この素晴らしい天才物理学者に祝福を!!   作:血の一族

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今回はとあるライダーのエピソードを元にしています

あるキャラのキャラ崩壊に注意してください


この素晴らしい幽霊退治に祝福を!!

ベルディアを討伐したのは良いが結果的には4千万エリスの借金を背負う事になった俺達は借金を返済する為クエストをこなす日々を送っていた

 

 

「すっかり寒くなったな」

 

 

もうすぐ冬の季節になる所為で寒い日々が多くなって来た。こんな日は暖かい鍋でも食べないなぁと考えながらギルドの扉を開けるとカズマとゆんゆんそしてアクアが金髪の女性がいるのを見つけた

 

 

そしてその金髪の女性は俺の姿に気づくと嬉しそうな表情を浮かべると俺に近づき話しかけて来た。その女性はあの変態女騎士だ

 

 

「お前がめぐみんか私は新しくパーティーに入ったクルセイダーのダクネスだ」

 

 

「カズマ?これは一体どういう事ですか?」

 

 

カズマはこいつの変態性を知っている筈だ今更仲間に入れるとは考え難かった

 

 

「俺だってこんな奴を仲間に入れたくはなかったがアクアは高い酒で買収されてなすっかり乗り気なんだよ…」

 

 

カズマが指差した方向を見ると既に出来上がっているアクアが冒険者達と大騒ぎしているのが見えた

 

 

俺は無言で近づくと黙ってアクアの足を払うそしてアクアはそのままひっくり返り頭を床へと打ち付けのたうち回る俺はそんなアクアを無視してカズマ達の様子を見る

 

 

「それでお前達は何故こんな季節になってもクエストをしているのだ?お前達はベルディアを討伐し報酬金を得た筈だろう?」

 

 

そんなダクネスの言葉を聞いたカズマは忘れていた怒りを思い出したのか

 

 

「チキショウ!本当なら今頃はベルディアの討伐金を手に入れて引き篭もりの日々を送っていた筈なのによ!」

 

 

そう言ってカズマはギルドのテーブルに両手を叩きつける

 

 

「だったら私が残りの半分の借金も肩代わりしても良いんですよ?借金の半分は私が返していますしもう半分返すのも変わりませんが?」

 

 

「俺にだって一応プライドはある。流石に全部返して貰うのは申し訳ぇよ!!」

 

 

そうあの後俺は発明品の売り上げ金により借金の半分を返す事が出来た本当ならばそのまま返す事も出来たが先程言った通りカズマ本人が断ったのだ

 

 

「でもよぉ俺達はあの魔王軍幹部ベルディアを倒したんだぜ?それなのに借金を背負わせるなんてこの国の連中は頭が可笑しいだろ!」

 

 

ゆんゆんもカズマの言葉に同意するように頷く

 

 

「確かに言っている事は納得は出来るけど…命懸けで戦った人に対して報酬金どころが借金を背負わせるなんてこの国の司法は一体どうなってるのかしら?」

 

 

 

ゆんゆんの言う通り明らかにおかし過ぎる命懸けで戦った冒険者達に借金を背負わせるなんてホントこの国の仕組みはどうなってんだ?

 

 

「……」

 

 

俺がふとダクネスの方を見るとダクネスは何かを考え込んでいる表情になっていた。そんなダクネスに俺が話しかけようとした時

 

 

 

「今日も賑やかだね君達は」

 

 

其処にはベルディアの怪我から回復したミツルギが立っていた。因みにその姿は普段の鎧ではなくカズマが普段着ているジャージとは色違いのを着ていた

 

 

「アクア様。治癒魔法をありがとうございますおかげで僕の腕も元通りになり動かずのも問題はありません」

 

 

「私にかかればあの程度の怪我ぐらい直すのは簡単よ?でもあんたの傷は思ったよりも深くなかったのよてっきり致命傷ものだと思う思ってたから」

 

 

「それはこれのおかげさこれが僕の身を守ってくれたんだ」

 

 

そう言ってミツルギは壊れたフルボトルを出した

 

 

「これは…フルボトル?成る程このフルボトルのおかげで致命傷にならずに済んだという事ですね」

 

 

「でもその所為で君から貰ったフルボトルが壊れてしまったこのお詫びは必ず…ってん?」

 

 

その瞬間ミツルギが持っていた傷ついたフルボトルは何かの時計の形をした物体に変化した

 

 

「これは…」

 

 

俺とミツルギは目の前で起きた事に困惑していた何故フルボトルが別のアイテムに変化したのかしかもこの時計は一年前の事件で見た事のあるものだった

 

 

「何故フルボトルが別のアイテムに…益々謎が深まったな」

 

 

色々と気になるが今のところはどうしようもない為俺は一旦気分を切り替える事にした

 

 

「別にお礼を言う為だけに来た訳ではないでしょう?本題の方を言ったらどうです?」

 

 

「流石はめぐみんさん。実はこの街に拠点を構える事にしてね今日はその拠点に引っ越すからその手伝いをして貰いたいんだ」

 

 

「分かりました。そういう事ならばお手伝いしましょう人手なら居ますからね」

 

 

そう言うとカズマ達を連れて俺達はミツルギの屋敷へと向かった

 

 

 

「ここがこの街で1番の屋敷ですか…ミツルギさん達はこの屋敷を拠点に活動をするんですよね?」

 

 

その屋敷は街の外れにありながら中々に広くミツルギの話によると元は貴族が住んでいた物件らしかった

 

 

「そのつもりだよ恐らくはこの街がこれからの戦いに重要な意味合いを持つ事になるかも知れない。その為にもアクセルに拠点を構えて置いた方が良いからね」

 

 

「成る程確かにこの街を拠点にするには屋敷でもあった方がなにかと都合は良いでしょう」

 

 

屋敷は広いだけあってミツルギ達だけでは掃除の手が回らなく俺達も掃除の手伝いをする事になった

 

 

「にしても本当に広いですよねこの屋敷は、ミツルギさん達だけで住むつもりですか?」

 

 

「基本的にはそのつもりだよ。でも、非常事態の場合は他の冒険者達にも解放する事を考えているよ」

 

 

「流石はミツルギさんですね」

 

 

こいつは本当に性格がイケメン過ぎる取り巻きのふたりも夢中になるのが良く分かる

 

 

「おい、ミツルギこの荷物は何処に運んだら良いんだ?」

 

 

「それは大広間に運んでくれないか?僕とカズマは大荷物を運んでいくからめぐみんさんとゆんゆんさんはクレメアとフィオの荷物と細かい小物を運んでくれないか?」

 

 

「取り巻きのふたりは手伝わないのかよ?」

 

 

「ふたりは今レベル上げの為にアクセルの街を離れているんだ。ベルディアとの戦いの時に何も出来なかったのが余程堪えたらしいからね」

 

 

「ふ〜ん。でもあいつらふたりだけで大丈夫なのかよ?」

 

 

「それなら心配はないさふたりにはダクネスさんとアクア様がついてるからねいざという時は守ってくれる筈さ」

 

 

「ミツルギ…お前…」

 

 

どうやらミツルギはあのふたりのヤバさを知らないらしい取り敢えず俺はふたりが無事に帰って来れる事をそっと祈った

 

 

屋敷の掃除も一息つく頃にはすっかり日が暮れていたので俺達はそのままミツルギの屋敷へと泊まる事となり俺達はミツルギが用意してくれた客室へ向かう

 

 

そして俺は部屋に入ってすぐにベッドに入ると掃除の疲れもあった為とそのまま眠りに落ちていった

 

 

夜も更けてふと目が覚めた俺は尿意を感じトイレに行こうとドアに手を触れた時にカズマとゆんゆんの悲鳴が聞こえ扉がぶち破れた

 

 

「イヤァァァ!!!めぐみ〜ん!!」

 

 

「マジヤバイ!アレはマジでやば過ぎるって!!」

 

 

ふたりはパニックに陥っているのか何を言っていのがよく分からなかった

 

 

「落ち着いて下さい。一体何があったんですか?」

 

 

「人形が!!人形が沢山空に浮かんで私達に襲い掛かって!!」

 

 

「人形が襲い掛かった?ゆんゆん夢でも見たんじゃないんですか?」

 

 

俺が呆れた表情でそんな言っているとカズマが

 

 

「めぐみん…うしろを見てみろ」

 

 

カズマの言葉に後ろを振り返ると…そこには目、目、目、目、目、目、目、目、目、目、目…数え切れないぐらいの沢山の人形達が窓に張り付いて此方を見ていた周りが暗いだけに人形達の目が月の光に照らされて一層不気味だった

 

 

「うそーん」

 

 

俺がボソリと呟くのとカズマとゆんゆんが悲鳴をあげ逃げ出すのとは同時だった

 

 

俺達は廊下をひた走るそれ間後ろを振り返る事は怖くて出来なかった…(笑い声が聞こえてくるから)

 

 

曲がり角を曲がると俺達の声を聞いたのか様子を見に来ていたミツルギと衝突した

 

 

「イタタタ…君達こんな夜中に騒いで何を考えているんだ!迷惑というのを考えたらどうだい!?」

 

 

ミツルギのグウの音も出ない正論にカズマが

 

 

「ミツルギそれは俺達の後ろにいる物をみても同じ事が言えるか?」

 

 

カズマに言われた通りにミツルギがカズマ達が逃げて来た方向を見ると…

 

 

「ぎゃああああ!!」

 

 

襲い来る人形達を見たのか先程のポーカーフェイスは何処にやらミツルギは真っ青になって悲鳴をあげた

 

 

******************

 

 

あの恐ろしい人形の大群は一体なんだ?僕とめぐみんさん達は廊下を必死に走って逃げていた

 

 

その間も人形達も様々な形で嫌がらせを仕掛けてくる食器棚を倒してきたり花瓶や絵画などが倒れて来たりするというポルターガイスト現象という形で…

 

 

 

そして屋敷の外まで逃げて来ると大量の人形が後を追って出て来た。その時僕は感じた自分の恐怖心がマックスに至るのを

 

その時持っていた時計から強い光が溢れたのと同時に腰に謎のベルトが巻かれており両手には赤いライドウォッチと青いライドウォッチが握られていた

 

 

僕は殆ど無意識のうちにふたつの時計をベルトに取り付けると反時計回りに回転させる

 

 

「変身!!」

 

 

『ライダータイム!ゲイツ!!』

 

 

『ビビルタイム! びびるぅ~ ビ・ビ・ル! 』

 

 

******************

 

 

ミツルギは全身の色が真っ青で顔にひらがなでびびると描かれた仮面ライダーへと変身した

 

 

「ええ!?ミツルギさんも仮面ライダーに!?」

 

 

ゆんゆんはミツルギが仮面ライダーに変身した事に驚きを隠せてはいないようだった。しかもあの仮面ライダーは…

 

 

「アレは仮面ライダーゲイツじゃねぇか!」

 

 

やはりカズマも知っているようだ。俺自身1年前の事件で一度見ただけなので記憶が曖昧だがでもあのフォームは見た事がない。しかしカズマの様子を見ると何か知っているようだ

 

 

「カズマはあの仮面ライダーを知っているのですか?」

 

 

「仮面ライダーゲイツは平成ライダー最終作の仮面ライダージオウに登場する2号ライダーなんだよでもあんなフォームはない筈だが」

 

 

カズマがそんな事言っている間にミツルギと人形達との戦闘が始まる。ミツルギの腰は完全に引いているが一応は勇者としてのプライドがあるのか変身した以上は逃げるという事はしていなかった

 

 

「ヒィ!来るなぁぁぁ!!!」

 

 

ミツルギ本人は怖がっているだけなんだろうがその動きが人形達の動きと上手く噛み合い絶妙な回避と攻撃を生み出していた

 

 

「もう勘弁してくれぇぇ!!」

 

 

ミツルギがそう叫ぶとミツルギの身体を青いオーラが包み込みそのオーラに触れた何体かの人形が粉砕するそしてその様子を見た俺達は

 

 

「まさかミツルギの恐怖心が上がった分だけあのフォームの攻撃力が上がるのかよ!?」

 

 

「ミツルギの恐怖心がそのまま自分のパワーになる…正しく最強フォームと言っても良いかもしれないな」

 

 

「最強フォームというより最『恐』フォームなんじゃ…」

 

 

最後にゆんゆんのツッコミが入るそしてミツルギと人形達との戦闘の方も終わりに入った

 

 

「これで…決まって下さい!!」

 

 

「フィニッシュタイム!ビビルタイムバースト!」

 

 

ミツルギはジャンプするとまるで幽霊が襲いかかる様な体勢で人形達の大群へと突っ込むと残りの人形達は纏めて爆砕した

 

 

「もう…無理!!限界だぁ!!」

 

 

そう言うとミツルギは変身解除すると尻餅をつくと大きく息を吐いた

 

 

そんなミツルギの様子をみたカズマは意地の悪い笑みを浮かべるとミツルギに近づき

 

 

「しかしミツルギがホラー苦手だったなんて知らなかったぜ」

 

 

「幼い頃にお化け屋敷で迷子になった事があってねそれ以来すっかりホラー系が苦手になってしまったんだ。こんな事クレメアやフィオには話せなくてね」

 

 

確かに大の男がお化け苦手なんて言えないよな俺はミツルギの言葉に同意するように頷く

 

 

「でも私達はミツルギさんの仲間なんですからそんな事は隠さなくてもいいんですよ?私達4人ならばお化けやアンデットなんか怖くないですよ!」

 

 

ゆんゆんの言葉にミツルギは嬉しかったのか涙目になっていたが

 

 

「ゆんゆん。4人居ても怖いものは怖いぞ?」

 

 

カズマのボソと呟いた言葉に俺達は吹き出して暫く笑いあっていた

 

 

 

 

そして夜も明けて朝になりめちゃくちゃになった屋敷の掃除もひと段落した後クレメアとフィオのレベル上げを終えたのか帰って来ていたアクアが屋敷の片隅で何かをしているのを見つけた俺達はアクアに話しかける

 

 

「何をしているんですかアクア?」

 

 

「このお墓が汚れているのを見つけたから私が綺麗にしてあげたのよ」

 

 

アクアが指差した方向には綺麗になった墓石があった

 

 

という事は昨夜暴れたのはその墓の亡霊か?俺がそう考えているとアクアは俺の考えを見抜いたのか

 

 

 

「昨夜暴れたのは近くの墓地から溢れて来た亡霊の魂でこの屋敷に元からいた魂じゃないわよ」

 

 

「アクア様には分かるのですか?その幽霊が悪い物ではない事に」

 

 

ミツルギの言葉にアクアは悲しそうな表情を浮かべるとこの屋敷に元からいた亡霊に関して話し始める

 

 

「この屋敷には貴族が遊び半分で手を出したメイドとの間にできた隠し子の霊がいだのよ。生きていた頃は貴族の父親によって幽閉されて母親も失踪その上元々身体が弱かった父親も彼女を残して病死してしまったのよ。そしてひとり屋敷に残された少女は父親と同じ病に伏しこの屋敷で一人で寂しく死んでいったの。そんな彼女の名前はアンナ=フィランテ=エステロイド。好きなものはぬいぐるみと人形、冒険者の冒険話!でも安心してこの霊は悪い子じゃないわ私達に危害は加えないはずよ!おっとでも子供ながらにちょっぴり大人ぶった事が好きなようね甘いお酒を飲んだりしてたみたいよ。だから時々で良いから冒険の話と甘いお酒をお供えして欲しいみたいよ?」

 

 

初めは悲しそうな様子であったが話していく内に段々とテンションが上がっていくアクアにカズマは

 

 

「アクアそれはお前の作り話じゃないよな?」

 

 

余りにも具体的過ぎるアクアの話にカズマを含めた人間(ミツルギ意外)は疑いの目線を送る

 

 

「作り話なんかじゃないわよ悪魔がいるように霊も間違いなく存在するのアンナの事は怖がるなとは言わないけどでも出来るだけ優しくしてあげて欲しいのそうすれば彼女の心も満たされて天へと登る事が出来ると思うから…」

 

 

 

先程のテンションは何処にいったのか何時もとは違う優しさに溢れたアクアの言葉にセンチメンタルか気分になった俺達は彼女の墓にそっと手を合わせたのだった

 

 

 

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