戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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216話

〜マリアside〜

 

「ヘリの発艦準備は完了ですいつでも」

 

「ああ…だが」

 

風鳴司令が何かを言おうとした時にモニターに映像が映し出される彼女は

 

「その姿は」

 

『久しいな、と言っても俺はお前達の事は見ていたがな』

 

「本当にキャロル・マールス・ディーンハイムなのか?一体どうやって」

 

そう彼女は行方不明になって居た筈その彼女がどうして

 

『脳内ストレージをおかしな機械で観測して居た奴が居てだな、そいつが拾い集めた思い出の断片をコピペの繰り返しで強度ある擬似人格と錬金術的に再構築しただけだ』

 

「だけなんだ…」

 

「コピペ、最先端な錬金術デスね」

 

確かに最先端な錬金術ではあるがそれ以上に気になる事がある

 

「エルフナイン君はどうなって居る?」

 

そう1番気になるのはエルフナイン自身の安否

 

『安心しろ今の主人格はこの俺だが必要で有れば彼奴に譲る事も不可能ではない。エルフナインだっての頼みだ脱出までの駄賃に雪音湊を奪還する…その為にお前達の暇な手を貸して貰うぞ』

 

風鳴司令の問いかけにキャロルはそう答えた

 

「湊の神…確か白竜だったかしら?彼女はどうしたの?」

 

『彼奴なら通信が繋がったと同時にやりたい事があると言って何処かに向かって行った。全く自分の主人なのだから自分で助け出せば良いものの』

 

それで彼女はそこに居ないのね

 

「その物言いに物言いなのだが…」

 

「私達に手伝える事なの?」

 

内容によっては私達では何も出来ない物があるのでそう聞くとキャロルはモニターに別の映像を映す

 

「これを破壊して貰う」

 

「な!?それが出来れば私らも「出来る」!!」

 

キャロルはクリスが言い切る前に出来ると言う

 

『此処はチフォージュ・シャトーその気になれば世界すら解剖可能なワルドデストラクター。残された猶予に全てをかける必要がある。お前達は神の力シェムハの破壊を、そして俺達は力の器たる依り代の少年を救い出す2段に構えるぞ』

 

キャロルはそう言うと作戦の詳細を話し始めた

 

『古来より人は世界のあり方に神を感じ、しばしば両者を同一の物と奉ってきた。その概念にメスを入れるチフォージュ・シャトーで有れば攻略も可能だ』

 

「これも一種の哲学兵装、ですが今のシャトーにそれだけの質力を賄う事は『無理であろうな』やはりそうですか」

 

『だがチフォージュ・シャトーは様々な聖遺物が複合するメガストラクチャー、で有れば他に動かす手段は想像に難くなかろう』

 

キャロルにそう言われた私達にはそれが何か直ぐに理解出来た

 

「フォニックゲインだな?」

 

『想定外の運用故に動作の保証は出来かねるが』

 

「やれる、やってみせる!」

 

「あの頃より強くなった私達を見せつけてやるデスよ」

 

『決まりだな、ではあのデカブツは任せたぞ』

 

キャロルはそう言って通信を切った

 

〜マリアside out〜

 

〜未来side〜

 

「お主…起きんかお主」

 

私は誰かに揺さぶられる感覚で目を覚ますとそこには見知らぬ人が居た

 

「あの貴方は…」

 

「うむ、童は白竜名は琥珀じゃ、主人に眠る神…お主にも雪音湊と言った方が分かりやすかろう。今日此処にきたのは他でもないお主に頼みたいことがあるんじゃ」

 

「私に?」

 

琥珀さんは私の言葉に頷き頼みたい事の内容を話してくれた

 

「私に…私に出来るでしょうか?」

 

「お主なら大丈夫じゃ、今はお主にしか出来ん頼りにしておるぞ小日向未来よ」

 

「はい!」

 

私はそう言って琥珀さんに頷いた

 

〜未来side out〜




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