新約:とある戦士達の黙示録   作:一条和馬

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解説回:ペイラー・榊のGE講座【2】

【ペイラー榊のGE講座2】

 

 やぁ。今日も揃っているね!

 

 前回、アラガミの捕喰、学習機能についての話をしたけれど、ちゃんと覚えているかな?

 

 さて、今回は僕達フェンリルが戦うべきもう一つの天敵『ラダム』についての話だよ。

 

 これに関しては日も浅いから君達もよく覚えているだろう。

 

 半年前、突如として宇宙の彼方からやって来た彼らは、何の宣戦布告もなしに地球への攻撃を開始した。

 

 ……こんな事を言うと、自分がSF物語の登場人物になったみたいでワクワクするんだけど、どうかな?

 

 寄り道はさて置き、最初我々はオービタルリング内で異様な進化を遂げたアラガミの一種であると仮定を導き出したんだ。

 

 なんせオービタルリングは十数年前に、地上のゲートをアラガミに破壊されてから、行き来は不可能だったからね。何があったも別段不思議じゃない。

 

 それに、彼らの尖兵である虫型のエイリアン『ラダム獣』はアラガミ同様、既存の兵器では傷を負わなかったからね。

 

 

 

 ただ、観測後、神機使いが倒したラダム獣の遺体から……そう。

 

 

 『単細胞生物であるオラクル細胞の群体』である筈のアラガミが組織形勢を保ったまま死ぬなんてありえない話だ。

 

 

 その遺体から、ラダム獣が地球外生命体である事が発覚したんだ。

 

 

 そして、地上へ降り立ったラダム獣は地中へ潜り、やがてラダム樹という植物へと変貌するんだ。

 

 ラダム樹一帯の大気成分が大きく変化する事から、ラダム獣を使役する宇宙人、テッカマンが自分たちの住みやすい環境にラダム・フォーミングしていると予想されているんだね。

 

 アラガミだけでも手一杯なのに、宇宙からラダムが降ってきて開拓を始めた。

 これはもう人類絶望待ったなしだと言いたい所だけど、実際は今日まで生きながらえている。

 

 それは何故か?

 

 それは、彼ら二種がお互いを攻撃し合っているからなんだ。

 ラダム獣を見かけたアラガミが突如神機使い達との戦闘を切り上げ、執拗にラダム獣に攻撃していた。という報告も上がってきている。

 似た様な現象が世界各地で発生した事から、この事実に確信を持てたという訳だね。

 

 これは推論ではあるんだけど、両者の間には何か浅からぬ因縁があるのかも知れないね。例えば、アラガミは、過去にラダムと戦った事がある、とかね。

 その仮説を裏付ける一因として『ラダムの攻撃はオラクル細胞の結合を切り裂き、アラガミも捕喰したラダム獣の特性を学ばない』という独自の特徴があるからなんだ。

 

 おっと、この先は話が長くなりそうだ。今日の講義はここまでとしよう。

 

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