戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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128話

「ん…此処は…」

 

目を覚ますと知らない病室に居た

 

「身体が動かない…一体何がどうなって…」

 

立ち上がろうと体を動かすけど動けない

 

「兎に角此処が何処か知らないと…「湊!起きたデスか!」あの…貴方は一体」

 

「寝ぼけてるデスか?私デスよ」

 

「あの…誰かと勘違いされているのでは?僕は貴方とは初対面ですよ?」

 

「湊、良い加減にしないと怒るデスよ」

 

その少女は怒り気味にそう言う

 

「すみません…本当に…」パンッ

 

僕が言い切る前にその少女が思いっきり叩いて来た

 

「何するんですか!」

 

「こっちが聞きてぇデスよ!冗談にも限度ってもんがあるデスよ!」

 

「知らない物は知らないんです!もう出て行って下さい!僕は貴方と話したい事なんて全くありません!」

 

「後になって謝っても許さないデス!」

 

そう言ってその少女は出て行く

 

「失礼な人だった。絶対向こうが勘違いしてるだけなのに」

 

誰も居ない病室でそう呟く

 

「入るわよ湊」

 

「どうぞ」

 

そう言うと今度は桃色の髪をした女性が入って来た

 

「湊…私が誰かわかるかしら?」

 

「貴方が誰か…すみません。あの…何処かでお会いしているんですか?」

 

僕がそう言うとその女性は残念そうな顔をする

 

「落ち着いて聞いて、此処は東京のとある病院。そして診察の結果貴方は記憶喪失だと言う事がわかったわ」

 

「記憶喪失…」

 

「ええ、私はマリア・カデンツァヴナ・イヴ。貴方とは10年近い付き合いになるわ。名前はわかるかしら?」

 

「はい、何とか」

 

「そう、ありがとう。また明日来るわ。その時にある子達を紹介したいの。良いかしら?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「ありがとう、それじゃあ明日また来るわね」

 

マリアさんはそう言って部屋を出て行った

 

〜切歌side〜

 

「全く湊は!心配して来てあげたのに何デスかあの態度は!」

 

「切ちゃんどうかしたの?随分と機嫌が悪いみたいだけど」

 

「聞いて下さいデスよ調!湊ってば酷いんデスよ!」

 

私は調に湊の病室での事を話す

 

「ねぇ切ちゃん、それってもしかして記憶喪失って奴じゃないかな?」

 

「ヘ?記憶喪失?」

 

私がそう聞くと調は無言で頷く

 

「はわわ!だとしたらやばいデスよ調!私さっき湊の事思いっきり叩いちゃったデスよ!」

 

「切ちゃん落ち着いて、今マリアが病院の先生に聞きに行ってる所だから」

 

「お待たせ調」

 

そこにマリアが戻ってくる

 

「まっマリア!湊が記憶喪失って本当デスか!?」

 

「落ち着きなさい切歌…恐らく本当よそれに湊が私や貴方達に嘘を吐く理由が無いもの」

 

「おっ終わったデス…」

 

「何があったの?」

 

目に見えて落ち込む私を見てマリアがそう聞いて来る

 

「実はデスね…少し前にその…湊と言い合いになって…思いっきり叩いちゃったデスよ」

 

私がそう言うとマリアはため息を吐く

 

「仕方ないわね、明日また来るとは伝えてあるからその時にでも謝りなさい」

 

「その今からじゃダメデスかね?」

 

「今はやめておきなさい、事情を知らなかったとはいえついさっき叩いた相手がまた来るのは貴方も嫌でしょ?」

 

「それは…そうデスけど…わかったデス、謝るのは明日にするデス」

 

「そうしなさい、帰るわよ切歌、調」

 

マリアにそう言われて私達は葉月ちゃんの待つマンションに帰った

 

〜切歌side out〜




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