戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
切歌と調2人との鍛錬を終えた俺は昨日彼奴の事で頭が一杯だったのと、この街の探索をあまりしていなかったと言う理由から前回彼奴の情報を取集しようと思っていた商店街を歩く事にしたのだが
「前回に続いてまたノイズ俺に休むなと言いたいのか?」
昨日同様商店街を少し歩いていると携帯がノイズの出現を知らせ現在その現場に向かっている
「へー、ニ課も今回のは察知したのか」
ノイズの出現場所にはシンフォギアを纏いノイズと戦闘をしている(恐らく俺と同世代くらい)少女が居た
「そこの装者助けはいるか?」
俺はノイズと戦闘をしている少女に近づきそう聞く
「お願いします!」
即答か、てゆうか武器も持ってねえし…まさか素手で戦うのか?
「大丈夫です師匠!助っ人が来てくれましたから!」
(なんだ独り言か?それとも通信機みたいなのがあんのか?)
「わかりました!貴方名前なんて言うの?」
ノイズを殲滅しながらそんな事を考えていると少女は俺に名前を聞いてくる
「んな事聞いてる暇があったらノイズを倒せ、ほらそっち2匹行ったぞ」
「とりゃー!」
その少女は俺が思った通り素手でノイズを倒す
「たく、数が多いな。おい、お前とっとと離脱しろさもねーと消し炭になるぞ」
「了解!」
俺がそう言うとその少女はノイズから距離を取る
「それじゃあ終わらせますか」
《豪炎天界》
「待って!助けてくれてありがとう」
ノイズの殲滅も完了して街の探索に戻ろうとすると先程の(シンフォギアは解除している)少女に引き止められる
「気にすんな「私は立花響15歳リディアン音楽院の1年なんだ!誕生日は9月13日で、血液型はO型!趣味は人助けで、好きな物はご飯&ご飯!貴方の名前は!年は!学校は!誕生日は!血液型は!趣味とか好きなものは何!」聞けよ人の話を」
いきなり自己紹介をし始めた立花、こいつは何処切歌に似た感じがする
「はぁ、俺は雪音湊だ。年は15歳、学校は通ってない、誕生日と血液型に関しては教えるつもりはない、趣味は家事全般で好きな物は小動物とカレーだ。自己紹介も終わった事だしじゃあな」
そう言ってその場を去ろうとするが俺は重大なミスを犯したそれは
「雪音?もしかしてクリスちゃんの親戚か何か!?ねえねえ!」
こいつが切歌と似ていた時点で気づくべきだった人の話を聞かない馬鹿である事に気付かなかった事だ
「クリスちゃん?」
「うん!私と同じでニ課に所属してる雪音クリスちゃん!」
まさかこんな所で彼奴と同じニ課に所属してる奴に会うとは思わなかった
「立花ー!!」
「たく!無関係な奴巻き込んでんじゃ…ねえよ…」
そこに長髪と左側で結わえたサイドポニーが特徴的な女性が立花を呼びながら走って来たが、襟足の左右を長く伸ばしておさげのような形にした女性は俺の顔を見て固まる。まさかこんな所で彼奴と再会するなんてな
「あ!翼さん!クリスちゃん!紹介するね!ついさっき友達になった雪音湊君!」
「おい、俺はお前と友達になった記憶は微塵もねーぞ!」
「えー!私と湊君はもう友達だよ!」
俺はいつこいつと友達になったんだわかる奴が居たら俺に教えてくれ
「すまない立花はこう言う奴なんだどうか許してやって欲しい」
立花に翼さんと呼ばれた人は呆れた表情で俺に謝罪をしてくる
「なんか知らんが大変なのはわかる」
「そうか」
こんな奴と毎日一緒に居るのかすげー疲れるだろうし気苦労も絶えないだろうな
「久しぶり…だな…湊」
複雑そうな表情で俺にそう言ったのは俺がこの世の中で最も嫌いな人物
「ああ、そうだな…クリス」
俺の実の姉、雪音クリスだった
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