カミト「よろしくな。」
エスト「本編での私の出番がありません。」
大城「・・・・・今回はカミト視点です。」
カミト「おい、大城何とかしろ。」
大城「これからはちょこちょこカミト視点を入れるつもりなのでそこで何とかエストを入れていくつもりではあります。」
カミト「頼むぞ大城。」
大城「わかってます。もう少しの辛抱を」
エスト「注意事項です。」
※ 誤字・脱字、読み難い所の存在
カミト「これらが大丈夫な皆さんは」
カミト・エスト『楽しんで読んで(くれ)・(ください)。』
~~ カミトside ~~
俺達は朝、いつもより少し早めに起きた。
なぜなら今日は依頼の報告に学院に戻らなければならないからだ。
カミト「3人ともおはよう。エストも」
クレア「おはよう。カミト」
エスト「おはようございます。カミト」
リンスレット「おはようございますわ。カミトさん」
エリス「カミト、おはよう。」
そして俺達は昨日のうちに準備しておいた荷物を持って外に出た。
空を見上げるとまだ少し暗い、どうやら日が昇りだしたばかりのようだ。
カミト「やっぱりまだ少し暗いな。」
クレア「そりゃそうでしょ、あんた今何時だと思ってるのよ。」
エリス「とにかく、まずは暁達残る側に出発することを伝えないと」
リンスレット「そうですわね。で、皆さんはどちらに?」
カミト「それなら町の入り口にいると思うぜ。」
クレア「じゃあ行きましょうか。」
そして俺達は借りていた家を後にし、暁達残る側がいるであろう町の入り口まで向かった。
遠めだが案の定暁達はいたが取り込み中のようだ。
カミト「挨拶はしないといけないよな。」
クレア「当たり前でしょ。」
俺は暁にしゃべりかけた。今から出発することを伝えるつもりだ。
カミト「暁、お疲れ様。」
暁「そうか、もうそんな時間か。」
カミト「俺達はこれから出発しようと思ってる。」
暁「道中異族に出会った場合は気をつけろよ。」
カミト「わかっているさ。」
カミト「暁、フィアナの事頼むな。」
暁「大丈夫、任せとけって雷が」
カミト「
暁「冗談だよ。」
カミト「ならいいんだけどな。じゃあ俺達は出発するよ。」
暁「わかった。ちゃんとグレイワース学院長に伝えといてくれよ?」
カミト「わかってるよ。じゃ、学院で」
暁「またな。」
俺と暁の会話が終わるのと同時にクレア達もフィアナとの会話を終えたようだ。
そして俺達は学院に戻るために町を
町を発ってから数時間ちょっとで学院のある街まで着いた。
カミト「ちゃんと休憩を入れてから出発するとこうも早く着くのか。」
クレア「カミト達が何も考えずに突っ走るからああなったんでしょ。」
リンスレット「少しは反省してほしいものですわ。」
カミト「ごもっともだ。」
エリス「とにかく、学院長に依頼の報告と暁達のことを伝えなければ」
カミト「そうだな。」
そうして俺達はアレイシア精霊学院の学院長室の扉の前まで行きノックした。
すると中から「入れ。」と女性の声がした。「入れ。」と言われたので扉を開けた。
カミト「今戻った。グレイワース」
グレイワース「おや? 数人足りないようだが?」
カミト「受けた依頼の報告と一緒にこの場にいない奴の説明をするつもりだ。」
グレイワース「そうか、では聞こうか。」
そして俺達はグレイワースに依頼の結果と暁達の現状について話した。
カミト「とまぁそういうことだ。」
グレイワース「ふむ、やはり少女というのはキル姫だったわけか。」
カミト「そうだな。」
グレイワース「戻ってきていない者については特に言うことはない。彼らに規律に従えと言ったところで無駄だろうしな」
カミト「なら俺達はこのまま自由でいいのか?」
グレイワース「ああ、構わないぞ。」
カミト「そうか、なら退出させてもらうよ。」
そう言って踵を返して扉に向かおうとすると、
グレイワース「ああそうだカミト、お前は少し残れ。」
カミト「? わかった。」
クレア「それじゃあカミトまたあとで」
そしてカミト以外の3人は学院長室を出て行った。
これで部屋にはカミトとグレイワースだけになった。
カミト「それで、俺を残したのは何故だ?」
グレイワース「そう警戒するな、お前に出てもらいたいものがあって残しただけだ。」
そういいながらグレイワースは俺に1枚の紙を見せてきた。
カミト「闘技大会? これに出ろってのか?」
グレイワース「そうだ。」
カミト「それならクレア達もいた方がよかったんじゃないのか?」
グレイワース「参加内容の所を見てみろ。」
カミト「参加チーム数は10チーム…、チーム人数は3~8人これが?」
グレイワース「今回はカミト、お前と暁、雷の3人でそれに出てもらう。開催は二週間後だ。」
カミト「いきなりすぎるだろ!! それに暁と雷がいないのに決めていいのかよ?」
グレイワース「それもそうだな。だがお前自身は「面白そう。」と思っているんだろ?」
カミト「まぁそうなんだけどな。なんせ別世界から来たなんて奴らと一緒なんだからな。」
グレイワース「というわけで暁達の説得はカミト、お前に任せた。」
カミト「何が「というわけで」だ。まぁいいけど」
グレイワース「では頼んだぞ。」
カミト「暁達が帰ってきてからだけどな。」
カミト「この紙は貰っていくぞ。」
そう言いながら紙を四つ折りにしてポケットにしまった。
グレイワース「要件は以上だ。お前からは何かあるか?」
カミト「この事はクレア達に言ってもいいのか?」
グレイワース「構わないがどうなっても知らんぞ。」
カミト「そのときはそのときで考えるよ。じゃあ」
そういって俺はそのままグレイワースに背を向けて部屋を出た。
部屋を出た後これからどうしようかと考えた結果、暇なので街をぶらつくことにした。
そんなこんなでお腹が空きはじめたのでお昼にしようと思い近くの店に入った。
店に入ると人でいっぱいだった。
カミト「すごいな、人でいっぱいじゃないか。」
そう言いながら店の時計を見ると12時を過ぎていた。
確かにこの時間でこの人込みは頷けるな。と1人で納得していると
「カミト」
聞き覚えのある声が聞こえた。
俺はそちらに振り向くとクレアがこっちと手招きしていたのでそのままクレアの所に行き、向かい合わせになるように座った。
クレア「学院長の話は何だったの?」
カミト「これに出てほしいそうだ。」
そういって俺はポケットからグレイワースから貰った闘技大会の紙を取り出してテーブルの上に置いた。
クレア「闘技大会?」
カミト「何の意図があってかは知らんが俺と暁、雷の3人で組んで出ろってさ。」
クレア「そう。」
カミト「以外に反応が薄いな。」
クレア「どういうことよ。」
カミト「いつもなら「あんたは私の契約精霊なんだからそんなこと許さないわ!!」とか言うのになと思って。」
クレア「言ったところであんたいつも守らないじゃない。」
カミト「・・・・・。」
クレア「はぁ~、とにかく出るのはいいけど変ね。」
カミト「何が?」
クレア「「何が」って? カミト気づいてないの?」
カミト「?」
クレア「
カミト「あぁ~、すっかり忘れてたぜ。」
クレア「あんたねぇ~。 ただでさえ男子チームってだけで目立つのに、さらに暁と雷というさらに異例の者をチームに参加させるという目立つことをしようとしてるのよ? すぐに変だと気付きなさいよ。」
カミト「今回はクレアの言う通りだな。これは俺の落ち度だ。」
クレアにもっともなことを言われて反省していると、袖を引っ張られる感じがした。
俺は気になって向くとエストがいた。
エスト「カミト、私はお腹が空きました。」
エストのその一言で昼飯を食べていないことを思い出す。
すぐに店員を呼び適当に注文をして昼飯を食べた。
食べ終えた後クレアとさっきの話の続きに入った。
クレア「で、こんだけ言ってあんたは出るの?」
カミト「こればっかりは暁達が戻ってきてからになるな。」
クレア「ま、それもそうね。」
闘技大会の話が終わり会計を済ませ、店を出た。
暁達が帰ってくるまで何してよっかな? そんなことを思いながら街を見回った。
~~ カミトside out ~~
大城「皆さんに大事な報告があります。」
暁「いきなりなんだ?」
雷「下らんことなら即処刑な。」
大城「よかろう。聞いて驚け」
クレア「無駄な壮大さ」
リンスレット「今更ですわ。」
エリス「だな。」
大城「なんと、UAが4桁いきました。」
大城以外『はっ!?』
カミト「めちゃくちゃ重要なことじゃねぇか!!」
フィアナ「うちの作者は本当に駄目ね。」
ドラグノフ「常識だろ?」
ティルフィング「常識ではない かと」
大城「外野が怖いですがこの場をお借りして少しでも興味を持ってくれた読者の皆様に感謝します。ありがとうございます!!」
大城「こんなシナリオがめちゃくちゃな話ですが、」
大城以外『これからもよろしくお願いします。』
大城「それじゃあ、次回予告任せるね。」
暁・ティルフィング・ロンギヌス『次回!!』
雷・ドラグノフ・リン『第19話』
カミト・クレア・リンスレット・エリス・フィアナ・エスト
『依頼終了、学院へ』
※ 感想がございましたらよろしくお願いします。
そしてこれまで興味を持って読んでくださった読者の皆様
本当にありがとうございます。