戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
「皆さんあっという間に見えなくなりましたね」
「そうだな」
夏祭りがある神社全員で向かいお参りを済ませた後1時間後に神社を抜けた所にある公園に集合にして俺は葉月とエルフナインの2人と屋台を回って居る
「パパ…ご飯」
「そうだな、なんか食べるか。どうしたエルフナイン?」
「いっいえ、何でもないです」
そう言いながらも時々その出店を見る
「やりたいなら素直に言え、葉月ちょっと寄り道するぞ」
「うん」
「ありがとうございます」
そう言ってエルフナインの見ていた金魚すくいに向かう
「3人分頼む」
「わかったわ湊」
金魚すくいの屋台の人が俺の名前を呼ぶので俺は顔を見た
「ステラ、お前いつの間に金魚すくいの屋台何て始めたんだ?」
「今日だけの臨時よ、ナインとアリアも2人してあそこでたこ焼きと焼きそばを売ってるわ」
ステラの指さした方を見ると確かにナインとアリアもたこ焼きと焼きそばを売っていた
「はい、3人分」
ステラはそう言って3つのポイと金魚を入れる小さいボールを俺に渡す
「ほれ、お前らの分だ」
エルフナインと葉月の2人に渡すとしゃがんで黙々と金魚をすくい始めた
「ありがとうパパ」
「約束通りちゃんと世話しろよ」
金魚すくいを終えた後、葉月が1匹持って帰りたいと言い出したのでちゃんと世話をすると言う条件で1匹専用の袋に入れてもらった
「ナイン、たこ焼き3つ頼む」
「了解だ、リーダー」
次にナインの屋台であるたこ焼きを買いに行った
「にしてもお前が食べ物屋って大丈夫なのか?」
「心配性だなリーダーは、これでも食べれるくらいにまでは成長したんだぜ」
そりゃ心配もするあの料理を客に出した上に金を取ってるんだとすると苦情が多発するだろう
「ま、騙されたと思って食ってみろよ」
(本当に騙して無いだろうな…)
ナインの料理を一度経験して居るからか中々口に運ぼうと思えない
「ナイン凄く美味しい!」
「美味しいですナインさん」
「みろリーダー!私だって成長したんだ!」
葉月とエルフナインがそう言って食べて居るので俺も1つ食べる
「ほんとだ旨い」
「そうだろ!」
正直言って以前のナインが酷過ぎたのだが、確かに料理の腕が上がって居る
「そんじゃ次アリアの所行くか」
「おう!楽しめよリーダー!」
そう言うナインを後ろに真正面にあるアリアの焼きそばを買いに行く
「随分と繁盛してるなアリア」
「湊様!はい!これも湊様が料理を教えて下さったお陰です」
アリアはナイン程酷い訳じゃ無かったが料理は得意な方では無いと自負していたのでアメリカに居る時に自分から俺に教えてほしいと言って来た
「焼きそば3つ頼むな」
「はい、少し待って下さい。直ぐに準備します」
アリアはそう言って焼きそばを作り出す
「お待たせしました。葉月ちゃん、熱いので気をつけて下さいね」
「うん!ありがとうアリアお姉ちゃん!」
焼きそばを受け取ると俺達は待ち合わせ場所である公園に向かう
「ん〜!やっぱりかき氷はいちごデスね」
「メロンも美味しいよ切ちゃん」
「本当デスか?ならちょっと貰って良いデスか調?」
公園に着くと既に切歌と調が居た
「早いなお前ら」
「お祭り用のお小遣い貰い忘れてた」
「悪い俺も完全に忘れてた」
なんか忘れてると思ったら夏祭り用の小遣い渡し忘れてた
「まあ、ちょっとでも見てこいよ」
そう言って切歌と調に夏祭り用の小遣いを渡す
「ううん、このまま待ってる」
「今から行っても直ぐに帰って来ないといけないデスしね、葉月ちゃんその金魚湊に買ってもらったデスか?」
「うん!」
「良かったデスね、後で金魚のご飯も買いに行くデス」
俺達は他愛ない話をしながら響と未来の2人を待った
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