戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
〜響side〜
「それじゃあ改めて」
『ハッピーバースデー(デス)!!』
未来の言葉に続いて皆がクラッカーを鳴らす
「17歳のお誕生日おめでとう響」
「あはは、ありがとう。とんだ誕生日だったよ。でも皆のお陰でこうしてお祝い出来た事が何より嬉しい」
「まあまあ、堅苦しいのは無しデスよ。主役はこちらデス」
そう言って切歌ちゃんが私を席に案内する
「凄〜い!どうしたのこの料理!!」
「はい、調が頑張ってくれました」
「違う!私はほんの少し手伝っただけで…殆ど湊が…それに湊はまだ奥で作ってる」
この机の上にもかなりの数の料理が並んでるけどまだ作ってるなんて
「月読と湊が作り立花がたいらげる。さすれば後片付けは私が「止めろ翼キッチンが地獄になる」湊、だが私を見縊ってもらってわ!」
そこに最後の料理を完成させた湊君が台所から出て来た
〜響side out〜
「こんなもんだな」
俺は完成したパエリアを持ってキッチンを出る
「さすれば後片付けは私が「止めろ翼キッチンが地獄になる」湊、だが私を見縊って貰っては」
「ほう…ハンバーグから木炭を生成した奴がよく言えたな」
料理の準備の最中ハンバーグを作ってる筈が翼だけ途中から木炭を作り出した時は流石に目を疑った
「な!?違うあれはただ少し間違えただけだ!その気になれば」
「喧嘩しないのほら」
そう言ってマリアがトマトを翼の口に運ぶ
「ん…くっ!負けを認めるしかないのか、こんな美味しいものを私は…だがしかし月読ならばまだしも男性である湊に負けるのは…」
ぶつぶつと何かを呟く翼の肩にマリアは手を置く
「諦めなさい翼。それに調の料理の師匠は湊よ?」
「マリア、だが私が引き下がる道理など」
「よく分からないが響達は既に食べ始めてるぞ?」
「は!マリア我々も行くぞ!」
翼はそう言って料理を取りに行った
「心配して来て正解だったみたいだな」
夕食後後片付けをする翼が気になりキッチンに向かうと洗い物が塔のように積み重なっていた
「どうだ!私にも後片付けくらい」
翼がそう言った途端に膝が当たり食器が崩れ落ちる
「危ねぇ!ふぅ〜、何とか割れずに済んだ」
「すっすまない湊」
「はぁ…見本見せてやるからちゃんと見とけよ」
そう言って俺は翼の隣に立ち見本を見せる
「ありがとう湊助かった」
「気にするな「その…後片付けが終わったばかりなのだが少し良いだろうか?」何だよ」
「その…卵焼き程度なら私にも出来ると思うのだがどうだろうか?」
卵焼きか…確かに初心者でも大丈夫そうな料理ではあるな調も最初は卵焼きだったし
「別に良いが俺が教えるんだ手は抜かないぞ?」
「ああ、望む所だ」
こうして俺は翼の卵焼きを教える事になった
〜マリアside〜
「何してるのつば…クリス貴方何をしているのよ?」
後片付けが終わっても良い頃なのにも関わらず翼が戻らないのでキッチンに向かうとキッチンの扉の前にクリスが居た
「静かにしろ気付かれるだろ…」
「どうしたのよ…あれは翼と湊?」
キッチンには翼と湊という珍しい組み合わせがあった
「こっこうか?」
「最初よりか幾らかマシになったな。後は残りの卵を空いてる方に入れて巻けば完成だ。だが此処が卵焼きの難しい所だ。焦げ付かない様にゆっくりかつ慎重に巻けよ」
「あっああ」
翼は真剣な表情で卵を巻いていく
「クリス卵焼きって彼処まで真剣にしなくても出来る物じゃないの?」
「あれを見ろ」
クリスの目線を辿ると大量に積み重なった黒い物体があった
「クリス…あれは卵焼きなのよね?」
「ああ…」
クリスはそう言って翼と湊を見る
「こっこれで良いのか?」
「ん…少しばかり焦げてはいるがまあ食えない程じゃない最初よりかは大分マシになった」
「そっそうか」
「さて、失敗作を片付けるぞ」
「ああ」
翼はそう言ってビニール袋に入れようとするのを湊が止める
「何をするつもりだ翼」
「卵焼きの処理を「捨てるなんて考えが舐めてる!ちゃんと食え!」な!?待て早まるな湊!」
「戻るかマリア…」
「ええ…そうね」
私とクリスはキッチンで湊に失敗した卵焼きを持って迫られる翼を後ろに私とクリスはその場を後にした
〜マリアside out〜
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