ふたりのゴーストは空中に飛びながら戦っていた。
何故そんな事が出来るのか、その秘密はゴーストの全身各部を覆っている透明なプロテクター『アーマーインビジブル』にあった。『アーマーインビジブル』には空中浮遊といった物質・質量の法則を無視した行動を可能にする機能が搭載されているのだ。
しかしそれはダークゴーストも同じでありお互いに空中浮遊しながらぶつかり合う、だが、仮面ライダーとしての実力は相手の他が上な為にウィズは地面に落とされてしまった。
「僕と同じ存在である君が人間の味方をしているなんて信じられない。僕が君の目を覚まさせてあげよう」
ダークゴーストは水色のアイコンを取り出すとゴーストドライバーに装填した後レバーを引く
『カイガン!一休!迫るピンチ!冴えるとんち!』
メインカラーは水色でマスク部分は?マークを模したマスクをしている。
ダークゴーストのフォームのひとつ一休魂へとフォームチェンジする
そして一休魂はその場に座禅を組むとその場で回転・竜巻を発しながら飛び上がるとウィズに攻撃して行く。そして竜巻に巻き上げられたウィズは勢いよく地面にぶつかる。しかしふらつきながら直ぐに立ち上がると
「貴方が姿を変えるならば私も姿を変えさせて貰います!」
ウィズは青いアイコンを取りだすとオレ魂を取りだした後青いアイコンをゴーストドライバーに装填すると再びレバーを引いた
『カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか!』
メインカラーは青で両手に球状の『リパルショングローブ』と『アトラクショングローブ』をはめ、パーカー『グラビテーションコート』は他の形態より厚手などどこかボクサーを思わせる外見をしている。ゴーストのフォームのひとつニュートン魂へとフォームチェンジした
「それ!!」
ウィズは左手で引力を操るとダークゴーストの動きを空中で止め右手で斥力を操りダークゴーストを吹き飛ばした
「中々やるな…だが、僕の力はこの程度じゃないぞ?」
そう言うとダークゴーストは金色のアイコンをドライバーに装填すると再びレバーをく
『カイガン!ピタゴラス!三角の定理!俺の言う通り!』
メインカラーは金色で三角を模したマスクをしているダークゴーストのフォームのひとつピタゴラス魂へとフォームチェンジする。
そしてダークゴーストはゆっくりと歩いて行くともう一度レバー引いた
『ピタゴラスダイカイガン!トライレイズ』
ダークゴーストは素早くウィズの間合いに入ると連続でパンチを繰り出す。ダークゴーストの攻撃を受けたウィズは地面に転がるが負けじと立ち上がり
「次はこれで行きます!!」
ウィズはドライバーからニュートン魂を取りだすと今度は赤と白のアイコンをドライバーに装填した後レバーを引く
『カイガン!ムサシ!決闘!ズバット!超剣豪!』
メインカラーは赤でマスク部分は二つの刀が重なったデザインとなっており全体的に和風な外見となっている。ゴーストのフォームのひとつムサシ魂へとフォームチェンジした。
ウィズはガンガンセイバーの上部ブレードを取り外し、収納されていたグリップを展開するとガンガンセイバー・二刀流モードに切り替えるとダークゴーストへと向かっていく
「フッ!!」
ダークゴーストはもう一度連続パンチを放ってくるがウィズは紙一重で其れをかわす
ウィズの頭を覆っている『ニテンノフード』は相手の殺気や挙動を読む力があり、多人数相手にも手に取るように攻撃を躱すことが出来、そして肩口を縛る『ハガネノタスキ』は肩の動きを最適化することでハンドスピードを最大まで上げる効果を持っているのだ。
ウィズはダークゴーストの攻撃をかわしながら二刀のガンガンセイバーでダークゴーストのプロテクターに傷をつけていく
そして一気に勝負を決める為にレバー引いて必殺技を起動させた
『ムサシ魂ダイカイガン!オメガスラッシュ』
ガンガンセイバーの刃にエネルギー集中させると一気に間合いを詰めダークゴーストを切り裂いた。
「やりました…!!」
ウィズは自分の勝利を確信しそんな声を上げる。
だがダークゴーストは大してダメージを受けた様子はなく余裕のある声色で
「さて、そろそろ終わりにしようか?」
ダークゴーストは赤と青と白のアイコンをドライバーに装填した後レバー引いた
『カイガン!ナポレオン!起こせ革命!それが宿命!』
メインカラーは赤&青&白でマスクには
ダークゴーストのフォームのひとつナポレオン魂へとフォームチェンジする
「さっきの借り…返させて貰うよ?」
『オメガドライブ ナポレオン』
先程のウィズと同じようにガンガンセイバーにエネルギーを集中させるとそれでウィズを切り裂く
「きゃああああ!!!」
ナポレオン魂の必殺技を受けたウィズは悲鳴をあげ吹き飛ぶとムサシ魂から基本フォームであるオレ魂に戻ってしまった。
そしてダメージから地面に伏して動けないでいるウィズにダークゴーストが近づくと
「もう気が済んだだろう?僕には君の苦しみも悲しみも理解が出来る。一緒に協力しようじゃないか、こんな下らない世界に守る価値なんてないからね」
ダークゴーストは諭すようにそう言うとウィズに手を差し出してくる。それに対してウィズははっきりとした声で答える
「私は確かにリッチーですが…心は人間のままです!多くの人を不幸にしようとしている貴方を絶対に許す事なんて出来ません!」
ウィズはそう言って立ち上がるとこれまでアイコンとは雰囲気の違う赤と黒のツートンカラーのアイコンを取り出しすとドライバーに装填する
『一発闘魂』
『バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!』
ウィズは力強くドライバーのレバーを引いた
『闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』
ベースは基本フォームであるオレ魂だがトランジェントは全体的に赤く燃えるような意匠がありマスクの目元部分も燃えたような意匠がある。仮面ライダーゴーストの強化フォーム・闘魂ブースト魂へとフォームチェンジした。
「それが君の答えなのか…残念だよ、君とは同士になれる気がしたんだけどな!」
ダークゴーストはガンガンセイバーとサングラスラッシャーを構えるとウィズへと向かっていく、そしてウィズもサングラスラッシャーを構えるとダークゴーストを迎えうった。
ダークゴーストはガンガンセイバーをブレードモードにサングラスラッシャーをブラスターモードにするとウィズに攻撃し始める。ガンガンセイバーでウィズの胴体を切りつけた後にサングラスラッシャーを押し付けるとゼロ距離で発射した
「く…私は…絶対に負けません!!」
ウィズはサングラスラッシャーのサングラス部分に闘魂ブーストゴーストアイコンをセットする
『メガマブシー』
『闘魂ダイカイガン!メガ!オメガシャイン!』
サングラスラッシャーの刀身に炎が宿るとウィズは炎の斬撃をダークゴーストに向けて放つ
「ヤァァァ!!」
「グァ!!」
ダークゴーストはウィズの攻撃を受けると怯んだ。ウィズはその一瞬を決して見逃さない。
「これで終わりです!!」
ウィズは闘魂ブーストゴーストアイコンをドライバーに戻すともう一度レバー引いて必殺技を起動させる
『闘魂ブーストダイカイガン!オメガドライブブースト』
そのままウィズは上空に飛ぶと背後にアイコンの形をした紋章が浮かんだ後右足に炎が集中して行く。
「命!燃やします!!」
そして渾身の力を込めるとダークゴーストにキックを喰らわせた!!
「食らってたまるか!!」
ダークゴーストはカンゼンセイバーとサングラスラッシャーでウィズの攻撃を受け止めようとするがウィズの攻撃に耐え切れずに武器が砕けるとそのまま攻撃をくらうと地面に転がる。
「またしても…ゴーストの名を持つ者に敗れるとは…これも運命か」
自分の負けを悟ったダークゴーストは静かに倒れ込むとそのまま爆破した。
其れを見届けウィズは静かに変身を解除する
「ふう…何とか勝てましたね。他の皆さんは大丈夫でしょうか?」
ウィズはそう心配そうに呟いた
********************
「はぁぁぁ!!」
ダクネスは無双セイバーと大橙丸を構えるとマルスへと切り掛かっていく。マルスは盾で攻撃を受けることでダメージを防ぐがダクネスはすかさず『ブライトリガー』を引く事で銃口の『ムソウマズル』から強力な弾丸を連射してダメージを怯ませると大橙丸で胴体を切り抜ける
「ふっ…アハハ!!凄いぞ!私の剣が当たっている!これが仮面ライダーの力なのか!?」
ダクネスは自分の攻撃が当たるようになっていることに歓喜の声を上げる。普段攻撃が当たらないだけに嬉しさもひとしおなのだろう、因みに当たらないのならば両手剣スキルを取れば良いだろうというツッコミはしてはならない。
「フッ!!」
マルスは素早く間合いを詰めようとするのがダクネスは真正面から攻撃を受け止める。無双セイバーとマルスのソードブリンガーが火花を散らしながら鍔迫り合っていた。
「ほう、所詮は仮面ライダーの力を借りているだけの紛い物かと思いきや…中々やるではないか」
マルスは初めて鎧武に対してそう言葉を発しする。その言葉は鎧武と戦える事を純粋に喜んでいる声色だった。
「貴様は…貴様は悪ではない。短い間だが刀を交えてそれが分かった。何故あんな奴に協力している?」
ダクネスのクルセイダーとしての直感がマルスを悪ではないと訴えていた、だからこそどうして悪に協力をしているのか知りたかった。
「他の連中はどうだが知らないが少なくとも私は私のオリジナルとなった奴とは多少違うらしいな。貴様とは正々堂々と勝負がしたい」
マルスはそう言うとソードブリンガーの刃先を鎧武に突きつけてきた。
「分かった。私も誇り高きクルセイダーとして貴様の願いに答えよう」
鎧武はそう言うと無双セイバーと大橙丸を合体させナギナタモードにするとオレンジロックシードをセットし必殺技を起動する。
(オレンジチャージ)
「オリャャァァ!!」
鎧武は斬撃を飛ばすとオレンジ型のエネルギーでマルス動きを封じるとそのままナギナタモードの強力な一閃を喰らわせようとするが…
「こんな小細工が通用するか!!」
マルスはカッテンブレードを2回下ろし
『ゴールデンオーレ』
「フンッ!!」
マルスは力づくで拘束を振り払うと逆に鎧武を斬りつけた。そしてマルスの攻撃を受けた鎧武は地面に転がりその時に鎧武から3つ程ロックシードがこぼれ落ちる。鎧武はこぼれ落ちたロックシードを拾うと
「そうか!これを付け替えながら戦うのだな!!」
ダクネスはオレンジロックシードを取り外すと先程零れ落ちたロックシードのひとつを取り出すとロックを解除した
『イチゴ』
そしてオレンジロックシードの代わりイチゴロックシードを戦極ドライバーに取り付けるとカッテンブレードを下ろした
『ソイヤッ』
『イチゴアームズ!シュシュッとスパーク!』
鎧武はメインカラーは赤でゴーグルはイチゴの断面図を模したような複眼をしている鎧武のフォームのひとつ、イチゴアームズへとフォームチェンジする。
イチゴアームズは姿勢制御装置『エイキーンスラスター』と多数生成される『イチゴクナイ』を武器にスピード重視の戦いを得意とするフォームだ。
「ヤァ!!!」
鎧武は移動しながらイチゴクナイをマルスに投げつけ攻撃して行く。イチゴクナイは投げたそばから新たに生成されるて行くので武器が切れる心配はない。おまけにイチゴクナイは内蔵するスラスターにより当たると爆発する仕様となっているのでマルスにダメージを更に増幅させて行くが…
「このアームズは私に向かん!別のに変えるぞ!!」
どうやら鎧武にはイチゴアームズの戦法は合わなかったらしく、今度はパイナップルを模したロックシードを取り出すとベルトに取り付ける
『パイン』
『ソイヤッ』
『パインアームズ!粉砕デストロイ!』
鎧とゴーグルは明るい黄色でパイナップルな断面図を模した複眼をしている、鎧武のフォームのひとつパインアームズへとフォームチェンジした。
パインアームズはパイナップル型の鎖鉄球『パインアイアン』を使ったパワー重視の戦いが得意なフォームだ。
「オリャャァァァ!!」
鎧武はパインアイアンを振り回しながらマルスに攻撃する。パインアームズは攻撃の隙は大きいがその分当たれば大きなダメージになるのは請け合いだ。マルスもそれが分かっているのか回避に専念しており、ある程度間合いが取るとカッテンのを3回下ろし必殺技を発動させた
「ハァ!!」
『ゴールデンスパーキング!』
『ゴールドチャージクラッシュ 』
マルスはソードブリンガーに地面に突き刺すと其処から黄金の衝撃波を発生させ鎧武のパインアイアンを爆破させる。そしてその余波で鎧武を吹き飛ばした
「この程度か?お前達人間の力とやらはこれで終わりか?お前の全力をぶつけて来い!!」
マルスの挑発とも叱咤とも取れる言葉を聞いた鎧武は凛とした声でマルスに返す
「私は負けん!クルセイダーとしてひとりの人間としてお前に打ち勝って見せる!!」
そう言うと今までのロックシードと比べてひと周り大きいロックシードを取り出すとロックを解除した
『カチドキ』
鎧武はパインロックシードを取り外すとカチドキロックシードをベルトに取り付けこれまでのロックシードと同じようにカッテンブレードを下ろす
『ソイヤッ』
『カチドキアームズ!!いざ出陣!エイエイオー!』
見た目もモチーフもオレンジアームズと同様だが、アームズより重厚かつ絢爛なアーマーとなっており、兜飾りの形状も従来の三日月に加え、徳川家康所有の歯朶の葉前立てを思わせる兜飾りが新たに追加されて更に戦国武将然とした出で立ちとなっている。鎧武の強化フォーム、仮面ライダー鎧武・カチドキアームズへとフォームチェンジした。
「行くぞ!仮面ライダーマルス!!」
「来い!!仮面ライダー鎧武!!」
ダクネスはカチドキアームズ専用武器『火縄大橙DJ銃』を召喚するとダクネスは銃身についているディスク型のプレートをスクラッチするようにタッチする事で火縄大橙DJ銃を大砲モードに切り替えるとマルスに攻撃していく。
そして大砲モードの攻撃を受けたマルスはよろめきながらも喜びを滲ませた声色で
「鎧武よ!お前の強さを認め、私も全力で答えようではないか!!」
そう言うとマルスの身体に黄金色のオーラが出現し其れをマルスは纏った
「まだまだ!!」
鎧武はプレートをタッチする事で今度は火縄銃モードに切り替えて攻撃していく
「この程度の攻撃が効くかぁ!!」
マルスは盾で鎧武の攻撃を防ぐ
「更に行くぞ!!」
鎧武はさらにプレートをタッチしマシンガンモードに切り替えるとマルスを撃ち抜いて行く
「グゥゥゥ…」
マルスの盾を弾き飛ばすとマルスに攻撃が直撃する。
そしてもう一度大砲モードに切り替えると一気にマルスを上空に打ち上げた
「これでトドメだ!!」
鎧武は火縄大橙DJ銃と無双セイバー合体させることで火縄大橙DJ銃を大剣モードにする。
『ロックオン』
そして火縄大橙DJ銃・大剣モードにカチドキロックシードをセットすると必殺技を発動させる。大剣の刀身にエネルギーを溜めると落ちて来たマルスを切りつけた。
斬り付けられたマルスは地面に転がった後立ち上がると
「見事だ…最後にお前の名前を教えて置いて欲しい」
「私の名前はダク…いや、ダスティネス・フォード・ララティーナだ」
「その名前…覚えて置こう…グァァァァ!!」
マルスはそのまま倒れると爆破した
「私もお前と正々堂々と勝負が出来て良かったよ」
変身が解除されたダクネスもマルスと戦えた事に満足しているのかそう言うと天を仰いだ。
********************
「カズマ!彼処にリーンがたおれていますよ?早く助けに行きますよ!」
めぐみんは俺達から離れた所に居る仮面ライダーWとその近くに倒れているリーンを指差してそう言っていた。
「分かってる!めぐみん。急ぐぞ!」
俺とめぐみんは戦いの一瞬の間をついてリーンの元に走り寄るとめぐみんがリーンのに近づく
「リーン!しっかりして下さい!」
めぐみんは何度も揺さぶるがリーンは目を覚まさない
「カズマ!リーンが何の反応もしないですよ?まさか…」
めぐみんが顔を青ざめた表情でそう言う
「いや、リーンは大丈夫だ。ここにいると危ないから俺達は勿論リーンの身体も安全なところに運んでやろうぜ?」
そう言うと俺はリーンを背負うとめぐみんと共に戦いに巻き込まれないように安全な場所へと移動する。その間背中に感じている柔らかい感触を考えないようにしながら俺はめぐみんに説明する
「仮面ライダーWはふたりでひとりの仮面ライダーなんだよ。説明すると長くなるから端折るが、要するにリーンは無事ってことだ」
「良くは分かりませんがリーンが意識を失っているのはダストが変身しているのと関係していると考えて良いんですね?」
「まぁ、そんなところさ」
そう言ってから俺はリーンを岩影の寄りかからせるように置くとめぐみんと共にそこからダクネス達の戦いを見つめていた。
「仮面ライダーとダークライダーの戦いを見れるなんて、こんな状況じゃなかったら大興奮したぜ」
「どうするのですカズマ?このままだと私達は完全にやって来た意味が無いです
よ?」
めぐみんは言う通りこのままだと俺とめぐみんがここに来た意味がない。しかし俺達としてはこのままライダーバトルを見ていたい気持ちもある。
「カズマ。今の内にあのエニグマを私達で破壊しませんか?私としてはひとつぐらいは戦績を作って置きたいのですが」
確かにめぐみんの気持ちも分かる。ここで見ているだけならば別の世界の俺達に顔向けが出来なくなる。何よりも俺にだってある。譲れない物が…。
「たく!しょうがねぇなぁぁぁ!!」
その後カズマとめぐみんは潜伏を使うことで姿を消し敵に気付かられないように戦いに巻き込まれないようにその場から移動すると戦いによりガラ空きとなっているエニグマの元へと移動した。
「俺達にはビルドやクローズ達のように戦いは出来ないがこういう狡っからい戦法は任せろって感じだな」
「狡っからいのはカズマだけですよね?同類のように扱わないで欲しいのです」
「お、どうやら着いたようだぜめぐみん」
俺はめぐみんの言葉をスルーすると崖の上からエニグマを見下ろす事の出来るポジションへと移動する。
「良し、ここならばお前の爆裂魔法の射程圏内だろ?ダクネス達が戦っている間にひと思いにやっちまえ!!」
カズマがそう言うのと同時に鎧武カチドキアームズの攻撃が仮面ライダーマルスを吹き飛ばすとマルスが俺とめぐみんの足元の辺りに激突しその衝撃でカズマ達は数メートル後ろに転がった。
「あっぶねぇ…ここにいるといつ巻き込まれてもおかしくないな。オイ、めぐみん!さっさとエニグマを吹き飛ばせ!!」
「あ、あうう…も、もし、我が魔法が失敗しエニグマを吹き飛ばすことが出来なかったら…」
どうやらめぐみんは土壇場でエニグマを破壊出来るかどうか不安になったようだった。
しかしカズマには分かっていた、普段強気なめぐみんはいざという時には弱くなるという事を、だからこそカズマはめぐみんに発破をかける。めぐみんの爆裂魔法への憧れを誇りを知っていたから、そしてそれはあの世界のめぐみんには持っては居なくこのめぐみんにしかない物だから
「めぐみん!ここでびびってる場合じゃねぇだろ!!それともアレか?お前の爆裂魔法は、お前の誇りとやらはその程度で役に立たなくなる物だったのかよ!?」
カズマの言葉にめぐみんはカチンと来た様子になると
「何を!!我が爆裂魔法を馬鹿にするのは誰であろうと許しませんよ!良いでしょう!!我が最強の爆裂魔法の力を今こそ見せてあげましょう!!」
そう言うとめぐみんの周りに魔力が集まり始め
「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもとに下れ!」
そして詠唱を言い終えためぐみんは杖を天高く掲げ魂を込めて叫ぶ!!
『エクスプロージョン!!!』
********************
めぐみんの叫びによりエニグマは強力な爆発に飲まれ瓦礫ひとつ残さずに消滅する。
そして其れを目撃したダークキバは突然のことに混乱していた。
「馬鹿な!エニグマが!!…おのれ!!愚かな人間如きが生意気なことを!!』
「人間の底力を思い知ったか!!」
ディケイドの斬撃が狼狽えていたダークキバの背中に決まる、背中から煙を上げているダークキバはディケイドを睨みつけると忿怒に満ちた声で
「人間は大人しく迫り来る恐怖に絶望してれば良い!!何故抵抗などするのだ!!」
ディケイドはそんなダークキバの言葉を鼻で笑った後
「お前がどんなに絶望させようとこいつらは絶対に絶望なんかしやしない!この世界の人間に気高い誇りと勇気がある限り!!お前達の企みなんか上手く行く筈がないんだよ!!」
『FINAL ATTACK RIDE』
『D・D・D・DECADE!!』
「ハァァァァァァ!!!」
ディケイドとダークキバの間にカードがずらりと並ぶとディケイドは斜め上に飛び上がると一気に下降する。
その時にカードの中を通り過ぎながらエネルギーを溜め込むとそれをキックと共にダークキバに叩き込んだ。
「グガァァァァァァァァ!!!」
そしてダークキバは背後の壁までまで吹き飛んで行くと壁に叩きつけられ大爆破を起こした
「ふう、此方は片付いたが…ビルドもそろそろケリがついてる頃か」
背後で爆破炎上する壁を尻目にディケイドはそう静かに呟いた
********************
カズマ達がエニグマの元にたどり着いたのと同じ頃…
「良くぞ、ここまで来たな仮面ライダー!!我が積年の怨みを今こそ晴らしやる!!」
エニグマにたどり着いた戦兎達を仮面の男は怨みのオーラを出しながそう言っていた。
「悪いがそこまで怨みを買うことをした覚えはないぞ?」
「お前達にはなくてもこちらにはあるのだよ。貴様らに受けた屈辱を!!この傷の痛みを!!忘れた事など一度もないのだからな!!」
仮面の男はそう言い終わると仮面に手を触れると勢いよくその仮面を外した
ダクネスが攻撃を与えられたのは仮面ライダーに変身していたことによる補正だと思って下さい。
後今回ダスト達が変身したのはあくまでも士の力を借りたことによるイレギュラーな物なのでこのダスト達の変身がレギュラーになることはありません。