この素晴らしい天才物理学者に祝福を!!   作:血の一族

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このすばの映画公開に間に合って良かったです


第一章この素晴らしいライダーに祝福を!!
この素晴らしい転生に祝福を!!


『これで終わりだ!!エボルトー!!』

 

 

『馬鹿な!!この俺が滅ぼされるというのか!ふざけるなぁ!人間共がぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

仮面ライダービルドのライダーキックがエボルト怪人態へと決まりそのまま地面へと向かっていき…そして大きな爆発が起きる

 

 

『うぎあぁぁぁぁぉぉぉぁ』

 

 

エボルトの断末魔の悲鳴が響きエボルトが倒された事でそのエネルギーか宇宙へと次元の狭間へと広がって行く。そしてそのエネルギーは別次元の壁を越えて2つの地球が融合し新しい世界が作られて行く。。。

 

 

「ここは…何処だ?」

 

 

戦兎が目覚めるとそこはとある建物の中であった。戦兎が周りを見渡すと薬品などがある事から此処は何らかの医療施設の中である事を戦兎は理解した。

 

 

「スカイウォールが無い、此処は本当に新世界なのか?」

 

 

戦兎は窓の外から見える景色で自分が今いる世界はこれまでいた世界とは違う事を理解する。そしてそこまで言った時、戦兎は

 

ある違和感に気が付いた。自分の声がやたらと高いのだ。まるで女性の様な…

 

 

「めぐみん!良かった気が付いたのね!」

 

 

戦兎が後ろを振り返ると黒い髪で赤い瞳をした少女が自分に駆け寄ってくるのが見えた

 

 

「めぐみん、何処も怪我はない?里の大人達が魔獣と戦いに巻き込まれて気を失ったのよ?」

 

 

その少女は自分の事を心配しているのが理解出来たがその会話に違和感を覚えた戦兎は少女の間違いを訂正する為に声を掛ける

 

 

「心配してくれるのは有難いが悪いが俺は君の友人?のめぐみんじゃないんだが…」

 

 

戦兎がそこまで言うとその少女はきょとんとした表情を浮かべると真剣な表情に変わり戦兎の手を掴むとその部屋にある鏡の前へと連れて行く。その鏡に映っていたのはその少女と同じ黒い髪と赤い目をしている1人の『少女』が映っていた。

 

 

「…へ?」

 

 

戦兎も先程の少女と同じ様にきょとんとした表情を見せると鏡の中少女もきょとんとした表情を見せ、戦兎が右手を上げると鏡の中の少女も右手を上げた。その様子を見ていた友人らしき少女は真剣な表情に変わり

 

 

「もしかして…頭を打った所為でおかしくなっちゃったんじゃ?…ひょいさぶろーさんとゆいゆいさんに何て説明すれば良いのよ…」

 

 

ブツブツとその少女は何かを喋っているが当の本人である戦兎はそれどころではなかった。

 

 

(この少女は自分の友人のめぐみんって子の頭が可笑しくなったのではないかと心配しているのか…そしてそのめぐみんって子はこの鏡に映っている黒髪の少女…しかし今此処に立っているのは俺、桐生兎戦だ、でも鏡に映っているのはめぐみんって呼ばれる少女のみ…つまりこの事から導かれる結論は…)

 

 

戦兎は目を閉じて息を吸い込み天を仰き、そして…

 

 

「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

戦兎の大声にビクっとした少女を差し置き戦兎は大声で喋り続ける。

 

 

「落ち着け…確か俺は前の世界でエボルトとの戦いを繰り広げていた筈だ…そしてエボルトを倒した時のエネルギーで新たな新世界を作った…そこまでは間違い、なのにどうしてこんな事になっているんだ!!完全に色々な法則を無視しているぞ?まぁ新世界を作るという時点で物理法則を完全に無視した行いだが…」

 

 

そこまで言うと戦兎の中にぼんやりと不思議な記憶が脳裏に浮かんだ。戦兎は恐らくこのめぐみんって子の記憶なのだろうと考えていると自分を好奇の目で見つめてる少女に気が付いた

 

 

「めぐみん…一体何を言ってるの?エボルトとか新世界とか訳が分からないわよ…」

 

 

戦兎は少女が自分の所為で怯えてしまったと考えた為、戦兎は安心させる様に優しく少女に話しかけた

 

 

「済まない、どうやら記憶が混乱しているらしい。申し訳ないが君の事とこのめぐ…私の事を説明してくれないか?」

 

 

戦兎の説明を受けた少女は驚き半分納得半分の表情を見せると自分の事を戦兎に説明し出した

 

 

「私の名前はゆんゆん、めぐみんのい、1番の親友で私達は紅魔族の一員なの」

 

 

ゆんゆんという少女の説明のおかげで自分は彼女の親友で自分達は紅魔族と呼ばれる魔法使いの一族だという事は理解出来た 。ゆんゆんの話を聞いた戦兎は今度は自分の事を説明する。

 

 

「つまりこの俺は君の親友のめぐみんという少女で間違いないんだな?」

 

 

「ええ、貴方も戦兎さん…で良いのよね?戦兎さんって人はそのエボルトっていう悪い奴と戦って、そしてパンドラボックスという物の力を使って新世界を作った…という事よね?」

 

 

「ああ、その通りだ」

 

 

めぐみんとゆんゆんは近くにある椅子に腰を下ろしてそう会話をしていた

 

 

「夢と現実の記憶が混同しているのかしら?それとも魔獣から幻覚魔法をかけられたとか?でも嘘を言っているようには見えないし…気を失う前のめぐみんとは余りにも性格が違ってるし…夢の世界の話に関しては兎に角、めぐみんの記憶が混同しているのは本当みたいね」

 

 

「俺の方こそ、魔法とか、魔王軍とかまるでゲームの話で正直現実味がないが、今の自分の状況を考えると信じるしかないな」

 

 

めぐみんはゆんゆんが用意したお茶を一口飲むと気を失う前のゆんゆんの友人のめぐみんがどういう性格だったのか気になった戦兎は

 

 

「ゆんゆん、君に聞きたいんだが俺は…めぐみんは一体どんな性格の子だったんだ?」

 

 

めぐみんの言葉を聞いたゆんゆんは嬉しそうな表情を見せて以前のめぐみんの事を話した

 

 

「めぐみんは私の親友と同時に永遠のライバルなの、何時もお弁当の時間になるとこれ見よがしに現れてお弁当をかけて勝負して何時もめぐみんが…」

 

 

「ストップ!!もう分かった!それ以上は嫌な予感がするから聞いたくない!」

 

 

めぐみんはゆんゆんの話を強制的に中断させると頭を抱えた

 

 

(どうやら、このめぐみんって子は色々と性格に難があったらしいな…ゆんゆんって子にも原因があるが…)

 

 

とりあえずは今後ゆんゆんにお弁当をたかる事を止めようとめぐみんは心に誓った。その後、今日のところは家に帰る訳には行かないという事でゆんゆんの家に泊まらせて貰う事になり、めぐみんとゆんゆんはゆんゆんの家に向かって歩いていた。家まで間にゆんゆんはめぐみんにめぐみんが夢で見た世界の事を聞きたがっていたのでめぐみんは快くゆんゆんに夢の世界…即ち旧世界の事を話し始める。何故初めて会った相手に此処まで話す事が出来るのか、恐らくめぐみんは…戦兎は欲しかったのだろう、誰も自分を知らない、自分が知っている人間がひとりもいない、そんな孤独の中にある自分の境遇を理解してくれる人物を、孤独な戦兎にとってゆんゆんの存在はとても嬉しい物だった。そして戦兎の脳裏に共にエボルトと倒す為に戦った大切な仲間達…猿渡一海、氷室玄徳、石動美空、滝川紗羽そして自分の1番のパートナーと言ってもいい万丈龍我、皆エボルトを倒す為に、エボルトの存在しない世界を作り出す為に命をかけてそして自分に未来を託してくれた。自分はそんな仲間達と力を合わせて新世界を作り上げたのだ。自分がいる世界が本当にパンドラボックスで作り上げた新世界ならばこの世界にも万丈達がいる筈だ。ゆんゆんに話している間に戦兎の中にそんな希望が生まれ始めていた。しかし、今の自分はめぐみんという非力な少女の姿に変わってしまっている。龍我達は自分だと気づくだろうか?考え込んでいる戦兎はゆんゆんに声をかけられるまでいつの間にか自分が無言になっていた事に気付かなかった。

 

 

「めぐみん?いきなり黙り込んでどうしたのよ?」

 

 

「ん?あああ、すまない、少し考え事をしてた」

 

 

考え込んでいためぐみんは自分がいつの間かゆんゆんの家に着いていた事に今更の様に気づいた

 

 

「…デッカ!!!」

 

 

ゆんゆんの家を見た戦兎の第一声がそれであった。ゆんゆんの家は大きな館で恐らくはこの里の中で一番大きい物である事を戦兎は理解出来た

 

 

「ゆんゆんの家ってもしかしてかなりの金持ちなのか?」

 

 

「私の父親はこの紅魔族の族長よ?其れも忘れちゃったの?」

 

 

ゆんゆんの説明にめぐみんはゆんゆんの家が里一番大きい理由に納得する。そしてゆんゆんが大きな扉を開けると丁度玄関辺りに人がいたのか、身につけていたマントを翻しゆんゆんと客人であるめぐみんに紅魔族伝統の挨拶を披露する

 

 

『我が名はもすもす!!紅魔族随一のアークウィザードであり、紅魔族の長である者!!』

 

 

決まったとドヤ顔で自分に酔っているモスもすとは対照的にゆんゆんは顔を真っ赤にしており、めぐみんは唖然としていた

 

 

「…紅魔族ってこんな挨拶が日常茶飯事なのか?」

 

 

「…めぐみんも結構ノリノリでこの挨拶をしたんだけど…何回もやめてって言っているのに…本当に恥ずかしい…」

 

 

めぐみん丸くなってるゆんゆんを宥めるともすもすへの挨拶をそこそこにゆんゆんの部屋へと向かって行く。ゆんゆんの部屋に着いためぐみんとゆんゆんはクッションを床にしきその上に腰を下ろし今後のめぐみんの生活の相談を始める

 

 

「とりあえず周りにはめぐみんは授業中の事故で記憶喪失になったという事にしておきましょう。流石に別人の様に人が変わってしまっためぐみんの事を隠すのは難しいし、何よりも夢の世界の事を信じて貰えるとは思えないわ」

 

 

めぐみんはゆんゆんの言葉に同意しゆんゆん言う通りクラスメイトや家族に記憶喪失という設定で通す事した。かつては本当に記憶喪失であった自分が今度は周りを誤魔化す為に記憶喪失の振りをしなければならない事に戦めぐみんは苦笑いを浮かべる。そしてゆんゆんから簡単にクラスメイトと自分の関係を確認した後はゆんゆんからこの際に普通の女の子としての会話ややりたい事に付き合わされた事は余談である。

 

 

ゆんゆんが眠った後、めぐみんは自分の持ち物を改めて確認する。当たり前の話だがビルドドライバーやジーニアスフルボトルを始めとするフルボトルは全て所持してはおらずにそれに関連したサポートアイテムも全て紛失してしまっている。残っているのは前のめぐみんが持ち歩いていた教科書を始めとする物ぐらいだった。

 

 

「ふう…当然の話だが前の世界のフルボトル類のアイテムは失っている様だな…何とかこの世界にある物でライダーシステムを作る事が出来れば良いんだが…見たところこの世界の文明は前の世界よりも低い見たいだし、素材があるかどうか…まぁ、材料は兎も角開発費に関しては前の世界の技術を使えばライダーシステムの開発資金集めにはなるだろう…よし!当座の目的はこれで行こう、まぁ、てぇんさぁい物理学者の俺に掛かれば問題は無いな!なぁはははは!」

 

 

この世界でも桐生戦兎は相変わらずの様子であった…

 

 

次の日、めぐみんはゆんゆんに連れられめぐみんの家へと向かっていった。家に到着するとめぐみんは前の自分が住んでいた家がオンボロである事に驚いていたがそれ以上にめぐみんの両親と妹はめぐみんが記憶喪失となった事に驚きそして心のそこから心配してくれていた。そんな優しい人達を騙している事にめぐみんの良心が痛んだ。めぐみんの家族はそんなめぐみんの本心には気付かずに記憶喪失になった娘のめぐみんの記憶を取り戻す為に紅魔族伝統の名乗りをする。

 

 

「我が名は、ひょいさぶろー!紅魔族随一の魔道具職人となる者!」

 

 

「我が名はゆいゆい!紅魔族随一の魔道具職人の妻となる者!」

 

 

「我が名こめっこ!紅魔族随一の魔性の妹にして、家の留守を預かる者!」

 

 

それぞれに決めポーズとり見事に名乗りを決めた彼らの背後に効果音が聞こえたのは多分気の所為ではないだろう。

 

 

「…あの、この紅魔族の名乗りって一々やんなきゃいけない決まりでもあるんですか?」

 

 

めぐみんは酷く疲れた表情を浮かべゆんゆんを見るがそんなめぐみんにゆんゆんは心の底から同情の視線を送るのだった。その後ゆんゆんは家へと帰って行き、めぐみんはめぐみんとしてひょいさぶろー達との初めての夕食に入るがそのメニューに戦兎は絶句する

 

 

「今日はめぐみんの好物のパン耳のラスク、パン耳とそこら辺の草を使ったサラダ、後はこめっこがめぐみんの為に取って来たセミの素揚げよ」

 

 

あんまり過ぎる夕食にめぐみんは絶句する。どうやらこの家の経済状況はあまり宜しくないらしく、しかもその原因はどうやらひょいさぶろーの魔道具の所為らしい。ひょいさぶろーは一風変わった魔道具作る事が出来るがその多くは実用性がなく売れない為に家計は常に火の車らしい。しかしとあるマニアにだけはその魔道具は売れているという話だ。戦兎はこの家の経済状況を真っ先に改善すべきと決意し、父親には魔道具作りに興味があるという形で工房出入りする事を許して貰い。学校ではゆんゆんからこの世界の常識と知識を教えて貰い、桐生戦兎いやめぐみんはこの異世界で新たな人生を歩み始めたのだった…

 

 

 

ここはとある天界…

 

 

「この魂の波動は…間違いなくあの人の物…いずれは会わなければいけない時が来るでしょう。その時を楽しみにしていますよめぐみんさん、いや『桐生戦兎』さん」

 

 

 

第1話はここまでです。この作品ではめぐみんは爆裂狂になる事はありません、ビルドへの変身はもう少しかかる予定です。気長に待っていて下さい。

 

 

 

 




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