あっ、ちなみに仲間になる魔物は後にも先にもピエールだけです
スライムナイト(ピエールさん)を仲間に加えてから一日半ほど、ぶっ続けで歩き通し
ようやくダーマ神殿にたどり着きました…体力の無かった私やマリベルさんは休み休みでしたが
……メイドって体力のいる仕事なんですね違いがはっきりと分かります
「ここで『転職』ってのができるんだな?」
「そうらしいよ?……ただなぜか行った人が最近戻って来ないらしいけど…」
「まっ、きっと気のせいよそんなに気にすること無いわ」
そうだといいんですけどね
「ふむ、転職をご希望かね?」
壇上に一人立っていた豪奢な服を着た太った男が話しかけてきます
「ええ、とりあえずはそうですが」
「ちなみにもしかしておふせとかっているんですか?」
そう聞くと多少嘲りを含んだような笑いを浮かべて
「ハハハっそんなものは必要ありません、そこの泉に浸かって強く念じてなさい」
といって泉に浸かることを薦めてきました……う〜んこの先の展開を知っている身としては魔法職なので浸かりたくないんですけど…
「なにしてるんですか?早く行きましょうよ」
う、うわあ、みんなもうすっかり浸かっちゃってます、なぜかピエールまで…
ええい!ままよ!
「ふふふ、では浸かられましたな?………ふはははは!愚かな人間どもめ!その力!わが王に捧げるがいいわ!」
そう叫ぶと足下の床が消える感覚がしました……あれ?落ちてるんじゃないの?これ…
「うわあぁぁぁ!!!」
ちくしょー!光の波動とか打つ暇さえ無かった!
とかなんとか思いながら地面に水と一緒に叩き付けられました……普通だったら即死じゃないのこれ?
…まあなにかと普通じゃない人が集まってるんですがね…
「な、なによ今のは!」
「い、いったいなにが…」
慌てふためきながら周りを見回すと…柄の悪そうな人たちが集まってますね…
「おう、てめえらが新入りか、ようこそ吹きだまりも町へ…」
そういって人の輪を通り抜けてくるのはどでかい鉄球を持った男でした
「おれはスイフーってんだ、この町のまとめ役をやってる」
「僕はアルスです」
「わたしはマリベルよ」
「私はカヤです」
「ガボだぞ」
えっ!もしかして名乗らなきゃ行けないパターンですか?
「わ、わたしはリンです、こっちは……つ、使い魔?のピエールです」
うん、ぶっちゃけピエールのことをどういえばいいのか分からなかったんです
「ほう、魔物使いか何かかい?めずらしいな」
「は、はい」
そんな強面で見られたら相当ビビりますよ!魔法使えないんですし!
「…まあいい、ところでこの町の挨拶ってのはオレの拳でな…さあ歯を食いしばんな!」
そう言うと私に殴り掛かってきました!ええ!か弱い(魔法なしでは)女の子ですよ!
「『裁きの杖』!!『裁きの杖』!」
魔法が使えないのでとっさに杖でいなしながら杖に込められた力を連発します
「ぐぬうああぁ!!」
殴り掛かってきたところだったのでかなり至近距離から風の刃で切り裂かれています
「いまです!ガボさん!アルスさん!ピエール!」
そう叫ぶとガボさんが素早く鉄製の爪でスイフーと呼ばれた男の鉄球をはじき飛ばし、ピエールが右腕をかなり深く切り裂きました……あれ?アルスさんは?
とおもって振り返ると鉄の剣を持ったまま、つっ立っているアルスさんと
「あ、あれ?ま、魔法が使えない?」
ああ!しまった!マリベルさんもカヤさんも知らなかったんだ!
「い、いいから早くなぐってください!物理で!」
そう再度叫ぶとやっと動き出しましたが、人間相手はなぜか気落ちするようで、なかなか仕留められません
しかし、途中からスイフーに加勢した二人組を含めても、やはり数と祝福の杖の回復や裁きの杖などの様々なアイテムによる攻撃にはかなわず、叩き伏せることができました(殺してませんよ?回復させておきましたよ?)
……あれ?この戦いって勝ってよかったんだっけ?
まあとりあえず、
「この戦いは私たちの勝ちです!ほかに何か言いたいことがある人はかかってきなさい!」
………誰も出てきませんね
「では今後一切私たちにちょっかいを出さないように!」
ああ〜接近戦なんて柄にも無いことをした上、歩きどうしだったので疲れましたね〜
と思いながらも宿を探す私たちでした
スイフー戦はなんで勝てないのか昔ps版でかなり悩みました…
負けてすぐにリセットボタン押してたからなぁ……
そんな経験も会ったので、ぜひリンには勝ってもらいたいと思っておりました!
その後の展開はなるべく原作に会わせるのでご心配無く!