この素晴らしい天才物理学者に祝福を!!   作:血の一族

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『天才物理学者の桐生戦兎はエボルトとの死闘の果てに新世界を創生する事に成功したがその世界では俺はめぐみんと呼ばれる少女になっていた』


『ちょっと!あらすじの内容が前回と同じじゃない!真面目にあらすじ紹介をやりなさいよ!』


『此奴はゆんゆん。ぼっちでコミュ障、更にはチョロいという三拍子揃った可愛そうな奴。以上』


『誰かチョロいよ!!もう少しまともな紹介出来ないの!?』


『事実なんだからしょうがないじゃん。それじゃあ聞くけど昨日の放課後ふりくらと何をしようとしたんだよ?』


『そんなの決まってるじゃない!ふりくらさんと一緒にお茶しに行ったのよ!ふりくらさんが友達と言ってくれたからお茶の代金は全部私が出して…』


『其れを世間ではチョロいって言うんだよ!兎に角、第3話スタート!!』






この素晴らしい学園に祝福を!!

 

魔族の里にも学園は存在している。里の子供達は一定の年齢になると学園に入学する事となっており其処で子供達は一人前のアークウィザードとなる為の勉強をするのだ。そして桐生戦兎としての記憶を宿しているめぐみんも生徒として学園に通っていた。

 

 

「おーい、めぐみん、ゆんゆん。私と昼を一緒食べないかい?」

 

 

2人の同級生であるあるえが一緒に昼を食べないかと誘うが

 

 

「申し訳ありませんが私とゆんゆんは忙しいのです。別の機会にまた誘って下さい」

 

 

めぐみんから断りの言葉を聞いたあるえは残念そうな表情になると

 

 

「そうかい、それは残念だよ。ところでめぐみん、君は一体何を作っているんだい?」

 

 

めぐみんの机の上には工具が散らばっており、めぐみんは其処で何かの装備を開発していた。

 

 

「ふふふ、この天才物理学者のめぐみん様が一体何を作っているか気になりますか?それは午後の授業でのお楽しみですよ?」

 

 

「そのてんさいぶつりがくしゃ?てのは良く分からないけれど忙しいならしょうがないか、それじゃあまた後で」

 

 

めぐみんの言葉を聞いたあるえはそう言うと他の同級生達と昼食を食べる為にめぐみん達の元から去って行った。

 

 

「ねぇ、めぐみん。何か作っているのか私にぐらい教えてくれても良いじゃない?授業中にもずっと開発作業してるんだから、ぷっちん先生物凄い顔してたわよ?嫌がらせで指したら、めぐみんは完璧に先生の質問に答えてるんだから先生更に物凄い悔しそうにしてたし」

 

 

「ぷっちんがレベルの低い授業をしているのが悪いんです。悔しかったらこの私を唸らせるぐらいの授業をすれば良いだけの話ですよ」

 

 

「ねぇ、めぐみんってひょっとして夢の世界では変わり者って言われてなかった?」

 

 

「変わり者とは言われていたしたが他の人達も風変わりな人達が多かったですよ?筋肉バカにアイドルオタク、イタTおじさんとか」

 

 

「めぐみんが何を言っているのか分からないんだけど…」

 

 

よく分からない事を言っているめぐみんにゆんゆんが冷めた様子でめぐみんにそう突っ込んだのであった。

 

 

 

 

午後の授業は学校近くの広場で行われる。そこでぷっちんが今日行う授業の内容について説明しているがあるえ達の意識はめぐみんが手にしている弓形の武器に集中していた。

 

 

「めぐみん、其れが午前中から作っていた物かい?」

 

 

「見た感じアーチャーが使ってる武器に良く似てるけど、何?めぐみんってアーチャーにでも転身するつもりなの?」

 

 

あるえとふりくらがめぐみんにそう突っ込むと待ってましたとばかりにめぐみんのテンションが突然上がり

 

 

「これは私が開発した、『カイゾクハッシャー』です!!すっごいでしょ!?さいっこうでしょ!?てんっさいでしょ!?」

 

 

これまでにない程のハイテンションで騒ぐめぐみんにあるえやぷっちんがドン引きした表情を見せる。

 

 

「めぐみん!!普段の貴女はまともなのに、どうして発明品や開発している物が完成するとそんなテンションになるのよ〜!!」

 

 

ゆんゆんが涙目になりながらめぐみんを抑えつける。ゆんゆんは何度かこうなっているめぐみんを見ている為多少の耐性があるが恥ずかしい物は恥ずかしいのだ。

 

 

「ちょっとゆんゆん、それだと私が研究や開発をしている時はまともでは無いという言い方じゃないか?そういうのは筋肉バカにやってればいいんですよ」

 

 

「誰ですか!!筋肉バカって!!」

 

 

このままだと軽いコントが始まる雰囲気だったのでぷっちんが2人の間に入り話を中断させた(その時のぷっちんは珍しく教師らしかったというのはとあるクラスメイトの談である)

 

 

「めぐみん、私の授業を聞かずに何をしているのかと思えばそんなガラクタを作っていたのか?」

 

 

「私の発明品がガラクタ!?これだから物の価値を分からない馬鹿は…良いですか!?このカイゾクハッシャーはエネルギーをチャージして四段階の攻撃が出来る発明品なんですよ!こんな風に「各駅電車」!!「急行電車」!!「快速電車」!!「海賊電車」!!」

 

 

叫びながらカイゾクハッシャーをゆんゆん達に振り回す

 

 

「きゃあ!」

 

 

「うぉ!!」

 

 

「危な!!」

 

 

三者三様の反応しながらゆんゆん達はめぐみんの動きを避ける

 

 

「ちょっとめぐみん、危ないじゃない!!めぐみんはアレなの?マッドサイエンティストなの?」

 

 

ゆんゆんはめぐみんを揺さぶりながらめぐみんにそう突っ込んでいるとめぐみんが突然ゆんゆんを突き飛ばし暗闇に向かってカイゾクハッシャーを引く。カイゾクハッシャーからエネルギーを発射し暗闇に紛れていた一撃熊の頭部を一撃で吹き飛ばした。

 

 

「ゆんゆん!無事ですか?」

 

 

「う、うん、ありがとう。めぐみん」

 

 

「皆、無事か?しかしなんでこんな所にまで一撃熊が?本来ならこんな所にまで現れる筈が無いのだか?」

 

 

冷静に状況を分析しながらそう言うぷっちん。

 

 

(ねぇ、めぐみん。あれ本当にぷっちん先生?物凄く先生らしいんですけど)

 

 

青い顔で震えているゆんゆんがぷっちんに聞こえないようにそう言っている最中めぐみんは誰にも聞こえないぐらいの小声で呟いているぷっちんの言葉を聞き逃さなかった。

 

 

「まさか…一撃熊まで呼び出してしまうとは…流石はモンスター呼びの護符だ…高価なだけはあったな。一時はどうなるかと思ったが結果オーライだという事にしておこう」

 

 

どうやら一撃熊がやって来たのはぷっちんが密かに用意していた護符が原因だったらしい。この事を後で報告しようとめぐみんは心の底で誓うとまだ震えているゆんゆんを宥めながら学校へと戻って行く。その後めぐみんの報告によりぷっちんは半年間の減給処分に処された事は言うまでもない。

 

 

 

 

その日の夜、めぐみんは自宅の工房に併設されている自分のラボにてとある試作品の最終調整を行なっていた。アレからめぐみんの家はめぐみんが発明した数々の魔道具により財政が潤い、家も今では周りと遜色のないレベルとなっており、この機会にめぐみんは自分のラボを地下へと改築していたのだ。そしてそのめぐみんラボに何時もの様にゆんゆんが夜食が入ったバスケットを持ってやって来ており、工房の隣に併設されている扉からゆんゆんは階段でめぐみんが作業しているフロアへと降りてくる。そのフロアでめぐみんはつい最近完成したパソコンを弄りながら作業を行なっており、その作業の様子からめぐみんが開発している発明品の完成が近い事を感じさせた。

 

 

「めぐみん。お弁当を持って来たから食べてなさい。どうせ開発に夢中で何も食べてはいないんでしょう?」

 

 

「ありがとうございます、ゆんゆん。後で食べるので其処に置いといてください」

 

 

めぐみんはそう言うと再びパソコンに集中する。

 

 

「めぐみん、そのぱそこん?で一体何を開発しているのよ?」

 

 

ゆんゆんの質問にめぐみんは得意顔で

 

 

「私が夢の世界で使っていた装備を作っているんです。そしてその試作品の第1号がもう少しで完成するですよ」

 

 

「それって前にめぐみんが言ってたライダーシステムという物の事?完成する事が本当なら凄い事じゃない!」

 

 

「試作品だって言いましたよね?コイツはまだ完全じゃです。使える事は使えますが身体に掛かる負担が大きいし電力ではなく魔力を使って動いているから使える回数に制限があるんです。この辺りは私がベルトと同時進行で開発してる」

 

 

めぐみんが其処まで言うとラボの中にある電子レンジに良く似たマシンから爆発音が聞こえるとレンジの扉が自動で開く

 

 

「やった、成功だ!!」

 

 

めぐみんが作業を中断してレンジに近づくとレンジの中に手を突っ込んみ、レンジの中から赤い色の小さなフルボトルを取り出した。

 

 

「漸くフルボトルの生成に成功しました!!これでこの世界でもライダーシステムを使えるようになります!!」

 

 

ゆんゆんは高いテンションで跳ね回りながらそう言っているめぐみんに少し戸惑うと

 

 

「そのフルボトルっての確かネビュラガスという物が無ければ生成出来ないって言ってなかったけ?」

 

 

めぐみんはゆんゆんの質問に良くぞ聞いてくれたとばかりに近づくと

 

 

「ゆんゆんの言う通り、この世界にはネビュラガスは存在しません。でも代わりに魔力は存在している。そしてその魔力は空気の中に微力ながらに漂っているんだ。その微力な魔力をこの空のボトルに収集させ、私が開発したこの魔力変換装置を使ってフルボトルに浄化したんです」

 

 

「じゃあ魔力さえあればフルボトルは問題なく使えるという訳ですよね?」

 

 

ゆんゆんの言葉にめぐみんは頭を振り

 

 

「そんなに都合よくは行きません。何故ならばこのフルボトルはネビュラガスを浄化させる事で生まれた物じゃないです。早い話が一度変身に使用してしまうと魔力を使い切り次に使えるようになるまでタイムラグがあるんですよ」

 

 

「それって大した問題じゃないような?」

 

 

「大問題です。タイムラグがあるって事は戦闘中に一度でも使ってしまったらその戦闘ではもう使えないって事ですよ?」

 

 

「成る程、という事は使うタイミングが悪ければ逆にピンチに陥ってしまう危険性があるという事ね!」

 

 

「その通りですよゆんゆん。やっぱりゆんゆんの頭の回転の速さには目を見張る物がありますね。まぁ、私には遠く及びませんが」

 

 

「めぐみんは素直に褒める事はできないの!このお弁当、持って帰っちゃうからね!」

 

 

そう言うとゆんゆんは机の上に置いてあるバスケットを持ち帰ろうとする

 

 

「冗談です!お弁当は食べますから持って帰らないでください!」

 

 

めぐみんの言葉を聞いたゆんゆんは仕方ないなという笑みを見せると弁当箱をめぐみんへ返した後めぐみんの隣に座りめぐみんの最終調整の手伝いを始める。しかし最終調整の時間が思った以上に掛かってしまい、終わる頃にはゆんゆんは椅子に寄りかかる様に眠っており其れを見ためぐみんはゆんゆんが風邪をひかないように毛布をかける。その時のめぐみんの胸の中には色々と喧しい所があったしおっかない時もあったが自分の最大の理解者のひとりである。とある女性の姿が浮かんでおり、めぐみんには今のゆんゆんとその女性の姿が重なって見えていたのだった。

 

 

 

 

 

翌日、めぐみん達はぷっちんの指導の元里の近くの森へとやって来ていた。

 

 

「お前達にはこの森で『養殖』という作業をして貰う!」

 

 

ぷっちんが言っている養殖とはレベルの高い冒険者が

 

レベルの低い冒険者のレベル上げの為に行うとあるレベル上げの事である。

 

 

「ぷっちん先生!養殖って具体的にはどんな事をするんですか?」

 

 

「良い質問だな、ゆんゆん!養殖とは紅魔族の人間が好んで行っているレベル上げの事を言う。簡単に言うとレベルの高い冒険者が強い魔物をワザと殺さずに生かしておいてレベルの低い冒険者にトドメを刺させる事で経験値を稼ぐ事を言う、高レベルの冒険者になるには1番手っ取り早く効率の良い方法だ」

 

 

ぷっちんの説明に気の弱い所があるゆんゆんが青褪めた表情になる

 

 

「ええ…私、それやりたくないなぁ…絶対に躊躇ちゃうもん」

 

 

「確かにゆんゆんにはこうゆうのは向いていませんからね」

 

 

ゆんゆんの性格を知っているめぐみんがカイゾクハッシャーを構えながらそう言う

 

 

「めぐみんは案外と平気そうね…可愛そうだとは思わないの?」

 

 

「私は皆さんとは違って魔力がありませんのでこういうのでレベルをあげませんと、それにこれの調整には丁度良いですからね」

 

 

めぐみんはそう言うとぷっちんがあらかじめ生かしておいあモンスター達がいる森の中へと走って行く。

 

 

「待ってよ、めぐみん!もし、怖いモンスターが出て来たらどうするのよ〜!!」

 

 

ゆんゆんは不安そうな様子でそう言うがあるえとふりくらが揶揄う様な笑みで

 

 

「大丈夫だって!危険なモンスター達は里の大人達が刈り尽くした後だから安全な奴しかこの辺には居ないから」

 

 

「ふりくら、それはフラグという奴ではないかな?」

 

 

あるえはフラグぽい事を言ってしまったふりくらにそう突っ込む、そして其れが現実となるのもまた、お約束通りなのであった。

 

 

 

その頃めぐみんはカイゾクハッシャーで動けなくなっていたモンスターの首を飛ばしていた。

 

 

「ふう…モンスターだから仕方ないと分かってはいるがやはり生き物の命を奪うのは堪えるな」

 

 

めぐみんは冒険者カードに討伐したモンスターの名前が書き込まれた事を確信すると苦い顔でそう言う。すると草むらから殺された仲間の仇を討ちに来たのかモンスターが襲いかかるがめぐみんは慌てずに弓を引くとそのモンスターは矢形のエネルギー弾に貫かれ力無く地面に落ち、その命を散らした。めぐみんは息絶えた事を確認すると疲れた様に地面にへたり込む、すると養殖を終えたのかゆんゆん達が近づいて来た。

 

 

「調子の方はどうだい?」

 

 

あるえが軽く手を振りながらめぐみんにそう言う

 

 

「まぁ、ボチボチと言った所でしょうか。あるえ達の方はどうなんですか?」

 

 

「私達の方もまぁまぁって所かな?ゆんゆんが喚いて結構うるさかったけどね」

 

 

ふりくらがゆんゆんを揶揄う表情でそう言うと

 

 

「し、仕方でしょ!あんなつぶらな瞳で見られたら、私!」

 

 

恥ずかしいのか顔を真っ赤にしながらそんな事を言うゆんゆん

 

 

「そんなの別に恥ずかしい事ではありませんよ」

 

 

「人に害をなすモンスターとはいえ、『命』を奪う事には変わりません。その気持ちを忘れて簡単に『命』を奪える様になってしまったらそんなのは単なる殺戮マシーンと変わらない。勿論可愛そうだからモンスターを狩るなとは言いません。でも私達は『命』を奪っていた事を絶対に忘れてはならないんですよ」

 

 

めぐみんは戦兎として自分が経験し感じてきた事をゆんゆん達に言葉として伝えた

 

 

「めぐみんって時々難しい言葉を言うわね」

 

 

ふりくらがそう言っていると何かに気づいたのか青い顔であるえが森の奥を指差す

 

 

「なぁ、みんな、彼処に物凄くヤバそうなのがいるんだけど」

 

 

あるえの言葉を聞いためぐみん達があるえの指差した方を見ると明らかに雰囲気の違う…魔獣が其処におり魔獣はめぐみん達の存在に気づくと翼を広げて襲いかかって来る。めぐみんはあるえ達を地面に押し倒して攻撃を交わす、めぐみんは魔獣の動きをみて自分達はコイツから逃げ切るのは不可能だと判断するとゆんゆん達を助ける為にある方法を使う事を内心決意する。

 

 

「仕方がない。コレを使うしかないようだな」

 

 

めぐみんが取り出したのはつい先日漸く形にしたばかりのビルドドライバーだった。

 

 

「待ってよ、めぐみん。其れはまだ試作品で身体に掛かる負担が大きいって…」

 

 

ゆんゆんはめぐみんの身体を心配しそう言うと

 

 

「分かってる。でもこの状況を切り抜ける為には皆を守るにはもうこれしかない!」

 

 

そう言うとめぐみんは悪魔からあるえ達を守る様に立ちはだかる

 

 

「あるえ達は安全な場所に隠れているか先生を呼んで来て下さい。ここは私が…俺が引き止める!!」

 

 

 

めぐみんはビルドドライバーを腰へと取り付け

 

 

「さあ、実験をはじめようか」

 

 

めぐみんは赤と青のフルボトル…ラビットフルボトルとタンクフルボトルを取り出しシャカシャカと振り出すとめぐみんの周りに様々な数式が現れる。

 

 

「何よこれ!って、数字?何で数字が空中に浮かんでるのよ?」

 

 

「それよりもさっきのめぐみん、何時もと様子が違くなかったかい?」

 

 

 

 

めぐみんはビルドドライバーにラビットフルボトルとタンクフルボトルを装填する

 

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!!』

 

 

ベルトからそんな音声が流れるとめぐみんはボルティクレバーを回転させる。レバーを回転させた事でベルト内部にある装置内部の発動機『ニトロダイナモ』が高速稼働しめぐみんの周りにまるでプラモデルを作る時に余るシンナーのような装甲材質『トランジェルソリッド』展開されると其処に赤と青のハーフボディが生成される

 

 

『Are you ready? (準備はできたか)

 

 

「変身!!」

 

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ! 』

 

 

めぐみんの掛け声と共にまるでプラモデルを合わせるように赤と青のハーフボディが合体する事でめぐみんは変身を完了する。めぐみんが変身したのは赤と青を基調とするビルドの基本フォーム『仮面ライダービルドラビットタンクフォーム』だ。

 

 

「さてと始めてこの姿を見た皆さんに軽く自己紹介を…私の名前は仮面ライダービルド。『創る』『形成する』って意味の、ビルドだ。以後、お見知りおきを」

 

 

めぐみんいや、ビルドはそういうと軽く手首をスナップし魔獣…を見据えたのだった。

 

 

 




次回、ビルドの初戦闘です。お楽しみに

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