?」

 

「でも千歌のことはどうするの?」

 

「千歌のもとには穂乃果と真姫が到着しています。千歌の能力は離れた場所にいる私達ですら感知できるほど強いですが、穂乃果も本気でやるでしょうから真姫1人でも十分対処できるかと。それに私はことりとともに行動しています。それなら1番近い私達が向かうべきだと思います」

 

「…わかったわ。くれぐれも無理しないでね」

 

「ええ、もちろん。私達も千歌と曜の成長はこの目で見たいところなので、最短で決めてきます」

 

こうして2ヶ所において熾烈な戦闘が始まることとなった……

 

 

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