トーレ「悪いなクワットロ。ここでドローフォーだ!」
クワ「えぇ!?トーレお姉様酷いですぅ!!」
スカ「ふっ……やはりここでのリバースは完璧な計算だったな。私の計画通りだ」
クワ「博士まで私を苛めるんですかぁー!?」
セッテ「お姉様。次は赤色だそうです。早く出して下さい」
クワ「ぐっ……セッテはいいわね…この鬼畜二人の隣じゃなくて………と、ここでまさかのスキップ発動! お姉様を愚弄した罰を受けなさい!!」
セッテ(別に愚弄してないんだけど……)
ドゥーエ「次は私ね。じゃあ、ここで赤色の0と一緒に青色の0を出すわ。」
ウーノ「色変えか……厄介ね……だがしかし! 私も色チェンジ! 行ってこいブルーなドローツー! &ウノ!!」
スカ「甘いな!ドローツー!私もウノだ!」
トーレ「四枚も引きたくないからクワットロ、変わりに引いて貰おう。はい、ドローフォー。後ウノ」
クワ「いいやぁぁぁぁぁぁ!?」
監視員(平和だなぁ)
「…………」
白銀の世界のど真ん中に鎮座している移動拠点の隅で、
巨大兵器オブジェクト……それは現存する全ての兵器を凌駕する“最強”兵器なのだが、彼の前では動く鉄屑程度。
どうも仕事を遂行している感じがしなかったのだ
「………まァ、いつもの事か……」
澄んだ空気を存分に吸いながら青い空を見つめる
(それにしても……)
ふと、周りを見つめる一方通行
この移動拠点は軍の所有物なのだが、そこに居た兵士のほぼ全員から、緊張している……という感覚を感じ取る事が出来なかった
(羽を休める意味では問題ないが、落ち着かねェな……平和ボケってのは軍人とはかけはなれた単語だと思っていたんだが……)
そんな中でも、せっせと働く人間はいた
その中の一組、ここの司令の女性に叱られ雪かきという名の重労働を強いられていた二人の少年を見据えた
(そういえばアイツら…生身でオブジェクトに挑んでいたな……どォやら噂は本当らしいな)
そんな事を考えていた時、一方通行の後ろから、一人の女性が近付いてきた
「………どォしてここにいる?」
「あら? 偶然ねぇ。相変わらず悪人っぽい顔つきなことで」
高校生ほどの背丈の茶髪の女性……ミサカ
「別に、ミサカはアンタのクソ面拝みに来たわけじゃないし、ま、それだけの理由で来ても良かったんだけどねー」
軽い口調で一方通行を罵るミサカ番外
これでも、かなり優しくなったほうだなと、同じく昔より善人寄りの思考を取り戻してきた一方通行はふと心の隅で思った
「……で、俺を罵る暇つぶし以外の目的ってのは何だ? まさか、お前もフローレイティアとかいう軍人の女に……」
「だねぇ。全く、いろいろ見透かされてミサカは恥ずかしいよ。目の前の変態は堂々と見透かしてくるしさ」
「……その減らず口は無くならねぇのかァ?」
「減らないから減らず口なんでしょ? ミサカってば天才♪」
ふふふん♪ と鼻歌を歌いながら移動施設の中央にある一番巨大な建物に向かって歩き出すミサカ番外
ふと、一方通行は右手首に着いていた電波時計で時間を確認する
(そろそろミーティングの時間か……)
雪が積も部分まで雪が積もる地面を、一方通行は舌打ちしながら進んでいった
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数分後。指揮官であるフローレイティア・カスピカーノの自室にて、フローレイティア、ミサカ番外と一方通行の三人による機密会議が行われる事になった
「……で、俺が雇われたのは“敵国のオブジェクトを破壊しろ”だったんだが、まだあるのかァ?」
「当然だろう? 敵国なんて吐いて捨てる程いる……ミサカはきっと年でボケてきたジジイに永遠の眠りを与える為に派遣されたのよ。そうに違いない」
「ここで仲間割れは止めて欲しいものだな」
はぁ……と、フローレイティアが溜め息をもらす
「……まぁ、気にせず本題に移るけど」
フローレイティアがそう言うと、三人の前に立体映像が現れた。
それはここから少し離れた山岳地帯の地図だった
「少し前、我が軍のオブジェクトは大気圏外からの謎の攻撃により破損。ここまではご存知ね?」
「まァな」
「近くで見れなかったのが残念」
「……その攻撃……今は仮に“スターライトブレイカー”と命名したんだけど、その攻撃後、この山岳地帯を通過していた友軍のオブジェクトが“消失”したの」
「消失ゥ? 大破じゃなくてか?」
一方通行が怪訝そうな表情をする
「そ。それに厄介な事に、そこに敵国のオブジェクトも一機、偵察に向かったんだけど……」
「それも消失したとか?」
ミサカ番外の推測にフローレイティアは頷く
「じゃあ何だ。俺達にそこを調査してこいってのか?」
「ストレートに言うとそうね。幸いオブジェクトの本体部分は軽傷だったから再出撃は可能だが、それでも“危険”だからね……」
危険という単語をオブジェクト関連の話で使うのは初々しいな等と思いながらも、彼女は続ける
「作戦開始時刻はオブジェクト“ベイビーマグナム”の修復が終わるであろう二十四時間後。それまではフリーだから、自由にしてて良いわよ」
さて、あのアホ二人に休憩時間を有意義に過ごさせて頂くお手伝いをさせてもらいましょうか、等と言いながら部屋から出て行くフローレイティア
「部屋でお前と二人きりはどォも居心地が悪い」
「同感。ミサカもアンタみたいな色白ジジイは受け付けないね」
ぶつくさ言いながら二人は部屋を後にした