戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
翌日俺は電話の着信音で目が覚めた
『もしもし未来?』
電話に出ると何処かで聞き覚えのある声が聞こえた
「誰だよこんな朝っぱらから…」
待てよこの声もしかして
「お前立花か?」
頼む間違いであってくれ!
『ふぇ!?湊君!?』
マジで立花かよ!?
『なっ何で湊君が!?』
こっちが聞きてーよ!!
「そりゃ俺の携帯だし…と言うか何でお前俺の番号知ってんだ!?」
誰だ!誰が立花に教えたんだ!?
『わっ私は未来が書いてあった番号に電話しただけなんだけど』
彼奴か!!
「あの野郎、立花お前は何も知らない良いな?俺の番号も忘れろじゃあな」
俺はそう言って電話を切る。さてどうしたものか俺は彼奴の部屋を知らないかと言ってこのまま放置してアジトがバレたらアウトだ
「此処で考えても仕方ねーし、取り敢えず起きるか」
俺は自室を出て台所に向かう
「おはよう…湊」
しばらくすると調が起きて来たが目の下にクマが出来ている
「おはようお前俺と小日向より先に寝たのになんかあったのか?」
「夜遅くに飲みすぎた切ちゃんに何度かトイレで起こされて、小日向さんに頼んでって言ったら今日会ったばかりの人にそんなの頼めないって言うからそれに付き合ってだからまだ眠いけどこの時間に起きる習慣がついちゃってるからこれ以上は寝られなくなった」
大変だったんだな調
「お疲れ調」
そう言って俺はカップに牛乳を入れて調に渡す
「ありがとう…湊」
やばそうだな、今にも寝そうだし
「調もう少し寝て来たらどうだ?」
「大丈夫…だよ…湊」
いやとても大丈夫そうには見えないんだが…
「おはよう雪音君、調ちゃん」
「「おはよう小日向(小日向さん)」」
そんなやりとりをしてると小日向が起きて来た
「そうだ!小日向お前置き手紙みたいなのした時に俺の番号書いただろ!朝立花からそれで電話が来たんだがどう言うつもりだ!」
小日向の顔を見てその事を思い出しそう聞く
「響本当に電話したんだ…それで響は何て?」
「お前が手紙に書いてた番号に電話したら俺が電話に出たみたいだ。お前何してくれてんだよ」
俺がそう言うと小日向は何か言いたそうな顔をする
「それについてはごめんね、でも私も思う所があってした事なの」
「思う所ってなんだよ」
「クリスの事教えてくれたら私もおしえるよ」
そう来たか、そう言えばさっきから調が一言も喋らないんだがまさか
「……」
やっぱり寝てたか
「おい調、此処じゃ風邪引くからせめてベットに行け?」
そう言って調を起こそうとするが一向に起きる気配がない
(仕方ないか)
そう思って俺は調を抱える
「小日向フライパンのベーコンと目玉焼きを自分で皿に乗せて先に食べててくれ俺は一先ず調を俺の部屋のベットに寝かせて来る」
「うん、雪音君女の子は丁寧に扱わないとダメだよ」
小日向はそう言って椅子から立ち上がりフライパンから自分の分のベーコンと目玉焼きを取ったのを見て俺は調を自分の部屋のベットに運ぶ
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