第13話、はじまるよっ!
現代に蘇ったオルフィーは、村長が言っていたようにしっかりと白いオオカミと魔物の伝説がつたわっていて、動物に熱狂的な感謝を捧げる町になっていました。
…さすがに村人全員があの超リアルな着ぐるみを着ていた時は正直ビビりましたね。
まあ、そんなことがあって石版も手に入り…
「いまわたしは、石版の間に来ています!」
「どうしたの?急に」
「いえ何でもありません。」
まあ多少変な空気になりましたが、
新しい石版世界に、行きますよー
ーーーーーーー
「ここが新しい石版世界ですか…」
一面、草原ですね。
「なんか鉄臭いにおいがすんぞ?」
「鉄?…そうかな?うーんなんだろうな?」
「まあいいじゃねえか、とりあえず行こうぜ。」
「そうね。」
ーーーーーーーー歩くこと15分ほど
「うーん何もないわね」
「うん、魔物も少ないし変だね」
「まあ、さっさと行こう…ウワッ!なんだ?」
とっさによけたキーファさんでしたが、少しかすってますね、
「なんだこいつっ!めちゃくちゃ固いぞ!」
そういいながらもいしの牙でガボが、珍妙な敵を倒そう切り掛ろうとするが、
カキイィィィン
と、やはり固い音を立てて、はじかれてしまいます。
「はなれてくださいっ!『メラミ』」
「しかたがないわねっ『ルカニ』っ」
私のはなった火球が打ち据え、その隙にマリベルのはなった紫の光が魔物の体にまとわりつき効果を発揮します。
「「うおおぉぉぉ」」
叫びながら、アルスと回復を終えたキーファが切り掛かり、胴体を両断しました。
ーーーーーー
「なんなのよ、いまの魔物は…」
「速いし固かったぞ!」
そうガボとマリベルが口々に言います。
「たしかに、倒しづらかったですね」
「うん、力も強そうだった」
とうとう、フォロッドに来たんですね……
ーーーーーーー数十分後
「おい!お前達何者だ!」
と威勢の良い声をかけてくるのはフォーリッシュというこの石版世界初の町(要塞都市?)の門番さんです。
「た、探検家ってところか?アルス」
「いやでも、別になにか目的がある訳でもないし…」
「おいらはガボだぞ!」
「そういうことなら私はリンですね」
「え、なに?そういうノリなの?」
「ちがうんですか?」
困惑する私たちを見ながら、それなりの年(悪く言えば中年)の兵士は、
「…怪しい奴らだが……まあ、人間なら大丈夫だろう。おおかた旅でもしているんだろう。」
いやいや、こんな物々しい雰囲気じゃなかったらあなたも十分怪しいですよ!と心の中で叫んでいると、
「悪いことは言わないから、この地はさっさとはなれなさい。」
町の外をさしました。
「どういうことですか?」
問い返すアルスに苦々しい表情で
「この町を襲っているあのからくりどもだよ。まったく、忌々しい奴らだ。」
と答えた。しかし、そんな空気を壊すのが私クオリティ!
「で、結局町に入っても良いんですか?」
と聞くと「あ、ああいいぞ…く、詳しいことは町のものにでも聞くが良い」と、動揺しながらもいれてくれました。
ーーーーーーー
さてさて一悶着ありましたが、無事フォーリッシュに入ることができました!
「じゃあ、いつも通り情報収集からな、オレは北、アルスは西、マリベルは東、リンとガボは南でいいか?」
「了解しました。」「わかったよ」
「じゃあここで待ち合わせな。」
といって、広場から分かれて情報収集をすることになりました。
「じゃあ行きましょうか、ガボさん」「おうっ」
ーーーー数分後
「聞きしに勝る酷さですね。」「そうだな。」
まさか数分しか経ってないのにほとんど全貌がわかるほどってどんだけ酷いんですか!?
「まあ、取りあえずわかったことは、1、謎の魔物(からくり兵)にこの国は侵攻されている。2、それが結構な死傷者を出している。3、そのせいで兵士が不足しているので城で兵士を募っている…こんなとこですかね?」「そうだなっ」
さてと、まだ大分時間がありますがそろそろ広場に戻りますかね。うん
「じゃあ、一旦広場に…ガボさん?」
あれいない……どこに?………ってあっ!いた!
「なにやってるんですか?いきま……あの子は?」
見つけたガボさんの目線の先には壊れているからくり兵と男の子が…
「こいつがっこいつがとうちゃんを!」
ああ…なーるほど、把握しました
「……リン、からくり兵って奴らはひでえな、オイラ…見てらんないよ」
「そうですね………ふう、こうしてても仕方がありませんし、とにかく一度広場に集まりましょう?」
「……おう、そうだな」
…親を亡くしたもの同士、なにか感じることでもあったんですかね…
ーーーーーー
「じゃあ、とりあえず城に行って傭兵に志願するってことで異論はないですね?」
「ああ」「うん」「ええ、」「そうだなっ」
広場に集まって意見交換した結果、結局傭兵になることに決まりました!
え?なんで賛成したかって?……そりゃあ、まあ、ね、私だって何かと思うことがあった訳ですよ。
「じゃあ、日が暮れないうちに出発しますか!」
「ああ、そうだな。聞いた話によれば、結構近くにあるらしいからすぐにつくだろ。」
「そうですね。」
こうして、私たち初の傭兵生活が決まったのである。ぱちぱちぱち
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更新しましたー
次回フォロッド編第二部お楽しみにっ