とある科学の全能変化〜八人目の超能力者〜   作:萩村和恋

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急遽仕上げたハロウィン回、今日の月宮達を見てみましょう?


ハロウィン回〜謎時空だけどコスプレしようぜ!〜

 「ハッピーハロウィーン!お菓子頂戴♪上条!」

 「どちら様…?」

 

 今日は10月31日!科学の街である学園都市でもハロウィンが行われていたのだ!

 月宮はカボチャを被り、黒のマントを付けて上条の家にお菓子を貰いに行っていた。

 

 「えっと……ハロウィンのテンションでつい…アハハハ……」

 上条宅には上条(いつも通りの服)、インデックス(いつものシスター服)、月宮(カボチャ怪人)の三人がいた。

 「あっそうそう、インデックスちゃんコレどうぞ。」

 カボチャ怪人はカバンの中からクッキーを取り出してインデックスに渡す。インデックスは嬉しそうにはしゃいでいた。

 「もしかしてインデックスにお菓子を渡しに来たのか?」

 「え?うん。」

 「貰いに来たのではなく?」

 「あげに来たの。あっ、上条の分もあるよ!はい、手作りパンプキンクッキー。」

 上条にもクッキーを差し出す、上条はそれを手に取り

 「これ月宮の手作りなのか?」

 決して初心者が作れるようなレベルでは無いだろう、ハロウィンをイメージしたのか、可愛らしい人狼をもしたクッキーが入れられた袋があった。

 「どう?お菓子作りは意外と得意なんだけど…上手にできてるかな?」

 褒められて照れているのか、月宮は頬を染めながら上条とインデックスに聞く。インデックスは既に1枚食べたのだろう、笑顔で

 「すっごく美味しかったんだよ!」

 と、素直に感想を言ってくれた。

 上条も手に取り、口に運ぶ…。

 「んっ…これ美味しいな。カボチャの味が上手い感じに混ざってて、カボチャが苦手な人でも食べれそうだな。」

 「えへへ…♪上条やインデックスちゃんがカボチャ苦手かもしれないからね、上手く出来たなら良かった♪」

 3人で笑い合う、と、ココで上条がふと呟いた。

 「アイツ大丈夫かなぁ…。」

 かつて戦い、今では心強い親友である人物のことを気にしていた……。

 

 

 

 

 

 一方通行(アクセラレータ)は、吸血鬼のコスプレをしながら打ち止め(ラストオーダー)がお菓子をねだりに来るの待っていた。

 「まさかこのオレがガキとハロウィンなンざやるとはなァ……。コレもアイツのお陰なのかもな。」

 袋には子供が好きそうなお菓子の詰め合わせを用意していた、一人では選べないので知り合いの超能力者と無能力者が手伝ってくれた。後であの二人にはお礼を言っておかねばなるまい。

 居候先のソファーで寝転がり、コーヒーを片手に打ち止めを待っていると、部屋の外の廊下からパタパタと足音が聞こえた。

 「トリックオアトリート!ってミサカはミサカネットワークで手に入れた情報を元に一方通行に元気よく言ってみる!お菓子頂戴!」

 そういったのは10歳くらいの少女、打ち止めだ。彼女は今、白と灰色のボーダー柄のシャツを着ていた。

 「ほれ、菓子だろ?コレやるよ。……その格好オレか?」

 一方通行はお菓子の詰め合わせを渡しながら打ち止めに聞いた。

 「正解!ってミサカは嬉しそうに答えてみたり!似合ってるかな?どう!」

 「あーそうだなァ、似合ってる似合ってる。」

 「もー、適当に答えてない?」

 「適当じゃねェよ、オレの打ち止めは今日も可愛いわァ。」

 「そっ、そんなに直接的に言われたら顔赤くなっちゃう!ってミサカは既に赤くなっているであろう顔を隠しながらあなたに言う!」

 二人きりで過ごす10月31日…、こんな幸せが永遠に続けばいいのに。と一方通行は思った。

 

 

 

 

 その日白井黒子は恋人の家にいた。

 せっかくのハロウィン、コスプレもしてみようとサキュバスの格好を用意しながら彼氏の家に向かった黒子は、途中で面倒くさい人物と出会っていた。

 「やっほー黒子たん!今日は柚季の家でコスプレエッチ?その袋の中は………さてはサキュバスだなぁ〜?」

 ニヤニヤしながら露出の高いバニーガールのような格好ででそう尋ねるのは、黒子の風紀委員の先輩であり黒子のストーカーである少女、黒川瑞祈だ。

 「貴方…………風紀委員……です…よね?」

 「?風紀委員だけど?だってほら!」

 見せてきたのは風紀委員が付けている腕章だ。

 「貴方のような風紀委員がいてたまりますか!せめて吸血鬼などに…!」

 「嫌だ!吸血鬼とか在り来りだもん!それより早く行ったら?今日は私に任せなさい!さあさあ早く行けよおおお!」

 「……………はぁ…では行って参りますわ。」

その後、黒子と柚季はコスプレ●●●をしたのだとか。




どうでしたか?にしても黒子と柚季……何時か詳しく書かないといけませんね………。

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