戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

15 / 258
9話

「調…本当に俺も此処に入るのか?」

 

「何か問題ある?」

 

「調私も此処に湊を連れて入るのはどうかと思うデス」

 

調は何の躊躇いもないが流石に問題あるだろ

 

「何で…何で俺が女性用の下着売り場に入らなきゃ行けないんだ!」

 

ショッピングモールに入って最初に連れてこられたのは女性用の下着売り場男が入っちゃダメだろ

 

「そもそもお前らだけの時に行くべきだろ」

 

「はぁ、分かってないね湊。時には男性の意見も知りたい物なんだよ」

 

そんな物分かりたくもない

 

「俺はゲーセンにでも行って時間潰すからお前らだけで見て来い「往生際が悪い」おい、離せよ調!って力強!」

 

調が無理矢理俺を店の中に連れ込む

 

「湊も大変デスね」

 

「そう思ったなら調を説得してくれよ」

 

結局俺の抵抗は虚しく調は現在試着をしている

 

「お前は良いのか?」

 

「さっ!流石に湊の前では恥ずかしくて選べないデスよ!」

 

俺がそう言うと切歌は顔を赤くして首を左右に振る。良かった普通の反応してくれる人が居て

 

「それに調とはあまりこう言う所には行かないデス」

 

「そうなのか?」

 

「それが…前に一緒に行った時の私を見る調の目は少し…いやかなり怖かったデス」

 

あー、成る程な確かに切歌と調って一部だけ違う部分あるからな

 

「お待たせ」シャッ

 

試着の終わった調がカーテンを開けるそこまでは普通なんだが

 

「湊は見ちゃダメデス!調はどうして服を着る前に出てくるデス!?」

 

咄嗟の判断で切歌は俺の目に自分の手を当てて視界を塞ぐ

 

「湊に似合うか見て貰おうと思って」

 

危ねぇ、なんて事考えてんだよ調の奴

 

「考え直すデス調!」

 

「充分考えてその結果湊に似合うか見てもらう事にした」

 

驚いた、調って実は切歌以上に馬鹿なのか!?仕方ない覚悟決めるか

 

「切歌…俺も覚悟を決めたから手を退けてくれ」

 

「湊…わかったデス、危なくなったら直ぐに言うデス」

 

俺の言葉に切歌はそう言って俺の目から手を退ける

 

「湊…その…どのかな?」

 

俺は調を見る。て言うか頬を染めるな!恥ずかしいならやるなよ!

 

「良い…と…思う」

 

「そう…それじゃあこれにするね」

 

俺が苦し紛れにそう言うと調はカーテンを閉める

 

「はぁ、これでやっと終わる」

 

「湊…さっき一瞬調に見惚れてなかったデス?」

 

切歌からこれまでない程の殺気を感じる

 

「そっそんな事ないぞ」

 

「怪しいデス」

 

殺気は薄れたがそれでも疑いの目を向ける切歌、実際見惚れて居たか居ないかで言うと切歌の言う通り見惚れて居たが今それを切歌に知られる訳にはいかない

 

「お待たせ、どうかしたの切ちゃん?」

 

「何でもないデス調、次はゲーセンデース!」

 

調が戻って来た所で切歌は切り替えてゲームセンターに向かって歩き出した




感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。