クレア「案外頑張ってる方なんじゃない?」
大城「そう言ってもらえると嬉しいですね。」
クレア「だからって調子に乗らないのよ。」
大城「分かってます。燃やされたくないので。
ここで注意事項です。」
※ 初心者編集、読み難い所が存在するかも。
大城「以上が大丈夫な人、気にしないという方は」
大城・クレア『本編をどうぞ』
暁と雷はティルフィングとドラグノフに勝手に決めてしまったことを謝ったがティルフィングもドラグノフもマスター達が決めたことならと了承してくれた。そんな中カミトがこれからのことを暁達に
カミト「暁と雷、学院に入った後どうするつもりなんだ?」
暁達4人は顔を合わせる。そして暁がカミトの問いに答える
暁「情報が欲しい、だから学院に入る。そう決めたのは自分達ですが本当のところは話を聞いてみないことには行動がとれないと思っています。なので、まずは先の人から話を聞いてから考えるつもりです。」
クレア「まあ、それもそうよね。」
エリス「ああ、だがまさか女の園と言われたアレイシア精霊学院に男子が3人か」
エリスの顔が少し曇った。確かに事前に話を聞いていた分、軽率だったかなと暁と雷は思いエリス達に謝罪する。
暁「すみません、異例な事だということなのに軽率すぎましたね。」
クレア「エリス」
クレアがエリスの名を呼ぶと、エリスはこちらの様子を見て「あっ!」と急いで首を横に振った。
エリス「別に君達を責めるつもりはないんだ。だがそう聞こえてしまったのなら謝罪する。すまない」
そう言ってエリスは暁達に頭を下げた。
暁「エリスさん!?、頭を上げてください!!」
雷「そうですよ!!、事前に話を聞いてカミトさんは特例として認められていることを知っているのに、それなのに勝手に決めて、あの人の条件に乗ったのは自分達なんですから。」
エリス「しかしそれでは……」
これでは一方通行だと思ったクレアが暁と雷とエリスの会話に割って入る。
クレア「はあ、エリスそこまでにしておきなさい。これじゃあ終わらないわ。それよりもしなければいけないことがたくさんあるわ。」
リンスレット「そうですわね、暁さん達が学院に入るからには学院のルールなどを教える必要性がありますわ。」
フィアナ「それなら一度学院に向かうのはどうかしら?私とリンスレットとエリスは依頼の報告がまだだしね。」
エリス「私としたことが、そのことをすっかり忘れていた。」
リンスレット「仕方がないですわよ。戻ってきたらいきなり街が爆発したんですから。」
なんだかんだで暁達はアレイシア精霊学院に向かった。
アレイシア精霊学院に入ると
会うだけならいいのだが、やはりと言っていいのだろうかひそひそ声が聞こえてくる。
今はカミトがいるがその前は超の付くほどのお嬢様学校だったとカミトからは聞いている。
そんなところに、見知らぬ男子がいればやはりこうなるのは当然かそう思う暁と雷だった。
クレア「学院に来たのはいいけどまずどこから説明しましょうか。」
カミト「考えてたんじゃないのかよ……」(呆れ)
クレア「うるさいわね、仕方ないじゃない。」
エリス「私達は学院長に依頼の報告に行こうと思っている。」
フィアナ「だから此処で一旦お別れね。」
雷「その依頼報告について行っても構いませんか?」
雷がいきなりそんなことを言ったためにエリス達はびっくりしている。
エリス「別に構わないがどうして?」
ドラグノフ「そうだ雷、いきなりどうしたのだ?」
暁「自分からもお願いします。」
ティルフィング「マスターもですか?」
暁「ティルフィングも聞いただろ雷とドラグノフの経緯を、どうやってここまで来たのかそしてその間に見てきたもの」
ティルフィング「まさか!!」
暁「俺と雷の予想が正しければの話だがな。」
カミト「いいんじゃないか?どのみちグレイワースの元には行かなければいけないし、特にどこから回るとかもきまっていなかったわけだし。」
クレア「悪かったわね、計画なしで。」
エリス「分かった、案内しよう。」
というわけで暁達はカミト達と一緒に先程のグレイワースの元へ向かった。
扉の前で一度立ち止まってエリスが扉を3回ノックし名前を言った。
────コンコンコン
エリス「失礼します。エリス・ファーレンガルトです。調査依頼の報告に来ました。」
すると扉の向こうから声が聞こえた。
グレイワース「入れ。」
エリス「失礼します。」
そういいながらエリスは扉を開け、そのまま中に入るそれと一緒に暁達やカミト達も部屋に入っていく。
グレイワース「全員揃って報告か。暁と雷には関係ないのにいる理由は?」
暁「今回のエリスさん達の依頼内容が気になりましてね無理行って同行させてもらいました。」
グレイワース「そしてついでに情報を貰うつもりでもあるのだろう?」
雷「ええ、でも今回に関してはそれは二の次ですね。予想が正しければですが…」
グレイワース「まあいいだろう。それで報告を受けよう。」
そしてエリスはリンスレットとフィアナと一緒に行った調査依頼の結果をグレイワースに伝えた。
暁と雷、ティルフィング、ドラグノフはエリスの報告を聞いて少しだが驚きが隠せない。
暁と雷は予想が当たった。エリス達の調査依頼は暁達の知る【異族】についてだった。
グレイワース「そうか、あまりいい報告ではないな。」
エリス「すみません。お力になれず、」
グレイワース「いや、気にするな。それで、この報告を聞いてお前達はどう思う?暁と雷」
暁「自分達の予想通りの依頼内容ですよ。」
雷「本当に。正直驚いてますよ。」
ティルフィング「マスターこれは!?」
ドラグノフ「雷これからの目的が決まったのではないか?」
雷「ああ、そうだな。」
グレイワース「できればお前達が知っている事を教えてくれると助かるんだが……」
ティルフィング「どうされますかマスター?」
暁「カミト達には恩があるし、できるだけ協力してもらえる状況をとれる方がいいだろうな。」
ティルフィング「じゃあ話すんですね?」
その問いに俺は首を縦に振った。その後雷に目配せをして雷もそっちの方はいいだろうとのことだったので、カミト達に、【異族】について話した。
グレイワース「では異族と呼ばれる奴らは君達の居た世界から来たかもしれないと……」
暁「多分」
クレア「多分ってどういう事よ!?」
雷「転送されたとき、異族とは距離がありました。一緒に転送されたとは考えにくいんです。」
カミト「なら考えれることは…」
グレイワース「ああ、調査報告に上がった異族達はこちらの世界で出現した、と考えるべきだろうな。」
グレイワース「暁と雷、情報提供は感謝するが…お前達を元の世界に戻す方法だが……」
暁「分からないんですよね?」
暁のその一言で場の空気が変わった。暁とグレイワース以外は皆「えっ!?」という顔をしていた。
グレイワース「気づいていたのか。」
暁「いえ」
グレイワース「ではなぜそう思った?」
暁「ただの勘です。ですが今さっきのあなたの発言で確信しました。」
グレイワース「ふん、これはしてやられたな。」
ティルフィング「それでは…」
雷「俺達に帰るすべはないのか」
ドラグノフ「・・・・・・。」
暁「そうでもないさ。」
雷「何だって!?」
ティルフィング「他に方法があるんですか!?」
暁「確信は持てないけどな。」
ドラグノフ「一体その方法とは?」
暁はその方法を口にした。雷達からしたらその方法は無茶に等しいものだった。いや、無茶ではなく不可能に近いことなのかもしれない。その方法とは、この世界に出現する異族を消滅させることだった。
雷「おいおい、そんなこと不可能だろ。奴らは意味もなく無造作に出現するんだぞ!!」
暁「分かってるよそんなこと。」
雷「分かってる奴の言うことじゃねぇだろ今のは!?」
ティルフィング「ですが、マスターは出来ると思っているんですね?」
暁「ああ、エンシェントキラーズの復活、だがそれをするにも準備が必要だ。」
暁「俺は後7人程のキル姫と契約しなければいけない。」
ティルフィング「私は
暁「ありがとう。ティルフィング」
雷「だあー、悩んでもしゃあねぇ。それに援護射撃は必須だろうし俺とお前の仲だ、最後まで付き合うよ。」
ドラグノフ「雷が付いて行くのなら私はそれに従うまでだ。」
暁「2人もありがとう。」
グレイワース「お前達の行動方針はだいたい今の会話で理解した。暁の力を付けるということだな。」
グレイワースは不敵な笑みを浮かべた。それと同時に一枚の調査依頼書を出してきた。
依頼内容は幽霊少女の原因究明というものだった。グレイワースの話によると異族が出現するとその少女が現れ、異族が全部いなくなったと思ったらその少女もいなくなっていたというものだった。
そして何人かの目撃者の中にはその少女が小言で「マスター」と言うのを聞いたものもいるとか。
だが、これを受けるにはこの学院の生徒でなければならないようだ。
グレイワース「どうだ?」
暁「完全に狙っていましたね?」
グレイワース「さあな。」
暁「受けます。」
グレイワース「そうだな、カミトお前がついて行ってやれ。」
グレイワース「ついでに一時的ではあるが暁と雷のチームメイトになってやれ。」
カミト「俺一人がか?」
グレイワース「何か不満か?」
カミト「いや、何もない。」
グレイワース「では決まりだな。」
するとフィアナが「私も行きます。」そう言いだした。すると残りの3人も「付いて行く」と言い出しグレイワースは呆れながらもこうなることが分かっていたかのように
カミト「これからよろしくな。暁」
暁「よろしくお願いします。」
カミト「一時的とはいえチームメイトになったんだ、その敬語できればやめてくれないか?というかできればこれからも」
暁「分かったよ、カミトが言うなら雷達みたいなしゃべり方にするよ。」
カミト「助かる、聞いててむずがゆかったんだよな」
そんな会話をしながら暁達はカミト達と依頼のあった場所まで向かうのであった。
大城「自分の作品って進みが遅いのでしょうか?」
カミト「急にどうしたんだ?」
大城「書いてて思ったんですよ、『話が進んでんのかこれ?』とね」
フィアナ「そういうことは私達には分からないわよ」
大城「ですよねぇー」
大城「まぁ、大丈夫だということを祈りながら続けていきます。」
カミト・フィアナ『作者、ファイト』
大城「では、次回予告御二方にお任せしますね。」
カミト・フィアナ『次回、第9話 異世界で初めての1日経過』
フィアナ「もうちょっとましな題名は思いつかなかったのかしら……」
大城「申し訳ない、私の思考能力ではこれが精一杯でした。」