戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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110話

「悪いなクリスいきなり押しかけて来て」

 

「気にすんなよ、ガス関係の修理点検じゃ仕方ねぇよ」

 

サンダルフォンを取り除いた翌日、マンション全体でガスが止められてガス関係の修理点検の為クリスに頼みガスが使えるようになる明日の昼までクリスの家で世話になる事になった

 

「楽しい筈の夏休みは何処へ」

 

「湊は夏休みの宿題が読書感想文だけになって葉月ちゃんも絵日記と算数を数ページになったから余裕なのは分かるデス。だけど、どうしてクリスさんも余裕何デスか?」

 

「良い機会だから教えてやる、こう見えて学校の成績は悪くないあたしだ」

 

クリスがそう言って学校の成績表を切歌と調に見せる

 

「嘘!?」

 

「ん」

 

調が驚くとそれにイラついたのか2人を睨むクリス

 

「いっ今言ったのは調デス!!」

 

「私を守ってくれる切ちゃんはどこ行っちゃったの」

 

「ちゃっちゃと宿題片付けろ!湊お前も何とか言ってやれ!!」

 

クリスがそう言って俺を見る

 

「そうだな…そう言や明日夏祭りだったな」

 

「「まさか!?」」

 

「良い考えだな、お前ら明日の夏祭りまでに半分終わらせねぇと夏祭りには連れてかねぇ。これで良いだろ湊」

 

「ああ、それなら此奴らも早く終わらせようとするだろう」

 

クリスが俺の案を理解して言ってくれたので俺はその案に同意する

 

「しっ調明日までに半分終わる様に全力で進めるデス!」

 

「夏祭りに行けないのは嫌だ」

 

「頑張って切歌お姉ちゃん!調お姉ちゃん!」

 

そう言って2人は問題を解くペースを上げ葉月はそれを応援し始めた

 

「あたし達は、これで1つ勝負するか」

 

「受けて立とう」

 

そう言ってクリスが取り出したスポーツゲームを始める

 

「そう言や罰ゲーム決めねぇとな」

 

「やっぱりありで行くのか」

 

「当たり前だ、何のリスクもねぇ勝負何て面白くねぇしな」  

 

別にそんな事ない気がするんだが

 

「そうだな…無難な所で負けた方が勝った方の言う事を何でも聞くってのでどうだ」

 

「決まりだな、勝負回数は3回先手は譲るぜ」

 

「良いのかなら」

 

俺はテニスを選択する

 

「とっ、そりゃ!」

 

「ふっ」

 

「ちょせえ!」

 

「甘い」

 

体の動きに合わせて画面のキャラクターが動く。1セット目は俺、2セット目はクリス、最終勝負の3セット目俺が後一歩の所に行くとクリスが、クリスが後一歩の所まで行くと俺が点を取りデュースが続いて居た

 

「あの〜、「今良い所だから邪魔すんな」さいデスか湊、そろそろお昼にしないデスかお腹空いたデスよ」

 

切歌にそう言われて時計を確認すると12時を過ぎて居た

 

「ならこれでテニスが終わるから昼何するか考えようぜ!」

 

「くそ〜!負けたか」

 

クリスが悔しそうにそう言う

 

「仕方ねぇ昼飯はあたしが奢ってやるよ」

 

クリスはそう言って自室に向かう

 

「それでどれくらい進んだんだ?」

 

そう言って俺は切歌と調の宿題がどの程度進んだか確認する

 

「あのね、切歌お姉ちゃんと調お姉ちゃんね、途中からパパとクリスお姉ちゃんばかり見てたよ」

 

「ちょ!?葉月ちゃん!!えっと…たはは、あまりにも白熱してたのでつい目が行っちゃったデスよ」

 

「でもかなり進んだ」

 

葉月からの情報提供があったが調の言う通りあと少しで半分の所まで来ていた

 

「あと少しって所か、この調子なら半分は超えそうだな」

 

「これが私達の真の実力デス「回答があってたらな」むー、ちょっとはカッコつけさせて下さいデスよ」

 

「当たり前だろ、ほらさっさとしないと置いてくぞ」

 

自室から出て来たクリスがそう言って玄関に向かう

 

「「待って(欲しいデスよ)クリスさん!!」」

 

「俺達も行くか」

 

「うん!」

 

切歌と調に続き俺と葉月もクリスの後を追った




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