戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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6話

「3人共準備は良いか?」

 

別室でトレーニングルームを見ているおっさんからそんな声が聞こえる

 

「はい!師匠!」

 

「いつでも行けます」

 

(どうしてこうなったんだ?確か俺は立花とノイズを殲滅し終えてクリスや風鳴が来てから)

 

立花と風鳴がおっさんにそう返している最中俺は今に至るまでの経由を思い出していた

 

「へー、クリスちゃんの弟だったんだ!」

 

クリスが立花に俺がクリスの弟である事を説明する。まあこっちはお前の事を姉だなんて思ってねえけどな

 

「まあな、その…元気だったか?」

 

「ああ」

 

クリスの質問に俺は素っ気なく返す

 

「私は風鳴翼だよろしく頼む雪音弟」

 

風鳴?あのおっさんの子供か?

 

「よろしくな風鳴じゃあな、「待って!この後暇?良かったらニ課に来て欲しいんだ!助けて貰ったお礼もしたいし!」気にする事じゃねえだろ?「少なくとも私は気にするよ!だからお願い!」つってもなぁ「立花は一度言い出すと聞かないぞ?」…知ってますようちにも似た奴が居るんですから…だー!もうわかった行きゃ良いんだろ!」

 

「やった!ありがとう湊君!さ!こっちだよ!」

 

そう言って俺の手を引きニ課に向かう立花

 

「おい!引っ張んなよ立花!風鳴も止めろよ!」

 

「諦めろ」

 

おい!俺は同情じゃ無くて助けて欲しいんだ!今回ばかりはお前でも良いから助けてくれクリス!

 

「あー、このバカに目を付けられたら逃げられねえから諦めろあたしも同じ目に合ってるし」

 

まさかこいつ確信犯か!?やっぱ参戦しなけりゃよかったなぁ

 

「此処にニ課があるのか?」

 

「うん!そうだよ!」

 

立花はそう言うが

 

「此処って海だよな?」

 

「ニ課は次世代型の潜水艦の内にあるんだ」

 

風鳴に話を聞き終えた所で俺達の居る方に向かってヘリが飛んで来た

 

「師匠!ただ今戻りました!」

 

立花はそう言っていつも通りにニ課へ入って行く

 

「戻ったか響君、ん?湊君じゃないか」

 

そう言って俺が最初に目にした人は昨日会ったおっさんだった

 

「昨日ぶりだなおっさん」

 

「おう、昨日に引き続き更には響君を助けてくれてありがとう。それで昨日俺に向けた浮遊する銃が君のシンフォギアカマエルの武器として見て大丈夫か?」

 

何故このおっさんは俺のシンフォギアの名前を知って居る?

 

「何故知って居るのか聞きたいのか?シンフォギアにはノイズと同じで出現パターンが存在する此処まで言えば湊君わかるだろう」

 

「成る程な俺のシンフォギアの出現パターンから推測したって事か、にしてもでけーとは思ってたがこんな風になってたんだな」

 

潜水艦かうちもこんな感じなら移動も楽なのだろうが

 

「それでですね師匠!それはもう凄かったんですよ!」

 

「此方でも確認させて貰った。翼までもが苦戦していたノイズをまさかあの数分で殲滅するとはな」

 

「ほお、立花の方に居た数も相当だった筈だがそれを数分でか、雪音弟この後の予定は大丈夫だろうか?」

 

おっさんの言った事に何を感じたかは知らんが風鳴がそう聞いてくる

 

「予定か?あの後はこの街の探索でもしようと思っていたんだが…もう半分諦めかけて居るから気にすんな」

 

「そうか、なら」

 

そして現在に至るか

 

「取り敢えず立花は覚悟しとけ」

 

「なんで私だけ!?」

 

『それでは模擬戦開始!』

 

おっさんの合図で模擬戦が始めた

 

「参る!」

 

「行くよ!湊君!」

 

立花はさっきと同じく素手で風鳴は剣を持って攻めてくる

 

「ふ!は!とりゃ!」

 

「甘いぞ立花、相手はノイズみたいな極端な動きしかしねー訳じゃねぇ人間だ相手の動きをよく観察しろ」

 

打撃と蹴りで攻めてくる立花の攻撃を軽々と避けながらそう言う

 

「はぁぁあ!」

 

立花と連携を組むようにして風鳴も剣を振るう

 

「はあ!風鳴お前は動きが真っ直ぐすぎる肩の力を抜けそうしないと当たるもんもあたんねーぞ?」

 

風鳴の振るう剣を腕に着いてある銃で弾き風鳴にそう言う。立花よりかはマシだが攻撃が真っ直ぐすぎて簡単に返せてしまうそれに

 

「連携を組む上で1番大切なのは互いのコンビネーションだ。お前らうちのちびっこコンビに比べたら子供の遊びだぞ」

 

ちびっこコンビとは勿論切歌と調の事だあの2人のコンビネーション本当凄いからな

 

「先程は立花だけを見て居たが私も相手に居るぞ!」

 

「大丈夫だ風鳴、お前には即刻退場して貰うから」

 

そう言って俺は風鳴だけに浮遊する銃を向ける

 

「翼さん!今援護に!「行かせる訳ねーだろ立花?」くっ!」

 

そう言って俺は立花の前に立ち塞がる

 

「風鳴の方はチェックメイトだな」

 

「翼さん!」

 

立花と俺が戦って居る間に討ち取ったらしく風鳴は地面に倒れて居る

 

「経験の差って奴だな」

 

「私だって!」

 

「おっと!まだまだだな立花」

 

そう言って俺は立花との距離を取る

 

「まだまだー!」

 

「悪いがこれで終わりだ」

 

そう言って腕に着いてある銃口を立花に向ける

 

「は!」

 

「じゃあな」

 

そう言って立花に撃った炎は立花を飲み込んだ

 

『そこまで!勝者雪音湊!』

 

おっさんのアナウンスで俺の勝ちが確定した

 

「風鳴大丈夫そうか?」

 

「ああ、問題ない強いな雪音弟良ければまた手合わせ願う」

 

風鳴はそう言ってトレーニングルームを出る

 

「うへー、手も足も出なかった「立花お前何終わったみたいな事言ってんだ?まだまだやるぞ?」え?もう勝負着いたんじゃ」

 

「勝負はついたな、だが始まる前に言ったよな?覚悟しとけって」

 

俺がそう言うと立花の顔から血の気が引いていく

 

「まさかだけどこのまま続行って事はないよね?」

 

「お!冴えてんな立花その通りだ」

 

俺は笑って立花の言葉を肯定する

 

「しっ師匠!」

 

立花はおっさんに助けを求めるが甘いな立花

 

『続行!』

 

「師匠!?」

 

おっさんの許可は既に取ってある

 

「始めんぞ立花」

 

「おっお手柔らかにお願いします」

 

その後俺と立花の模擬戦は立花がぶっ倒れてこれ以上動けなくなるまで続いた(因みに2時間程ぶっ通しでした)

 

「良かったらヘリで家まで送るが?」

 

「なら立花達が俺をヘリに乗せた場所まで頼む」

 

おっさんの行為に甘え俺はヘリで立花達とヘリに乗った場所まで送って貰った




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