戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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164話

『ん…此処は…』

 

『響!良かった目が覚めたんだ!』

 

トラックの近くの地面に響を寝かせていると響が目を覚ます

 

『未来…翼さんに皆それに…たはは、私まだ夢見てるのかな?目の前に竜が居るよ…』

 

今響の目の前に居るのは竜か…ん?竜?それに今響の目の前に居るのは俺だよな?つまり俺は今

 

『湊気付いてなかったの?』

 

未来にそう言われた俺はトラックのバックミラーで自分の顔を確認した

 

「本気かよ…」

 

その姿は竜そのものだった

 

『あれ?未来今あの竜に向かって湊君の名前呼ばなかった?』

 

『うん、あれ湊だよ』

 

『嘘!?全然見えない!?』

 

俺自身このバックミラーに写ってるのを俺だなんて思いたくない

 

『本当に湊君なの?』

 

「俺も信じたくねぇよバカ」

 

『でも…何となくだけど湊君だってわかるよ。何だろこの歌…』

 

響がそう言うので俺も耳をすましてみると確かに声が聞こえた。この声って…

 

「彼奴ら…何するつもりだんだ」

 

その声の主は空に登って行くサンジェルマン達だった

 

『湊さん司令からこれを預かっています』

 

緒川がトラックの中から出て来てAnti_LiNKERを取り出す

 

「何のつもりだ緒川」

 

俺は警戒して緒川にそう聞く

 

『エルフナインさん曰くディバインウェポンもヨナルベパストーリどちらもエネルギーを纏い固着させたものだそうなんです。それはまるでシンフォギアのように。そして今回響さんに打ったのはエルフナインさんの作成したAnti_LiNKERです。結果はご覧の通り…如何しますか湊さん』

 

エルフナインの予想は正しかった確かにディバインウェポンもヨナルベパストーリもエネルギーの様なものを纏っていた。そして何より今回はAnti_LiNKERを使って響を助けて見せた。試してみる可能性はある俺は緒川の持つAnti_LiNKERを凝視する

 

『試すんですね?』

 

緒川の言葉に俺は頷く

 

『わかりました』

 

緒川はそう言って俺にAnti_LiNKERを打つ

 

「力が抜けていく…何だ?」

 

俺の体から力が抜けていくのと同時にあの時の光が1つの結晶となって俺の前に現れた

 

「これは…」

 

その結晶は黄金の輝きを放っていて俺がそれを掴むのと同時に意識は浮上して行った

 

「み…湊君!」

 

「ん…響…元に戻ったって事は成功なんだな…緒川」

 

「はい、ご無事で何よりです」

 

俺が緒川を見てそう言うと緒川は笑ってそう言う

 

「湊さん…これを」

 

「これは…」

 

「修理が終わったカマエルです。先日湊さんがエルフナインさんに渡したレーヴァテインの破片を埋め込んでいるそうです」

 

ああ…そういやエルフナインに渡してたな

 

「わかった、ありがとな緒川」

 

俺はそう言ってマリアに通信を取る

 

『湊!良かったわ元に戻ったのね!』

 

「ああ、色々心配かけたな。今から響と2人でお前らと合流する」

 

『ええ、わかったわ』

 

俺はそう言ってマリアとの通信を切る

 

「突っ立ってないで行くぞ響!」

 

「うん、行ってくるね未来」

 

「うん…パーティーの準備をして待ってるね響」

 

未来の言葉に頷き走って行く響の後を俺は追いかけた




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