戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
あれから1週間、俺達はヘリで南極に向かっている
『総員棺の浮上に備えるんだ』
おっさんの言葉を聞いてマリア達が立ち上がり扉を開ける
「寒〜!何処の誰だよ!南半球は夏真っ盛りだなんて言ってたのは!!」
「でっデ〜ス!」
響の問いかけに切歌が手を上げる
「全く、夏でも寒い場所は寒いに決まってんだろ。俺は先に行くからな」
〜Hellfire chamael tron〜
そう言って俺はマリア達より先にヘリから飛び降り聖詠を行いシンフォギアを纏う
『湊さん避けて下さい!』
「わかってる!イグナイトモジュール、抜剣」
俺はイグナイトモードに移行して赤と黒が混ざった様な光線を交わすとその光線は程なくして止まり棺が姿を表す
「随分なお出迎えだな、しっかしあれが棺とはな」
姿を表した棺はとても一般的に知られてる棺とは程遠い見かけをしていた。
「先走り過ぎデスよ湊」
「本当、ちょっと焦った」
後からヘリを降りた切歌と調が俺の隣でそう言う
「全く、貴方はそうやっていつもいつも無茶をする」
「悪いなマリア、にしても響の力と互角か」
「それでも私達の中の誰1人として気持ちでは負けていない!」
そう言うと再び棺の怪物が光線を放つ
「甘えんだよ!」
《紅蓮の銃口》
マリア達は散り散りに飛んで交わし俺は迎え撃ち相殺する
「避けなさい湊!」
マリアの言葉に反応して反射的に後ろに下がるとそこに氷の結晶に似た何かが現れ辺りに緑の炎を出現させる
「何なんだよあのデタラメは!どうする」
「どうもこうも止めるしか無いじゃない!」
そう言ってマリアは後ろの観測基地を見る
「旋回しつつ距離を詰めろ!観測基地には近づけさせるな!「言われなくとも!」待て湊!!」
俺は翼の制止を無視して棺の怪物に向かって行く
「私達も行くデスよ調!」
「うん、切ちゃん」
そう言って切歌と調もついて来る
「これでも喰らうデス!」
「はあ!」
「此奴も持ってけ!!」
《切・呪リeッTぉ》
《α式 百輪廻》
《紅炎華》
攻撃を上に飛んで交わす棺の怪物だが響に地面に打ち付けられる
「そら!」
《MEGA DETH PARTY》
クリスが内蔵の多連装射出器から追尾式の小型ミサイルを一斉に発射する
「今なら」
俺は動きが止まったと思い込み煙の上がる中接近して追撃を行おうとしたがそれがいけなかった
「な!?此奴今のが効いてないのか!?」
「逃げろ湊!!」
翼にそう言われ距離を取ろうとするが間に合うはずもなく俺は棺の怪物に観測基地の付近まで吹き飛ばされて気を失った
〜切歌side〜
「邪魔デス!」
「どいて!」
《非常Σ式 禁月輪》
湊が吹き飛ばされ後、棺が作り出したトゲが姿を変えた雑魚を切り刻みながら私と調はあの棺の化け物に向けて突き進んで行く
「下がれ暁!月読!」
《千ノ落涙》
「翼さんの言う通り一度下がろう切ちゃん」
「わかったデスよ」
調の言う通りに後ろに下がる
「後は任せなさい切歌」
「任せたデスよマリア、響さん」
私はすれ違ったマリアと響さんにそう言う
「切ちゃん湊は大丈夫かな?」
「きっと大丈夫デスよ調。それより今はあの棺を倒すのが先デス」
そう言いながらも湊が心配になり観測基地のある方角を見る
「マリア!響さん!」
調が慌てて2人の名前を呼びながら向かって行く方には倒れている響さんとマリアが居た
「2人共しっかりするデスよ!」
「来るぞ!」
「間に合え!!」
クリスさんが私達を守る形で前に出てリフレクターを使う
「ぐっ!!」
「耐えろ雪音!!」
「わかってる!だけど…もう持たねえ!」
クリスさんがそう言ったのと同時にリフレクターは破られた
〜切歌side out〜
「痛…流石に効いたな…彼奴らは!!」
俺が棺の怪物の方を見ると薄らと氷の結晶に包まれるクリスのギアが見えた
(わかってた筈なのに、俺1人じゃ足止めすら出来ない事くらい…また何も出来ないのか…また失うのか…俺は…)
自分の無気力感に浸って居ると2人の男性が観測基地の中から出て来た
「お前正気か!?」
「正気だよ、それに女の子がこんな寒い所でお腹を冷やしたら大変だろ!」
男の1人がそう言って照明弾を撃ち上げる
(そんな理由で自らの命を危険に晒すのか…全く…何処にでも居るもんなんだな馬鹿は…でも)
案の定棺の怪物は進行を停止してこちらに向かって光線を放つ
「シンフォギアも纏えない奴に守られてる様じゃ俺もまだまだなのかもな」
そう呟き結晶を砕く
「やっぱりこうなったじゃねえか!何だ!?」
放たれた光線が観測基地に当たる前に迎え撃ち相殺する
「何が起きたんだ…「何でも良い早く逃げるぞ!」ああ」
照明弾を撃った男性は不思議に思いながらも観測基地の中に戻って行く
「それじゃあ俺も行くか」
俺はそう言って棺の怪物が見える方角に向かって行った
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