戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
「湊、ちょっと手伝って欲しい事があるデスよ」
「手伝って欲しい事ですか?」
僕は切歌さんにそう言われて本部のトレーニングルームに一緒に向かうとそこには調さんも居た
「こんな時に頼むのも悪い話デスけど私達と模擬戦をして欲しいデス」
「模擬戦ですか?ですがお2人は」
「良いの、私も切ちゃんもわかって言ってるから」
僕が何を言いたいか理解した調さんがそう答える
「分かりました、僕がお2人のお役に立てるのであれば引き受けます」
〜Various shul shagana tron〜
〜Zeios igalima raizen tron〜
〜Hellfire chamael tron〜
聖詠を同時に行いシンフォギアを纏う
「始めます」
そう言うと僕の周りにシュミレーション用のノイズが出現する
「行くデスよ調!」
「うん」
《切・呪リeッTぉ》
切歌さんがアームドギアの刃を3枚に分裂させ、ブーメランのように飛ばしてノイズを攻撃する
「湊の相手は私!」
「負けません!」
《α式 百輪廻》
《紅炎華》
調さんの攻撃に負けじと僕も対抗する
「シュルシャガナの刃は全てを切り開く無限軌道!目の前の障害も私達の明日も!」
《Δ式 艶殺アクセル》
「カマエルは炎は全てを焼き尽くす紅蓮の業火です!どの様な理不尽も世界の理も!」
《豪炎天界》
スカートを円状の刃に変形させ、体を回転させて周囲のノイズを倒して行く調さんに向けて攻撃をする
「まだ負けない!」
《γ式 卍火車》
ツインテール部分を伸縮可能なアームとして扱い、2枚の巨大鋸を投擲し攻撃を防ぐ
「くっ!」
「もう辞めましょうよ!これ以上は体が!切歌さん!!」
大型のノイズを倒そうとした所で攻撃が不発に終わり落下する切歌さんを受け止める
「大丈夫切ちゃん?」
「湊に受け止めて貰ったので何とか大丈夫デスよ調」
「調ちゃん!切歌ちゃん!」
そこに響さん達が入って来た
「linkerも無いのにどうして」
「私達がlinkerに頼らず戦えていれば湊が記憶喪失になる事も…あんな事にも…」
「すみません…僕が記憶喪失になったばかりに…」
「湊が悪い訳じゃ無い、linkerに頼らないと戦えない弱い私達がいけないの」
僕が謝ると調さんはそう言う
「私は大丈夫デス、それよりも湊続きをするデスよ」
「…わかりました。ですが少し時間を置きましょう。焦ってばかりいては大きな見落としがあるかも知れません」
「その必要は無いデス、linkerに頼らなくても良い様に適合係数を上げなきゃデス」
切歌さんはそう言って立ち上がる
「ダメだよこんな無茶!一歩間違ったら死んじゃうかもしれないんだよ!」
「経緯もよくわからままに十分な適合係数を物にした響さんにはわからない!「調さん」ごめん湊」
「調さんの気持ちもわからない訳ではありません。ですがその怒りを誰かにぶつけるのは間違っています」
僕がそう言うと調さんも立ち上がる
「うん…切ちゃん湊の言う通り少し休憩にしよう」
「そうデスね、今日のお弁当は何デスか?」
「昨日の夕食の時の唐揚げにそれから」
僕と切歌さん達はそう話しながらトレーニングルームを出た
〜マリアside〜
「全く彼奴らは湊まで巻き込みやがって」
「仕方ないわよ、何時かきっとlinkerは完成する。だけどその何時かを待ち続けるほど私達の盤面に余裕は無いわ。きっと湊もあの子達の過剰な無茶を抑える為に一緒になってしているのよ」
クリスの言葉に私はそう返す
「方法は有ります。linkerの完成を手繰り寄せる最後のピースを埋めるかも知れない方法が」
「最後のピース?」
私がそう聞くとエルフナインは頷く
「ウェル博士に手渡されたlinkerのレシピで唯一解析出来ていない部分、それはlinkerがシンフォギアを装者の脳のどの領域に接続し負荷を抑制しているかです。フィーネやFISの支援があったとはいえ1からlinkerを作り上げたウェル博士は色々は兎も角、本当に素晴らしい生科学者だったと言えます」
「素晴らしい…ゾッとしない話ね」
エルフナインの言葉に私はそう言わずにいられなかった
「あの…難しい話は早送りにして最後のピースの所まで飛ばしてよ」
「鍵はマリアさんの纏うアガートラーム、そして湊さんの纏うカマエルにあります」
「白銀の…私のギアに?それに湊のギアにも?」
私の言葉にエルフナインは頷く
「アガートラーム、特性の中にエネルギーベクトルの制御があります。対してカマエルには熱エネルギーのみの制御です。あの時マリアさん達が生きながらえたのは湊さんのその力の影響もあると考えて間違いありません。そして土壇場で度々見られた発光現象、脳とシンフォギアを行き来する電気信号がアガートラームの特性によって可視化それどころかギアからの負荷をも緩和したのでは無いかと僕は推論します。これまでずっと任務の合間に繰り返して来た訓練によってマリアさん達の適合係数は少しずつ上昇して来ました。恐らくはその結果だと思われます」
「それじゃあ私達の頑張りは無駄ではなかったのね」
「ええ、マリアさんの脳内に残された電気信号の痕跡を辿って行けば」
「linkerの作用している場所が解明する…だけどどうやって」
「それこそウェルの野郎に頭を下げない限りは」
クリスの言う通りウェルに頭を下げない限りは難しいかも知れない
「先日の湊さんの協力によって何とか物になった装置があります。ですが、それを設計したのは湊さんなので僕にどうしようも」
「ちょっと待って…湊が設計したの?」
「ご存知なかったのですか?」
エルフナインはそう言うと端末機から1つの情報を提示する
「これって湊君?」
「はい、ニューヨークシティのとある施設で開発された小型のホログラム通信機の設計、そしてそのプログラムを大半を受け持った人物それが」
「湊なのね?」
私の言葉にエルフナインは頷く
「彼奴もっとマシな顔は出来なかったのかよ」
「あはは、その辺りは湊君らしい気はするけどね」
「一先ずは湊さんが戻るのを待ちましょう」
湊が居なければ話が進まない事を知りその場は解散となった
〜マリアside out〜
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