※ 誤字・脱字、読みにくい所の存在、キャラ崩壊など
大城「これらが大丈夫な皆さんは、楽しんでくだされば幸いです。」
~~ 雷side ~~
第三試合を始めるため俺は一番のパートナーのドラグノフとフィアナとともにクラス担任のもとへと向かった。
クラス担任「さて、三試合目を始めるんだが。」
雷「どうかしましたか?」
クラス担任「二試合目の暁の時も思ったんだが、お前達の組み合わせ偏りすぎじゃないか。」
雷「意外とどうにかなりますよ?」
クラス担任「それはお前達だからだろうに。」
雷「それが分かってるなら気にしないことですね。」
クラス担任「はぁ~、そうすることにするよ。」
そしてクラス担任は合図を掛けるために両チームに目配せする。
雷と男子生徒Iはそれを確認して頷き返す。
クラス担任「それでは第三試合を開始する。両チーム礼!!」
両チーム「「「よろしくお願いします。」」」
挨拶が終わりチームごとにそれぞれの配置につく。
すると、相手チームの男子生徒Iからフィアナに対して声をかけてきた。
男子生徒I「フィアナさん。」
フィアナ「何かしら。男子生徒Iさん。」
男子生徒I「私の目が正しければあなたは高貴な御方とお見受けしますが?」
フィアナ「まぁそうね。元の世界ではお姫様をやっていたわ。」
男子生徒I「なんと! そのような御方が何故、異端と呼ばれる薄汚い奴らと一緒にいるのか理解ができません。私めが勝利を収めそんな奴らから引き剝がして貴女様を救って御覧に入れましょう。」
フィアナ「別にそんなことしなくてもいいのだけれど。」
男子生徒I「いえ、私には解ります! 貴女様は嫌々彼らと共に行動していると。」
男子生徒Iは唐突に雷たちが無理やりフィアナ達を連れていると話し出した。
フィアナ「彼、一体何者なの? 全く人の話を聞かないのだけれど。」
雷「どっかの坊ちゃんとかじゃなかったっけ? 基本的に関わってないから知らん。」
男子生徒Iの話を聞いていた相手チームの女子生徒Yと男子生徒Nは「また始まったよ…。」という感情でいた。
どうやら今回が初めてではないようだ。
ドラグノフ「ああいったのには関わらないのが吉だ。」
フィアナ「それもそうね。」
そして三人してスルーを決め込もうとしたとき、聞き捨てならない言葉を耳にする。
男子生徒I「そんなゴミのような奴の隣に貴女のような高貴な方は似合いません。貴女様がいるべき場所はこの可憐で美しい私の隣でこそ相応しい。」
雷は相変わらずの言われようだなぁ~と流していたが、一部のメンバーは黒いオーラを駄々洩れにし、圧倒的な殺意を男子生徒Iに向ける。
それを感じ取った男子生徒Iの仲間は「これ以上はやめろ」と言葉にするが、完全に自分の世界に入り込んでいる男子生徒Iは全く耳に入っていなかった。
それどころか、淡々と自分のことを棚に上げて雷を貶すばかりだった。
ちなみに、暁と雷を認めている一部の者達はその話を聞いてドン引きを隠せずにいた。
雷「よくもまぁ、あんなに口が回るよな~。」
フィアナ「・・・・・」
ドラグノフ「・・・・・」
雷「あの~お二人さん? そろそろ始まりますけど。」
ドラグノフ・フィアナ「「・・・殺す!!」」
雷「お、落ち着け。いつものことじゃないか。」
ドラグノフ「流石に今回ばかりは許さん!」
フィアナ「ふふッ・・・ふふふッ。 」
表面上は笑っているフィアナ。
だが一切の楽しい感情を出してはいない。
敵意を駄々洩れにする。
フィアナ「あの人には地獄よりも恐ろしい恐怖を味わわせてあげる。」
雷「あ、だめだこりゃ。」
二人の殺る気スイッチがONの状態で壊れていることに気づき止められないことを悟る雷だった。
ちなみに、後方からも殺気が飛んできておりこちらより人数が多い分質が悪い。
そして、それを必死で宥めるカミト達の姿があった。
暁はというと我関せずで、宥めるカミト達に「好きにさせておけばいいんだよ。飛び出していくってことはないから。」と言うだけ言って特に何もせずにいた。
雷「そこのナルシスト。」
男子生徒I「誰のことを言っているのかな? 埃君。」
男子生徒Iの言葉でより一層フィアナと銃姫たちの雰囲気が恐ろしいものへと変わっていく。
雷「ああ~、悪口を言うのはいいとして…聞き流すから。ただなんだ、周りに注意して発言するんだな。圧倒的に遅い忠告ですけど。」
男子生徒I「どういう意味だい?」
そこでようやく自分の世界から戻ってきた男子生徒Iは周囲の雰囲気を感じ取る。
ドン引く者たちと圧倒的なまでの殺意の空気感をだだ洩れにする者たちとを目にするのだった。
殺意を感じ取ってからというもの男子生徒Iの冷汗はモノの数秒で発汗、止まることを知らずただただ流れ続けた。
男子生徒I「い、いやだなぁ~…。ほんの冗談じゃないか…。戦闘前のちょっとしたお茶目さ☆」
場を和ませようとしたと供述するも時すでに遅し、いや、そもそも先ほどの言葉が冗談ではなく本気で言っていたことをこの場にいるぜ全員が気づいていることだ。
その為、余計にフィアナや銃姫たちを苛立たせることとなる。
フィアナ「先生、そろそろ始めませんか? こちらも向こうも準備ができていますから。」
笑顔が笑顔でないフィアナが俺たちのクラス担任に話しかける。
クラス担任「そ、そうだな。こほん…それでは第三試合、開始!」
フィアナ「汝、人の子の王に仕えし剣聖の騎士よ! 古き血の契約に従い、我を守る剣となりて我が下に馳せ参じ給え!」
開幕速攻で詠唱を開始、契約精霊のゲオルギウスを召喚する。
男子生徒I「なっ!?」
女子生徒Y「噓でしょ!?」
男子生徒N「うわぁ~、これは無理ですよ~。」
男子生徒Nがそういうのも無理もない。
クラスメイト側のチーム編成は男子生徒IとNが前衛で女子生徒Yが後衛となっている。
使用武器は男子生徒Iが
雷「前線で戦わないんじゃなかったんですか~。」
フィアナ「気が変わったの。ゲオルギウスで叩きのめすわ。」
雷「・・・・・」
ドラグノフ「雷、今回はお前の出番はない。」
雷「それはどういうことですかい?」
ドラグノフ「流石の私もあんなチャラい奴に自分のパートナーを侮辱されたんじゃ我慢ならん。というわけで、フィアナと二人だけで戦闘する。いいな?」
雷「いや、俺にも活躍の場を・・・」
フィアナ「い・い・か・し・ら・?」
雷「はい。私は手を出さないのでお好きになさって下さい。」
フィアナ「ありがと。」
というわけで俺は後ろに下がり、二人の闘いを見守ることとなった。
雷(これ観戦席にいるのとおんなじじゃん。)
などと心の中で考える。
言葉にすれば二人の怒りがこちらに飛び火しかねないと感じたからだ。
こうしたやり取りをしているうちに相手側の覚悟というか精神的部分での闘う準備が整っていた。
男子生徒N「馬鹿がしでかしたことですが、チームですのでその尻拭いぐらいは嫌ですけどさせていただきます。」
女子生徒Y「やれるところまでやってみましょう。」
男子生徒I「私の可憐な剣裁きを見せてあげましょう。」
そこからようやく始まった戦闘、開幕一番に攻撃を繰り出したのは女子生徒Yだった。
女子生徒Y「ダメージは低いかもしれないけどやらないよりはマシだよね。『フレイムタワー』!!」
ゲオルギウスの足元に大きな魔法陣が現れる。
そしてゲオルギウスを吞み込む程の炎の柱が魔法陣から放たれる。
ゲオルギウスが飲み込まれて20秒程が経過して、炎の柱は消える。
炎の中から姿を見せたゲオルギウスに傷は一つもなかった。
雷「相変わらずの防御力の高さで関心してしまうよ。」
フィアナ「そうは言うけど智也君は全ての攻撃を避けるから関係ないでしょ。」
雷「いやいや、全部は無理ですよ。」
フィアナ「あら、そうなの?」
雷「暁達の攻撃は避けられん。」
フィアナ「あれは別次元の話じゃない。」
雷「ついでの話だが、暁の奴は基本的にねらって撃った弾は全部、避けられるか斬られるな。」
フィアナ「驚きを通り越して呆れるわね。」
ドラグノフ「雷も早くあいつの所まで強くなってもらわなくては。」
雷「人間やめたくないのでお断りします。まぁでも、今よりも強くはなりたいな。」
こうやっていつも通りの会話をしているが、相手側はあまりのゲオルギウスの予想以上の能力の高さに驚きを隠せていなかった。
フィアナ「さて、男子生徒Iさんにはどんな攻撃がいいかしら?」
ドラグノフ「あいつは私の獲物だが手を出すつもりか?」
フィアナ「今回だけは譲ってくれないかしら。」
ドラグノフ「・・・はぁ、まあいいだろう今回だけだ。」
フィアナ「ありがと。」
会話が終わると二人はそれぞれの目標に狙いをつける。
目が合う相手側の三人は少し気後れして後ろに下がるも、そこは戦闘訓練を授業として行うだけあってすぐに気持ちを持ち直し、下がった分一歩多く前に出る。
女子生徒Y「ダメージ無いに等しいじゃない!」
男子生徒N「とりあえず、あの聖騎士のターゲットが僕らじゃなくて男子生徒I一人なのが幸いかな? 」
女子生徒Y「いやいや、私たちの相手は雷のパートナーだよ。もうこれ勝ち目ないじゃん!」
男子生徒N「この二戦の戦闘を見て思ったけど、そもそもの話、彼らに挑んだ時点で負けは確定していたんだよ。」
あまりの力の差に諦めモードの男子生徒Nと女子生徒Y、降参の姿勢を見せそうになるもやれるところまでやってみようという話し合いの結果になり今一度武器を構える。
ドラグノフ「そうでなくてはな。」
ドラグノフは自身の分身であるSVDライフルを構え、スコープを覗き込む。
一呼吸を息を吐くと引き金を引く。
大きな銃声音とともに強化ゴム弾が発射される。
ゴム弾は一直線に男子生徒Nの槍へと飛んでいき命中、中心部分からぽっきりと折れそのまま男子生徒Nのみぞおちに直撃する。
男子生徒N「ぐっ?!」
身体強化で防御面を固めていても生半可な強化状態ではダメージを和らげることはできない。
男子生徒Nはあまりの痛みで片膝をつくがすぐに立ち上がる。
ドラグノフ「意外と根性があるな。」
男子生徒N「そこが自分の長所だと思っていますからね。」
女子生徒Y「ちょっ! 今の受けて大丈夫なの!?」
男子生徒N「大丈夫じゃないですよ。すげー痛いです。でも、即退場ってのは相手に申し訳ないでしょう。」
女子生徒Y「・・・わかった。しっかり援護はするから。」
男子生徒N「お願いします。」
ドラグノフ「作戦会議は済んだか?」
男子生徒N「作戦という程のものではないですよ。」
一瞬の睨み合いを得て仕掛けたのは男子生徒Nだった。
男子生徒Nは折れた槍の刃の無い方をドラグノフめがけて投擲する。
投擲された部分をドラグノフは撃ち落とそうと考えたが思ったよりも速さがあったので避ける事にした。
真っ直ぐに飛んでくるので
左足の踵を軸に体を横に向け投擲物を避け、すぐに体を二人の方に向きなおすが視界にいたのは女子生徒Yだけだった。
どういうことだと思考が傾くと足元に魔法陣が展開される。
大きさは縮小されているがゲオルギウスに使われた魔法陣と同じものだった。
ドラグノフ「むっ!?」
雷「おぉ~。」
ドラグノフは間一髪のところでその場から後ろへと飛び女子生徒Yの『フレイムタワー』を避ける。
男子生徒N「勝った!!」
ドラグノフ「甘いな。」
パ────ン
大きな銃声がこだまする。
ドラグノフの背後をとった男子生徒Nだったがその行動は読まれており、着地の際の滑る力を利用して反転、そのまま男子生徒Nのどてっぱらに強化ゴム弾を至近距離で打ち込んだ。
男子生徒N「がはッ!!」
男子生徒Nは後ろに少し飛ぶ。
よろめきながらも何とか堪えたかと思うも、残念ながらそのまま膝から崩れた。
ドラグノフ「後一人だな。」
そう言ってドラグノフは女子生徒Yを見るが女子生徒Yは既に両手を挙げて降参の意を示していた。
女子生徒Y「流石に私一人では何もできません。降参です。」
ドラグノフ「そうか。今のコンビネーションはなかなかよかったぞ。」
女子生徒Y「咄嗟の合わせ技でしたけどね。」
ドラグノフ「それができたのは凄いことだ。」
女子生徒Y「そうですかね。」
ドラグノフ「そうだ。・・・向こうもそろそろ終わるころだな。」
ドラグノフと女子生徒Yは男子生徒Iとフィアナの戦闘に目を向けた。
しかし、軽い武器というのはその特性上決定打にかけることが多く現状の戦闘でそれが一番目に見えて出ていた。
ちなみにゲオルギウスは攻撃することなくただただ防御だけを行っている。
男子生徒I「どうしたんだい? 君は攻撃をしてこないのかい? そうか、この私の美しさにやっと気づいたんだね。そういうことなら潔く降参をして私のもとへ来たまえ。」
フィアナ「・・・・・」
フィアナのドス黒い雰囲気が増す。
フィアナ「そうね。そろそろ反撃と行きましょうか。」
男子生徒I「へ?」
フィアナ「ゲオルギウス!」
フィアナが一声かけるとゲオルギウスは大剣を男子生徒I目掛けて振り下ろす。
男子生徒Iはすぐさま回避行動をとる。
振り下ろされた大剣は地面を抉っていた。
圧倒的殺意がついに目に見える形となって現れた。
男子生徒I「こ、これは、ダメなやつじゃないか!?」
ゲオルギウスは次々に大剣を振り下ろし攻撃を仕掛ける。
男子生徒Iはゲオルギウスの攻撃を避けるので精一杯になってしまい先ほどまでの連撃はぱたりと止まった。
【長時間の戦闘を考えていない 男子生徒I】 対 【長時間の戦闘に長けている フィアナ】
戦闘が開始して20分程が経過しようとしていた。
男子生徒Iは残り魔力が少なく素早い動きができなくなっているのに対し、フィアナは圧倒的殺意と余りある魔力量でゲオルギウスを顕現させ続けていた。
男子生徒I「ぜぇ…、ぜぇ…、ど…どうなっているんだ! なぜ私のモノにならない! 不愉快だ! この私が認めた女は全員、私のモノになるべきなんだ!!」
ここにきて遂に本音の部分が出てきた男子生徒I、少ししてからしまったという顔をするがすでに手遅れ。
それを聞いた者達、特に女子生徒たちは一瞬にして男子生徒Iを目の敵にする。
フィアナ「そんな事だろうと思ったわよ。こっちは伊達にお姫様やってないのよ。そんな野蛮な考えすぐにでも気づくわ。それに、あんたなんかよりずっと智也君たちの方が素敵な殿方よ。ゲオルギウス!」
ゲオルギウスがとどめの一撃を振り下ろすと「そこまで!」と声が上がる。
振り下ろされた一撃は男子生徒Iの寸でのところで止まった。
フィアナ「あら、残念。」
男子生徒Iはあまりの恐怖で白目を剝きそのまま気を失った。
勝利チームの名前が挙がりそのまま解散となったのだった。
~~ 雷side out ~~
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