リンスレット「よろしくですわ。」
カミト「よろしく」
リンスレット「大城このタイミングで出して大丈夫ですの?」
大城「前回言った通り女性陣の皆様にはある衣装を着てもらうのでその為にはこれぐらいしないといけないんですよ。」
カミト「無理だけはするなよ?」
大城「それができたら苦労しません。」
カミト「ダメだこりゃ。」
大城「そういうことなので注意事項です。」
※ 誤字・脱字、読み難い所の存在、キャラ崩壊など
リンスレット「これらが大丈夫な皆さんは楽しんで読んでくださいな。」
太陽が昇り始め、辺りが明るくなりだした。
心配されていた異族の襲撃もなく、夜が明けたのだ。
暁「ふあぁ~~。少し眠いな。」
ふとそんな言葉が出た。
???「皆さんの案を受け入れればよかったのに」
そして誰かに聞かれたようだ。俺は振り向いた。
暁「やっぱりお前だったかティルフィング。」
ティルフィング「おはようございます、マスター。」
暁「おはよう。」
ティルフィング「異族は出なかったみたいですね。」
暁「ああ。」
ティルフィング「マスターも休憩を取ってください。」
暁「大丈夫だよこのぐらい。」
ティルフィング「でもさっき眠いって言ってたじゃないですか。」
暁「それならもうないから。」
ティルフィング「ですが………」
暁「心配し過ぎなんだよ。」
ティルフィングの忠告を無視した。
それから数時間して他の皆も起きてきた。
雷「ふあぁ~。おはよう暁、ティルフィング。」
ティルフィング「おはようございます。智也さんそれに皆さんも」
クレア「相変わらず早いわね。」
ヴェルサリア「おはよう暁。」
暁「おはよう。特に問題はなかった静かな夜だったよ」
ヴェルサリア「そのようだな。で、暁達はこれからどうするんだ?」
暁「
ヴェルサリア「あの戦闘の後に見張りまでしていたんだ疲れがあるだろう。せめて一日体を休めてから発つべきだと私は思うのだが……」
暁「そうしたいが今行けばまだ間に合う村や町があるかもしれない。」
ヴェルサリア「そうかもしれんが」
暁の発言に仲間たちは何処か不安を隠しきれていなかった。
このままでは身体に無茶を重ねて絶対に重傷を負う。
最悪の場合の
誰も望んではいないが今の暁にはそんなことは関係がない状態だった。
だからこそ誰かが止めなければいけない。
ドラグノフ「少しいいか?」
暁「ん?」
ドラグノフ「暁、お前は何故焦っているのだ?」
ドラグノフは今まで皆が思っていたことを聞いた。
暁「俺が焦ってるって?そんなこと……」
ドラグノフ「リハビリでのカミトとの戦闘」
暁「!!」
ドラグノフ「あれ以来お前の行動には何処か焦りが見えるのは私だけか?」
暁「………………。」
ティルフィング「マスター…………」
ドラグノフ「他の者達もそれには気付いてはずだ。当然お前もそうだろう暁?」
暁「………るさい…」
ドラグノフ「どうなんだ暁。」
暁「うるさい!!」
全員『!!』
いつも穏やかな暁が大声でキレた。
その事実にいつも一緒にいたティルフィングでさえ驚いた。
暁「わかってるんだよそんなことは!!気にしないようにしても何処か気になって仕方がない。寝て忘れようとしても夢で力を求めて、強さを求めて、否定してもどうしようもなくて。俺の力は上げらずにお前たちに置いて行かれる悪夢をずっと見てきた。近くには誰もいない暗い場所に一人でいる。お前らに俺のこの気持ちが分かるってのかよ!!」
今まで強さに
暁「ハァ……ハァ……。」
ティルフィング「マスター。」
暁「!! すまない取り乱した、今のは忘れてくれ。」
雷「暁、お前……」
暁「頭を冷やしてくる。」
俺はそう言うとその場を去った。
──────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────
暁が去った後残された仲間たちの間には数分間の沈黙が訪れた。
そんな中最初に口を開いたのは雷だった。
雷「あいつ、あんなにキレたのって初めてじゃないか?」
フィアナ「そうなの?」
ティルフィング「そうですね。今まで一度も無かったと思います。」
ドラグノフ「それだけ追い詰められていたんだな。」
ロンギヌス「私たちがそれに気づいてあげられていれば」
リン「そうだとしても彼の性格なら隠し続けていたと思うよ。」
マサムネ「だが一体何が主君を追い詰めていたのか」
クレア「普通に考えればカミトと戦ったときに負けて悔しかった……」
リンスレット「でもあの感じはそれだけが原因とは思えませんわ。」
エリス「暁の性格からして負けただけが原因ではないだろう。」
皆が暁に関して考えているとヴェルサリアが口を開いた。
ヴェルサリア「君たちと戦う前の私を見ているみたいだった。」
カミト「ヴェルサリア?」
ヴェルサリア「
エリス「姉上……」
ヴェルサリア「そのことを踏まえた上で言うなれば、彼から目を離したのは間違いだ。」
カミト「それはどういう?」
ヴェルサリア「そのままの意味だ。カゼハヤ・カミト。」
雷「まさか!!」
ヴェルサリアの言葉で何かに気付いた雷は屋敷に向かって走り出した。
フィアナ「雷くん!?」
ドラグノフ「雷を追うぞ。」
ティルフィング「はい。」
雷が走り出し、その後を皆が追う。
屋敷の扉を雷が開けるとそこには一通の手紙を持ったメイドがいた。
メイド「皆様、暁様が皆様が戻ってきたら渡してくれと手紙を預かっております。」
メイドはそういうと雷に手紙を渡した。
雷はすぐにその手紙に目を通した。
手紙にはこう書かれていた。
──────────────────────────
みんなへ
とりあえずできるところまでやってみるわ。
暁より
──────────────────────────
この一文だけが手紙に書かれていた内容だった。
これを読んだ雷は怒りで震えていた。
フィアナ「雷くん?」
ティルフィング「マスターは何と?」
雷「あの野郎一人で行きやがった!! 」
クレア「それ本当なの!?」
雷「ああ、間違いねぇ。できるところまでやるってそう書いてある。」
リンスレット「流石に無茶を通り越して無謀ですわ!!」
ヴェルサリア「やはりこうなったか。」
エリス「姉上は気付いておられたのですか?」
ヴェルサリア「会った時点でな。だから昨日彼に付いて行ったのだ。」
エリス「そうだったのですか。」
ドラグノフ「ティルフィング、暁の魔力反応追えないか?」
ティルフィング「キル姫全員でやってみます!!」
暁と契約したキル姫たちが暁の居場所を見つけ出そうとするが失敗に終わった。
ティルフィング「駄目です。マスターとの繋がりが小さくなりすぎて全然わかりません。」
パラシュ「それに回路に何か
雷「あいつの考えそうなことだな。」
ドラグノフ「雷、これからどうする?」
雷「今から後を追っても遅いだろうしな。」
カミト「今は休むべきだと俺は思う。」
クレア「何言ってるのよこんな時に!!」
カミト「こんな時だからだ。」
エリス「私もカミトの意見に賛成だ。キル姫たちを見てみろクレア。」
エリスにそう言われ、ティルフィング達キル姫を見たクレア。
皆どこか抜けてしまっていて、いつもの覇気やら元気がない。
こうなって当然の話だ。契約者である暁が居なくなってしまったのだから。
クレア「ごめんなさい。確かに今は休むべきね」
ティルフィング「気になさらないで下さい。私たちは大丈夫ですから」
マサムネ「契約を破棄されたわけではないからな。」
ロンギヌス「マスターの事です。何事もなかったように戻ってきますよ。」
フライクーゲル「それでもやっぱりバッドな気分に一度なったらそう簡単には立ち直れないね。」
アルテミス「今はマスターを信じるしかありません。」
パラシュ「僕は武器になって眠るよ。」
キル姫たちはこのことがあまりに衝撃過ぎて心に大きな傷ができてしまった。
兵器として扱われていた時よりも酷い心の傷、家族のように優しく接してくれていたのに、死ぬまで隣に居てくれると、居てほしいと言いあった人物に置いて行かれた。
キル姫たちは、表情には出さないように頑張ってはいるがそれはどうしても出てしまう。
それに気づいていても雷達は何も言わなかった。
ティルフィング「私も少しの間眠りに就きます。戦闘には参加しますので安心してください」
マサムネ「すまないが拙者もそうさせてもらう。」
キル姫たちは次々に武器になり眠りに就いた。
クレア「みんな泣いていたわね。」
カミト「ああ、暁と出会って皆楽しそうだったからな。」
リンスレット「大切な人とこういう形で別れては心が壊れてもおかしくないですわ。」
エリス「彼女たちが我慢していることがハッキリわかるな。」
皆キル姫たちが心配で仕方がなかった。
ドラグノフ「この空気の中言うのはどうかと思うのだが明日からの事を話さないか?」
雷「そうだな、話そう。」
フィアナ「雷くん、この空気の中話すの!?」
リンスレット「ティルフィングさんたちを待った方がいいのでは?」
雷「それだと遅い。」
カミト「雷、お前………」
雷「ティルフィング達を待っていたら最悪の事態になるかもしれない。」
クレア「それってもしかして」
雷「まあ、そういうことだ。そんなことになってみろティルフィング達は一生心に傷を負ったままになっちまう。俺だってそんなことは望まない。あいつとは長い付き合いだしな。」
エリス「だがどうする?」
雷「ん~……」
カミト「それならこのままでいいんじゃないか?」
フィアナ「それだとオルデシア帝国に向かうということよね?どうして?」
カミト「賭けに近いが暁ならそうするような気がしたから…かな。」
雷「確かに、やる事はやる奴だからな。その案で俺はいいと思う。」
ドラグノフ「他に大事な案件があるわけでもないしな、私もそれで構わない。」
クレア「それしかないわね。」
雷達の話はまとまった。
明日からの主な方針としては何ら変わらなかったが、あえて言うならできるだけ早くにオルデシア帝国に到着するというものだった。
雷「エリス、ヴェルサリアさん、一晩泊めてもらってもいいかな?」
ヴェルサリア「勿論こちらはそのつもりだ。」
エリス「全員揃ってとはいかなかったが今晩はゆっくりしてくれ。」
雷「ありがとう。恩に着るよ」
明日に備えて雷達はファーレンガルト家に泊まらせてもらった。
その夜、雷はどうしても眠れずにいた。
雷「こんなことは初めてだな。」
そう思った雷は起き上がり部屋を出た。
部屋を出た雷は少し歩きそしてベランダの戸が開いていることに気付いた。
そこにいたのはティルフィングだった。
雷「あいつが心配で眠れないよな。」
声を掛けられたティルフィングは後ろを振り向く。
ティルフィング「智也さん……」
雷「いつものアイツじゃないのは分かっていたのに何もしてもやれなかった。」
ティルフィング「それは私、いえ、私たちキル姫が一番よく理解しているところです。すぐ傍にいて、魔力の流れが乱れていることも分かっていたのに、マスターの力になれませんでした。」
夜風に当たる2人、会話の内容はもちろん唐突に居なくなった暁の事だ。
雷「俺一回あいつにさ「お前って悩みとか持ってなさそうだよな」って聞いたことがあるんだよ。そしたらなんて答えたと思う?」
ティルフィング「そうですね、マスターの事ですから「悩むのはメンドイ」とかですかね?」
雷「ちょっと違うな。あいつこう言ったんだよ「自由に生きる上で悩むなんて愚の骨頂、悩む前に行動しろそれができない状況なら悩んでもいいんじゃないかな。そんでもってその悩みが一人で解決できないならパートナーを頼ればいいだろ。」ってさ。」
ティルフィング「マスターがそんなことを……」
雷「俺はこの言葉で何度か救われたことがあったよ。あいつが居なくなってからこの言葉を思い出したけどさ。そんで思った。ブーメラン刺さってるじゃねぇかってな。でもあいつは自分の事を面に出さない。」
ティルフィング「マスターはそういう人ですから。」
雷「分かってる。でもそれが、今回かえって裏目に出てしまった。」
雷は後悔したように
ティルフィング「マスターは私たちのもとに帰って来てくれるでしょうか………」
雷「何事もなかったかのようにきっと帰って来る。暁だからな!」
ティルフィング「そうでしょうか………」
雷「そうだ。だからあいつには「俺の居場所はここだ!」って思ってもらうためにもティルフィング達には元気でいてもらいたい。すぐが無理なのは分かってる。だからせめて、あいつと会う前までには………」
ティルフィング「そうですね。私たちがマスターを信じ続けなければいけないですからね。」
雷「無理言ってすまない。」
ティルフィング「そんなことないですよ。智也さんのおかげで少しスッキリしましたから。」
雷「そういってもらえると助かる。」
ティルフィング「少し寒くなってきましたね。」
雷「だな。そろそろ戻るか~」
2人はそれぞれの部屋に戻って行った。
ドラグノフ「・・・・・・・・。私も戻るか」
そして一人の少女の心配は杞憂に終わるのだった。
夜が明け朝が来た。
雷「よし!みんな揃ってるな。」
ドラグノフ「全員いるぞ。」
雷は皆を見渡す。
一晩寝たからかそれとも他の要因があるのかはわからないがキル姫たちに少しだが覇気が戻っているのが顔を見ただけで分かった。
雷「ヴェルサリアさん」
ヴェルサリア「さんは必要ない。ここにいない暁にも言ったが敬語は使わなくて結構だ。」
雷「ならヴェルサリア、泊めてくれてありがとう。」
ヴェルサリア「こちらもいい経験ができた。」
雷「?」
ヴェルサリア「こちらの話だ。それよりまた会えるのなら今度は手合わせをしようじゃないか。」
雷「望むところです!! ではまた」
ヴェルサリア「妹のエリスの事は頼んだぞ。雷 智也、カゼハヤ・カミト。」
雷・カミト「「任せろ」」
その後ヴェルサリアと握手を交わし街を出たのだった。
雷「大城~」
大城「・・・・・・・」
雷「お~い!」
大城「・・・・・・・」
クレア「これはダメね。」
フィアナ「力尽きてるわね。」
カミト「裏方でPCと睨めっこしながら「遅れた分を取り返さなくては」って言いながら夜なべして書いてたからな。」
リンスレット「そういうことですのね。」
エリス「無理は体に良くないというのに。」
雷「とりあえず運ぶか。」
カミト「俺も手伝う。」
雷「頼む。せぇ~の」
わっせ、わっせ、わっせ・・・
雷・カミト・大城log out
クレア「なかなかシュールだったわね・・・」
リンスレット「大城、なんだかんだで頑張っていますわね。」
エリス「私たちはいったい何を着せられるというのだろうか」
フィアナ「それは、来月の作品まで期待して待ってましょう。」
クレア「大城が
3人「「「確かに。」」」
※ 感想がございましたらよろしくお願いします。