最低最悪の魔王   作:瞬瞬必生

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ライブ会場の惨劇 後編

襲われる人の悲鳴、我先に逃げようとする人の怒声、親を呼ぶ子の泣き声。

歓声は消え失せ、あれほどまでに楽しげな雰囲気だったライブ会場を奏でる、非日常の音。

 

非日常の音色を発しているのは、ノイズから逃げ惑う人々。

後ろに迫り来るのは特異災害。

その姿は、日々、ニュースなどで報道されるソレや教科書に載るモノと寸分違わぬ。

空を飛ぶモノもいれば、人型のモノ、排出器官のようなところから新たなノイズを発生させる超大型のモノもいる。

先刻まで他の場所に出現していた数とは比べるのも馬鹿らしくなるほど、ノイズがライブ会場に溢れかえっているのを知る者は居ない。

いや、仮に知っていたところで気にする余裕がある者はこの場にいないだろう。

 

何故ライブ会場にノイズが現れたのか。

会場にいる観客からすれば今は理由などどうでもいい。

逃げなければ殺される。

目の前で次々とノイズによって殺されていく様を見れば、嫌でもそう思いしらされる。

 

ノイズの進行は止まらない。

装者たる天羽奏と風鳴翼が応戦しているが、圧倒的な数の暴力の前に、全ての観客に目を向けるほどの余裕はない。

大型ノイズは人と同サイズほどのノイズを撒き散らしながら、人々が逃げていく会場の出口へと進路を取る。

次々と撒き散らされる人型ノイズは、恐怖によって身を固めた周囲の人間へと、無造作に魔の手を伸ばす。

伸ばされたその手は人を掴み、

 

「いやぁぁぁぁ!!! 死にたくない死にたくない死にたくない!!!」

 

炭素の塊へと変える。

掴まれた者はその手を振り解こうとするも抵抗虚しく、叫びながら炭素へと変わっていった。

その姿を直で見た子供は悲鳴をあげてその足を止めてしまい、恐怖で身を固めてしまう。母親らしき女性はそんな子供を抱えて逃げようとするもノイズとの距離はもう無い。

ノイズがそのまま手を伸ばせば、抱え込まれた子供諸共母親は炭素の塊へと変えられその命を終える。

 

動けない。

動かなければならないということを本能が叫んでいるのに。

一度、足を止めてしまったが故に理性が告げるのだ。

助からない、と。

瞳からは涙が溢れ出て、恐怖と悲しみ、後悔がその身に宿る。

そして子供を抱えたその身体は、恐怖という鎖に縛られる。

 

「この子だけは……!」

 

我が子を強く抱きしめる。

どうしようもない。

他に何もできない。

ただ、迫る死からの逃避の為に。

だが、ノイズのゆっくりとした歩みは、じりじりと、確実に距離を詰めていく。

 

「助け……、助けてぇ……!」

 

その様な叫びに意味のない行為だと思いながら。

誰も自分達の事など見向きもしない事を知りながら。

たとえ助けに来たとしても、ノイズ相手には何一つできないと知りながら。

 

怖い。

目の前で何人もの人達がノイズによって炭素の塊へと変えられる様を嫌でも見せつけられた。

自分が死ぬという恐怖。

そして、なによりも愛する息子を死なせてしまうという、恐怖。

 

「誰か……、誰か助けて……!」

 

死にたくない。

死なせたくない。

その願いが声となり、

 

「ーーーーーー!」

 

母子の目前に迫っていたノイズは吹き飛ばされ、いや、消し飛ばされた。

爆音が鳴り響き、暴風が吹き荒れる。

だが、通常の爆発などではない。それがただの爆発でない事は、通常兵器が効かないノイズを消滅させた事が証明している。

それにより周囲にいたノイズを消滅させ、地面を大きく抉る。

運良く爆発から逃れたノイズは歩みを止め、それを目にした。

自分と同じ存在が、仲間が、同胞が、瞬く間に消え去っていく。

女性はいつまでもその身が炭素へと変わらないことを疑問に思いつつ、背後から感じる圧に感じて振り返り、それを目にした。

 

ぼう、ぼう、とまるでその身が燃えているかの如くオーラを纏いながら、その姿を現した。

漆黒の闇にて光を放つ、まるで王を連想させるかの如く豪華な黄金の鎧。

爆発により舞い上がる砂塵の中で、ライダーという文字が赤く、そして不気味に輝いている。

 

その姿を知る者はそう多くない。

名前は知っているが、どのような者かは曖昧。

されど、その姿を、力を見た者はその正体が何かは察する事となる。

 

「知性のカケラもないノイズごときが」

 

背中には時計の長短針を模したプレートによって構成される大時計がマントの様に揺れている。

赤く輝く瞳は、会場を一瞥する。

 

「コレが災害だと? そんなバカな話があるか」

 

手足をもがれ、顔を消し飛ばされ、胴を分断され。

母子を襲おうとしていたノイズの集団は、一瞬にして燃え上がり、跡形もなく消え失せた。

 

「仮面、ライダー……」

 

「早く逃げろ」

 

仮面ライダーオーマジオウ。

母子の安全を気にかけるようにして掛けられた声は、驚くほど低く。

しかし、明らかに怒りを滲ませた声であった。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「ダメか」

 

小さく呟かれた言葉は、不思議とその場に集まる観客全ての耳に届いた。

困惑、憐憫、絶念、絶望。

幾らかの感情が薄く込められた言葉を発するのは、黄金の王。

身の丈程の大剣を持った王──オーマジオウはノイズを次々と斬り裂きながら口にしたのは、誰に向けられたモノでもない独り言……いや、絶望故の一言だった。

オーマジオウは上空のノイズを殲滅しながら、地上のノイズに襲われている人々の姿を確認し、大きく、その場の誰にでも聞こえる程の声で呟く。

 

「ごめん」

 

ざん、と、何かを斬り落とす音。

ノイズに触れられてしまったとある少女は、ノイズに捕まった、と認識する前に、自身の腕が宙を舞っていた。傷口からは一瞬血が流れ出し、しかし、未知なる力によってその傷口を無理矢理閉じられる。

 

「……っえ?」

 

何が起きたのか、いや自分の腕は何処に行ってしまったというのか。

ぼと、と足元には炭素となった自身の腕が落ちてくる。さっきまで目の前にいたノイズは、気づけば最初からそこにいなかったかのように消え去り、代わりに黄金の王が大剣を切り上げた姿で立っていた。

困惑した。

何が起きたかが少女は理解が出来なかった。

しかし。

自身の腕があった場所を不思議そうに見下ろし、そして現実を直視させられる。

理解したと同時に痛みがグツグツと湧き上がる。

 

ワタシノ、ウデ……キラレタ……斬られた!?

 

「ーーーーーー!?!?」

 

声にならない悲鳴が口からは溢れ出る。それを間近で見た人々もまた、何が起こったのかを嫌でも理解させられた。

少女は、オーマジオウによって腕を斬り落とされたのだと。

しかし、このような状況になったのは何もこの少女だけではない。

足を斬り落とされた青年がいた。指を千切られた老人がいた。手を斬り落とされた少年がいた。

 

それは側から見れば恐怖でしかなかった。

オーマジオウがいきなり目の前に現れたかと思いきや、いつの間にか自身の身体の一部を切断しているのだから。

ノイズのように目に見えて迫ってくるのではなく、ワープをしたのか超加速で迫ってきたのかの如く目の前に現れ、攻撃される……いや、攻撃された、という結果が残る。

ノイズの場合は逃げられるかは兎も角、後ろから、或いは上空から迫るノイズを避け続ければいいが、オーマジオウの場合は話が変わる。気づけば目の前にいる、気づけば手足を斬り落とされている。

逃げることも、抵抗することも許されず、次々とオーマジオウによる犠牲者は増えていく。

人々があげる悲鳴は苦痛からか恐怖からか。

 

オーマジオウが大剣を持っていない方の手を掲げる。

目に見えぬ衝撃波と共にその指先から未知の力が放たれ、複数のオーマジオウが現れた。

そのまま、会場に集まってくるノイズを常軌を逸した力で倒し、同時に人々にも襲いかかる。

気づけば、辺りには複数のオーマジオウが大剣を、槍を、矛を、銃を持って、時には辺りを爆発させて暴れている。

 

『逃げろ、逃げろ!』

 

誰が叫んだのか、何処からともなく聞こえる避難を促す声に人々は頷き、再び会場の外へ目指す。

その過程は、最悪の一言。

ノイズという恐怖とオーマジオウという絶望を見せられ、我先にと出口を目指す観客の秩序とモラルはとうに失われていた。

近くで助けを乞う者を無視、或いは退かして逃走経路を確保。

退かす、と言ってもそれは横にどけるといった生易しいものではなく暴行による強行的手段。

早く早くと列を鑑みずに走って逃げようとすることによって連鎖的に起こる将棋倒しによる被害。

 

凄惨な光景。

しかし、観客が混乱した程度で手を緩めるような知性はノイズには無い。

出口に一目散に駆ける観客に周囲のノイズが群がる。

 

「消えろ」

 

低く、籠もるような声でそう告げたオーマジオウは、向けられる畏怖の視線の一切を無視するようにノイズへと手をかざし、消滅させた。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

崩壊寸前の会場で、オレンジと白を基調とした装甲を纏った、身の丈を超える槍を持った女性が背後の少女を守るように戦っている。

無双の歌姫、天羽奏。

ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」の一人であり、シンフォギアシステム三号ガングニールの装者。

その後ろには、怪我によって地面に座り込み、逃げることのできない立花響。

 

ガングニールの出力は既に最低にまで落ちており、目の前に群がるノイズを殲滅するだけの余力は残っていない。

それでも、後ろの少女だけでも守り抜く為に槍を振るい続ける。

しかし、嫌な予感がした。

ノイズの一撃をガングニールで受け流すと同時に聞こえる、何かが壊れていく音。

徐々にその音は増え続け、その嫌な予感は的中することとなる。

ガングニールはノイズの攻撃に耐えきれず崩壊、立花響の胸へと破片は飛び込んでいった。

破片とはいえ何物をも貫き通す無双の一振りのガングニール、それもノイズの攻撃によって勢いよく飛んだそれは、少女に致命傷を負わせるには十二分な威力を持っていた。

 

「んなろおおおおおおおぉ!」

 

どん、と天羽奏は拳を突き出す。

怒りと力に任せた荒くれ者の振るうようなパンチにより、伸ばされたノイズの触手を消し飛ばす。

なお迫り来るノイズを徒手空拳で圧倒し、その拳に打ちのめされたノイズは炭素の塊へと成り果てる。

 

「おい、死ぬな! 生きるのを諦めるなッ!!」

 

「…………」

 

彼女の必死の呼び掛けの成果か、立花響は閉ざそうとしていた目を再び開ける。

儚いながらも、未だ命の炎を燃やそうとしている姿に天羽奏は安堵し、そして、決意する。

人々を守る為に、あの力を使おうと。

その足取りは軽い。

しかし、離れた場所で戦っていた風鳴翼は天羽奏が何をしようとしているのかを察知して、来るであろう最悪の未来を想像する。

そんな事をさせるわけにはいかない。

急いで天羽奏の元へと向かおうとするも、ノイズの大群による壁で中々前に進むことが出来ずにその場で足踏みをする形となる。

 

「奏ーーーッ!!!」

 

天羽奏のコンディションは決して良いとは言えない。

そんな状態で、アレを使ってしまえば、彼女の命は恐らく……。

 

「……こんなに沢山の観客がいるんだ。だからこそ、あたしも出し惜しみなしでいかなくちゃな……」

 

恐怖は、ある。

それでも。

後悔はない。

未来に、命をつなげられるなら。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal……」

 

「歌ってはダメ! その歌はぁぁぁッ!!」

 

会場全体に、彼女の荘厳でありながらも悲壮感を孕んだ歌声が響き渡る。

その穏やかさとは真逆に、天羽奏の身体からは通常よりも遥かに膨大なフォニックゲインが溢れ、激しくその身を傷つけながらまるで台風の如く荒れ狂っていた。

 

シンフォギアに備えられた決戦兵装──『絶唱』システム。

 

特定の詩編を唱えることで、フォニックゲインを限界を越えて高めて、一気に放出するという最大最強の攻撃手段。

しかし、その決戦兵装には代償がある。

高めたエネルギーによって歌い手の身体に深刻な負荷が与えられ、使い時を見誤れば最悪命を落としかねない諸刃の剣。

 

「歌が、聴こえる」

 

今まさに、絶唱が響こうとして……

 

 

 

 

「……lanede taruggiz lebab sidnartaG、な、なんだ今のは」

 

「まるで、時間が逆転したかのような……」

 

歌い始める前に戻された天羽奏。

ならばもう一度やるまでと口を開けようとして、

 

「が────、っ……」

 

その身は既に限界を迎えていた。

 

「────奏!?」

 

風鳴翼は、振り向けたその顔がひきつっていくのが分かる。

ごほ、と。

咳き込むように赤いものを吐き出して、天羽奏はシンフォギアが解除されその場に倒れ伏した。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

複数のオーマジオウが暴れたからか、会場はもう原形を殆どとどめていなかった。

ノイズの所為なのか。

俺の力の所為なのか。

 

「魔王、か」

 

変身を解除し、誰もいない会場でステージがあったであろう場所に立って周りを見る。

俺がまだ会場に残っている事を知っているのか、いつもの黒服達も、外で騒いでいる警察達も会場に入ってくる気配はない。

本来なら豪華なステージだったろうに、今や見る影もない。

適当なコンクリートの残骸に腰を下ろす。

モーフィングパワーでそこらに転がる破片を丸石へと変えて適当に積み、フラワーの魔法で出した花を添える。

この場所に作ってもすぐに事後処理で壊されるだろうが、まあ、こちらの気持ちの問題だ。

死人は花を見れないし、何も言えない。

彼らには埋めるべき死体も残らず、たとえ墓だろうがそこに彼らは眠っていない。

だから、ほんの少しばかりの気持ちを。

 

「ごめん」

 

口から出たのは謝罪の言葉。

誰に、何のことに対してなのかは語るまでもない。

だから、謝罪すべきなんだと俺は思う。

仮に相手の思惑を全て察知していれば。

会場の犠牲者は出ないで済んだんだろう。

そして、天羽奏が戦う力を失うこともなかったんだろう。

多くの人が手足欠損という重荷を背負わずにいられただろう。

それに、立花だって、あんな大怪我をしないで済んだんだろう。

 

思い出すのは、立花との、この間の昼食時の会話。

あんなにこのツヴァイウィングのコンサートを楽しみにしていたのに、蓋を開けてみればこんなだ。

思えば、小日向は会場には見当たらなかった。

分裂した俺と記憶を同期したが、そこにも小日向の姿はなかった。

用事でコンサートに来なかったのか、それとも……俺が来る前に死んだのか。

 

前者だったら、いいなぁ。

クラスメイトが死んだなんて思いたくない。

それに、小日向が死んでしまったら、彼女と仲の良かった立花が悲しむ。

けど、多分、俺にはそう思う資格なんて無いだろう。

 

うちの学校の生徒の、足を切断した俺には。

たしか、サッカー部のキャプテンだったか、将来を嘱望されていた男子だった気がする。

そんな彼の足を、俺は斬った。

多分、いや、サッカー人生はほぼ絶望的と言ってもいいだろう。

仕方がなかったなんていうのは言い訳か。

既にノイズに足が掴まれていた状態では、クロックアップを発動してそれ以上炭化が進行する前に斬るしかなかった。

 

一部の時を止めようと、その範囲外からノイズが次々と現れては襲いかかってくるのは完全にしてやられた。

こちらも増えて対応はしたが、パニックになった観客があちこちにいるから範囲攻撃も無理ときた。

 

こちらの情報が出揃っていないというのに、よくやる。

 

「彼も、こんな気持ちだったのかな」

 

惨劇を止められず、魔王と呼ばれた彼は一体何を思ったのか。

 

しかし、だ。

悲しいはずなのに、涙が出てこない。

それとも、本当は悲しくないのか。

ベルトの力なのかは知らない、けど、まぁ、精神が強くなるのはいいことなんだろう。

心が強くなければ王は務まらない、ってやつなんだろう、きっと。

ありがたいことだ。

立ち止まってなんて、いられないのだから。

 

空を見上げれば、五代さんの好きな青空……ではなく、今にも雨が降り出しそうな曇天。

いや、降ってきたか。

黒い空から大量の雨が降ってくる。

天候操作で青空にしようかと思ったが、やめた。

 

「……おじさんに怒られちゃうな」

 

ばしゃばしゃと振り続ける雨に打たれている内に、ふと唯一の家族を思い出した。

そういえば、父さんと母さんもノイズに殺されたんだっけ。

ノイズ、ノイズ、ノイズ。

バカみたいだ。

 

このまま会場から出たら大騒ぎだし、あちこちワープしながら帰るか。

ああ、びしょ濡れで帰ったら何事かと思われるな。

心配かけちゃマズイし、どこか適当な場所で乾かしてから帰ろう。

 

 

愛と平和の為にって、難しい。

 

 

 




心に愛がなければ真のスーパーヒーローにはなれない

それでは、能力関係の説明を。

タイムベント……特に使う予定はございません。
この能力は特定の時間地点に戻してやり直す、といった能力だと思いますが、恐らく制限としてある地点からしらやり直せない、と勝手に想像してます。自由に設定できるなら、神崎士郎ももっとやりやすい地点からスタートするだろうし。そもそもの元凶である子供時代に戻るよね、的な。それをしたらテレビ本編が始まらないなんてメタな発言はなしよ?
ぶっちゃけ、都合よく出来るとすると、ループものの小説でもないのに多用したら恐らくストーリーが崩壊しますしね。やり直しを求めて使う、といった場面でも正直オーマジオウの時空の創造のほうがね。はい

ハイパークロックアップ……過去に戻れる、ってあるけど原作からしてたまにおかしな事あるから使いづらい。
映画や、テレビ本編の未来の天道がハイパーカブトで何度か現在の天道を助けています。この描写を見る限り、タイムマシン的なものをイメージしています。過去に飛べば、そこには過去の自分がいる、的な。伝わる?
ですが、本編で初めて天道がハイパーカブトに変身した時に加賀美を過去に戻って助けています。そのままその時に残ってなんやらしているような気がしますが、実は画面外で元の時間軸に戻ってたりしたんかな?
まぁ、つまり、この総悟くんは天道と同じで特異点ではない為、過度の時間改変をすると消えてしまう。なのでハイパークロックアップは能力を使うことはあっても過去に飛ぶ機会はほぼない。

リセット……これは元々、ゲーム関連のものしかリセットできないので使い道はほぼない。ないとは言ってない。

ジオウIIの巻き戻し及び未来予知……正直、原作でも曖昧過ぎて独自解釈でやっていきます。多分、意外と使っていきそう。
私の解釈ですが、ジオウIIの巻き戻しは観測することによって可能になるんじゃないかと思っています。戦闘中に発動させる未来予知も、相手を見た上で発動してますし、それに連なる感じかなと。
黙っていれば何もせずやってくる未来なのではなく、当事者としてそれを「構築」しなければならない。そして、観測していない、全く関係ない他人の時間を操ることはできないのではないか、と。その為、本編ではウールなどを巻き戻しで生き返らすことが不可能だだったのかなーなんて。

ガタキリバのブレンチシェイド……みんなご存知、数の暴力。あんまり使いたくない
これのみ、一定の範囲内のみ使用可能と制限つけてます。どこにでも行けますってやると、地球の裏側だろうが何処だろうが五十体のオーマジオウが暴れて、尚且つダメージ喰らわないから実質デメリット無効という作者殺しなので。
そもそも、そんなことしたら小説ではなく短編でいいレベルの短さに……
ゴメンね!

要約。
タイムベント……都合よく戻れない
ハイパークロックアップ……特異点じゃないから消えちゃう
ジオウII……観測した相手にのみ、巻き戻しができる
ガタキリバ……近くのみという制限あり

以上! ガバガバかもしれないけどあくまでss、書きたいように書いていくのでご容赦を

ちょっとした裏話
実は今回の話、本当はおじさんが死ぬ話でした。会場の大勢の観客を取るか、一人を取るかですね。
見知らぬ大勢か、一人の身内か。
その話で元々は書いていましたが、ボツにして今回の形となりました。
書き終わった後、読んでみてヤベーなこれと思ったので急遽新しい話を作ることに。
そっちではもちろん奏も死亡ですよ、ガハハ

そういったボツネタがフォルダに眠っていますが、読んでみたかったりします?
アンケート機能があるらしいんで、よかったら、どぞ

あ、最終回観ましたよ。良い(満面の笑み
七年かー。そんだけ経てば、大人になっちゃうよな……(白目)

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