この素晴らしい天才物理学者に祝福を!!   作:血の一族

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この忌まわしき再会に祝福を!!

 

「新たな仮面ライダーだと?面白い!」

 

 

ベルディアはそう叫ぶと纏っていたオーラを更に強くしそして剣を抜くと斬撃を俺達に向かって飛ばして来るがカズマが真正面から其れを受け止める

 

 

「この程度かよ魔王軍幹部ってのは!これじゃあ俺の心火を止める事は出来やしないぜ!」

 

 

「中々やるではないかならばこれはどうだ!!」

 

 

ベルディアは何かを思いついた表情になると謎の仕草をする

 

 

それと同時に街の入り口前に大量のアンデットナイトが出現すると街の中へと進行して行く

 

 

「ふっははは!!俺からのちょっとしたサプライズだ。早く俺を倒さなければ街がどうなっても知らんぞ?」

 

 

「汚ねぇ!お前それでも騎士かよ!!」

 

 

「騎士である前に俺は魔王軍幹部だ。勝利の為なら魔王様の為ならば何でもするわぁ!!」

 

 

「クソッタレ!!」

 

 

俺とカズマはベルディアに背を向けるとアンデット達のところに向かおうとする

 

 

「お前達ふたりを行かすと思うか?」

 

 

そう言うとベルディアがその図体から予想出来ない素早さで移動すると持っていた頭を上空に投げる。次の瞬間ベルディアは俺達の死角にあたる部分へと移動すると一撃二撃と斬撃を食らわせた

 

 

「「うわぁぁぁぁぁ!!」」

 

 

ベルディアの攻撃を受けた俺達は地面に転がり

 

 

「クソ!!邪魔するな!!」

 

 

俺はドリルクラッシャーを構えカズマはツインブレイカーを構えベルディアに向かって行くが再びベルディアは頭を上空に投げると俺達の動きを全て見切っているような動きで攻撃を避けていく

 

 

「どういう事だ?まるで俺達の動きが全て見切られている?」

 

 

「これが俺のスキル『魔眼』の力だ相手の動きや弱点を見抜く事には長けていてな中々に役に立つんだよ」

 

 

「流石はボスキャラ超強力なスキルを持っていやがる…」

 

 

「いや…それだけじゃない筈だ。それだけだとこれまでのパワーと先程のスピードの説明がつかない」

 

 

魔眼のスキルは確かに強力だがでもそれはあくまでも敵の動きや弱点を見抜く事に特化した物の筈パワーやスピードが段違いに上がった事の説明にはならない

 

 

ベルディアはそんな俺の考えを見抜いたのか

 

 

「俺を楽しませてくれている礼だ貴様らには冥土の土産として教えてやろう。何故俺がこのような力を手に入れたのかを!」

 

 

ベルディアはそう言うと懐から赤いオーラを纏っている一枚のパネルと身体の中から赤く輝いている一つのフルボトルが見えた

 

 

「それは…パンドラパネルそしてフルボトル!!お前其れを何処で手に入れた!」

 

 

「其れを敵である貴様らに教える義理はない俺を倒す事が出来れば教えてやろう」

 

 

「ならお前を直ぐに倒して聞き出してやるよ!」

 

 

「それはどうかな?俺の魔眼にかかればお前の動きを見切る事など造作もないぞ?」

 

 

俺はもう一度攻撃をしようとするがベルディアのスキル『魔眼』によって全ての動きを再び見切られてしまった俺はベルディアの斬撃を受けて街の障壁へと激突する

 

 

それにより障壁と幾つかの建物を巻き込んで倒れこむがまだ立ち上がる事の出来るダメージだった

 

 

 

「ドリルクラッシャーが…クソ!負けるかぁぁぁぁ!!」

 

 

俺は先程の攻撃により壊れたドリルクラッシャーを捨て代わりにカイゾクハッシャーで遠距離からベルディアに攻撃を仕掛けるがベルディアは剣で全て叩き落した

 

 

「どうした仮面ライダーというのはこの程度か!!」

 

 

「俺の事を忘れてんじゃねぇ!!」

 

 

いつの間にか間を詰めていたのかカズマはツインブレイカーの砲身部分『レイジングビーマー』を動かしアタックモードに切り替えるとベルディアを殴りつけた

 

 

「カズマ!こいつを使え!!」

 

 

俺は手にしていたロボットフルボトルを投げ渡す

 

 

「ありがとうございます戦兎さん!」

 

 

フルボトルを受け取ったカズマはツインブレイカーにロボットボトルを装填すると必殺技を発動させた

 

 

『シングルブレイク』

 

 

エネルギーをパイル先端に集中させロボットハンドを形成させるとベルディア再びを殴りつける

 

 

「ゆんゆん!お前の力を貸して貰うぞ!!」

 

 

俺は気を失っていたゆんゆんから拝借していたドラゴンフルボトルとロックフルボトルをベルトに装填する

 

 

『ドラゴン!ロック!ベストマッチ!』

 

 

『Are you ready?』

 

 

『ビルドアップ!!』

 

 

『封印のファンタジスタ!キードラゴン!イエーイ!』

 

 

「戦兎さん!!そのフォームは身体にかかる負担が!!」

 

 

「こいつに今のとこまともにダメージを与えられるフォームはこれはしかない負担なんて構ってられるか!!」

 

 

キードラゴンにビルドアップした俺はビートクローザーを召喚するとスロットにロックキーを装填する

 

 

『スペシャルチューン!』

 

 

俺はグリップにあるレバーを一回引きビートクローザーの刀身に蒼炎を纏わせる

 

 

「うぉぉぉ!!」

 

 

俺の渾身の一撃により遂にベルディアの鎧に大きな傷をつける

 

 

すると奴の身体からフルボトルが排出され俺はフルボトルをしっかりと握りしめるとベルディアの身体が赤いオーラが消えるのを見た

 

 

「カズマ!!今の弱体化したベルディアならお前のスティールでアイツのパンドラパネルを奪い取る事が出来るかもしれない!!」

 

 

「分かりましたやってみます!!」

 

 

カズマはベルディアが怯んでいる内にもう一度スティールを仕掛けた

 

 

 

**********

 

 

アクセルの街内

 

 

カズマ達が街の外でベルディアと命懸けで戦っている間街の方に大挙していたアンデットを他の冒険者達が食い止めていた

 

 

「ふっ!!!」

 

 

ひとりのアーチャーの矢が的確にアンデットの額を貫きアンデットの動きを止める

 

 

「セイヤァァァァ!!」

 

 

そのアーチャーの仲間であるクルセイダーの男もアンデットを次々と斬り伏せていく

 

 

「『マジックゲイン』!!『ブレード・オブ・ウィンド』!!』

 

 

続いて緑色の服を着た少女…リーンが風の中級魔法によりアンデットをまとめて吹き飛ばす

 

 

「テイラー!キース!ダストが教会から聖水をありったけ持ってくるのを待つのよ!!」

 

 

リーンは周りの冒険者達にそうげきを飛ばしながら必死にアンデット達から街を守る為支援魔法と中級魔法を駆使して戦っていると仲間のひとりであるテイラーの叫び声が聞こえた

 

 

「リーン危ねぇ!!」

 

 

その言葉にリーンが背後を振り返った時其処には今まで何処に潜んでいたのかアンデットが襲いかかろうとしていた

 

 

「キャァァァ!!」

 

 

リーンが思わず目を瞑ったその時リーンの手に触れる筈だったアンデットの手が文字通りに吹き飛びそして何処からか花火のような音が聞こえて来たのと同時に周りに居た数体のアンデットが纏めて吹き飛ぶリーン達は自分達の目の前に起きた事に戸惑う事しか出来ていなかった

 

 

 

その様子をリーン達がいる場所から然程離れてはいない建物の屋上でトランスチームガンを構えているブラッドスタークが見ていた

 

 

「サトウカズマも無事に仮面ライダーに覚醒か…この辺りが潮時だな」

 

 

そんな事を呟いているスタークの姿に気づける冒険者は誰も居なかった…

 

 

「リーン!みんな!!待たせたな!!」

 

 

其処に漸くダストが何故のカバンらしき物を背負って帰ってきた

 

 

「ダスト聖水はどうした?」

 

 

「聖水はこのたんく?って奴に入ってるぜ!何でもあのめぐみんって奴がいつでも冷たい水を教会で飲めるようにと開発してくれてたらしいぜ」

 

 

「めぐみんの発明品って本当に凄いよね…噂じゃ仮面ライダーの装備も全部ひとりで作ってるって話だし私も作って貰おうかな?」

 

 

そしてその聖水によりアンデット達にダメージを与えそしてプリースト達の神聖魔法とウィザード達の中級魔法により何とかアンデット達を全滅させるとダスト達は勝利の雄叫びをあげたのだった

 

 

************

 

 

「スティール!!!」

 

 

カズマの右手が光輝きそして光が収まると

 

 

「よっしゃぁぁぁぁ!!!」

 

 

カズマの手にはベルディアが持っていた赤いパンドラパネルが握られていた

 

 

『スクラップフィニッシュ』

 

 

カズマは肩や背中からヴァリアブルゼリーを勢いよく噴出させる事で加速しそして前腕部にはヴァリアブルゼリーでロボットハンドを形成しベルディアに強力なパンチ攻撃を加える

 

 

「ヌォォォォォこの程度で負ける俺ではないわぁぁぁ!!」

 

 

しかしベルディアは負けじと其れを押し返そうとする

 

 

「させるかぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

『ボルティクアタック』

 

 

俺はすかさずボルティクレバーを回転させるとジャンプし前に一回転しながらキックをカズマの背中にぶつけた

 

 

 

「「うぉぉぉぉぉ!!!」」

 

 

俺達はそのままベルディアとの力押しとの勝負に入る

 

 

「いい加減諦めろ!!この駆け出し冒険者どもがぁぁぁ!!」

 

 

「俺達はなぁ、諦めが悪いんだよ!!」

 

 

「ベルディア!!お前の敗因は…俺達を…アクセルの冒険者を甘く見た事だ!!」

 

 

その言葉と共に俺達の攻撃は遂にベルディアの身体を貫いた!!

 

 

「馬鹿なァァァァ!!魔王軍…幹部であるこの俺が負ける筈が…」

 

 

そう言うとベルディアは全身から火花を飛ばしながら倒れると大爆発を起こした

 

 

「「はぁ、はぁ、はぁ」」

 

 

其れを見た俺達は安堵感からか力が抜けそれと同時に変身が解除された

 

 

「見事だ…仮面ライダービルド…仮面ライダーグリスよ…力に呑まれ我を失っていた俺に騎士としての誇りを取り戻させてくれた事に関してはお礼を言おう」

 

 

 

俺達は驚いた表情で声が聞こえた方を見るとベルディアがボロボロな姿で膝をついていたそしてベルディアは何とか立ち上がり

 

 

「約束通りにあの勇者にかけた呪いを解除してやろう…」

 

 

そう言うとベルディアは手のひらから黒い光を街中へと飛ばした

 

 

「貴様達ならば…俺以外の幹部を倒して魔王様の元に辿り着く事が出来るかもしれんな…もっともあの男…下手したら魔王様以上の力を持つかもしれん男に出会ったとしたら話は別かもしれんが…」

 

 

そう言うベルディアの身体は次第に薄くなっていく

 

 

「消滅する前に教えてくれ!お前にフルボトルを渡したのは…パンドラパネルを渡したのは…ナイトローグという男じゃなかったか?」

 

 

「ナイトローグ?…違うパンドラパネルは魔王様から貰ったが俺に訳の分からん物を植え付けたのは…グハァ!!!」

 

 

そこまで言い掛けていたベルディアの身体を一本の触手が貫く

 

 

「ベルディア!!」

 

 

俺がそう叫んだのも虚しくベルディアは触手に貫かれた後倒れると静かに消滅した。

 

 

『お喋りが過ぎるぜぇベルディア?ま、所詮はアンデット、俺が力を与えたところでたかが知れてるか』

 

 

そう言いながらとある人物が俺達の前に現れる。俺はその人物を…この声を…人を馬鹿にするような喋り方をする奴を俺は知っている!!

 

 

「お前は…エボルト!!」

 

 

『惜しい!今の俺はブラッドスターク』

 

 

エボルトいや、スタークは以前と変わらない人をおちょくる態度でそう言ってきた

 

 

「何故お前がこの世界に居るんだ!!お前は俺が新世界を作った時に消滅した筈だ!!」

 

 

『さぁね?どうして俺が消滅しなかったのか其れを説明する必要はねぇし第一この世界に迷い込んだのはお前達だけじゃねぇって事だそれに今回はほんの挨拶代りさ』

 

 

「何だと!?」

 

 

『俺の力は完全には取り戻せてはいない。お前と遊ぶのは完全に力を取り戻せた後だその間は俺の用意したゲームを楽しんでくれよ?…じゃあな? チャオ!!』

 

 

そう言うとスタークは高速移動でその場から消えその場には残ったのは俺とカズマそしてアクアだけだった

 

 

そして戦闘終了後ギルドの職員達にベルディア討伐成功を報告すると(パンドラパネルとブラッドスタークの事は伏せた)後の処理を任せ俺達はウィズの店に帰ると今回の戦闘で手に入れた情報を改めて整理する

 

 

「まさかスタークの奴が生き残っていたとは…成る程この間会ったナイトローグの装備はスタークがこの世界の人間に与えた物だったのかこれでひとつの謎が解けたな」

 

 

 

「ねぇめぐみんカズマあのエボルトって奴は一体何者なのよ?」

 

 

そんなアクアの質問には代わりにカズマが答える

 

 

「エボルトは仮面ライダービルドのラスボスなんだよ。序盤では今俺達の目の前に現れたブラッドスタークって奴の姿で現れて主人公達を手助けしたり成長を促したりして所謂敵か味方か分からないポジション的な奴だったんだか…」

 

 

「そんな奴の本性は破壊を楽しむ地球外生命体で地球にいる目的はパンドラボックスを復活させる事と完全体の力を取り戻す事そして地球を滅ぼす事だったんだ」

 

 

そして俺はカズマの言葉にそう補足する

 

 

「パンドラボックスって…もしかして貴女達がベルディアから手に入れたパンドラパネルと関係があるのかしら?」

 

 

珍しく的を得た質問をしてくるアクア

 

 

「パンドラパネルはパンドラボックスを形成する6枚のパネルの事をいうこれも新世界が形成される際に消滅した筈なんだか…」

 

 

「でもこの世界ではエボルト…スタークも存在しているしパンドラパネルもまた存在している…で良いんですよね戦兎さん?」

 

 

「その認識で問題はない。スタークが存在している限りこの世界でも旧世界で起きたのと同じ悲劇が再び繰り返されるのは間違いない」

 

 

俺の言葉を聞いたカズマもアクアもとても不安そうな表情を見せている特にカズマはテレビでスタークが起こした悲劇を知っているのだろう特に不安そうな色が強かった

 

 

そんなカズマの姿を見た俺の脳裏には旧世界での悲劇が蘇る…この世界では絶対にそんな悲劇は引き起こせない!ゆんゆんやこめっこ、アクアにカズマといった大切な仲間達を絶対に守り抜いてみせる!!

 

 

俺はカズマ達には知られないようにそして俺に旧世界で未来を託して命を散らしていった仲間達に強く誓った

 

 

********************

 

 

ベルディア討伐から数日後俺達は怪我が治ったゆんゆんと共にギルドへ向かって歩いていた

 

 

 

「ゆんゆんもミツルギも怪我が治った良かったぜ」

 

 

「これもアクアの治癒魔法のおかげですね」

 

 

そうあの後アクアは自身の治癒魔法によりゆんゆんやミツルギを初めとするベルディアとの戦いで傷ついた冒険者達を治療して回っていたのだ

 

 

「当たり前でしょ?私は水の女神アクア様よ!あの程度の治癒魔法は朝飯前よ!!」

 

 

俺とカズマに褒められて有頂天になっているアクア

 

 

その時のカズマも今回ばかりは素直にアクアを褒めてやるかと呟いていたので何だかんだ言ってカズマとアクアは名コンビなのだなと考えていると

 

 

「今思ったんですけどアクアさんの神聖魔法を使えばベルディアを倒すまではいかなかったとしても弱体化させる事が出来たんじゃ?」

 

 

「「「あっ」」」

 

 

ゆんゆんの何気ない一言により俺達の空気が凍りつくどうやら俺達全員その方法を考えなかったようだ

 

 

「ま、まぁ無事にベルディアを倒す事が出来たんだから良いじゃねぇか!」

 

 

「そ、そうよ!ベルディアの報酬金も手に入るんだからそれで良いわよね!」

 

 

…確かに結果的にはベルディアは討伐出来たのだから何の問題はない筈だ決して俺達のアホ過ぎる凡ミスを誤魔化す為ではないそう自分達に言い聞かせながら俺達はギルドの扉を開けた

 

 

 

 

今日はギルドから報酬金が支給される日だ。キャベツの報酬金そしてベルディア討伐の報酬金を今日受け取る手筈となっている

 

 

その為かギルド内は既に出来上がっている冒険者達で溢れており一瞬此処は本当にギルドなのかと思ってしまった

 

 

「めぐみん本当に良いのか?俺達がベルディア討伐の報酬金の半分も貰って?」

 

 

「私ひとりでは奴を倒す事は出来なかったですしカズマにも報酬金を受け取る資格は充分あるので遠慮なく受け取って欲しいです」

 

 

因みに俺は残った報酬金もギルドの冒険者達と折半するつもりだ。

 

 

ベルディアを討伐出来たのはカズマ達ではなく他の冒険者達のサポートがあったおかげだ。彼らがベルディアの配下であるアンデットを引き受けてくれたからベルディアとの戦いに専念する事が出来た。だから彼らにも報酬金を受け取る資格がある

 

 

そんな事を考えているとルナが俺達の元へと歩いてくる…その時俺は見逃さなかったルナが何故か申し訳なさそうな表情を浮かべいたのを

 

 

「サトウカズマさんそしてパーティーの皆さんベルディア討伐おめでとうございます!ここにベルディアの討伐により報酬金3億エリスを進呈致します!」

 

 

その言葉にギルド内に大歓声が広がるが俺には先程のルナの表情がどうしても気になりルナに問いかけた

 

 

「ルナさん私達に一体何を隠してるんですか?言いたい事があるならばはっきりと言って下さい」

 

 

「やはりめぐみんさんには分かりますか…」

 

 

そう言うとルナは大変言いづらそうな表情になるとゆっくりと口を開いた

 

 

「実はカズマさん達に損害賠償請求が来ているのです…カズマさん達の戦いにより壊れてしまった障壁と民家そして怪我人の治療費など締めて3億4千万エリスになります…普段我がギルドとアクセルの街はめぐみんさんの発明品に大変お世話になってはいますし魔王軍幹部討伐の功績は素晴らしいですが…せめて一部の賠償金は支払って頂きたいと話になっているんです…」

 

ルナの言葉にカズマは勿論アクアやゆんゆんは凍りつき俺は静かに天を仰くしかなかった…


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