第十五話ですね。どうぞお楽しみください。
「まさか、ほんとに無傷でサンプルを回収してくるとはね」
思ったよりも時間がかかったのはやはり人数不足のせいですかね。傷つけないように倒すのも簡単じゃなかったですし。
「まあ、わたしにかかればこんなもんですよ、さ、さっさと分解して調べてください?分解すればわかるんでしょう?」
「ああ、わかったよ断ればなにされるかわかったもんじゃないしね」
失礼な!なんて思っていると……誰か来たようですね…
「…誰かたずねてくる予定でも?」
「いや…いないはずだが…」
ドンドンドン!
「…とりあえず開けます?」
「そうだな…」
扉を開けるといまにも過労で倒れそうなトラッド兵士長が…えっ!
「ど、ど、どうしたんですか?」
「どうもこうもない!フォーリッシュが落ちた。いま兵士と傭兵達が食い止めているが長くは持ちそうにない!はやくもどってく…れ」ガクッ
あ、崩れ落ちた…ってまずいじゃあないですか!
「とりあえず『ベホイミ』っとじゃ、じゃあちょっと行ってきますので、急いで解析して城にきてくださいね!いきますよ!ガボッ」
「おうっ」
「ああ、わかった。それまでは持ちこたえてくれよ」
よしっこれで後はゼボットさんが城に来るまでアルス達と戦っていればいいはずですね!
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アルスside
「ハアアッ」
という低い呼気を吐きながら、僕は襲いかかってきたからくり兵の首を切り飛ばす
もう何十体倒したんだろう…トラッドさんがリンとガボを呼びにいってからもう1時間も経つ…
「おいっアルス、ホイミしてくれっ!」
どうやら右手が折れたらしいキーファが必死にからくり兵をたおしながら、叫んでくる
「くそっこっちもMP切れだっマリベルは?」
「私もよ!もうっ!リンはなにしてんのよ!」
そういいながらも鞭を振るいながら敵全体を打つ
「もどって中に逃げ……」
一旦戻れば、時間は稼げるしかし………
「…逃げない!もういやなんだよ!人が死ぬのを見るのは!」
そうだ!もう逃げるもんか!
「仕方ないわね!」「ああ、やってやるぜ!」
そして、僕たちが決死の攻撃を仕掛けようとしたそのとき!
「お待たせしました!『ベギラゴン』ですっ」
聴きなれた少女の声とともに眩しい光が上から降ってきた。
アルスside out…
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急いで、ゼボットさんの研究所から戻ってきましたが…こりゃあひどいですね……城の兵はほとんど半壊で傭兵達もかなりきつそうですね
「まずは、っと……みなさーんもうゼボットさんがからくり兵の分解を始めたので、一旦怪我の酷い人は中に入って、それ以外の人は時間稼ぎを開始……と言ってももうきつそうですので後は私にお任せくださーい」
その声が聞こえたらしく、通路を塞いでいるベギラゴンの壁の後ろの城に向かって負傷者を運び込み始めました……大分怪我人が多いですね。
「さて、あとは一帯のからくり兵を一旦押し戻しますかね。」
ここらで一発デカイのを…
「『バギムーチョ』」
凄まじい勢いで現れた大竜巻はベギラゴンの炎を巻き込みながら、城の周りのからくり兵を一掃し、徐々に姿を薄くしていった。
「これで当分の間はからくり兵の数が足りなくて、ここまで大規模な侵略はおきないはずですね」
ではでは、早速城に戻って休みますか…さすがに連戦続きはきついですしね……
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「や、やっと回復作業終わった……あー疲れたもう夜じゃないですか。寝よ寝よ……あれ?キーファさんまだ起きてたんですか?」
やっと兵士達の回復を終えた私を迎えたのはキーファさんでした。
ガボさんやマリベルさんはもう寝てますね……
「ああ、なんか眠れなくてな、いまさっきまでアルスも起きてたんだが……大分つかれてたしな」
さすがにあの数の敵をまともに相手するのは大変そうですしね
「ゼボットさんにからくり兵のサンプルは渡しておきましたから、きっと明日にでも何とかなりますよ」
「そうだな……ところで、一つ聞いておきたいことがある………リンは何者なんだ?」
「何者…とは?」
「いくら魔法を使わないと言ってもオレにだってあの魔法の力が異常だってことぐらいわかるさ。」
しまったあんなに強力な魔法使わなきゃよかった
「べ、別にたいしたことないですよ、あの呪文だってただの改造版ですし」
結構苦しい言い訳でしたが…どうでしょう
「……まあ、まだ言うつもりがないならそれでいいさ」
納得はしてないようですが、まあそれは仕方がありませんね
「……そうですか、じゃあ私も寝ますね疲れてるので」
「ああ、おやすみ」
そんな言葉を最後に私の意識はゆっくりと落ちていった。
すいません完結までこぎ着けられませんでした。
ちなみに、主人公のみバギ系とヒャド系はモンスターズの呪文も時々使わせようかと思っています。