戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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163話

『ガアアア!』

 

俺はマリアに言われた通り響を縛り上げ動きを封じる

 

「くそ!落ち着け響!」

 

響は俺の拘束を必死に解こうと暴れ回り時々光線も撃っている

 

「落ち着けって言ってんだろが!!」

 

腹が立った俺は思わず響を地面に叩きつける

 

「やべ、死んじまったか?」

 

『避けなさい湊!!』

 

マリアの声が聞こえたと思うと後ろから赤い液体が入った何かが俺と響、正確には響に向かって飛んで来ていた

 

「あれってAnti_LiNKERか?」

 

響に刺さった液体はAnti_LiNKERに似た液体だった

 

『湊!聞こえるかしら?』

 

「ああ、聞こえるぞマリア」

 

俺はマリアの目線に合わせる

 

『本当に湊デスか?』

 

『じ〜……』

 

切歌と調はそう言って俺をじっと見る

 

(信じてないのかよ此奴、なら)

 

俺はじっと見る切歌と調を食べようと大きな口を開ける

 

『ちょ!?私達を食べても美味しくないデスよ!』

 

『マリアこれ湊じゃない!湊は私達にこんな事しない!!』

 

そうは言われても俺なんだが

 

『はぁ、遊ぶのはそれくらいにしなさい湊』

 

「やっぱり遊んでたのバレてたのか」

 

俺は思わずそう言ってマリアに目線を戻す

 

『たくよ、お前今の状況分かってんのか?』

 

『まあそう言うな雪音、湊お前の協力のお陰で立花を予定より早く抑えられた感謝する』

 

俺は翼の言葉を聞いて首を左右に振る。それにAnti_LiNKERを使ったとは言え響を確実に助けるにはやっぱり彼奴の協力が必要になるな

 

そう考えた俺は恐らく彼奴が居るであろう1番後ろのトラックに向かう

 

(邪魔するぞ)

 

俺は心の中で謝罪をしそのトラックの中に居る1人の少女に目を向けてる

 

『湊…』

 

(やっぱりおっさんも響を助けられるのは此奴だけって思ってたんだな)

 

案の定そこには俺の目的の人物が居た

 

『湊…お願い私を響の所に連れて行って。私も響を助けたい』

 

未来は真剣な表情で俺の目を見てそう言う

 

「わかった、連れてってやるよ」

 

『ありがとう湊。ふふ』

 

すると未来何突然笑い出した

 

「どうかしたのか?」

 

『ううん、何でもない…それじゃあよろしくね湊』

 

湊はそう言って背に乗る

 

「この貸しはデカいぞ未来」

 

『うん、分かってるよ湊』

 

未来はまるで俺が言いたい事を理解しているかのようにそう言った

 

『響!!』

 

未来が大声で響の名前を呼ぶと響の動きが止まった

 

『湊そのままギリギリまで響に近づいて』

 

俺は動きの止まった響に少しずつ近づきやがて未来が化け物となった響に触れられるくらいまで近づいた

 

『今日は響の誕生日何だよなのに…なのに響が居ないなんておかしいよ』

 

え?今日響の誕生日だったのか…全然知らなかった。それにしても響の奴未来の声が聞こえた途端暴れるの辞めるって、まあ…考えても仕方ないか

 

(響の胸の中央部分が異様に光ってる…此処に響が居るのか?)

 

未来が響に話しかけてから時々胸の中央部分が光ってるのが目に入るのでそこに亀裂を入れてみる

 

『この先に響が居るの湊?』

 

俺は正直言ってわからないので首を傾げる

 

『私ねこの先に響が居ると思うの…だからちょっと行ってくるね?』

 

未来はそう言ってその亀裂から中に入って行った

 

〜未来side〜

 

「やっぱり居た」

 

湊が入れた亀裂を進んでいくとそこに響の姿はあった

 

「響…」

 

「未来…」

 

響は私の顔を見るなり驚いた表情を浮かべる

 

「どうして未来が」

 

「響を迎えに来たんだよ。帰ろう響、皆の所に」

 

「うん、やっぱり暖かいな未来は」

 

響は私に抱き付きながらそう言う

 

「響…お誕生日おめでとう」

 

「うん、ありがとう未来」

 

響がそう言うと辺りは眩しい光に包まれた

 

〜未来side out〜

 

未来が入って5分程すると化け物となった響の体全体に亀裂が入りさっき光ってた中央部分からは気を失っている響と響を抱えた未来が現れた

 

(成功したんだな)

 

俺は響を抱える未来をまた背に乗せ未来が乗っていたトラックに向かった




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