この素晴らしい天才物理学者に祝福を!!   作:血の一族

11 / 41
この燃えるドラゴンに祝福を!!

ゆんゆんがクローズに変身していたのをアクセルの街にある外壁の上から見つめているひとりの人影があった

 

 

『どうやら俺からの贈り物は気にいってくれたようだな』

 

 

そう言っている人影は男なのかそれとも女なのか分からない姿をしておりそしてその人影はコブラの意図をあしらった特徴のある血のような真っ赤なスーツを着ていた

 

 

『もう少しだ…もう少しで全ての駒が出揃う…その時こそ新たなゲームの幕が開く…その時に会えるのを楽しみにしてるぜ?桐生戦兎」

 

 

コブラ男はそう言うと外壁から飛び降りその姿を消した

 

 

*********************************

 

 

仮面ライダークローズに変身したゆんゆんはホーストと対峙していた

 

 

「ビルド以外の仮面ライダーだと?変身出来るのはめぐみんって奴だけじゃなかったのか?」

 

 

目の前で変身したゆんゆんに驚いているホースト。それはゆんゆん本人も同じだった

 

 

*********************************

 

 

「力がどんどん湧いて来る…これが仮面ライダーの力なの?」

 

 

私は変身した自分の姿をペタペタと触りながらそう言うとめぐみんの叫ぶ声が聞こえて来る

 

 

「何ボサッと知ってるんだ!!来るぞ!!」

 

 

「えっ!?…きゃあ!!」

 

ホーストが翼を使い空中を飛行しながら此方へと突っ込んできており私は地面に転がる事でそれを躱した

 

 

「ゆんゆん!!ビートクローザーと叫べ!!」

 

 

「えっ?う、うん。ビ、ビートクローザー!!」

 

 

私がそう言うとラボからビルドドライバーを経由し反応私の手元に剣型武器が転送される

 

 

「そいつは『ビートクローザー』それとフルボトルを使って奴に攻撃するんだ!!」

 

 

「分かったわ!!」

 

 

私はクローズドラゴンからドラゴンフルボトルを抜くと其れを鍔の中央にあるスロットにセットする

 

 

『スペシャルチューン!』

 

 

「そのままグリップエンドを引くんだ!!」

 

 

めぐみんの言う通りに私はグリップにあるレバーを一回引く、するとビートクローザーの刀身に蒼炎が纏う

 

 

「そうはさせるかよ!!カーストライトニング!!」

 

 

私が攻撃するよりも早くに魔法を放つが私も蒼炎を纏った斬撃を放ちホーストの攻撃を相殺させる

 

 

「今よ!!『パラライズ』」

 

 

その時何とか立ち直ったレックスのパーティーメンバーである女性がホーストに麻痺効果を与える魔法『パラライズ』をかけて動きを止める

 

 

「動きが止まってればこっちの攻撃も当たるでしょ!?」

 

 

「やってくれるじゃねぇか、冒険者!!」

 

 

パラライズの効果により暫く動けなくなってホーストは忌々しげにレックス達を睨むがそんなチャンスを私達は見逃さない

 

 

「今だ!!ゆんゆん!!」

 

 

「ええ!!」

 

 

私はジャンプするとビートクローザーでホーストの右にある翼を切り落とす。すると空に飛んていたホーストは片翼を失った事でバランスを崩した

 

 

更に畳み掛けるように私は鍔の中央にあの時に拾っておいたロックフルボトルをセットしてから2回グリップエンドを引く

 

 

『スペシャルチューン!』

 

 

その音声と共にビートクローザーの刀身から鎖状のエネルギーを放出するとふらついていたホーストを捕縛すると地面へと叩きつける。そして素早く間を詰めると残るもう片方の翼を切り落として完全にホーストを飛行不能にさせた

 

 

「まさか…ここまでやるとは…アイツ…こうなる事を分かった上で黙ってやがったな…」

 

 

ホーストが何かを言っているが今の私にはそんな事は気にならなかった

 

 

「ホースト覚悟しなさい!!」

 

 

そして今度こそホーストにトドメを刺す為に私はめぐみんがやっていたようにボルディクレバーを回転させると

 

 

「今の私は…負ける気がしないわ!!!」

 

 

自然と口に出たセリフと共に私は背後にクローズドラゴンの姿をしたエネルギー体を召喚させる。そしてクローズドラゴンの吐く蒼炎に乗ると右脚に蒼炎を纏いボレーキックをホーストに叩き込んだ。

 

 

私のキックを受けたホーストは吹き飛ぶと地面に数回バウンドしその場に転がるとふらつきながらその場に立ち上がる

 

 

「これでウォルバク様との契約は切れて俺様はフリーになるのか…このままだとあのガキに使徒されちまうかもしれねぇな。でも…それも案外悪くねぇかもしれないな…」

 

 

ホーストは最後にそう言うと再び地面に倒れそして大爆発を起こすと完全に消滅した

 

 

戦いが終わった事を確認するとベルトに装填されていたクローズドラゴンが勝手に動き出しベルトから外れるとスロットに装填されていたドラゴンフルボトルを弾き出すとクローズドラゴンは何処かへと飛んて行ってしまった。

 

 

そして変身が解けた私は自分がめぐみんと同じように仮面ライダーへと変身出来た実感が今頃になって湧いてくる

 

 

「私…本当に仮面ライダーに変身したんだ…これで私もめぐみんと一緒に…」

 

 

私は自分の両手を見つめながらそう言うとめぐみんの方へと目をむけるがめぐみんの顔は険しいままだった

 

 

「ゆんゆん。そのビルドドライバーを返して下さい」

 

 

「わ、分かったわ」

 

 

めぐみんの厳しい目線を感じた私は大人しくビルドドライバーをめぐみんに返すとめぐみんはビルドドライバー片手に何かを思い出しているのかとても悲しそうな表情を見せていた

 

 

「めぐみん、一体どうしたのよ?私何かいけない事でもしちゃったの?」

 

 

「私には色々と自分の中で決着をつけなきゃいけない事があるんですよ。ライダーに変身出来たからってはしゃいでいるゆんゆんとは違ってね」

 

 

「そ、そんな言い方ないでしょ!?第一私が変身しなかったら全員ホーストに負けてたのよ!」

 

 

私はつい感情的にそう言ってしまった。するとめぐみんははっとした表情になると申し訳なさそうな雰囲気を出し始め

 

 

「すいません。少し言い過ぎました…頭を冷やします」

 

 

そう言うとめぐみんは私達に見向きもせずにアクセルへと戻って行く。私はめぐみんを呼び止めようと声をかけようとした時にめぐみんがボソッと呟いた言葉が耳に入った

 

 

「万丈…」

 

 

「えっ…?」

 

 

めぐみんが言った万丈という言葉に気を取られた私はめぐみんがアクセルの街に戻って行くのを止める事が出来なかった…

 

 

その後私達は仕方なくめぐみん抜きでギルドに戻るとホースト討伐による報酬金を受け取りレックスのパーティーと折半した後王都に向かうというレックス達を見送と私は街をふらふらとする

 

 

その最中に最近噂になっている摩訶不思議な服を着た少年が青い髪をした少女の襟首を掴んで移動しているのが見えた普通ならば案件ものだろうがアクセルの住人達はもう慣れてしまい今じゃお馴染みの光景となっていた

 

 

そんな彼らを見送った後たまたま立ち寄った喫茶店で夕暮れ近くまで時間を潰すと会計を終えて外へと出る。そのままウィズさんのお店に戻ろうとしたがめぐみんと会うのが何となく気まずいので今日は街の宿へと泊まる事にした

 

 

一度店にもどると朝と変わらずに営業をしていたウィズさんには今日は宿に泊まるという旨を伝えると私とめぐみんの間に何が起こったのかを察してくれたのか何も聞かずに宿に泊まる事を了承してくれた。

 

 

了承を貰った私はギルドの食堂で夕食を取る(その時に例の青い髪の少女がかなり高レベルの宴会芸を見せて周りの冒険者達を楽しませていた)とあらかじめ予約を入れておいて宿に向かったのだった

 

 

 

そして次の日ラボに向かって歩いている私は昨日の事を思い返していた。あれだけ感情を露わにしていためぐみんは初めて見た。どうしてめぐみんは私が仮面ライダーに変身した事に怒っていたのだろうか?

 

 

「もしかしてめぐみんが口にした万丈って人と何か関係があるのかしら?」

 

 

私は変身した私の姿を見ためぐみんが呟いていた名前を思い出す。めぐみんが言っていた万丈とは一体誰なのだろうか?

 

 

もしかして私が変身したクローズには私よりも前に変身していた人が存在していたのか?でも、めぐみんがライダーシステムを完成させたのはつい最近の筈…一体どういう事なのだろう

 

 

「また、めぐみんに関する謎が増えちゃったわね…」

 

 

私は空を見つめながらそう言うと自分がいつのまにかウィズさんのお店に着いていた事に気付いた

 

 

「よし!!ウジウジするのはもうヤメ!!めぐみんは私の一番の親友なんだから!!私は親友のめぐみんの事を信じるだけよ」

 

 

私は自分の考えを吹っ切ると店の扉を開け中にいるウィズさんに挨拶をすると私は地下のラボへと降りて行く

 

 

ラボの中ではめぐみんが何かを開発しているのか私が入って来た事に気付いていなかった

 

 

「めぐみん…昨日はごめんなさい。めぐみんがどうして怒っていたのかその理由は分からないし万丈って人も誰なのかはわからないけれど…でも!!めぐみんと同じ仮面ライダーになった以上は私も」

 

 

私がそこまで言いかけるとめぐみんが突然こちらに振り返ると私に向かって何を投げ渡して来た

 

 

*********************************

 

 

「ゆんゆん。これを受け取って下さい」

 

 

「えっ?うわっ!!!」

 

 

ゆんゆんは俺から投げ渡された物を落とさないように何とか受け取ると自分が受け取った物が何なのかに気付いた

 

 

「めぐみん!渡すならちゃんと渡しなさいよね!!…ってこれビルドドライバーじゃない!!」

 

 

そう、俺がゆんゆんに渡したのはゆんゆん用に開発したふたつ目のビルドドライバーだ

 

 

「私がゆんゆん専用に開発したドライバーです。今度から其れを使って変身して下さい。一応言っときますけど私はまだ貴女を仮面ライダーとは認めてはいません。然るべき時が来たら仮面ライダークローズの名は返して貰いますからね」

 

 

「分かってるわよめぐみん。でもいつかは貴女に必ず認めさせてみせる!!私も仮面ライダーになった事を!!」

 

そう言い終わると俺達はお互いに頷き合っていると

 

 

「良いわね〜可愛い女の子同士の友情は、お姉さんはそういうの大好きよ?」

 

 

いつのまにか其処にいたセシリーがウンウンと頷きながらそう言っている

 

 

「セシリーさん!?どうして貴方が此処にていうかどうやって此処に入ったんですか?」

 

 

俺は思わず叫びながらそう突っ込む確か彼女はアルカンレティアにいる筈だ。そんな彼女がどうしてアクセルの街にていうか何故俺のラボにいるのか訳が分からなかった

 

 

「ゆんゆんさんをこの街で見かけた後、こっそりストーキングを…げっふん、後をつけさせて貰ったらこの魔道具店に入って行くのが見えたのでこのお店の美人店主さん…ウィズさんに2人の仲間だとお伝えしましたらこのラボに案内されたのよ」

 

 

「ウィズさん…」

 

 

俺はウィズの行動に思わず頭を抱えてしまう

 

 

「それで?セシリーさんはどうしてアクセルの街に何しに来たんですか?」

 

 

ゆんゆんが俺の代わりにセシリーにそう言う

 

 

「今度この街にアクシズ教の支部を新たに作る事になったの、そして私がその支部の支部長としてこの街に派遣される事になったのよ」

 

 

アクシズ教か…俺はつい先日まで滞在していたアルカンレティアにおける出来事を思い出すと身震いが起きる。どうやらアルカンレティアは俺にとって色々とトラウマになってしまったようだ

 

 

「支部を作るにはお姉さんひとりでは色々と手が足りないのよ、そこでアクシズ教の名誉教徒であるめぐみんさんとゆんゆんさんにお手伝いをお願いしたく…」

 

 

「人を勝手に名誉教徒にするのを辞めてくれませんか?」

 

 

「アクシズ教の支部なんて物を作ったらこの街の住人に迷惑になりますよ!!」

 

 

「2人共アクシズ教をそんな風に言うのは辞めてくれない幾らお姉さんでも泣いちゃうわよ?」

 

 

俺とゆんゆんの立て続けのツッコミと批判の言葉を聞いたセシリーは涙目になってそう言うがそれは嘘泣きである事はバレバレである。

 

 

そして嘘泣きが通用しない事が分かるとセシリーは

 

 

 

「…ごっほん。とりあえずはこの街に支部長として滞在する事になっているからこのラボを拠点にしようと思っているんだけど…優しいめぐみんさん達は私を追い出したりはしませんよね?」

 

 

「いや、アクシズ教に入るつもりはないし貴女を住まわせる理由も無いですから普通に出て行って貰いますけど?」

 

 

「お願いよぉめぐみんさん!!私をここに住まわせて頂戴!!この街に滞在する間のお金をギャンブルに全部なくなっちゃったの!!住まわせて貰うだけでいいのお願い!!」

 

 

必死に俺にすがりつくセシリーは先程の嘘泣きとは違う本気の泣きつきを見せていた。そんなセシリーを見てられなくなった俺はゆんゆんと目を合わせてからため息をつくと

 

 

「分かりました。このラボに住んでも良いですか条件があります。ひとつ目はこのラボを支部扱いにしない事とふたつ目はこのラボで布教活動をやらない事。みっつ目はここに住む以上はウィズさんと私の仕事の手伝いをして貰います。良いですね?」

 

 

俺の提案にセシリーは間髪いれずに頷いている。どうやらこのアクセルにおいても騒がしい日々になりそうだなと俺は考えると引っ付いているセシリーを引き離しとある用事の為にラボから出るとギルドへと向かった

 

 

「ありがとございます、めぐみんさん。めぐみんさんのおかげで当ギルドも大分設備などが改善されました」

 

 

ルナがそうお礼の言葉を言って来る。ホーストの襲来以来俺達の噂が届いたのかよく色々なパーティーに誘われるようになった。

 

 

特に俺に関してはウィズの店で販売している商品の開発者であると周りに知られてしまったおかげでギルドと街の設備の調整や修理開発なども引き受けるようになった

 

 

因みに今回は魔力を利用ししゅわしゅわを始めとする冷たい飲み物を冷たいまま暖かい飲み物を暖かいままで飲めるようにする。前の世界におけるドリンクバーとギルドの職員達が使うマッサージチェアを開発設置したのだ

 

 

そして依頼された物の設置を終えた俺はルナから報奨金を受け取るとそれを着ているコートの中に仕舞おうとするその時にドリンクバーとマッサージチェアのテスト用に収集しておいた魔力の入ったボトルをいくつか落としてしまう

 

 

俺は慌てて床に転がったフルボトルを回収していると近くにいる少年が自分の足元に転がるひとつのフルボトルを拾う。その瞬間フルボトルはゆんゆんの時と同じように別のフルボトルへと変化した

 

 

俺は其奴からボトルを取り上げるとそのフルボトルをマジマジと見つめる

 

 

「また浄化装置を介せずにボトルが変化した?…ゆんゆんの時と同じように…一体どういう事なんだ?」

 

 

フルボトルを見つめる事に気を取られていた俺はその少年が一体誰なのか気づかなかった

 

 

「やはり…君だったんだな。アクセルの街に襲来した悪魔を倒した仮面の戦士というのは」

 

 

俺は自分の耳に非常に聞き覚えのある声が聞こえると声の聞こえた方向を見る。声が聞こえた方には昔里において起きたとある事件で知り合った少年が居た

 

 

「貴方は…ミツルギさん。お久しぶりですね」

 

 

御剣 響夜(ミツルギキョウヤ)…此奴は勇者候補所謂転生者と呼ばれる存在だ。

 

 

この世界に迷い込み一年程経った時、俺が前の世界の知識を使い色々な便利グッズを開発していた頃に情報収集と自分以外の転生者である可能性のある俺に会うために里にやって来た事があったのだ

 

 

「めぐみんさん。君がアクセルの街にやって来たという事はこの街を拠点に冒険者としての活動を始めるつもりなんだね」

 

 

「はい。そのつもりですよ、女神エリスとの約束もありますしね」

 

 

「君が羨ましいよ。女神から直接この街で活動するように頼まれたのだからね僕ももう一度女神さま会いたいよ」

 

 

「確か…アクア様っていったけ?その魔剣グラムを渡してくれたのは」

 

 

「ああ、その通りだ。僕はアクア様からこの魔剣グラムを授かり魔王を倒すように頼まれたんだ」

 

 

「頑張るのは良いですけど貴方は思い込みが激しく人の話を聞かなくなるところがありますからその辺りは気をつけて下さいよ?いつかそれが原因で痛い目に合わないか心配ですから」

 

 

ミツルギは悪い奴ではないのだが熱くなると人の話を聞かなくなる上に思い込みも激しくなるという悪癖があるのだ。その所為で出会ったばかりの頃に色々とあったのだがそれはまた別の話だ

 

 

「僕達はこの後いくつかの街を回って色々とクエストを受けていくつもりだ。君も冒険者となった以上はパーティーを組むつもりなのだろう?良かったら僕とパーティーを組まないかい?他のメンバー君と同じ女の子だから気が合うかもしれないよ」

 

 

「申し訳ありませんがパーティーを組む人は既に決まっているので貴方のパーティーには入る事は出来ません」

 

 

俺の言葉にミツルギは心底残念そうな表情になると

 

 

「そうか、其れは残念だな。でも君が認める人物ならばきっと素晴らしい人達なんだろうね。君とパーティーを組むのは無理かもしれないが君のパーティと一緒にクエストをするのを楽しみにする事にするよ」

 

 

ミツルギがそこまで言うとミツルギの事を呼ぶ声が聞こえて来る。どうやらミツルギの言っていた同じパーティーの少女がミツルギを迎えに来たらしい

 

 

「それじゃあ、そろそろ失礼するよ。また今度街に来た時には会いに来るよ」

 

 

そう言って立ち去ろうとするミツルギに俺はミツルギが触れた事で変化を起こしたフルボトルを選別代わりに投げ渡した

 

 

「ミツルギさん、コレを持って行って下さい」

 

 

俺がミツルギに投げ渡したボトルには昔共に戦った別の世界の仮面ライダーの姿が描かれていた

 

 

「これは君が使っているアイテムじゃないか、本当に持って良いのかい?」

 

 

「はい。このボトルはミツルギさんが手にした事で生まれた物です。ならば私よりも貴方が持っている方が良いでしょう」

 

 

「分かった。それじゃあこれは貰っておくよ」

 

 

ミツルギはそう言うとボトルを鎧の中にしまい同行者らしき2人の少女とギルドから去って行った。そしてミツルギと入れ替わるようにゆんゆんがギルドに入って来ると俺の元に歩いて来る

 

 

「めぐみん。さっきの人って前に里に来た男の人よね?まさか、めぐみんあの人の事を」

 

 

「んな訳ないでしょう!!彼とは少し情報交換をしただけですよ」

 

 

「そっか、そうよね〜あのめぐみんが恋愛なんかに興味がある訳ないわよね!!」

 

 

ゆんゆんは安心した表情で頷きながらそんな事を言っているが俺はそんなゆんゆんを無視するとギルドの出口に向かって歩き始める。

 

 

(エリスが言うにはこの街には俺のパーティーとなるメンバーがいるらしいが…メンバーとなる人物はどんな人物なのか…そしてこれからこの街でどんな冒険が始まるのか…楽しみだな…万丈、玄さん、一海、絵羽さん、美空。俺はこの世界で上手くやっているよ…だから俺の事見守っていてくれるか?)

 

俺は珍しくセンチメンタルな気分になりながら魔道具店へと歩いて帰って行った…

 

 




第1章はこれで終了です。暫くはストックを貯める為に更新は停止しますがストックが溜まり次第更新を再開予定です。


今回も感想と評価を待ってます。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。