「攻撃機隊!全機離陸せよ!」
「1小隊我に続け!」
「2小隊我に続け!」
「3小隊我に続け!」
「4小隊我に続け!」
そう言うと全力で愛機に向かっていく艦爆の飛行小隊達見ながら、
艦攻の飛行中隊の隊長は
「艦攻中隊!行くぞ?艦爆が喧しいなら、
ひっそりといこうではないか」
と言うと、愛機に搭乗した。
(編成図)
| 基地飛行隊 | 第一飛行隊 | 第二飛行隊 | 第三飛行隊 | 第四飛行隊 |
| 艦攻中隊 | 艦戦隊 | 艦攻隊 | 艦攻隊 | 艦攻隊 |
| 機数 | 6機 | 4機 | 4機 | 4機 |
| 艦爆中隊 | 偵察隊 | 艦爆隊 | 艦爆隊 | 艦爆隊 |
| 機数 | 2機 | 4機 | 4機 | 4機 |
「てき、のぼってこないね〜」
「すいじょうき、いないんじゃないの〜?」
「なるほどね〜」
「あ、まえにこくえんがみえるよ〜」
「ほんとだね〜」
と呑気に会話する艦攻隊の4番機の搭乗員達
この後無線で何度も命令変更があるとも知らずに。
『機上航空管制01から各機。
敵艦隊の艦載機を当方護衛にて6機撃破。
敵の航空戦力は無くなったと見て良い模様。
その他基地司令の指示の現場変更なし。以上』
『機上航空管制02から各機。
攻撃目標発砲!
目標はトンボ釣りに来た夕立だと思われる!
速度上げ!攻撃急げ!以上』
立て続けに日本の指令が入り、慌てる隊長。
しかし、隊長機以外はあまり焦りがない。
何故なら、指示通り動けばいいだけなのだから。
「やばくない〜?」
「やばいね〜」
「いくよ〜!」
そんな航空機隊を他所に夕立は
トラウマからパニックに陥った。
「嘘・・・嫌、辞めて攻撃しないでっ!
・・・白露ごめん。約束守れないっぽい」
それを知らずか知ってか、
戦闘機隊の第三分隊の隊長は
降ってくる主砲弾にめがけてタックルを仕掛けようとした。
「ウォォォ!ユウダチのじょうちゃんにゃぁたまいっぱつふれさせやしねぇ!」
『戦闘機隊!馬鹿な真似はよせ!』
『あんちゃん!
俺らは被弾しても気絶状態で基地に送り返される。
でもな、夕立の譲ちゃんは違うんだ。
暗い海底に沈んじまう!』
『あぁ!クソッ!わかった!基地でまた会おう!』
『お・・・ん!?
夕立の嬢ちゃんが黄色く光り始めた!
深海棲艦のflagshipカラーだ!』
『緊急!緊急!基地司令!応答願います!
こちら、哨戒02!
夕立の護衛中の戦闘機隊より報告!
夕立が黄色く発光を開始!』
『こちら基地司令!それは誠か?』
『はい!』
『夕立の動向に気を付けろ!
時雨を援軍に出す!』
焦った声で、臨時対処を始めた基地司令。
「緊急!緊急!出撃命令!
時雨は夕立の保護のため戦闘海域へ出撃せよ!
出撃後は可及的速やかに臨時対策本部へ無電連絡せよ!」
基地緊急有線放送で時雨に臨時出撃指令を下令した提督。
『時雨出撃したよ!』
『よし!夕立の居る海域はE1aだ!いけるか!?』
『やれるか、やれないかじゃないよ!やるんだ!』