ハリー・ポッターと透明の探求者   作:四季春茶

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正常性バイアス

 いくら己のコミュニティ内で非日常な事件が起きようとも、我が身に降りかからない限りは対岸の火事でしかない。それどころか、他人の不幸は蜜の味という言葉が真実なのだと実感する程度には、適当な噂話に花を咲かせる始末だろう。

 要するに「自分なら大丈夫」という根拠の無い自信がある、という事だ。どうやら強いストレスが掛かった際、無意識に作用する心理的な防衛反応の一種らしいが……非常時にそんなものが働いた所で事態が好転する筈もなく。寧ろ不必要な被害、無駄な犠牲が増え兼ねないのだから、時折人間は進化の過程で変なバグを抱き込んでしまったのではないかと思わずにはいられない。

 

 今現在のホグワーツは正しくその状態を極めていて、嫌なピリピリ感を漂わせながらも結局は何も変わらずに授業を受け、クラブ活動に励み、寮で自由に寛ぐという日常を変わらずに送っていた。

 そんな私も警戒しつつ日常を満喫している辺り、例に漏れず無意識に大丈夫だと思っちゃっている一人なのだろう。

 

 

 クィディッチの初戦よりも一足先に聖歌隊は最初の活動日を迎えた。今回はメンバーの顔合わせを兼ねた集まりという事だった。指定された教室にて他のメンバーをそれとなく観察がてら眺めてみると、実に分かりやすく青と黄色の比率が高い。でしょうね、と言葉に出さない程度に私は独りごちる。

 基本的に少人数のアンサンブルでも無い限り、合唱は纏まった人数でやるものである。そうすると活動は自ずと四寮合同で、となる訳だが。まぁ、一般的な学校ならまだしも、寮への帰属意識がかなり高いホグワーツにおいて、そういう事を気にしない人が果たしてどれだけいるか。我らがレイブンクローは寮監が指揮している上、ぶっちゃけ他人の考え方には興味無いという人が私以外にも結構いるし、ハッフルパフは元より和気あいあいと社交的な方々が多い。だから普通に集まっている。では他の二寮はどうかと言うと、体育会系の人が多いらしいグリフィンドールは……まだしも、他寮よりも閉鎖的な傾向の強いスリザリンが全寮ごちゃ混ぜの活動を好んでやるイメージが浮かばない。まぁいたとしても、かなり珍しい部類になるだろうと思う。

 

 もっとも、自分が楽しく充実した時間を過ごせるならば誰がいようと構わない、というのが結論に行き着く私なので、どの寮の人がいようといまいと何ら問題無いのだ。

 

 さて、話を戻そう。

 伝統ある聖歌隊とはいえやはり花形のクラブでは無いのと、そもそもカエルを連れて来ている生徒が圧倒的に少ないというのもあってか、全寮全学年集まっても結構少人数だ。新メンバーも一桁、二年生は私を含めて二人という具合だし、先輩方も半分弱がレイブンクローの顔見知りである。これなら流石に人名を覚えるのが不得手な私でも然程苦労しない気がする。

 とりあえず同じソプラノの人は誰かなと思っていたら、横から声を掛けられた。

 

「えっと……レイブンクローのマーガレット、だよね?」

 

「はい。マーガレット・ノリスと申します。確かあなたは……」

 

「リリー・ムーンです。直接話すのは初めてだけど、私も同じ二年生だよ。よろしくね」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 話し掛けてきた彼女は、私と同じく新メンバーであり、ハッフルパフの同級生の子だった。確か、ミス・ミジョンとよく一緒にいる子だったと記憶している。ハンナやスーザンとは合同授業の折りに話す機会は度々有ったけど、彼女との会話は初めてだ。別に人見知りではないけれど、いつも人との初会話は少し緊張する。

 

「マーガレットはどのパート?私はソプラノなんだけど……」

 

「あら!私もソプラノです。同じパートなんですね」

 

「本当!?良かった……聖歌隊は楽しみにしていたけど、二年生が二人だけだから、実は少し心細かったの」

 

 そう言ってはにかむリリーに、私もつられる様にふにゃりと笑う。彼女とは一緒に楽しくクラブ活動が出来そうだ。仲良くなれる子が一緒で良かった。

 先輩方とも挨拶を交わしたり、練習日程について確認したりしつつ、紹介がてら自分のパートナーたる相棒のカエル自慢をしているうちに、最初の緊張は何処へやら。いつしか、実質今日が初対面だという事を忘れそうになる位には、私はリリーとすっかり打ち解けていたのだった。

 

 

「──という事で、解熱鎮痛作用のある医薬品と鎮静作用のある魔法薬の飲み合わせに対する検証が必要である、と私は考えます」

 

 試験の報告も兼ねた追加講習にて、私は以前思い付いた組み合わせについてスネイプ先生にプレゼンテーションしていた。

 

 筆記や実技に関する話はともかく、試験の面接で真実薬(ベリタセラム)を飲んだと言った瞬間、スネイプ先生が浮かべた物凄い形相は当面忘れられそうにない。流石の先生もまさか受験者にそんなものを飲ませるとは思わなかったらしい。

 任意ならば何故拒まなかったのか、とも訊かれたので、これまた正直に「疚しい事が無かったし、純粋に実物の真実薬(ベリタセラム)の効果に興味があったから」と答えたら、先生は暫く頭を抱えていた。

 

「……君自身に疚しい事が無くとも、その興味関心が向けられる方向は聞く人によっては有らぬ誤解を招くと思わなかったのかね?」

 

「多少は思いましたけれど、真実薬(ベリタセラム)を用意して面接を行うという事を鑑みると、彼らが知りたいのは資格で扱える様になる薬を悪用しないかどうか、ですよね。だったら、下手に本心を隠して会話するよりも、私の考えを偽りなく全てぶつけた上で判断して頂く方が得策かなと判断した次第です」

 

 まぁ、確かに我ながら少々危なっかしかったかなとも思わなくもないけど、こういうのは一度は体験してみて損は無い。とても良い勉強になった。私のジギタリス愛が伝わったかどうかはともかく、面接官もマグルの薬剤師という職業をそれなりに知っているみたいだったから、結果論としてはそこまで悪くないのではなかろうか。

 

 それも余す事無く報告したら、もはやスネイプ先生は諦めと疲れが多分に含まれた声で「自分を被験体にするのは程々にしたまえ」とだけ述べるに留まった。

 

 最初にするべき報告も終えた訳だし、時間もまだたっぷりあるのを良い事に、薬の飲み合わせ検証についての提案へと話題は移り変わる。それまで若干呆れ気味だった先生も、昨年度の実験にて無害な筈のスクラロースがエトワールアンプルで毒認定された事を鑑みたのか、表情を引き締めて真剣に聞いていた。

 私は念の為に持参してきたアスピリン錠剤の実物を先生に提示して、以前作って保管していた安らぎの水薬の瓶と並べて見せた。

 

「これがアスピリンなんですが、本当に医薬品の中で使われる頻度が途徹も無い次元です。実質、マグルの世界における万能薬扱いされていると考えて頂けると、如何に重宝されているか伝わるかと思われます。勿論、アスピリンも医薬品のお約束たる副作用や服用禁忌がそれなりにある薬なのですが、とにかく困った時はアスピリンという感じで使う人が多いんですよね」

 

「ふむ……確かに魔法薬では解毒目的でないものならば、大抵は安らぎの水薬を使いますな。純粋な鎮静作用のみならず、治療の為に眠らせる時にも重宝する」

 

「はい。なので、極々普通に生活するだけでも意図せず飲み合わせてしまう恐れが高い組み合わせ故に、安全検証は必須では無いでしょうか。そこから医薬品と魔法薬の組み合わせにおける反応の傾向を突き詰める事が出来れば、真の意味での万能解毒薬を開発するに当たってもかなり有用なデータになると考えます!」

 

 だから検証実験をしたい!という意味合いの希望も込め、いつも以上に先生へ熱烈なプレゼンテーションをしたのだが、どうやら私の期待を裏切らず、言外のアピールを汲み取って下さったらしい。スネイプ先生はアスピリンの入ったピルケースを暫し観察しつつ、一頻り思考を巡らせていた。

 

「まぁ良かろう。確かに去年の例を考えると飲み合わせ事故が起こる危険性がある物の検証は、調剤する立場として安全上必要である事には違いない。次の講習は鎮痛・鎮静作用の持つ薬同士の反応を調べるとしよう」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「ちなみに、ミス・ノリス。そのアスピリンとやら以外にもマグルで多用される鎮痛剤はあるのかね?あわよくば、安らぎの水薬以外の鎮静系水薬も用いて考え得る組み合わせを試してみたいのだが」

 

「勿論です!次までにアスピリン以外の市販薬を家から送ってもらいます。ついでに成分の違い等々もレポートに纏めておきます」

 

 満面の笑みで答えながら、私の脳内で実験に使えそうな薬品名を列挙していく。イブプロフェン、アセトアミノフェン辺りはアスピリンと並んで市販薬御三家みたいな物だから必須だろう。本音を言うなら、せっかく実家が医薬研究所を銘打っているのだから市販薬では無いが手術後の鎮痛にも使われるオピオイドとかも試してみたいが、流石に処方箋無しで医療用医薬品を持ち出すのは……普通にアウトだが、駄目元でドクターに聞いて見ようか。あぁ、それにしてもこういうのは本当に想像するだけでゾクゾクしてくる。自然に笑いが込み上げてすらくる。

 

「新しい実験は結果予測を立てるだけでもワクワクしてきますね。うふふふふ……」

 

「……ミス・ノリス、悪い事は言わん。君が他意無く純粋に楽しんでいるのは分かっているが、頼むから外でその恍惚の笑顔を浮かべるのだけは止めなさい」

 

 

 さて、聖歌隊の活動が始まるという事は、自ずと学校一番の花形クラブたるクィディッチの試合も始まるという事を意味している。

 今年も初戦はグリフィンドールとスリザリン。正直言って私には余り関係が無い……と言ったらアレだが、実際わざわざ競技場に赴く程の興味はそそられない対戦カードである。だが、それにも関わらずアミー達と共に観戦に来たのには訳がある。

 

 二年生からはクラブへの参加が認められる、という事で我らがレイブンクローも二年生以上で箒の腕に自信のあるメンバー達が選抜テストを受けていたのは記憶に新しい。

 私達二年生からは案の定というか、同学年内で抜きん出て箒が上手かったマイケルがチェイサーに選ばれていたし、レギュラーではないものの補欠メンバーにはリサも見事に抜擢されたのだ。……これはちょっとした余談なのだが、応援と差し入れを兼ねて練習場に友人達と赴いた際に、あの大人しいリサが高笑いしながらアクロバットな高速飛行で爆走するという豹変っぷりを目の当たりにした瞬間、マグルの市中にて生活経験がある私とマンディは視線だけで危惧と誓いを交わした件も補足しておこう。

 

(ねぇマーガレット、あれは魔法界内ならまだともかく、マグル社会じゃ確実にアウトなやつだよね!?)

 

(アウトです。絶対駄目です。危険です。あんなスピード狂モードのリサを市中に放ってはいけません!)

 

 もし今後リサがマグルの世界で生活する事があったとしても、絶対に彼女が車の運転をする事だけは断固阻止せねばなるまい。それこそ友の使命である。アレは本当にヤバい。洒落にならない。

 

 まぁそれの話は置いておくとして。昨日の夜にリサから頼まれたのだ。「レイブンクローの初戦はまだ先だけど、前もって対戦相手を多角的に分析したい」と。いくらスポーツに興味無い私と言えども自寮のチームを応援したい気持ちがあるのは勿論の事、他ならぬ友人の頼みとあらば喜んで競技場まで足を運んで分析して進ぜようという流れになるのは当然である。

 それに、私は別にクィディッチという競技そのものが嫌いな訳ではないのだ。……ただ、お遊びのバレーボールですら自爆して顔面にボールをクリーンヒットさせる女が、空中で飛行しながら妨害やら何やらを掻い潜って激しい球技(で良いのか?)を行うという種目なんて、迂闊に手を出そうものなら間違いなく死ぬと自信を持って認識しているだけで。

 私がそんな諸々と余計な事を考えているうちに、いつの間にか試合が始まっていた。

 

「噂には聞いていたけど、やっぱりスリザリンは最新型の全員ニンバス2001を使っているのね。新シーカーのマルフォイも……思った以上に才能あって上手いかもしれない。正直、口だけのお坊っちゃまだと思ってたけど、ちょっと認識改めた方が良いわね」

 

「実際に見てみると、スピードは特に箒の性能差による影響が無視出来ないですね……あ、でもグリフィンドールはチェイサーの連係が去年よりも格段に跳ね上がったみたいです。あの連携プレーに持ち込まれる前に対処しないとズルズルと失点に繋がるかと」

 

 歓声とブーイングが同時に巻き起こる傍らで、私達はそれぞれの視点でメモを取っていく。後で他の面々とも情報の擦り合わせをして、相手の作戦傾向を纏めるつもりだ。そうやって私達が頼まれた使命を果たすべく試合の進行そっちのけで分析に勤しんでいたのだが、ふと異変に気付いた。

 

「……何か、ブラッジャーの動きおかしくない?」

 

 私だけではなく、見ていた人が軒並み似た事を考えたらしい。アミーは眉を寄せているし、サリーも些か顔色を青ざめさせている。

 明らかにブラッジャーの一つがポッター少年のみを執拗に狙っている様に見える。そんな彼を妨害から守る為にビーターの二人がシーカー側に付きっきりになり、なし崩し的にグリフィンドール側のプレーが崩壊しつつある。プレー云々もだけど、どう考えても異常事態が発生しているとしか思えない。

 こういう状況になっても止めないのか……と思っていたら、タイムアウトをグリフィンドールが要求して何かを話し合っている。そりゃそうだ。観客席の方も先程までとは少々違った空気でざわつき始めていた。

 

「多分、あのブラッジャー遠隔で魔法を掛けられてる……でも何の呪文なのか分からない」

 

 後ろの席からテリーがそう言うのが聞こえた。どうやら話を聞くに、去年もポッター少年の箒が暴走する事件があったから、また彼が狙われているのではないかという。

 

「そもそも、あれ……所謂『普通の魔法』じゃない気がするのよね。ここからじゃそれ以上の事は分からないけど」

 

「錯乱呪文って感じでもなさそうかも……何て言うか、文字通り動かされているっていうのかな……」

 

「えぇ、もうそれ、何で無効試合にならないの!?そもそも学生の試合であってプロの公式戦って訳でも無し、無理に試合続行させて学校で死者出したらどうすんのよ!?」

 

「そうは言っても、基本的にクィディッチって何があっても試合を止めないものだから……」

 

 マンディとリサもそんな会話をしているが、周りの反応を聞けば聞く程にゲームを続行させる意味が分からない。そういう外的要因のトラブルがあろうとも、どうやらゲームを仕切り直せないらしい。ちょっと想像を上回るレベルで正気の沙汰じゃない。

 どうやらグリフィンドールチームもタイムアウト中に対処を決めたらしいが……なんと狂ったブラッジャーをポッター少年が一人で引き受ける事にしたらしい。

 

 ハッキリ言って見ているこっちが生きた心地のしない気分だった気がする。当然、分析やら何やらは二の次だ。異様に時間が長く感じる試合はポッター少年がスニッチを掴んだ事でやっと終わった。

 

 ──いや、終わらなかった!試合が終了したにも関わらず、ブラッジャーまだ暴れ続けていた。

 

 再び観客席から悲鳴が上がるが、倒れ込んでいたポッター少年に直撃する前に先生方によって粉砕された。見た感じでは彼も無傷という訳ではなさそうだが、とりあえず命に別状は無い程度の脱臼か骨折で済んでいそうで何よりだ。いや、骨折は断じて軽症の範囲ではないのだけども。

 

「私におまかせあれ!治して差し上げましょう」

 

 後はグリフィンドールの誰かしらが彼をマダム・ポンフリーの下へと連れて行くだろうし、私達も心臓に悪すぎる一時が終わった以上は野次馬になる必要もないと思っていたら、競技場にその声はやたらと華やかに響いた。部外者でしかない私が思わずヒッと声にならない悲鳴を上げた。……ありがた迷惑という言葉が存在するが、その中でも世の中には勝手にでしゃばって「迷惑な事」と「取り返しの付かない事」の二種類がある。そして、応急処置ならともかく素人判断の治療というものに関しては、古今東西、いつの時代でも後者の部類に含まれる行為である。

 

(うっわぁ、とても無残……)

 

 ……見事にそのセオリー通りというか、ロックハート氏の魔法が失敗してポッター少年は腕を骨抜きにされてしまっていた。可哀想に。というか腕がぐにょぐにょになっているのもヤバいが、もしあれが腕ではなくて頭蓋骨や胸骨を抜かれていた場合、即死する可能性が高かったのだが。そこら辺の自覚はあるんだろうか。

 

 私は一連の流れを見ながら、げんなりとした気分で嘆息した。

 

 

 ……非常時ほど、人間は変に楽観的になる生き物である。

 根底にあるのは「自分は大丈夫」という何の根拠も無い安心感。ただそれだけだ。だからこそ、人は自分が当事者になるその瞬間まで、己の危機を見逃し続けてしまうのだ。

 

 ──グリフィンドールのマグル生まれの一年生がミセス・ノリスと同様に石にされたと学校中に知れ渡るのは、翌日の事だった。




秘密の部屋は一番物語の匙加減が難しいと感じる今日この頃。
とりあえず、本編の流れの中で主人公なりに人脈を構築している。まだ無関係な学生でいられるので幸せだったりする。

【キャラ紹介】

リリー・ムーン
原作では組分けで名字のみ登場していた、所属寮が不明の子。
公式の作者情報によりフルネームと女子生徒である事が判明したので、とりあえずこの話では聖歌隊仲間のハッフルパフ生という設定になっています。
当面は主人公にとって「リリー」という名前は、母親ではなく同級生のミス・ムーンという認識になります。

同じオリキャラ状態になるなら、名前だけでも原作に登場する子を積極的に登場させたいという作者の思惑があったり、なかったり。
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