転生先は…えっDQⅦですか!?   作:三麟

38 / 49
粗末なものですが第三十八話です、どうぞお楽しみくださいな

……ゴホン
というわけで更新するんDA★ZE!


第38話

 

「ぐはあぁっ!」

 

 イノップの振り回した棍棒がカシムさんを壁に叩き付けます

血を吐きながらも剣を杖代わりによろよろと立ち上がろうとするカシムさんに駆け寄り祝福の杖で内蔵の傷を治し、復帰してもらいます

 

「あ、ああ、ありがとう」

 

「いえ、それよりもまずいですね」

 

 もうアルスさん達が下の階に行ってから体感で数十分…これでもかなり持った方だと思いますが私の動きにも少しずつゴンズがついてき始めていて何度か爪がかすり切り裂かれたせいで出血多量でくらくらします

 

「くそっ…ここまでなのか?」

 

 既に二体そろって二人でかなりのダメージを与えたはずなのですがすぐに回復してしまうせいで道具の力だけではまるで倒せる気がしません……

 

『くくっこれで終わりだぜ!』

 

 ゴンズとイノップが自慢の爪と棍棒を思いっきり振り下ろしてきたのをカシムさんが爪を弾き棍棒も…というところで力が尽きたのか膝をつきそのまま殴られてしまい地面に倒れ込みます

 

『ヘッ!やっと死にやがったぜしぶといヤローだったぜ』

 

 え…し、んだ?死んだの?カシムさんが?う、うそでしょう?そんなにあっさりと…

 

「くっこうなったら私だけでも戦うしか……」

 

 今、手持ちには世界樹の葉のストックもありませんし祝福の杖だけでは死者蘇生は行えません、一人でフォズ大神官が来るまで耐えるしかないですね…大丈夫じゃありませんね

 

 みかわしきゃくもどきの動きをしながらゴンズを躱し、地面にめがけて天罰の杖を連続して発動させ視界をうばいその間に隠れながら手持ちにある三本の魔導士の杖、天罰の杖、海鳴りの杖を同時に発動させ二体同時に吹き飛ばしましたが…

 

『ふんっ効かねえってのによお、面倒なことしやがるぜ』

 

 いかに強力な道具でも私の『かしこさ』が反映されないのでたいしたダメージにならず、すぐに回復されることは分かっていますですが私のやることは時間稼ぎ…最後の最後まで粘ってやりましょう!

 

ーーーーー

 

ーーーーーsideアルス

 

 地下五階に急いで潜ると穴だらけの空間が目の前飛び込んでくる

 

「アレは…何かの仕掛けみたいだね」

 

 下の階で雷のようなものを放っている水晶玉が台座に置かれているのがちょうど穴のあるところに重なり、どうやら石を動かして落とすことによって壊すみたいだ…

 

「よし、じゃあうごかすぞ!」

 

 といってガボが石を動かしたが間違えて別のところに落としてしまう

 

「なかなか、難しそうな仕掛けじゃない」

 

 そこでピエールとガボ、そして僕が上の階で石を押して下の階でマリベルとカヤが場所を指示するという方法をとり、かなりの時間がかかりようやく全ての水晶を砕き終わると三角形の石版にとらわれていたフォズ大神官が解放される

 

「大丈夫ですか?」

 

 カヤさんがそっと駆け寄り抱きおこすとぼんやりとした顔で上を見て

 

「ええ、大丈夫ですが…どうやら上で戦っていた二人が危険なようですね早く行かなくては」

 

 そういってそっと立ち上がり階段を上り始めた…あまりにもすぐに行動を開始したので一瞬ぼうっとしてしまった

 

 だが二人が危険と言われたのを思い出して急いで僕たちも登ると、すでにカシムさんは血を流して倒れ、リンも体中から血を流しながら必死に杖の魔法を発動させてたが、僕たちが来たのに気がつくとはかなげに笑ってその場で倒れた、すぐに駆け寄りを抱き起こすと、

 

「ああ、間に合ったんですねアルスさん…」

 

 といってすぐに目をつむってしまった

 

「大丈夫です、極度のダメージを受けてはいますが命に別状はありませんよ」

 

 そうフォズ大神官は僕の考えていたことを見通したように言うとゴンズとイノップの方を向き

 

「……奪った力で強化された魔物ですか…少々厄介ですがその力、私が封じましょう」

 

 そう言うと両手を空中に差し上げて一気に振り下ろすと青色の光がゴンズとイノップに襲いかかり何かを割ったような音が響いた

 

『ぬおおお!アントリア様にいただいた力が!きっさまぁぁ!二度と動けぬように手足をぶち折って牢につなぎ直してくれるわ!』

 

 そういいながらゴンズが爪で切り掛かってきますがしょせんは力で強化されていただけの魔物、負けるはずが無いんだ!

 

「はあぁぁ!」

 

 フォズ大神官に向かって飛びかかってきた所を迎撃すると、今までの強さが嘘のようになくなっていてそのまま拮抗した状態に持ち込んでいるうちにピエール…だったかな?とかいうスライムナイトがゴンズの頭の上からスライムごと急降下してきて鋭く滑らかに真っ二つに切り裂いた

 

「イノップは!?」

 

 もう一匹の方を見るとカヤさんがガボと協力しながら翻弄して、腱や筋などを的確に深く切り裂いてゆき体制が保てず地面に倒れ伏した所を狙って目玉から頭の中までカヤさんがどこからとも無く取り出した少し長めの短剣で貫く所だった

 

「なんかすごいあっけなかったわね」

 

「所詮、強化されていたから強かっただけです…とはいってもすぐにアレを倒せるあなた達もかなりのものですね」

 

 そんなことをマリベルと話し、疲れたようなため息をつきながら血塗れで倒れているカシムさんに近づき朗々と呪文を詠唱し魂を呼び戻すとリンの方にも回復の呪文をかけ

 

「さあ、一度洞窟から出ましょう」

 

 といって長い監禁生活を感じさせないほどしっかりとした足取りで階段をフーラルさんに支えられながら登ってゆきました

 

 




や、やっとフォズ様登場!

PS盤ではあんなにかわいかったのに3DS版だとあまりかわいくないのはなぜだろう……

解せぬ……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。