「全ての暗記科目を成立する前に滅ぼしたい」
ぼそっと私は呟く。多分、かなり目が据わっていて相当の形相になっている事だろう。一つ深呼吸して、そのまま暴発した。
「ぎゃああああ!もう嫌!無理!イヤアァアアアァァ!!暗記科目大嫌い!!文字情報が頭の中で踊ってて気持ち悪い!!大体、同じ人名多すぎる!!ナンチャラ何世とか任意の自然数Xで良いじゃないですかもう!!勝手に代入でもして年代をご自由にご確定させやがり下さいませ、それで万事解決バンザーイ!!ハイッ、もうそのスタンスでいきましょお!!あはははははははははは……!!!」
「
「まぁ嫌いな科目やってたらそうなるわよね」
「分かる、発狂の一つ二つ位したくもなる」
「大好きな魔法薬学やってる時のテンションも大概だけど、好きな科目だけじゃ進級出来ないからねぇ……」
私のアクセル全開で絶叫している様子を見ても、友人達はとても冷静だった。たまたま今日発狂したのが私だっただけで、試験前は誰かしらそうなるのだ。連日寮内は阿鼻叫喚の様相を呈している。
レイブンクロー寮内において、こういった学年末直前の発狂事案は全て一言で要約され、納得されるのが常なのである。
「試験前だもの、仕方ない」
◆
そんなこんなで迎えた学年末試験。
初っ端から魔法史という私にとって最大の敵と対決、尚且つ試験だからカンニング防止用の羽根ペンを使わねばならないため、始まる前からストレスが限界突破しそうなのを何とか耐える。落第点じゃなければ何だって良いという、やけっぱちな気分で問題を解いていく。途中何度かペン先が引っ掛かり、うっかり羽根ペンを折りそうになったせいで、何度もカムバック万年筆!ギブミー上質紙!と叫びたくなったのは、どうでも良い余談である。
地獄の魔法史が終わり、他の筆記試験に移る。最初に一番駄目なのを始末した分、残りはほとんどがサクサクと気楽に解けた。実質生薬な薬草学と実質地学な天文学なんて完全に癒し枠だ。授業が教科書を読んでただけに等しかった闇の魔術に対する防衛術は手応え的に少々怪しいが……まぁ魔法史よりはマシだろう。
一部の科目は筆記試験と共に実技試験も行われる。
妖精の呪文は、パイナップルを机の端から端までタップダンスさせるという内容。私自身の運動神経は皆無だが、リズム感なら自信ある。なかなかキレのある動きでパイナップルを踊らせたと思う。
変身術は、鼠を嗅ぎたばこ入れに変身させるという内容。美しく完成度の高い物ほど高得点で、逆に尻尾やひげが残ってしまうと減点される。私が作った嗅ぎたばこ入れは、余計な装飾が一切無い超シンプルな仕上がりだった。恐らく私が嗅ぎたばこ入れと言われても全くピンと来なかったのが敗因だ。でもまぁ失敗した訳ではないし、実用性なら抜群な感じだから、総合的には可もなく不可もなくといった具合ではないだろうか。
そして私の大本命たる魔法薬学。
試験内容は「忘れ薬」の調合だった。これは魔法薬の中でも比較的……いやかなり調合しやすい部類で、手順さえ理解していれば非常に簡単である。そんな訳で、最短手順で完成させた私は、割り当てられた時間の九割以上を持て余していた。すると、試験の様子に目を光らせていたスネイプ先生が近くにやって来た。
「それだけ時間が余ったのならば、残りの時間でこの『忘れ薬』から派生して作れる魔法薬を可能なだけ調合したまえ」
よしきた、と言わんばかりに次々と薬の量産を開始する。
この薬、記憶や精神といった超繊細な部位に作用する薬にも関わらず、物凄くシンプルな手順で調合している。だからこそ、実は手順や少し材料を追加するだけで面白い程に違う薬に変化していくのである。完成した忘れ薬を起点にして作るにあたって、私は脳内にて薬の反応する順番を並べ、手元にある材料だけでより多く作れる最短の順番を考察して確定させた。
(右に二回かき混ぜて『幻惑薬』、そこから左に一回右に四回攪拌で『恍惚薬』、もう一回左に回せば『陶酔薬』、それから右に七回左に二回もう一度右に七回で『白昼夢の水薬』、左に八回追加で『微睡みの水薬』、ここでこれを加えて──)
反応の起点になる薬が出来上がっているから、反応連鎖で面白い程に派生の薬も完成していく。試験中だって事をうっかり忘れそうになるぐらい楽しい。まさしく一匙の工夫というやつだ。
(──液体の色が青に変わったら『瞑想薬』、左右一回ずつ回して『錯乱解除薬』、残り時間は五分……それなら最後はこれとこれを混ぜて右に二回左に一回を五セット繰り返せば『沈黙の鎮静薬』の出来上がり。よしっ、三分弱残しで計算通り完成!)
ズラッと並んだ薬瓶の数々に私も満面の笑みを浮かべた。
終わり良ければ全て良しとはよく言ったもの。一部教科が瀕死ではあるものの、これをやり遂げただけでも私は大満足なのだ。
試験の全工程が終わると、生徒達は解放感と諸々の感情を抱きながら思い思いに過ごしていた。結果発表までは自由時間、のんびり有意義に使えるのだ。
流石に私も試験直後に実験だ何だとやるつもりは無いので、アミーと一緒に湖の畔でピクニック擬きをしていた。試験の手応えを確認した後、一週間の間に「連絡網」の基礎部分を実験的に構築してみるべく準備しようと相談している時だった。
「ノリス!ちょっと聞きたい事がある!!」
「え、えぇ……?私に何かご用ですか?」
突如後ろから物凄い勢いで声を掛けられる。驚いて振り返ると、何故か全力疾走してきたらしいポッター少年が物凄く焦った様子で立っていた。更に遠くの方へと目を向けると、彼に置いてきぼりにされたのだろうハーマイオニーとウィーズリー少年もこっちに向かって来ていた。正直、ちょっと怖い。
とりあえず余り人前で話したい内容ではなさそうな雰囲気だったから、私以上に呆気に取られた顔でポッター少年を見ていたアミーに一声掛けて離れた位置へ移動する。
「それで、聞きたい事とは?」
「この後でスネイプと何か予定を入れていたりしない!?」
「はい?……いや、流石に試験後は何もしませんよ。先生方だって採点や評定付けがあるでしょうし」
「それじゃ、試験前の出来事でも良いんだけど、何か変わった事はなかったかい!?何でも良いんだ!アイツのプライベートな事とか、ちょっとした言動や些細な変化があれば教えてくれ!!」
「はぁ?そんなの知りませんよ。私だって試験前は自分の試験勉強に専念していたんですから。大体、スネイプ先生のプライベートな話なんて私が知る筈ないじゃないですか」
何でそんな情報を私が知っていると思うのか。解せぬ。というかそういう風に決め付けてる(様に私は見えた)時点で、考えている事が大方想像付いてしまった。流石に遺憾の意である。
「……要するにスネイプ先生が何か疚しい事をやっていて、私がそれに加担しているとでも言いたいんですか?」
「違う、そんなつもりじゃないんだ!ただ、今は時間が惜しいから少しでも情報が欲しいだけで!」
「それなら私に聞くだけ無駄かと。知りませんし、興味もありません。それでもまだ何かありますか?」
「……ううん、もう無い。呼び出してごめん。前は疑ったりしてたけど、今は君が純粋に魔法薬学が好きなんだろうなって僕も思ってるんだ。でも……あんまりスネイプを信用しない方が良いよ」
言うだけ言うと、友人二人を連れて怒涛の勢いで去っていった。本当に何だったのか。訳が分からない。……ただ去り際の何か覚悟を決めた様な緑の瞳は、何故か妙に頭に残っていた。
首をひねりつつアミーのいる場所に戻ると、相変わらず胡乱げな表情を隠す事なく浮かべている。
「彼、結局何だったの?」
「さぁ……?」
私も何が何だかサッパリだが、彼自身の状況もさることながら、私の事を疑ったかと思えば意見求めたりと、随分忙しい人だなとは他人事の様にぼんやりと思っていた。
──彼らが何をしようとしていたのか。それを私が人伝に聞いたのは翌日の事だった。
様々な噂だけが爆発的に広がっていき、その後にハーマイオニーから話を聞いた。曰く、特大釣り針案件だと思っていた四階の右側の廊下には錬金術で有名な「賢者の石」が隠されていて、それを悪用しようとした輩から防衛戦を繰り広げたのだとか。
正しい事をしたのだと誇らしげな彼女には申し訳ないが、その話を聞いて私が真っ先に思ったのは「なんて無謀な」と「先生方は何をしてたのか」だった。普通、それは大人の仕事だろうに。少なくとも一年生の彼らがやる事ではないと思う。
まぁ好き勝手言ってはいるが、所詮は無責任な部外者の感想だ。手放しに称賛出来ないのも、きっと私の感性の問題なのだろう。
私にはどこまでが真相なのか、誇張された噂なのかを確かめる術が無いから分からないが、少なくともその日を境にクィレル先生が姿を消し、二度と見る事が無かった事だけは事実だ。
◆
「また、一年が過ぎた」
ダンブルドア校長が話し始めると、ざわめきが引いていく。学年末パーティーが開かれている大広間は緑と銀の色で飾られている。最後までスリザリンが独走し続けた結果だ。
「それでは寮対抗杯の表彰を行う。点数は次の通りじゃ。四位グリフィンドール、312点。三位ハッフルパフ、352点。二位レイブンクロー、456点。そして一位スリザリン、472点」
結果を聞いて、スリザリンのテーブルから嵐のような歓声が上がる。それは良いのだが、床を踏み鳴らしたり、ゴブレットでテーブルをガンガン叩き鳴らすのはどうかと思った。仮にも貴族の多い寮だろうに、それで良いのかスリザリン。
(それにしても16点差……。うーん、要所要所でもう少し頑張っていればその位は取れ……いや、流石にあの時期じゃ難しいですかね。ちょっと悔しいですけど)
半ば八つ当たり的にレイブンクローの得点を稼ごうと頑張ってみたものの、逆転には至らなかった。まぁ、やるだけやった結果だから、私は素直に拍手していたのだが。
「よし、よし、スリザリン。よくやった。しかし、つい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまいて」
その一声で、一気に静まり返った。私も物凄く嫌な予感がする。もし予想通りの展開が起きたら──
「駆け込みの点数をいくつか与える。……まず最初は、ロナルド・ウィーズリー君。この何年間かホグワーツで見る事の出来なかったような最高のチェス・ゲームを見せてくれた事を称え、グリフィンドールに60点を与える」
グリフィンドールから天井を吹き飛ばす様な歓声が上がるけど、私は心の中で思わず悪態を吐いた。最悪だ。校長の匙加減一つでこれまで積み重ねた物が全てがひっくり返されるなんて、学校として一番やっては駄目な事だろうに。
「次に、ハーマイオニー・グレンジャー嬢。火に囲まれながら、冷静な論理を用いて対処したことを称え、グリフィンドールに50点を与える」
また沸き上がる歓声の数々に、私の機嫌は反比例して急降下していく。もはや真面目に聞いているのも馬鹿らしくてならない。
「三番目は、ハリー・ポッター君……その完璧な精神力と、並外れた勇気を称え、グリフィンドールに60点を与える」
耳を劈くような大歓声だ。土壇場の駆け込みのおかげでグリフィンドールはトップのスリザリンと同点で一位に躍り出たのと同時に、レイブンクローが三位へ転落した瞬間のお知らせである。
校長が手を上げると、大広間は再び静かになる。
「勇気にも色々ある。敵に立ち向かっていくのにも大いなる勇気がいる。しかし、味方の友人に立ち向かっていくのにも同じぐらい勇気が必要じゃ。そこで、わしはネビル・ロングボトム君に10点を与えたい」
グリフィンドールは勿論の事、ハッフルパフもレイブンクローも一緒になって総立ちで狂喜乱舞を繰り広げていて、逆にスリザリンは完全にお葬式状態になっている。無理もない。
ため息と共に思わず「下らない」と呟いてしまったが、見事に喧騒に飲まれて消えた。今はこの場にいるのがただただ苦痛だ。
校長はにこやかに大広間の装飾を変えたが、その意図がどうあれ私には完全に悪意が有る様にしか感じなかった。そんな上げてから下げる必要がどこにある?せめて得点発表前に加点しておいて、この場では表彰という形にしていれば、まだそこまで傷は深くなかっただろうに。自寮じゃない私がそう感じたという事は、当事者の彼らの心情は察して余りある。そんなに学校全体でスリザリンが嫌いなのであれば、もう別学にでもすればお互いの心の安寧のためにも良いのでは?本当に下らない。見ていて気分が悪い。
あんな茶番劇をこの場で繰り広げた理由は何なのか。
私は別に彼らの駆け込み点数自体が悪いとは思っていない。きっと噂通り色々と凄い事をやったのだろうし、友達のネビルやハーマイオニーが評価されたのは純粋に嬉しい。
もし、今の得点が噂が広がった直後に加点されてこの結果になっていたなら、私も素直に尊敬の念を込め、皆と一緒に拍手していたに違いない。そうじゃないのは、何て事はない。単純にやり方が気に入らないのだ。
(何で、こう……人の努力とか、諸々の想いや感情とかを、こうも遠慮なく踏みにじる真似事を平気でするんですかね。積み重ねは無駄だと言いたいんですか)
とりあえず校長は嫌いになりそうだと、喧騒の中で私は再びため息をついて、手近にあった水を飲み干したのだった。
翌日、試験の結果が発表された。学年総合一位は薄々予想していたが、案の定ハーマイオニーだった。……もっとも、彼女からすると非常に不本意な結果だったらしいが。各科目が二位止まりだったのをとても悔しがっていた。
我らがレイブンクローはアンソニーが二位でトップ、マイケルが四位、パドマが七位で上位十人以内に入っていた。納得の面々だ。上位十人は何気に親しい人達が多くて、三位にセオドール、八位にレイが入っていた。昔からレイは私と違って総合力が超高い几帳面なタイプだったからやはり上位に食い込んだと納得する反面、涼しい顔で何事もそつなくこなしているイメージだったから少し八位というのは意外な感じもする。まぁ彼に限って手を抜く訳は無いだろうから、十中八九私の考え過ぎか。
後は、直接接点は無いけど私に「トリカブト嬢」だなんて呼び名を付けたマルフォイ少年に、パドマのお姉さんのパーバティ、時折お喋りを楽しむ程度に交流のあったハッフルパフのハンナの名前も上位十人の中に入っていた。
ちなみに私を含めたレイブンクローの面々はどうだったかと言うと、まぁ分かりやすく研究者気質だと再確認した次第である。
「マーガレットが魔法薬学、アマンダが天文学、テリーが変身術、マンディが妖精の呪文、そして一位でこそ無いけど意外な伏兵だったのがリサの防衛術とサリーの薬草学の学科二位コンビ……上位十人以外で各科目一位二位が集結するなんて珍しいわね……」
結果を見た先輩方は軒並み称賛半分呆れ半分の反応だった。
偏りに偏りまくっているため、総合順位は上位層に入るか否か、中の上よりは上かという具合になっているが、得意科目に関しては最高に良い点数を取れた。逆に苦手科目は辛うじて、ギリギリ及第点という惨憺たる状態だが、落としていないから許容範囲だ。
「ねぇマーガレット。いえ、あなたに限った話じゃないけど、もう少しだけ苦手な科目も頑張りましょう?せっかく難関の魔法薬学が凄い点数なのに勿体ないわよ!?」
──いや、先輩の皆様は許容範囲じゃないらしい。マリエッタ先輩にガシッと掴まれて本気の眼差しで言われた。とりあえず、少しでも苦手克服をするべく頑張ろうと思った。
◆
「随分と書類を貰ったみたいですが、どうしたんですか?」
帰路に向かう特急の中でレイに聞かれて、私は読み進める作業を一旦中止する。確かに彼が言う通り、私の手には先生方から渡された多種多様の書類があった。
「フリットウィック先生とスネイプ先生から渡されまして。フリットウィック先生の方は、
「かなり多くないですか!?」
「本当に先生様々って感じですよねぇ……色々な可能性を鑑みて、民間伝承レベルの資料まで用意して下さったんです。自分の体質が絡んでいなければ、純粋に興味深い話ばかりですよ……」
「……後で僕も読んでみて良いですか?」
「勿論です!」
二つ返事で了承しつつ、書類の束を並び変える。こっちは量こそ多くは無いが、中身が非常に重要なやつだ。
「それと、こっちがスネイプ先生から渡された書類なんですけど、端的に言うと資格取得についての案内ですね」
「資格?魔法薬学関連の、という事ですか?」
「そうなんです!えぇと『危険薬・毒薬取扱者資格』『魔法薬販売者』『魔法調剤補助』だそうです。今後の進路に関わらず持っていて損は無いと仰ってました」
「危険薬に毒薬……そうですね、君の場合は持っていた方が絶対に良いと思います!間違いなく!」
……物凄い勢いで肯定されたが、別にそういう類いの薬を悪用するつもりは無いのだけど。まぁそれはともかく、先生が言うには正直魔法界の資格や称号はガバカバで、魔法省が執り行うOWL試験やNEWT試験の結果以外はほとんど有って無い様な物らしいが、持っていれば確実に色々出来るとのこと。何より一番大きいのは万が一の際、身を守る保険にもなるそうだ。
それとは関係無しに、好きな事をやる上で資格を取れるのは嬉しいから私もこの三種は取得を視野に勉強していくつもりである。
来年度もまだまだたくさん学ぶ事も、考える事もある。全てが円満とは言い難いけど、確かな収穫も多かった一年を終えて、私達は夏休みを迎える。
来年も実りある一年になると良いなと思いながら、駅に着いた私はとりあえず駆け出した。
「──ただいま!」
色々あったり、思ったりしつつ、無事に一年生を終えました!
「賢者の石」編は番外編(というか他者視点)を一話挟んで完結する予定ですので、もう少しお楽しみ頂けると幸いです。
あ、本編の流れを変えない程度にレイブンクローへしれっと30点加点しましたが、ちょっとした親心的なものです。本編の大逆転に比べたら可愛いレベル……だと思いたい。
【オリジナル設定】
・試験の時に量産してた魔法薬
主人公がこの一年間で突き進んだ集大成。試験でも歪みない。
忘れ薬が出発点なので、記憶や精神に関わる薬が量産されてます。
・魔法薬関連資格の数々
文字通り魔法薬学に関する資格。ぶっちゃけ単なる肩書き。
非常に申し上げにくいが、わりと魔法界って細かい所がガバカバで、資格なんぞそれこそ魔法省がしっかりやっている(方だと思われる)OWLとNEWT、姿くらましの試験以外は重要視されていなそうだけど、何せ主人公が毒薬フリークなのでそういう資格があれば色々安心よね、という感じのものです。
イギリスの資格制度が全く分からないので、ほぼ日本で取得出来る資格のオマージュに近いです。というよりも、ほぼ魔法版の危険物取扱者、登録販売者、医師事務作業補助みたいな感じです。