それでは2話目、シスターを救え①をどうぞ。
「上条!?なんでココに…まさか…!?」
さっきした何かの焦げた匂い、この周辺には上条の寮があったはずだ。そして上条がここにいるということから考えることはたった一つである…。
「燃えたのは…上条の寮か!?」
「あっ…あぁ、月宮か…、スマン!本当なら今日は一緒に遊ぶ予定だったのに…。っと、俺もう行くw…」
そう言って走り出す上条、月宮はそれを止め…
「私に乗ればいい…、行く場所を教えて。」
人が2人乗れるほどの獣になる、背中には人が座るための椅子のような器具もある。街中で獣になるのはどうかと思うが、この際、月宮に着いてくれてる研究所等も許してくれるだろう。一応先程
「小萌先生の家だ!場所はわかるか!?」
「了解!場所ならわかる!」
小萌先生…というのは、記憶があってれば上条の担任だった筈だ。場所もバッチリわかる。…理由はそのうちわかる。
「しっかり掴まってろよ!」
「ああ、わかった!」
上条の返事を聞くが否や地面をかっ飛ばす獣。
小萌の家に着いた一行は、まず銀髪シスター少女を小萌の家に入れ、治療を行うこととした。
走ってくる途中に月宮が得た情報は、銀髪シスター少女…
治療法は禁書目録が小萌に教え、それを行っていくようだ。上条はこの場にいたら右手の影響で治療の邪魔になる為出て行くらしい、月宮もそれについて行くこととした。
二人は近くにあったベンチに座り、話していた。
「さて上条、その右手の話………聞かせてもらおうかな。」
月宮には気になっていたことがあったのだ、一番最初の時に右手で触れられて壊された自分の姿。先程の上条の発言。彼の右手には絶対に何かあるはずだ。
「俺の右手……、上条当麻の右手は
上条は右手を天に掲げながら答える。
「幻想殺し…。強度は何なんだ?」
それ程の能力ならば、さぞかし高い強度であろう。さしずめ大能力者と言った所だろうか。と、月宮が考えていると、
「いや、俺は無能力者だぞ?幻想殺しは超能力開発の結果なんかじゃなくて、生まれつき持ってたモノなんだよ。」
と、上条は簡単に言ってのけた。
「そんな訳n…ん?」
月宮が、そんな訳ないでしょ?と言いかけていたところで、小萌の部屋の扉がガチャリと開かれた。
「先生!禁書目録は大丈夫ですか!?」
上条が小萌に駆け寄って禁書目録の安否を確認する。
「シスターちゃんは大丈夫ですよ、今は寝ています。」
と、小萌が言う。
上条は心底安心した、という感じに息を吐いた。
「今日はもう遅いので、上条ちゃん達も泊まっていきますか?」
小萌が上条達に問い掛ける。上条は少し悩んでから
「そうだな…俺は泊まります。月宮、どうする?」
と、月宮の方に聞いてきた。
「私も泊まるよ。」
簡潔にそう、上条と小萌に言う。
「じゃあちゃちゃっと、お部屋に入っちゃってください。」
小萌は、上条と月宮の背後に周り、その小さな手で2人の背中を押してくる。
「「お邪魔します。」」
小萌の部屋に行き何とか禁書目録の治療は終わった。
しかしホッと安心するのもつかの間、月宮達は彼女を完全に救えるのか?
次回、シスターを救え②