戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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161話

〜マリアside〜

 

「この中に湊が…そして立花響が」

 

あれから2日が経った立花響と湊のさなぎは日を追うごとに成長している

 

「無論此方でも打開策を試したがどれも失敗に終わっているワケダ。最悪神殺しの力を使えば破壊も可能だろうがその場合、立花響は助かる可能性はまだあるだが、雪音湊彼奴は神をその身に宿している故に迂闊に手を出せば彼奴自身を殺しかねないワケダ」

 

「そう…くっ!何故あの子ばかりがこんな目に」

 

何も出来ない自分が情け無い…腹立たしい…頭の中に浮かぶのはそんな事ばかりだ。

 

「だが彼奴だからこそ向こう側、米国も最後のカードを切る事が未だに出来ない状況下にあるワケダ」

 

「そうね、それが1番の救いね」

 

確かに米国は湊に大きな恩義がある事は知っている。ステラ達Clover'sそしてミミ・エルガルム率いるscarletこの2つを大きく成長させたのは湊だ。だからこそ米国側も反応兵器と言う最終カードを切る事を躊躇っている何よりアリア・ツーヴェルク彼女の父が米国側の首脳陣に待ったをかけている事も大きい。そして迂闊に手を出して湊が死んでしまえばClover'sはまだしもscarletは確実に米国から出るだろう。そしてその中には米国の情報収集部門に功績を残しているミミ・エルガルム、ルカ・エルガルムの2名も含まれている

 

(でも米国以外は違う、その内米国だけでは抑えきれなくなる。その前に何としてでも湊をそして立花響を助け出さないと)

 

私が考えを固めた時小さな破片が上から落ちて来た

 

「これは…「チッ!もう目覚めたワケダ」あれは…まさか風鳴司令!」

 

『此方でも確認した。君達は至急その場を離れろ。虫の悪い話だが湊君と響君は第二種特異災害と認定された』

 

「待って下さい風鳴司令!あの中には湊が!!」

 

『ああ勿論だ。だが既に自衛隊がそちらに向かった』

 

「分かりました。プレラーティ一度引くわよ」

 

「元よりそのつもりなワケダ」

 

プレラーティはそう言って何処かに向かって行く

 

「死なないで湊」

 

そう言って私も切歌と調の2人と合流しに向かう

 

〜マリアside out〜

 

「ん…此処は…」

 

真っ暗な景色だけがあたり一面を覆っている中に一筋の光が見える

 

「これは!」

 

そこには俺と1つのさなぎに向けられる戦車があった

 

(何だか知らねえがやられてばっかじゃいられねえよな!)

 

そう思っていると予想外の事が起こる

 

「何だよこれ…」

 

視界が光に包まれたと思ったら目の前にあった戦車はボロボロになっていた

 

「一体どうなってるんだ」

 

俺の困惑に答えるかのようにそれの手が映し出された

 

「これって…俺なのか?だがどう見てもこれは人の手じゃ無い」

 

俺の腕には鱗が付いており指は3本でとてもじゃないが人間の手じゃない

 

「何が起きてるんだ…何だ!?」

 

さなぎがあった場所から大きな叫び声が聞こえたので見てみると人に近い化け物が居た

 

「何なんだよあれ…マリア?」

 

その化け物の前にはマリア達が居た

 

「あれってまさか!?」

 

化け物がマリア達に向けて光線を放ったのを見た俺はとっさに自分の体を動かす様な動作を取ると景色が移り変わりその化け物の目の前まで移動した

 

「何でも良い撃て!」

 

するとさっきの同じ様に視界が光に包まれた

 

「マリア達は!?良かった無事か」

 

振り返るとマリア達は無事だったが驚きを隠せない表情をしていた

 

「何かあったのかマリア?」

 

俺がそう言うとマリアは更に驚く

 

「ま、今は良いか…さてお前の相手は俺だぜ化け物」

 

この時の俺は気付いていなかった自分が竜の姿になっている事に。そしてあの化け物が誰なのか




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