精霊使いとキル姫使いと銃姫使い   作:大城 零

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大城「ようやく話数で二桁です。」

大城「今回のゲストはフィアナさんとリンスレットさんです。」

フィアナ「作者、皆、よろしくね。」

リンスレット「よろしくお願いしますわ。」

フィアナ「作者、話数二桁よく頑張ったわね。」

リンスレット「素直に褒めて差し上げますわ。」

大城「御二方ありがとうございます。」

大城「ですが、ここで浮ついていてもしょうがないので!!」

リンスレット・フィアナ『おお!!』

大城「これからも何とか頑張っていきたいなぁと」

フィアナ「断言じゃなくて気持ちなのね。」(呆れ)

リンスレット「結局、いつもどうりですのね。」(呆れ)

大城「御二方が呆れている中での注意事項です。」


※ 誤字・脱字、読み難い所の存在


大城「これらが大丈夫な方は・・・」

リンスレット・フィアナ『楽しんで読んでください。』





第10話 2人の新たな契約姫

森の奥に進む暁達、今のところは何かがあるわけでもないのだが雷が時々声が聞こえてくる。そう言って先頭を歩いていた。見てわかる通り雷にしか聞こえない声を頼りに森を進んでいる。声が途絶える時は大抵一本道になっているところばかりだった。

 

 

暁「完全に道案内されてるなこれ」

 

ティルフィング「そうですね。でも、これでは智也さんの契約姫としか出会えないのでは?」

 

暁「そうかもしれないが今は声に従うしかないじゃろ。」

 

ドラグノフ「多分これは……」

 

暁「多分じゃなく絶対に銃姫だろうな。」

 

ドラグノフ「なぜ絶対なのだ?」

 

暁「俺が一度体験してるからな。」

 

 

そう言って俺は腰につけていた一本の剣をドラグノフに見せた。

その剣は未だに契約ができていないあの時の剣だった。

 

 

ドラグノフ「この剣は?」

 

ティルフィング「この剣ってもしかしてあの時出会った剣ですか?」

 

暁「そう、さっきも言ったけど俺も体験してるんだよね。そしてこの剣と出会った。」

 

ドラグノフ「自分が体験済み。とういわけか」

 

暁「そういうこった。」

 

 

会話が終わると同時に雷が立ち止まった。

その先に目をやると洞窟が大きな口を開けて存在する。

雷が洞窟の奥に目を集中させていると急に洞窟の最深部だろうか。でも最深部には相応しくないくらい明るい所に1人の少女が結界の中で眠っている様子が入ってきた。突然の出来事で雷は少し後ろに後退してしまった。

 

 

カミト「どうした雷?」

 

雷「いや、ちょっとね。暁、ここに銃姫がいる。」

 

暁「姿を見たんだな?」

 

雷「ああ。」

 

クレア「姿を見た、ってどういう事よ?!ここにはどう見ても私達しかいないじゃない。」

 

カミト「暁、説明を頼む。」

 

暁「分かった。俺と雷はそれぞれの契約姫と接触する際に(たま)にだが契約姫の方からどちらかの契約者の意識だけを自分の近くまで持っていくことがあってその時にこれから出会う契約姫の姿を見れたり感じたりできるんだ。」

 

カミト「そんなことが…」

 

暁「でもこれって正直ランダムだと思うんだよなぁ~。」

 

リンスレット「どういうことですの?」

 

暁「発生した時必ず意識が引っ張られるとは限らないんだよ。何度もあったわけじゃないからどうこう言えないけど」

 

 

そういいながら俺はカミト達に一本の剣を見せた。

ドラグノフにも見せた未だに契約ができていない剣だ。

 

 

カミト「この剣は?」

 

エスト「カミト、この剣はティルフィングと同じ感じがします。」

 

カミト「エストそれは本当か?」

 

エスト「はい。」

 

暁「察しがいいな。確かにこいつはキル姫なんだ。」

 

エリス「だがどう見ても剣ではないか。」

 

ティルフィング「私達契約姫は契約者と契約するか、特殊な結界が張られている場所もしくは祭壇のある場所でないと人型になれないんです。」

 

暁「まあその辺の細かいことは帰りながらでも話すよ。で、話を戻すがこいつの見つけ方って声と意識ではなく、声と魔力なんだよ。」

 

リンスレット「声と魔力とは?」

 

暁「声は雷よりはっきり聞こえてたんだけど魔力の方なんだが、こいつに近づくほど魔力を持っていかれたんだよ。今はちょっとした結界張って抑えてるけどね。」

 

カミト「色々話してくれてありがとうな。」

 

暁「別にいいよ。」

 

雷「そろそろよろしいですかな?」

 

暁「悪い、長話になっちまったな。」

 

雷「じゃあ行くか。」

 

 

そして暁達は雷を先頭にして洞窟に入っていった。当然洞窟の中は真っ暗で何も見えない。

暁、雷、クレアの3人が明かりをともした。これで足元の確認はできる。

そうして暁達は数十分ほど歩いている。

ただただ一直線に。

 

 

フィアナ「真っ暗で前が見えないのは分かるけど何か変ね。」

 

クレア「フィアナも気づいたみたいね。私達今まで一度も曲がったりしてないわ。」

 

リンスレット「正直疲れましたわ。」

 

雷「大丈夫。もうすぐ着く。」

 

 

後ろのフィアナとクレア、リンスレットの3人のやり取りが聞こえた雷はそう返す。そしていきなり目の前が明るくなった。

皆一斉に急な明かりで目を瞑った。目を開けると洞窟に似つかわしくないほど明るい場所にいた。

目の前にはとてつもなく大きな扉がそこにはあった。

 

 

ドラグノフ「雷、ここがお前が見たという銃姫のいる部屋の前か?」

 

雷「ああ、間違えない。」

 

 

そして雷は何の躊躇いもなく扉に手のひらをあてると扉は誰が来たのか分かるかのように開きだした。一瞬全員警戒したが扉の中の状況を見て警戒を解いた。

1人の少女が結界の中で丸くなって眠っている。

全員で扉の中に入り、少し辺りを見回したが壁があるだけで特に何かがあるわけではない。

雷とドラグノフは真っ直ぐに眠っている少女の元へ歩いた。

 

 

雷「ドラグノフ、結界を解くよ。」

 

ドラグノフ「ああ」

 

 

雷は眠っている少女を覆っている結界に触れた。

すると結界がはじけ飛んだ。眠っている少女はゆっくりと目を覚ましながら地に足をつけた。少女は雷に気付くと挨拶をした。

 

 

ノリンコ(仮名)「やっと出会えたね、指揮官。ノリンコZ75式だ封印を解いてくれて感謝する。」

 

雷「いや、別に感謝されるようなことはしてないさ。」

 

ノリンコ(仮名)「そんなことはないさ、私達銃姫の封印は世界から必要のない存在として扱われているようなものだからな。私達の封印を解くということは指揮官は私達を必要としてくれているとそう思っているのだが?」

 

雷「まあ確かにそうなんだけどな。後その指揮官って呼び方違和感があるから雷って呼んでもらえると嬉しんだが……」

 

ノリンコ(仮名)「そうか、では雷とそう呼ばせてもらおう。ちなみにこちらな呼び方は指揮k……雷が決めてくれてもいいんだよ。」

 

雷「じゃあノリンコの間の【リン】ってのはどうだ?」

 

リン「ふむ、【リン】か…、いいな気に入った。雷、これからリンと呼んでくれ。」

 

雷「分かった。リン。んで、契約を結びたいんだが」

 

リン「まあ待て、雷達の目的は私以外にもあるはずだろう。というかそっちの方が本命じゃなかな?」

 

 

全員『─────ッ!!』

 

 

その場の全員が驚いた。一切情報を出していないのになぜ他に目的があるのを知っているのか?

その疑問を解消するのに数秒と掛からなかった。暁達から見て右側の壁の一ヵ所が無くなった。

隠し通路のようだそれを確認するとそれと同時に何かがゆっくりとだがこちらに近づいて来る。

俺とティルフィングはすぐに分かった。この気配は間違いなくキル姫の気配だと。隠し通路から少し怯えた表情の少女が出てきた。

 

 

リン「雷達の本当の目的は彼女を仲間にすること違うかい?」

 

暁「ああ、そうだ。」

 

リン「なるほど、君が彼女……ロンギヌスの指揮官というわけだね。」

 

暁「君はロンギヌスというのかい?」

 

ロンギヌス「はい、ノリンコさんとマスターの言うとおり私はロンギヌスといいます。キル姫です。」

 

暁(やはりか。)

 

ロンギヌス「あの~、できればこのまま帰ってもらっても?」

 

暁「えっ?」

 

ロンギヌス「私自身力があるとは思えなくて、戦うのはただ居場所が欲しいだけで、あなたはそんな私の願いを叶えられますか?もしダメだと言うなら契約はしません。」

 

 

少し沈黙してから俺はロンギヌスに答えた

 

 

暁「ロンギヌス、それは俺には出来ないことだよ。」

 

ロンギヌス「では契約は……」

 

暁「というかここにいる誰もが願うだけでは叶わないと思うよ。」

 

ロンギヌス「どういうことですか?」

 

暁「居場所ってのは願うだけじゃできないんだよ。居場所が欲しいなら行動しないと」

 

ロンギヌス「【行動】、それだけですか?」

 

暁「なんかこう、もっとあるんだろうけどめんどくさいからパス。」

 

ロンギヌス「ええ…。」

 

 

暁が投げたと同時に雷、クレア、リンスレット、エリス、フィアナから「最初だけ良いこと言っときながら投げるな!!」とツッコミを入れられ、そこから少女陣営の軽いお説教タイムである。

 

 

ティルフィング「ロンギヌスさん」

 

ロンギヌス「何でしょうか?」

 

ティルフィング「あなたにはもう居場所があるように私には見えますが?」

 

ロンギヌス「どうして?」

 

ティルフィング「だってロンギヌスさん楽しそうだもの。」

 

 

そんな言葉を聞いて初めて自分の口角が上がっていることに気がつく。

 

 

ロンギヌス「私は…そんな……」

 

リン「ロンギヌスもうおしまいだ。本当は早く契約したいんだろ?」

 

ロンギヌス「!!ノリンコさん、何を言って……」

 

リン「お前が異族との戦闘が終わった後毎回「早くマスターと契約したいなぁ」って言ってるの知ってるんだぜ。」

 

 

そのことを聞いてロンギヌスは顔を真っ赤にする。どうやら独り言を聞かれてその上自分には似合わないと分かっていた人を試すような真似をしていたことがばれて恥ずかしくなったようだ。

 

 

ロンギヌス「マスター、試すようなことをして申し訳ありません。」

 

暁「それに関しては謝らないでくれ。俺は何も言えなかったから」

 

ロンギヌス「それでもマスターが優しい人だということは皆さんを見ていてわかりましたから。ですから、私はマスター……暁さんと契約したいです。」

 

暁「そう言ってもらえると心が助かるよ。」

 

 

話がまとまるのと同時に雷とノリンコZ75式、暁とロンギヌスの契約の儀が始まった。

これは、お互いの魔力を流し合い何の異常もなければ魔術回路を繋げるという、極簡単なものだが魔力量が違いすぎると契約者側に一方的に流れるようになり精神崩壊や魔術回路の暴走で死に至ったりする。これは、お互いの魔術回路を繋げる時も同様のため、意外と集中力を使う。

 

ーーーー契約の儀が始まって約十分後。

 

契約の儀を終えた4人が待っている者たちの元へ歩いて行った。

 

雷「ようやく終わったぁー。」

 

暁「じゃあ、一旦町まで帰るか。」

 

ティルフィング「それがいいかと。」

 

 

そして暁達が町まで帰ろう歩き出した。

だがこの時、祭壇の様子が変だということに誰も気づかなかった。

 

 

 




ティルフィング「ロンギヌスさん、リンさんようこそ私達のチームへ」

暁「ロンギヌス、これからよろしくな。」

ロンギヌス「よ、よろしくお願いします。」

雷「リン、頼りにしてるぜ。」

リン「どんと任せなさい雷。」

カミト「おーい、作者ー。」

大城「突如登場作者です。で、何でしょうかカミトさん?」

カミト「キャラを増やすのはいいが対処しきれるのか?」

大城「何とかします。それが作者というもの」

クレア「できなかったらしょ処刑(消し炭)ね?」

大城「・・・まじですか。」

クレア「何か問題が?」

大城「イイエナニモ、ゼンショシマス。」

大城「とまぁ、そういうことなので後はお任せしますね。」

カミト・クレア『次回、第11話』

暁・ティルフィング・ロンギヌス『新しい契約姫の力』

雷・リン『お楽しみに!』


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