この素晴らしい世界移動に祝福を!
この外伝の時間軸はデストロイヤー戦後の話です。
俺は桐生戦兎、この世界ではめぐみんとして生きている。女神エリスの依頼によりアクセルの街へと向かい本来の歴史通りにする為に現代からの転生者である佐藤和馬と水の女神アクア。そしてゆんゆんにダクネスという仲間達と共に魔王軍幹部ベルディアと移動要塞デストロイヤーを撃破する事ができた。
そしてこれはデストロイヤーを撃破してからほんのしばらく経った後の物語だ。
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デストロイヤー討伐してから3日後…報酬金が支給されるのはもう少し先であるが多くの冒険者達は既にツケで呑んで大騒ぎだった。ギルドや街もその気に乗じて商売をする気らしく至るところで出店が出ており街が活気付いていた。
「凄い人気ですね…こんな風に出店を回るなんて前の世界では考えられなかったです」
俺は今街へと繰り出し出店を回っていた。本来ならばビルドの新たな装備の開発と魔力の回収をしたかったのだがゆんゆんに無理矢理祭りへと連れ出されていたのだ。
「私が無理にでも外に出さないとめぐみんは外には出ないでしょ?折角のお祭りなんだから楽しまないなんて馬鹿みたいじゃない」
「ゆんゆん…貴女アクセルに来てから口が悪くなりましたね」
出会ったばかりの頃は正直言ってチョロいところがあったので心配していたのだがこの2年間で大分改善されたと思う。
まぁ、チョロいところは大して変わらないが…でも、たまにはいいか、祭を楽しむのも。
「まぁ、たまにはいいでしょう。デストロイヤーも討伐した事ですし暫くはゆっくりとしましょうか」
ゆんゆんの言葉によりオレは素直に祭を楽しむ事にした。よく考えたらこの世界にめぐみんとして転生して以来心から楽しんだ事は一度もなかった。祭に関しても参加したのは葛城巧だって頃の一度ぐらいだ、ならば今日ぐらいは楽しんだってバチは当たらないだろう。
祭では色々な屋台やイベントが開催されていた。屋台では焼きそばやたこ焼きといった前の世界に当たり前にあった庶民派グルメが大人気であり、俺はゆんゆん共にそのグルメに舌鼓をうったり、ゆんゆんがミスアクセル決定戦に参加させられたり射的の腕を競い合ったりとこの祭を心の底から楽しんでいた。…その時の俺は気づかなかった。新たな脅威が直ぐ近くまでに迫っていた事に
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そして夜も更けてきた頃、ひとりのフードを被った男がアクセルの町を見下ろしている
「仮面ライダー…お前に我が計画を台無しにされた恨みを必ず果たして見せるぞ。地獄で新たに手に入れたこの力で…」
その言っている男の顔はフードにより見えなかったがその手の中にはフルボトルてトランスチームガンに良く似たデバイスがが握られていた…
その夜俺はひとりで魔道具店へと歩いていた。カズマ達はギルドで宴会と洒落込んでおりゆんゆんもそれに巻き込まれた形でギルドに残っていた、俺は騒ぐのもほどほどにすると一足先にラボへと戻る為に誰もいない街中を歩いていた
「ふう…流石に騒ぎ疲れたな、明日はギルドの設備の点検もあるし早く帰って寝ないと…」
そんな事を呟きながら歩いていると目の前に赤と青のふたつの色の歯車を合体させた怪人が上空から現れた
「お前は…
最上魁星…それは俺がまためぐみんとして転生する前、まだ世界が作り変えられるまえの旧世界にいた時に戦った事のある男だ。
その時はエグゼイドを始めとする異世界の仮面ライダー達と力を合わせて奴の野望を阻止した事があった。
最上はその時に死んだと思っていたのが…
「いや、違うな…お前は何者だ!」
しかし俺は直ぐにコイツは最上魁星ではない事に気付いた、何というかこのバイカイザーからは生者の雰囲気を感じないのだ。どちらかと言えば死者と言った方が…
『私は仮面ライダーに恨みを持つ者…それ以外の何者でもない。この世界の仮面ライダーよ我が復活の狼煙となるが良い!』
「悪いがそんなもんになるつもりはない!」
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
「変身!!」
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
ラビットタンクに変身した俺はつい先日復元したドリルクラッシャーを構えるとバイカイザーに攻撃を加えようとするが奴は俺の攻撃を難なくと躱していく
「ちょこまかと素早いんだよ!」
俺はドリルクラッシャーのソケットにゴリラフルボトルを装填しバイカイザーに攻撃を仕掛けるが…
『無駄だ』
バイカイザーの左半身にある青い歯車から青い歯車の形をしたエネルギーを発生させるとそれでめぐみんの攻撃を防いた後そのエネルギー体をめぐみんに向かって投げつけてくる。
そしてその攻撃をまともに受けた俺は地面に転がるが直ぐに立ち上がり
「なら、上空からの攻撃ならどうだ!!」
『タカ!ガドリング!ベストマッチ!』
「ビルドアップ!!」
『天空の暴れん坊!ホークガドリング!イェーイ!』
ホークガドリングにビルドアップするとソレスタルウィングで上空へ飛び、ガドリンガーでバイカイザーに攻撃していくがまるで効いてはいなかった
そしてバイカイザーはナイトローグやブラッドスタークが使っているトランスチームガンに良く似たデバイス…ネビュラスチームガンを構えると正確な射撃で羽を撃ち抜いていく。翼を失った俺は墜落していき、トドメとばかりに奴の蹴りを受け壁へと叩きつけられてしまう。
そして変身が解除され地面に転がった所を近づけて来たバイカイザーに襟首を掴まれると直ぐ近くに謎のゲートが開かれた
『貴様は嬲り殺すだけでは足らない…精神的に苦しめてから殺してやる!!』
そう忌々しくそう言うとめぐみんをそのゲートの中に放り込む
「ウワァァァァ!!」
悲鳴をあげる戦兎を飲み込むとゲートは消え、その場には最初から何もなかったような静けさを取り戻した
『桐生戦兎、こことは違う世界でイレギュラーな存在である自分を呪うが良い!!』
誰も居なくなった街中でそんな男の声が響いていた…
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そして俺が目を覚ますアクセルの広場の中心にあるベンチの上にいた。
「何故俺はこんな何処で寝てしまっていたんだ?…まぁいい、取り敢えず風呂に入ってかはギルドに向かう事にするか」
何故だか夕べの記憶が抜け落ちている。何かとても重要な出来事があった筈なんだかんだが…しかし一向に考えてもその出来事を思い出せない為、一度、頭をすっきりさせる意味合いも兼ねて冷えてしまった身体を風呂で温めるとギルドから依頼を受けていた事を思い出し冒険者ギルドへと向かう、しかし街を歩いている時僅かな違和感を俺は感じていた。
「なんだかアクセルの雰囲気が昨日までと違うような…気の所為か?」
そしてギルドに入るとその違和感が更に強くなる。何時ものギルドとなんも変わらない筈だ、冒険者達も何時もの面子だ。しかし何だこのぬぐい様のない違和感は?
俺はそんな事を考えながら受付に行くと其処にいたルナさんにいつものように話し掛けた。
こんにちはルナさん。ギルドの依頼を受けて設備の点検をしに来ましたよ」
俺の言葉にルナさんは不思議そうな表情を浮かべると
「???何の話でしょか?当ギルドはめぐみんさんに依頼は出してはいませんが?それにめぐみんさんのその服装は一体?何時もの紅魔族の服じゃないんですね?」
「は?」
「へ?」
…どうやら俺はまた変な事件に巻き込まれたようだ。
まだまだ更新は不定期ですが応援してくれると嬉しいです。
それでは感想と評価をお待ちしています。