精霊使いとキル姫使いと銃姫使い   作:大城 零

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大城「皆さんどうも作者です。今回のゲストは雷とフィアナさんです。」

雷「よろしくな。」

フィアナ「よろしくね。」

雷「ようやく時間を守ったか。」

フィアナ「最近遅れていたものね。」

大城「その節はどうもすみませんでした。」

フィアナ「これからは大丈夫なの?」

大城「善処はする。とだけ言います。」

雷「だめだこりゃ。というわけで注意事項だな。」


※ 誤字・脱字、読み難い所の存在、キャラ崩壊など


フィアナ「これらが大丈夫な皆さんは楽しんで読んでくださいな。」





第35話 復帰戦 ー前編ー

戦闘が終わり、俺の傷の回復のためリンスレットの屋敷に世話になってから数日が経った。

傷も癒え、ベッドから出ると扉がノックされた。

返事をすると扉が開かれた。入って来たのはリンスレットの妹のミレーユだった。

 

 

ミレーユ「暁様、失礼いたしますわ。」

 

暁「ミレーユか、どうしたんだ?」

 

ミレーユ「御身体の方は大丈夫なのか心配でして……」

 

暁(未だに気にしてんだな。優しい子だな……)

 

暁「傷なら大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」

 

ミレーユ「お礼だなんて!!」

 

暁「他に皆は今何してるの?」

 

ミレーユ「そのことでしたら……」

 

 

ミレーユから話を聞いたところ、俺が動けない間に他の皆が代わる代わる異族の再度襲来がないか町の外を警戒していたらしい、現在は次の所に向かう準備並行して行っているとの事だった。

 

 

暁「俺にもやらせてほしかったぜ。」

 

ミレーユ「クスッ。」

 

暁「何か可笑しかったか?」

 

ミレーユ「いえ、皆様が言った通りだな。と」

 

 

ミレーユがそう言うと扉がまたノックされた。

次に入ってきたのはリンスレットだった。

 

 

リンスレット「ミレーユ、先に来ていましたのね。」

 

ミレーユ「お姉様。」

 

リンスレット「暁さん御身体はどうですか?」

 

暁「ミレーユにも言ったけど大丈夫だ。」

 

リンスレット「それはよかったですわ。」

 

暁「それはそうとミレーユ、さっきのはどういうことだ?」

 

ミレーユ「さっきとは?」

 

暁「ほらさっき、皆様がどうとか。」

 

ミレーユ「ああ。それはですね……」

 

 

異族警戒の話は俺がいない時にグレイアスさんと話し合って行うこととなったらしく、その時にフィアナが俺にこの事を伝えないようにしようと言ったらしい。その時にグレイアスさんが「何故?」と問うと満場一致で『傷の事すっぽかして無茶をするから』と話したそうだ。

 

 

暁「無駄に自分の事を知られると反論しにくいな。」

 

リンスレット「あなた自身の行動が物語ってますから仕方がないですわ。」

 

暁「ていうかそういうことなら雷もそうだろ!?」

 

リンスレット「暁さんの言う通り後からですがドラグノフさんが雷さんに対して「ちなみにお前もだからな?」と言っていましたわ。その時の雷さんは驚いていましたわ。」

 

暁「だろうな。」

 

ミレーユ「そう言えばお姉様、お姉様はどうしてこちらに?」

 

リンスレット「そうでしたわ。雷さんが暁さんを呼んできてくれないかって、その後カミトさんとマサムネさん、ティルフィングさんとドラグノフさんに声かけてましたわね?」

 

暁「準備してくれてるのか。」

 

リンスレット「何の準備ですの?」

 

暁「着けばすぐにわかるよ。案内してもらってもいいか?」

 

リンスレット「構いませんわ。」

 

ミレーユ「私も付いて行ってもよろしいでしょうか?」

 

暁「OK」

 

リンスレット「では、行きましょうか。」

 

 

リンスレットの案内のもと雷達がいる場所に案内された。

そこにはすでに全員揃っていた。

 

 

雷「おっ! 来た来た。」

 

ティルフィング「マスター、傷は大丈夫なんですか?」

 

暁「もちろん。」

 

カミト「それで雷、俺たちを集めた理由は?」

 

雷「暁のリハビリのために戦闘をな。」

 

カミト「そういうことか。」

 

クレア「リハビリって言っても数日剣を振ってないだけじゃない。」

 

暁・カミト「「数日をなめるな!!」」

 

雷「カミトまで……」

 

リンスレット「雷さんがしていた準備ってこういうことだったんですのね。」

 

暁「だから着けばすぐに分かるって言ったろ。」

 

リンスレット「そうですわね。」

 

雷「暁、誰から始めるんだ?」

 

暁「時間が惜しいから、雷とカミト、ティルフィングとドラグノフで組んでくれ。」

 

カミト「二対一、流石にそれは……」

 

雷「了解。」

 

ティルフィング「分かりました。」

 

ドラグノフ「承知した。」

 

カミト「・・・・・。」

 

 

俺と他の三人の反応にカミトは難しい顔をしていた。

辺りを見回すと残りの連中も流石にリハビリで二対一の戦闘は無茶だと言わんばかりの顔をしていた。マサムネはべつの考えを持っていたようだが……

 

マサムネ(拙者も混ぜてくれないだろうか。)

 

ムラマサ(姉上、自分も戦闘したいとか考えておられるんだろうな。)

 

 

雷「組むのはいいが、結局順番決まってないぞ?」

 

暁「それなら最初はティルフィングとドラグノフの組と、お前らは最後。」

 

ティルフィング「私はそれで構いません。」

 

ドラグノフ「私もそれで問題はない。」

 

カミト「わかった。」

 

ドラグノフ「ルールはどうする?」

 

雷「今って何時だっけ?」

 

ミレーユ「午前の10時過ぎです。」

 

雷「うおっ!?」

 

 

急に出てきたミレーユに雷は驚いて少しビクついた。

 

 

リンスレット「ミレーユ?」

 

ミレーユ「義兄様(カミト)、私もここで暁様の戦闘を見ても構いませんか?」

 

カミト「それは俺に聞かずに暁に聞いてくれないか?」

 

 

カミトはそう言うと俺の方を見てきた。

 

 

暁「結界張って戦闘するから大丈夫だとは思うけど、ドラグノフや雷の流れ弾が結界を破らないとは言えないからな。一応カミトやリンスレットたちから離れないってんなら別に構わないよ。」

 

カミト「だ、そうだ。」

 

ミレーユ「ありがとうございますわ。」

 

ミレーユ(この方たちはどんな戦い方をするのでしょうか。)

 

 

そして俺と雷である程度の大きさと強度の結界を張った。

結界の中にはティルフィングとドラグノフ、俺の3人だけだ。

最後に2人とある程度距離を取って戦闘の準備をした。その間に雷がルールについて説明した。

 

 

 

─────── ルール ───────

 

・制限時間15分

・どちらかの戦闘継続不可

・バッチの破壊

・剣技、銃技の使用不可

 

──────────────────────

 

 

 

雷「こんな感じだが問題ないか?」

 

暁・ティルフィング・ドラグノフ「「「問題(ない)(ありません)。」」」

 

雷「準備の方は?」

 

暁「OKだ」

 

ティルフィング「いつでも。」

 

ドラグノフ「・・・・・。(カチャ)」

 

雷「それでは……、開始!!

 

 

雷の合図を聞いて思いっきり地面を蹴って前に出たのだがそれを読んでいたかのようにパンッ!!という音とともに銃弾が真正面に飛んできた。俺は剣の腹で銃弾を防ぐ。

 

 

暁「マジか!?」

 

ティルフィング「驚く暇、ないと思いますよ。」

 

暁「ちょっ!?」

 

 

気が付けばティルフィングが目の前にいた。

ティルフィングの左斜めからの切り上げに対して俺は後ろに下がったが、俺の服が少し切れた。

 

 

暁「なんと!!」

 

 

さらに間髪入れずに右側からまたしても発砲音がした。

これは自分の右側に障壁(バリア)を展開して防いだ。

 

 

暁(2人を視界に入れながら戦うのはしんどいな。)

 

ティルフィング「マスターのための戦闘なんですから集中してくれないと」

 

暁「これでも結構集中してるんだぜ。致命傷を避けるためにな。」

 

ティルフィング「そうでしたか。続き行きますよ!!」

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

カミト「やっぱり1人ずつ相手した方がよかったんじゃないか?」

 

クレア「確かに、これはどう見ても負けるわね。」

 

フィアナ「でもリハビリなんだし負けても関係なくないかしら。」

 

エリス「リハビリだが一応勝負事、やはり勝ちが欲しいのではないか?」

 

リンスレット「でもこの状況からひっくり返すのは無理ですわよ。」

 

 

外から戦闘を見ている全員は暁の状況を見てさすがにふたりに負けると思っていた。

ほとんどティルフィングから攻撃を仕掛けそれを捌くか避けるかしてるだけ、反撃しようと暁が前に飛び出してもドラグノフの精密射撃でそれを妨げられてします。

 

 

雷「開始からもうすぐ10分が経過するな。」

 

カミト「あいつすげぇな。」

 

クレア「カミト?」

 

フィアナ「それはどういうことかしら?」

 

カミト「俺ならあの2人を相手にしてこんなに持ちこたえらる自信ないぜ。」

 

クレア「あんたならあれぐらいは……。」

 

カミト「いや、遠距離が苦手だからとドラグノフに集中しすぎるとティルフィングの速さに対応できないし、逆だとドラグノフの狙撃に対応できない。正直言って数日剣を振ってないってのが嘘みたいだ。」

 

雷「相変わらず強いな。」

 

フィアナ「雷くんだって十分強いじゃない。」

 

雷「ありがと。さて、そろそろ終了なんだが……」

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

暁「あとどれぐらいだ?」

 

ティルフィング「残り5分ぐらいではないでしょうか。」

 

ドラグノフ「そろそろ倒れてくれないだろうか?」

 

暁「自分から倒れるのは結構です。」

 

ドラグノフ「では、勝利を勝ち取るのみ!!」

 

暁「これ、リハビリ戦闘ってわかってます?」

 

ティルフィング「マスターよく言うじゃないですか。「やるからには全力」って」

 

暁「自業自得じゃないですかヤダー。」

 

 

ドラグノフの発砲とともにティルフィングが回り込んでくる。

俺はドラグノフの初撃をティルフィングのいる方向に剣で捌いた。

銃弾が飛んで来ていることに気付いたティルフィングは足を止め、剣でそれを防ぐ。

俺はその隙にドラグノフに向きを変え、加速魔法を使い狙いを絞られないように動いた。

 

 

ドラグノフ「くっ!! 動きが速い!!」

 

暁「もらい。」

 

ドラグノフ「しまっ・・・!!」

 

 

剣で思いっきり銃を弾き飛ばし、そのままバッチを切り落とす。

 

 

暁「まず1人」

 

ティルフィング「今度こそもらいました!!」

 

暁「何の!!」

 

 

ティルフィングは後ろから斬り下ろしを、俺は右足を軸にして回りながら横薙ぎ払いをしようとしたとき「そこまで!!」そんな声が聞こえた。俺とティルフィングは寸でのところで止まった。

 

 

暁「時間切れか……。」

 

ティルフィング「そのようですね。」

 

ドラグノフ「もうちょいだったんだがな。」

 

 

そんなことを言っていると雷達がやってきた。

 

 

雷「休憩タイムだ。」

 

暁「おうよ。」

 

クレア「まさかドラグノフを倒すとはね。」

 

エリス「2人が圧勝すると私はふんでいたのだがな。」

 

フィアナ「私もよ。でもこれで傷は本当に完治してるみたいね。」

 

暁「皆さんが寝てろっていうものですから。」

 

 

全員『当たり前(だ)(でしょ)。』

 

 

暁「・・・・・。」

 

雷「俺とカミトとの試合はどうする?」

 

暁「勿論やります。」

 

カミト「もう少し休憩入れてから、だろ?」

 

暁「流石にあの2人は鬼だろ。いや、どの組み合わせでもこうなるか。」

 

雷「その通ーり。」

 

 

俺は雷とカミトの組み合わせと試合をするため少し休憩を取るのであった。

 

 

 




暁「リハビリとは?」

ティルフィング「やってる事って模擬戦に近いですね。」

雷「俺たちのリハビリっていつもこんな感じだろ?」

カミト「お前ら・・・。」

クレア「普通素振り程度じゃないの?」

ドラグノフ「相手がいない時はそうしてると聞くが。」

ティルフィング「そうですね。」

暁「でもまあ大体ティルフィングいるから素振り程度で終わらないというね。」

カミト「今度俺もやっていいか?」

暁「別にいいんじゃない?なあ大城?」

大城「ではその時用の相手、考えておきますね。」

カミト「冗談のつもりが・・・。」

大城「そろそろ次回予告お願いします。」

クレア「分かったわ。次回36話」

ドラグノフ「復帰戦 ー後編ー」

大城以外『お楽しみに』


※ 感想がございましたらよろしくお願いします。


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