戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

14 / 258
8話

「湊!調!早くするデス!」

 

俺と調は切歌にそう催促されるが

 

「お前が変装でもしろって言ったんだろ!」

 

「同意、切ちゃんも手伝うべき」

 

俺と調が遅れている理由それは切歌が変装の提案をした為である

 

「調もう良いんじゃないか?「ダメ、此処まで時間をかけたんだから最後までやり切る」へいへい」

 

俺としては別にメガネに帽子だけで良いと思うんだが調に変なスイッチが入ってしまい俺は半分諦めている

 

「調〜、早くしないと遊ぶ時間がどんどん減っちゃうデスよ?」

 

「うん、満足」

 

調は満足した顔でそう言う

 

「全く」

 

「終わったデス?おお!湊一瞬誰だかわからなかったデス!凄いカッコ良いデス!」

 

何時も顔を合わせてる切歌が一瞬とは言えわからなかったんだこれなら大丈夫だろう

 

「後はこれで完璧」

 

俺は調に渡されたメガネをかける

 

「何もしてないのに疲れたんだが」

 

「湊って結構見た目良い感じなのにあんまり服とか気にしないから一度コーディネートしてみたかった」

 

まあ服何て着れれば何でも良いいしな

 

「それじゃあ改めて出発デース!」

 

切歌はそう言って外に出る

 

「湊あまり1人で歩かないって約束して」

 

「ん?取り敢えずわかった」

 

何故か調に袖を掴まれそう言われるので一先ず了承しておいた

 

「全く、昨日あんな重い空気になってたのにな」

 

「そう言う時切ちゃんの性格には助けられるね」

 

俺と調は先頭を走る切歌を見てそんな会話を交わしながらのんびりと歩く。昨日セレナの事で重い空気になって居たが今日の朝俺と調は何事もなかったようにはしゃぐ切歌に起こされた(マリアはまだ寝ていた為朝食だけ作って出た)

 

「もー!湊も調も遅いデース!」

 

そう言って調の反対側に並び腕に飛びつく切歌

 

「わかったから引っ付くな!」

 

「切ちゃん抜け駆け禁止」

 

調もそう言って俺の腕に引っ付く

 

「何だよ抜け駆けって」

 

「湊には関係ない私と切ちゃんとの間で決めた約束」

 

「その通りデス!」

 

なら俺を挟んで睨み合うのを辞めろよ

 

「本当お前ら仲が良いのか悪いのか」

 

「「私達が仲が悪いのは殆ど湊の所為(デス)!!」」

 

「そんな理不尽な事始めて言われたぞ!?」

 

息もあってるし、やっぱ仲良いなお前ら

 

「ほら、早く行くデス!」

 

「行こ湊」

 

そう言い走って先に行く切歌と調、全くこの2人は

 

「あんまり走ると転ぶぞ!」

 

「子供じゃないから大丈夫デス!わわ!」

 

「切ちゃん!きゃっ!」

 

言った側から転んでるし、しかも2人同時に

 

「はぁ、だから言っただろ」

 

ため息をついてからそう言って俺は切歌と調に手を差し出す

 

「「ありがとう(デス)湊」」

 

2人はお礼を言うと俺の手を掴み立ち上がる

 

「たく、そんなに急がなくても大丈夫なんだからのんびり行こうぜ」

 

俺がそうと2人は顔を合わせてから

 

「それじゃあエスコートお願いね湊」

 

「デース!」

 

2人は笑顔でそう言って腕に飛びつく

 

「仰せのままに」

 

俺は2人にそう返事をしてショッピングモールの中に入る




感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。